ちょっと調べれば分かることを、「分からない」と聞いてくる人がいる。
仕事でも、プライベートでも。
パソコンの使い方、スマホの使い方、会議室の予約の仕方、社内システムの使い方・・・。
「分からないから教えてくれ」が、彼らの合言葉。しかも、そういう人に限ってパソコンから変な音がしてたり、「どうやったらこんなことになるんだ?」という状況に陥っていたりする。普通に使っていたら、パソコンからそんな音はしない。
管理人は声を大にして言いたい。
「分からないんじゃない。分かろうとしていないだけだ」と。
人生は学びの連続
人間は、全員が何も知らない赤ん坊として生まれてくる。
言葉も、計算も、パパやママの名前も、何も分からない。生まれた瞬間から、いろいろなことを学んでいく。言葉、文字、計算、人付き合い・・・これらはすべて「生きるために必要なこと」だ。
義務教育期間が終了したら、それまでの学びの量と内容に応じた進学先の高校でまた多くのことを学ぶ。大多数は大学でさらに学び、就職したらさらにより多くのことを学ぶことになる。
大学入試で試験官に「答えが分からないから教えてくれ」とは言えない。
生きていくためには、自分で学ぶしかない。
学ぶことは、人間が環境に適応する唯一の方法なのだ。
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答えを教えるのではなく、調べ方(考え方)を教える

会社の若手にも、「分からない」と相談してくる子はいる。
管理職として、答えは絶対に教えない。教えるのは「答えにたどり着くまでの考え方」(調べ方)。
調べ方・考え方が分かれば、徐々に自分だけで調べ、考える力が付き、自分で答えを探せるようになる。
答えを教えてしまえば、調べる・考える力がつかず、いつも上司・同僚に頼る。
自分で答えに辿りつくために、常に自分で調べ、考える。それが、会社で生存するために必要な力になる。
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「分からない」のか「分かる気がない」のか
一方、「分かる気がない」人に限って、そういう教え方を望まない。すぐに答えを求めてくる。
典型的なのは、例えば両親世代など高齢者への「スマホの使い方」のレクチャー。
スマホの使い方なんて、簡単に説明できない。外国人からすぐに使えるようになる箸の使い方教えてくれって言われているようなもの。
教えることはできるけど、本当に使えるようになるにはもう使ってみるしかない。使っていく中で、分からないことは自分で調べて解決するしかないってことは、使ったことのある人は分かってる。
分かろうとしていない人には、いくら教えても分からない。
なぜなら、自分で知ろうとしていないから。
スマホを本当に使えるようになりたいなら、まずは自分でスマホを買ってみて、分からないなりに3日3晩いじり倒し、分かんないことはネットで調べたり、子どもに聞いたりして試行錯誤すれば、絶対に使えるようになる。
つまり「分からない」のではなく、「分かろうとしていない」だけ。
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分かろうとしなくなるのが、老化の第一歩
人間は生存のために環境に適応し続ける必要がある。
そのためには、環境変化を敏感に察知し、その変化に対応していくことが必要。
インターネットの登場、スマートフォンの登場・・数十年前には全く考えられなかったことが、現実となっている。今後は、AIや蓄電池技術、EVなどの新技術がどんどん台頭してくることが予想される。
でも、90歳を超えても、「学ぶ気持ち」さえあれば、スマホを使いこなすことは可能。
しかし、「これは自分には分からない(分かる必要もない)」と思った瞬間に、50歳でもスマホには縁遠くなる。
そして、その瞬間から、環境適応をしなくなる=老化がはじまる。
いつも最先端のアイテムを貪欲に使いこなす。これこそが、老化防止につながると思う。
・・・というのも、管理人の親が海外旅行の旅に「海外でスマホ使いたい」「でも、使い方がよー分からん」「使い方間違えるとトンでもない料金請求されるから心配」といってうるさいから。
使い方教えても、そもそも「分かろうとする気がない」人たちなので、絶対にわからない。時間の無駄。
関連記事:海外旅行での携帯電話・スマホ利用は簡単。設定と高額請求に悩む必要はもうない
上記記事でも紹介しましたが、管理人は日本で設定できる海外SIMであらかじめ設定したスマホを持たせて、海外旅行に送り出しています。
そもそも「分かる気がない」人に、いくらレクチャーしても無駄ですからね。
世の中に分からないことはない。分かろうとしてないだけ。
分かろうとしていない人に無駄な時間を取るのは、もうやめましょう。