ウェスティンリゾート・グアムのRBC(ロイヤルビーチクラブ)ルームに3連泊で宿泊してきました。
予約しておいたのは、子連れ旅行に超便利な、朝食無料のRBCラウンジなど様々な特典が利用可能なRBC(ロイヤルビーチクラブ)ルームの「パーシャルオーシャンビュールーム」(部分的に海の見えるお部屋)です。
そして、私はSPGアメックスホルダーですが、果たして気になるお部屋の特典アップグレードはあったのか?アップグレード後のお部屋はどんなお部屋なのか?
この記事では、SPGアメックスのゴールドエリート特典を利用したウエスティンリゾート・グアムのRBCルーム アップグレード結果と実際のお部屋の様子をご紹介します。
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ウエスティンリゾート・グアムのお部屋のグレード
ランク | 一般ルーム | ロイヤルビーチクラブルーム |
1 | デラックス(パーシャルオーシャンビュー) | |
2 | コーナー(ヒルサイドビュー) | |
3 | デラックス(オーシャンビュー) | |
4 | RBC(パーシャルオーシャンビュー) | |
5 | RBC(オーシャンビュー) | |
6 | プレミアムオーシャンフロント | |
7 | オーシャンフロントヴィラ | |
8 | RBCスイート | |
9 | RBCエグゼクティブスイート | |
10 | プレジデンシャルスイート |
まずこちらが、ウエスティンリゾート・グアムで予約・選択できるお部屋のランクになります。
部屋のランクが大きく2つに分かれているのがお分かりでしょうか。「ロイヤルビーチクラブ(RBC)」ルームか、そうでない一般ルームか、ということですね。ちなみに、RBCルームで用意されている特典は、以下のとおりです。
- 高層に位置した客室
- RBCラウンジでの無料コンチネンタル朝食提供(毎日6:30~10:30)
- RBCラウンジでの無料カクテル(アルコール)提供(毎日5:00~7:00)
- RBCラウンジでの軽食・ソフトドリンク提供(毎日6:00~22:00)
- クラブ専用カバナ利用可能(無料:予約要)
- プールサイドバーで無料のミネラルウォーター提供
- 100%禁煙客室
- RBC専用レセプション
- ショッピングシャトルサービス(グアムプレミアムアウトレット/Kマート/マイクロネシアモール)
- 無料Wifiサービス
今回の子連れ旅行で特にお得に感じるのは、ラウンジでの朝食およびカクテルタイム(アルコールあり)ですね。
その他にも、無料WifiサービスやRBC専用レセプション、ショッピングシャトルサービス、クラブ専用カバナ(ビーチサイドの天蓋付ベンチ)の無料レンタルなど、クラブフロア宿泊者専用のサービスが満載です。
気になるのは、RBCルームと一般ルーム、これら特典まで含めるとどちらがお得なのか?ということですよね。私は今回子連れでの訪問ですので、子連れ目線でコスト/メリットを比較してみました。
子連れ宿泊の場合、一般ルームとRBCルームはどちらがお得か?
早速、費用(コスト)とメリットを比較してみます。
まず、コストから。RBCルームの最低価格帯である「パーシャルオーシャンビュールーム」と、一般ルームの最低価格帯である「デラックスルーム(パーシャルオーシャンビュー)」の宿泊料金の価格差は、時期によって異なりますが1泊あたり50$~90$程度になります。

一方、ホテルの1Fにある朝食会場「テイスト」の朝食料金がこちらです。大人1人あたり27.5$、子ども1人あたり13.75$(6歳~11歳まで)かかります。(サービス料別)
つまり、大人2名、子ども1名の場合、トータルのサービス料込で、朝食だけで75$近くかかってしまいます。つまり、一般ルームとRBCルームの差額は、朝食代金でほぼ相殺できてしまうということになります。
もちろん、都度前日にABCストアに朝食を買い出しに行ったり、カップラーメンで済ませるということも可能ではありますが、折角ビーチリゾートに行っているのに味気ない&面倒くさい。近くのお店に朝食で外出しても良いですが、子連れで行った場合はこれはこれで結構な手間です。
ちなみに、私が宿泊した時期は、一般ルームとRBCルームの1泊あたりの価格差が50$くらいでした。もちろん「テイスト」の朝食とクラブラウンジの朝食を比較すれば、内容は確実にクラブラウンジの方が劣るのは確かです。
それでも、子連れで行った場合、無料朝食がホテル内で簡単に食べられるのは非常に魅力的なんです。
子どもを着替えさせて、歩かせて、ホテル外まで朝食を食べに行って、戻って・・と考えると2時間は余裕で取られますが、ホテル内なら45分程度でサクッと済ませることができます。旅行先でこの1時間のメリットはデカいです。
子連れの場合、早朝たたき起こすと夕方以降がグダグダになりますので、朝もゆっくり目がいいですからね。

そして、子連れ旅行で地味に使えるのがビーチでのRBC専用「カバナ」利用サービス。(実際の写真です)
ビーチサイド/プールサイドでは、レンタルで借りたタオルや子どもの浮き輪など様々な小物を置いておく場所、兼、一休みするための「荷物おき」の拠点があると便利です。
この「カバナ」は、その拠点として、さらにビーチサイドで寝転ぶ休息場所として使え、さらにRBCルーム宿泊者は予約しておくことで確実に使えるので、かなり利便性が高いサービスです。(カバナの予約は、前日までにRBCフロアの専用レセプションで行います。)
これらの付帯サービスをトータルすれば、子連れ旅行の場合RBCルームの方が結局お得では・・?
そう考えて、RBCルームのうち一番お安いお部屋である「パーシャルオーシャンビュールーム」を予約して訪問しました。後は、SPGアメックスカードのお部屋アップグレードに期待です。
※ちなみに、SPGアメックスのお部屋アップグレード特典での、一般ルームからRBCルームへのアップグレードはありえないと思った方が良いです。そもそも含まれている特典が違いますので、この特典まで含めたアップグレードはあり得ません。
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SPGアメックスカードのお部屋アップグレードについて

私が保有しているSPGアメックスカードには、通常年間10回以上の滞在もしくは25泊以上の宿泊を達成した場合にのみ付与される「ゴールド会員資格」が、カード会員特典として自動付与されています。
そしてこのSPGのゴールド会員には、空室状況によりエンハンスドルーム(より良いお部屋)へのアップグレードの特典があるんです。

ただ、3連泊のような宿泊の場合なかなかお部屋のアップグレードは難しいと考えておきましょう。それはそうですよね。上記のとおり、アップグレードは「滞在期間を通じて空室がある場合に限り利用できる」ので、3連泊でゴールドエリート会員の場合、レイトチェックアウトを使えば実質4日間お部屋を占有するわけですから、4日間空いているお部屋にしか、当然アップグレードはできません。
また、ゴールド会員資格の場合、エンハンスドルームには「スイート」は含まれないと明記されています。
SPGアメックスカードの特典アップグレードで「スイートにアップグレードされた!」とかそういったブログ記事も良く見かけますが、その場合ほとんどのケースで「1泊2日」かつ「SPGプラチナ会員」資格であるように思います。
連泊以上の利用で、SPGアメックスホルダーのいわゆる「平ゴールド会員」の場合アップグレードがあったら儲けもの、くらいの気持ちで宿泊した方が無難でしょう。(さらに、国内のSPG系列ホテルの場合、SPGアメックスホルダーが増えすぎの様子ですので、平ゴールド会員の場合アップグレードには過度な期待は禁物です。)
また、細かい点ですが、お部屋のアップグレード特典はBooking.comなどのホテル予約サイトからの予約では適用されません。ゴールド特典を利用したい場合は、必ずホテル公式サイトから予約するようにしてください。
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RBCルームのチェックインは専用レセプションで

さて、前置きが長くなりましたが、早速チェックインしていきます。
ウエスティン・リゾート・グアムのRBCルーム宿泊者のチェックインは、L(ロビー)フロアにあるソファー完備の「RBCルーム専用レセプション」で行います。ちょっと時間のかかるチェックインも、このレセプションなら座ってチェックイン可能なので、子どもも大満足です。
ちなみに、右にちらっと見えるのが一般ルーム宿泊者用のカウンターです。こちらは当然立ったまま、また時間帯によっては大混雑の中のチェックインになりますので、まずチェックイン時点から、子連れ旅行でRBCルームを利用した甲斐があったというものですよね。
この専用レセプションには、一応SPGゴールド&プラチナメンバーという表記もありますので、一般ルーム宿泊のSPGゴールドメンバーでも利用できるようです。(試したわけではないのでわかりませんが)
チェックインに際し、まずは「ゴールドエリート会員さま、いつもご利用ありがとうございます」とのご挨拶がありました。まずはしっかりゴールド会員として認識されていることが分かり、ちょっと安心です。

次に確認があったのが、ウェルカム・ギフトです。ボーナス スターポイント/お部屋での無料インターネット/ドリンクサービス(1滞在につき1回)から選べます。
RBCルームの場合、お部屋での無料インターネットはRBCルーム特典として無料サービスが含まれていますので、ここはボーナススターポイントにします。子どもはウエルカムドリンクが欲しそうでしたが、クラブラウンジに行けばドリンクは飲み放題ですので、ここはスターポイント一択です。

このように、250スターポイントが確かに反映されていました。
そして、もう一つのゴールド会員特典である16時までのレイトチェックアウトも当然OK。最終日の帰国便は夕方17時出発なので、ぎりぎりまで部屋が使えるのも子連れには非常にありがたいポイントです。
と、ここまでは、SPGアメックスによるSPGゴールド会員特典をしっかり享受できてました。
しかし、気になるのはお部屋のアップグレードは果たしてしてもらえたのか?ということです。
結論から申し上げますと、このチェックイン時点ではお部屋のアップグレードに関する言及は一切ありませんでした。(特段期待はしていなかったので、私からも確認しませんでした。)
ルームキーを発行してもらい、お部屋に向かいます。
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SPGアメックスでのお部屋アップグレード結果は?

RBC専用フロアでエレベーターを降り、お部屋に向かう途中の写真がこちらです。画面上部に見える「EXIT」の向こう側の明るい窓の向こうは、海です。
そして、私に指定されたお部屋はまだこの先。これは・・かなり海に近いお部屋のようです。

お部屋に入ってバルコニーに出ると、そこには全面の海が。子ども達も大歓声です。
どうやら、RBCルームの「オーシャンビュールーム」(しかもかなりのオーシャンフロント)にアップグレードされたようです。チェックイン時に何も言われなかったので、これはかなり嬉しい誤算でした。
ランク | 一般ルーム | ロイヤルビーチクラブルーム |
1 | デラックス(パーシャルオーシャンビュー) | |
2 | コーナー(ヒルサイドビュー) | |
3 | デラックス(オーシャンビュー) | |
4 | RBC(パーシャルオーシャンビュー) | |
5 | →RBC(オーシャンビュー) | |
6 | プレミアムオーシャンフロント | |
7 | オーシャンフロントヴィラ | |
8 | RBCスイート | |
9 | RBCエグゼクティブスイート | |
10 | プレジデンシャルスイート |
もともと予約して訪問したランク4の「RBCルーム(パーシャルオーシャンビュー)」から、ランク5の「RBC(オーシャンビュー)」へのアップグレードです。
そして、前述のとおり、公式サイト上ゴールド特典でのお部屋のアップグレードは、「スイート」は対象外となっています。
ということは、RBCルームとしては最高のアップグレードを受けられた、ということになりますね。

具体的なお部屋の位置は上記赤枠内になります。(公式HPから画像をお借りしました。)
ちなみに、赤枠内より左のより海側のお部屋は、バルコニーを2つ占有したより面積の広い上位クラスのお部屋となっていますので、RBCルームのオーシャンビュールームとしては最も海に近いお部屋だといえます。

タモン湾に沈む夕日もくっきり見える、最高のロケーションのお部屋でした。

日によって、そして天気によって変わるグアムの海を眺めつつ、最高のバカンスを過ごさせていただきました。
ありがとう、SPGアメックスカード。国内では会員数が増えすぎの弊害が出ているようですが、外国ではまだまだ特典利用者も少なく、メリットが享受できますね。
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RBCルーム(オーシャンビュー)のお部屋紹介

次にお部屋の設備など詳細をご紹介していきます。
まず、ロイヤルビーチクラブルームは客室サイズ39-51㎡で、実はデラックスルームと造りは同じです。


十分な大きさのクイーンベッドが2台ある、ごく普通のお部屋ですね。ベッドの大きさは大人2人で余裕で寝られる広さなので、子どもは子ども、親は親と分けて寝れば、添い寝なしでも十分寝られます。子どもの寝相の悪さに苦しめられることもありません。
ただ、全体的な老朽化感は残念ながら否めないと思います。ただ、気になるほどのことはありません。どうしても新築ホテルが良い、という方にはおすすめはできませんが、不満を感じるほどかというとそれほどまで古くさいわけではないです。

ウォッシュレット付トイレと、シャワーブース。

バスタブは別設置。特にシャワーブースは海/プールから戻ってすぐにシャワーを浴びられて、こちらも子連れ旅行では重宝しました。

コーヒー/紅茶の無料セットも一般的。

奥に見えるエビアンは1本5$と有料ですが・・・。

こちらの水は無料です。
このウエスティンリゾート・グアムでは部屋の清掃・シーツ取り換えと、タオル・水の補給は別となっており、使用済みタオルや空ペットボトルなどは清掃時に回収してもらえるのですが、新しい補充は夕方に各部屋を回って希望を聞いてもらえます。(不在時は、電話すれば持ってきてもらえます。)
水もタオルもお願いすれば「貰い放題」です。子ども用のタオル、水ももらえますので、子連れ旅行でも少なくともタオル・水で困ることはありません。

冷蔵庫には、気になるこんな注意書きが。
多分「冷蔵庫の冷えが悪い」といったクレームへの予防線なんでしょうが・・これは部屋によって差があるんでしょうか、私の宿泊した部屋の冷蔵庫はしっかり冷えてくれましたので、特段冷えが悪いといったことはありませんでした。
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専用ラウンジ「RBC」の様子


専用ラウンジ「ロイヤル・ビーチ・クラブ」も期待どおり。
朝食無料、カクテルタイムはアルコール無料のまさに夢の国状態でした。特に朝食にはご飯やお味噌汁もあるので、日本人には嬉しいですよね。
SPGホテルに宿泊する際は、SPGアメックスがあると何かとお得。でも、高額年会費に注意

以上、SPGアメックスのゴールドエリート特典を利用したウエスティンリゾート・グアムのアップグレード情報とアップグレード後のお部屋の様子などをご紹介しました。
またSPG会員になると、毎年のカード継続時に、無料宿泊特典がプレゼントされたり、ホテル内の飲食費用が15%オフになるなど、その他のメリットも満載だと思います。
一方、このカードは年会費が31,000円+税かかるいわゆる「ゴールドカード」です。しかも一年目年会費無料などの特典はなく、いきなり年会費が請求されます。
ただ、例えば無料宿泊特典で、この記事でご紹介したウェスティン・グアムにも宿泊できてしまいます。一泊3万円以上は確実にしますので、元を取るのは簡単です。
上記のように、さらにホテル単価が高いハワイなどで無料宿泊特典を使えば、宿泊費完全無料のハワイ旅なんてこともできてしまいます。
SPGアメックス・・使えば使うほど、手放せないカードですね。
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子連れウエスティンリゾート・グアムの宿泊記/レストラン口コミ

お部屋のアップグレードには本当に大満足です。
チェックインしてちょっとプールなどで遊んだ後、本日の夕食を食べに外出しました。
初日ということもあり、無理をせずホテルの目の前にある日本でもおなじみのイタリアンレストランにしました。下記関連記事に続きます。
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