羽田ー北京を結ぶANAのNH961ビジネスクラスで北京へ出発し、12時30分頃北京首都国際空港へ到着。
その後、16時45分北京発の、エアチャイナCA159便ビジネスクラスで名古屋へ出発するという、かなりの強行軍で、北京首都国際空港を国際線の乗り継ぎで利用しましたので、乗り継ぎ方法と大体の所要時間をご参考までにお知らせしたいと思います。
まずは、結論から申し上げますと・・。
北京首都国際空港の乗り継ぎは、超時間かかり(読めない)、超ストレスかかる体験ができる、まさに異次元空間でした。異次元空間という噂は聞いていましたが、これ、本当ですよ。
賢明なあなたには、できれば近づかないようおすすめしたいと思います。
でも、どうしても旅程上乗り継ぎで訪問する必要がある人は、この記事で大体のイメージをつかんでいただければ幸いです。
北京までのビジネスクラスはどうだったの?思った方は下記関連記事▼をどうぞ
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目次
国際線乗り継ぎカウンターまで、ひたすら歩く

北京首都国際空港は、とにかく無駄にデカいんですよね。日本人的には「これ、なんか意味あるの?」って感じる空間が、搭乗ゲートからかなりの距離で続きます。
到着するゲートにもよりますが、下手するとトランジットゲートまでは10分くらいは歩きます。到着が沖止め+バスとかだとさらに+10~20分は時間がかかると考えた方がよいと思います。この時点で、トランジットでも無駄な時間がかかるのは確定です。

いたるところに「Transfer」の表示がありますので、方向を間違うことはないです。ただ、遠いですけどね。
方向を間違える可能性が低いもう一つの理由は、なんとこのだだっ広い北京首都国際空港で、国際線乗り継ぎカウンターは2つしかないんですよ。
必然的にそこにたどり着きます。
ちなみに、2つって、2か所ってわけではありませんよ。この巨大な北京首都国際空港に、トランジットカウンターは1つしかないんです。この1つの乗り継ぎカウンターに、2人しか係員がいないんです。完全に頭おかしい作りになっています。絶対並びますよ、こんなんって感じです。
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チケット未発券の方は、航空会社カウンターで発券

乗り換えのためには、日本語で「国際線乗り継ぎのお客様」という表示がありますので、この方向にずんずん進みます。
そして、すでに行列感のある、何かカオスな雰囲気が漂ってきているのがお分かりでしょうか。え・・・なんかすでにとんでもなく並んでるんですけど・・。

この行列の手前に、写真では若干切れてしまっていますが航空会社のカウンターがあります。トランジット後の出発便を未発券の方はここでチケットを発券しましょう。※この航空会社カウンターにはさすがに行列はありません。
ちなみに、写真が途切れていると書きましたが、これを正確に言うと、航空会社のカウンターの写真を撮ったら、烈火のごとく怒られるのでまっすぐ写真は撮れないんですよ
ここまで利用してきたANAの場合は、オンラインチェックイン可能だったので、カウンターには一切立ち寄らなかったんですが・・・こんな感じなら、日本でチェックインしておいた方が無難ですね。
当日現地で、エアチャイナでもオンラインチェックインできるのかな・・と思いHPを見てみましたが、全然無理でした。仕方ないので、カウンターに立ち寄り、発券をお願いします。
カウンターの係員も一言余計
係員にe-チケットを見せて発券を依頼します。
係員:ハロー。えーっと・・今、羽田から北京に到着ね。そして・・ここから名古屋?確認だけど、あなた、いつ北京についたの?
私:今日ですね。
係員:今、羽田から北京に到着して、今から北京から名古屋?今日?信じられない。何やってんの?
私:(・・・うるせえな)
係員:はい。チケットよ。
一言余計なんですよね~。
そして、ここからどこに行けとかそういう案内も皆無なので、超不親切です。中国とはそういうもの・・と割り切って考えましょう。
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「空港を離れることが可能」な乗り継ぎカウンターに間違えて並ばないよう注意

この航空会社カウンターの隣にあるのが、「24-72 hour International Transfer(Apply for Leaving Airport) 」のカウンターです。
これは、中国には「24時間以上、72時間以内であれば(+指定された国の国民であれば)通過査証なしで入国でき、空港を離れることができる」という入国方法があり、この入国カウンター。
2013年1月1日より,以下の国の国民で,有効なパスポートなどの国際旅行証明と,72時間以内の搭乗日時と座席が確定された第三国(地域)への乗り継ぎ航空券を所持し,北京首都空港,上海浦東空港,上海虹橋空港から第三国(地域)へ乗り継ぎをする場合,72時間以内は通過査証が免除される(空港から外に出てもよい).
※在日本中国大使館HPより引用

もうげっそり。なんですか、この大行列。
見てると、まったく進んでいる様子がないんですよ。多分これ1人通過するのに10分以上かかっていると思います。ぱっと見50人以上は並んでいるので、500分・・9時間くらいはかかってしまう感じです。
でも、係員は2人だけなんですよ。全く、この行列を早期に処理しようという気持ちを感じません。
なので、この周辺だけ異様に人口密度が高い、カオス空間を形成しています。
このカウンターは時間帯によっては異様に混雑しており、「Transfer」という文字もあり一瞬ここに並ぶのか?と焦るのですが、実は、このカウンターは前述のとおり、「24時間以上、72時間以内であれば(+指定された国の国民であれば)通過査証なしで入国でき、空港を離れることができる」制度を利用する方のためのカウンターです。
24時間以内の乗り換えで空港を離れない場合、ここに並ぶ必要はありません。
私自身はホッとしましたが・・しかし・・これ、突破するのに何時間かかるんだろう?皆さん、良くもまあ黙って並んでるなと思いますね。
そして、空港職員も入国審査員も、誰もこの行列を何とかしようとは思わないのか?と思いつつ、取り急ぎ、先に進みます。
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日本語表示のあるカウンターで、パスポートと航空券をチェック

24時間以内の国際線の乗り継ぎで並ぶべきカウンターはこちら▲です。
日本語表示などもあり親切だとは思いますが、当然ながら係員の誘導などは皆無です。
また、この時は列がほとんどなく、10分程度で突破できましたが、この先のカウンターの数は前述のとおり2つしかありません。
時間帯によっては、この蛇腹の誘導帯いっぱいに人が並びます。
この超巨大な北京首都国際空港で、トランジットカウンターの係員が2人しかいないって本当ですか?
このトランジットカウンター、パスポートと旅券を見るだけなんですが、やけに横柄で、下手すると突破に1時間以上かかることもありますので、注意が必要です。

このように、チケットにトランジットの判子を押されるだけなんです。
これって、なんの意味があるんだろう・・と思っては負けですので、意味があると思い込んでおきます。
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手荷物検査がまた強烈に時間がかかる

チケットチェックが終わったら、最後の関門「セキュリティチェック」が待っています。
そして・・これがまたクソ時間がかかるんですよ。列が全然進みません。とにかく時間がかかります。
この行列の先のセキュリティチェックは中国人民の皆さんと同じ列に合流するのですが、それとこの行列とはあまり関係ないです。
理由は、とにかくセキュリティチェックが厳重なんです。人民の皆さんも、かなりセキュリティチェック対策は万全で搭乗されていますが、それ以上にチェックが厳重です。
ちなみに、私がこの列を突破するのにかかった時間は約40分です。
乗り継ぎまでもう時間がない!という人は、時折通りかかる係員になるべく大声の英語で事情を説明しましょう。すると、「OK、先に行け。」と許しを貰えます。
ただ、許しを貰えるだけで先導してくれるわけではないので、後は強引に列の先頭に出て行くしかありません。
この場合、できるだけ大声で事情を説明しておくと、周りも「そういうことなら」と納得してくれるので、前に出ていきやすいです。
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やっと解放。所要時間は60分

厳重なセキュリティチェックが終わり、やっと解放されました・・・。所要時間は到着から60分です。
行列が少な目、しかも単独旅で身軽でこれですから、子連れや複数人での旅行なら、さらに時間がかかるはずだと思います。
この時間のかかることに加え、とにかく係員の数が少なく、案内や誘導がほとんどない不親切さ(行列に対する関心が全くない)にイライラします。
私は、もう二度と、プライベートの乗り継ぎで中国の空港を使うことはないでしょう。
あなたにも決しておすすめはしませんが、使われる場合はこの記事も参考に、なるべく乗り継ぎ時間には余裕をもって利用されることをおすすめします。
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