【豆知識】ANA特典航空券で絶対予約できない提携航空会社のフライトとは?全8路線を一挙ご紹介

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ANAが加盟しているのが、全世界28の航空会社からなる世界最大の航空連合「スターアライアンス」です。

そして、ANAのマイルを貯めることで、ANA便はもちろん、この全世界28の航空会社のフライトも「提携航空会社特典航空券」として、マイルを使って発券することができます。

ただし、この提携特典航空券は提携航空会社に開放しているとき、開放していないときがあったりすることや、開放していても席数が極めて少なかったりするなど、実質的に利用できない、というフライトも存在します。

しかし、これら「一応予約できるけど、特典航空券への開放が少ない」フライトとは別に、そもそもANAマイラーには最初から「予約/利用お断り」路線として、あらかじめ規制されている(決まっている)提携航空会社のフライトがあるって、ご存知でしたか?

ANAマイラーには利用できない提携航空会社のフライト全8路線を、一挙ご紹介したいと思います。

 

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①シンガポール航空A350-900、A380-800、B777-200ER (改装機)、B777-300ERのスイートクラス・ファーストクラス・ビジネスクラス

 

これはかなり有名な「お断りフライト」ですのでご存知の方も多いかもしれません。

ANAのマイルでは、シンガポール航空のA350-900、A380-800、B777-200ER (改装機)、B777-300ERのスイート、ファースト、ビジネスクラスの特典航空券の予約はできません。

 

それもそのはず・・A380の新型スイートクラスなんて、こんなんですからね。

もう飛行機じゃないですよ。高級ホテルの一室か、ここは・・って感じですよね。他社のファーストクラスとはレベルが違うので、同格として扱ってもらっちゃ困るよ!ってところでしょうか。

 

同じく新型A380のビジネスクラスの座席がこちらです。うっひょー。

 

真ん中の座席はビジネスクラスでもこんな風にダブルベッド風にベッドメイク可能です。

こりゃ・・凄すぎですよね。

と、散々すごさを強調してきて恐縮ですが、こういうかなりラグジュアリー感高い、A380をはじめとしたシンガポール航空の新型上級クラスには、残念ながらANAマイルでは搭乗できません

 

期間限定?旧型内装だから?今ならA380ビジネスクラスの予約が可能

 

このように原則としてシンガポール航空のA380のビジネスクラス以上は、特典航空券での予約はできないはずなんですが・・。

シンガポール航空が期間限定(2018年10月28日~2019年3月31日)で飛ばす関西ーシンガポール間のA380に限り、なんと、ビジネスクラスでの予約ができてしまいます。(ちなみに、ファーストクラス以上の予約は不可能です)

上記のとおり、ANAマイルでしっかり予約できていますよね。

そして、機材のところをご覧ください。「388」となっていますが、これはA380-00のことです。

何故こんな予約が可能になったのかというと、これは推測ですがこの機材は確かにA380ですが内装が旧型であるということと、期間限定ということで、特例として認められているんだと思います。

 

旧型機とはいえ、そこはシンガポール航空のA380。ビジネスクラスのシートはこんなシートですからね・・。

 

楽に2人は座れそうですよ、このビジネスクラスシート。

ちなみにこのシートを作っているメーカーは、フランスの「ゾディアック・エアロスペース」社です。

ビジネスクラスシートの製造メーカーってどこだか知ってる?知られざる航空機シート業界に迫る

2018年5月27日

本来はANAマイルには開放されておらず、乗ることができないシンガポール航空A380のビジネスクラス。ANAマイルでの搭乗は今が大チャンスです。興味がある方は、今なら余裕で予約可能ですよ。

ちなみに、関西ーシンガポール間しか今のところANA特典航空券としては開放されていないようですので、ご注意ください。

 

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②中国国際航空(エアチャイナ)の北京ー平壌区間

 

平壌・・いや・・まあそうでしょうね。

そもそも、北朝鮮と日本との間には国交もありませんので、専門のエージェントでも介さない限り、北朝鮮への渡航は「無理」ですよ。

普通に考えてこの路線を特典航空券で発券できないから困る!という方はいないと思いますので、これは特段残念な制限ではないと思います。

 

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③列車・バス区間

 

日本ではあまりなじみがありませんが、ヨーロッパなどのいわゆる「大陸」では、航空券&鉄道というチケットの販売は一般的なんですよね。

なので、これは「えっ、そうなの?」って感じなんですが、特典航空券は列車・バス区間では利用できないそうなんです。

 

でも、ルフトハンザドイツ航空の特典航空券を発券する際には、ルフトハンザエクスプレス鉄道サービスと、ドイツ鉄道(DB)Rail&FLYサービスが普通に予約できるんです。

にも拘わらず、列車・バス区間は予約できないって公式サイトには書かれているんですが・・これってどういうことなんでしょうね?

 

上記のように、ANAがルフトハンザと提携して、公式にサービスとして展開しているヨーロッパ内鉄道サービスなどは、この規制の対象外。

そう考えてよいのかもしれません。そして、これ以外の加盟各社の列車・バス区間の予約はできない、ということかもしれません。

 

例えば、このエティハド航空のフランス/ドイツの鉄道旅程は予約できませんからね。

そう考えると、ANAのWeb予約システムって、かなり頭良いですよね。予約できる路線はしっかり表示するけれども、予約できない路線はきっちり除外してくれるって、地味ですけどすごいことだと思います。

 

④エティハド航空便名のバス

 

列車・バス区間に続き、さらに意味不明な規制路線が、こちらです。

そもそも「列車・バス区間」の特典航空券での利用はできない、としておきながら、なぜかさらなる特出し区間として「利用できない」と指定されているのが、このエティハド航空のバス区間です。

ちなみに、エティハド航空はエコノミークラスであっても空港とドバイ、もしくはアル・アインの間の高級シャトルバスが利用できますので、もしかするとこのバスのことを言っているのかもしれません。

しかし、そうであったとしたら、無料のシャトルバスくらい使わせてくれよ・・といいたくなりますね。

 

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⑤スイス・インターナショナルエアラインズのファーストクラス

 

シンガポール航空と同じく、スイスインターナショナルエアラインズについても、ANAマイルを利用した特典航空券では、提携会社特典航空券での、ファーストクラスの予約はできません

これは、多分絶対的な席数の少なさに起因していると思われます。

上記の「いかにも」なファーストクラスのキャビンの用意があるのは、スイスインターナショナルエアラインズのB777-300ER機だけなんですが、このB7771機当たりのファーストクラス座席は8席だけです。

そして、スイスインターナショナルエアラインズが保有しているB777-300ERは10機のみ。

スイスといえば、何となくお金持ちがいっぱいのイメージがありますので、他社の特典航空券として開放するくらいなら、自社のお金持ち顧客に乗せたい、ということなんだと思います。

 

⑥エバー航空のプレミアムエコノミークラス

 

エバー航空のプレミアムエコノミークラスは、かなり評判の良いプレエコクラスです。

が、なぜANAマイルでの特典航空券の発券が制限されているのかは・・正直分かりませんね。

プレミアムエコノミークラスは利益率が高く、各社実は意外なドル箱路線ですので・・マイルを利用した特典航空券に簡単に開放せず、自社の利益にしたいということでしょうか。

 

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⑦マカオ航空の9,000番台の便

 

マカオ航空の9,000番台の便名のフライトも、ANAマイルでの特典航空券では発券できません。

そして、このマカオ航空9,000番台のフライトについて、公式サイトには「お申し込みまで進めますが、マカオ航空からの予約回答はありません」との解説があります。

正直、かなりミステリアスな便ですよね。予約回答がない・・何故なんだ?と思ってしまいます。

ちなみに、9,000番台のような、いわゆる4桁の便名の場合、コードシェア便のことが多く、運行主体が自社以外の・・例えばスターアライアンス以外の会社との提携便だったりすることがあるので、スタアラ特典航空券では発券できない、というのも理由としてはわからないわけではありません。

 

でも、上記のとおり、エアマカオの9,000番台便は、別にコードシェア便ということはなく、普通の近距離国際線なんですよね。

ちなみに、9,000番台の路線名は回送便につけられることが多いそうですので・・例えば機材繰りなどの問題により、機材変更が多い路線なのかもしれませんね。

この理由から、他のアライアンス先特典航空券には開放していない・・というのが、最もありそうな理由だと思います。

 

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⑧南アフリカ航空の8,000番台の便

 

マカオ航空に比べて、南アフリカ航空の発券拒否の理由はわかりやすいです。

南アフリカ航空の8,000番台の便は、南アフリカ航空の提携会社である「エアリンク」社運航のコードシェア便になります。

このエアリンク社は、一応南アフリカ航空の提携会社になるので、スターアライアンスの加盟航空会社です。南アフリカからアフリカの小国・・レソトやマダガスカル、ボツワナ、モザンビークなどを結んでいます。

日本のANAマイラーでそんないろんな面で不安の大きいアフリカの小国への旅行を企画するチャレンジャーは少ないと思いますので、これも実害は少ない規制だと思います。

 

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ANAマイルで発券できない国際線特典航空券 まとめ

 

発券できないフライト
シンガポール航空A350-900、A380-800、B777-200ER (改装機)、B777-300ERのスイートクラス・ファーストクラス・ビジネスクラス
中国国際航空(エアチャイナ)の北京ー平壌区間
列車・バス区間
エティハド航空便名のバス
スイス・インターナショナルエアラインズのファーストクラス
エバー航空のプレミアムエコノミークラス
マカオ航空の9,000番台の便
南アフリカ航空の8,000番台の便

 

ANAマイルでの特典航空券では、絶対に(一部例外を除く)特典航空券を発券できないと公式サイトに記載されている、全8路線をまとめたものがこちらになります。

改めて見ると、「ふーん」って感じもしますよね。

実は冒頭にも記載したとおり、これ以外の便でも実際にはほとんど特典航空券の枠は開放されておらず、ほぼ搭乗不可能な便も数多くありますが、公式サイトに「乗れません」と記載されているのは、一応、これが全てです。

この「乗れない便」以外にも、実は上記「電話でしか予約できない便」などもあり・・。

この「電話でしか予約できない」便の中には、「乗り継ぎ便の予約不可」といった、わけのわからない縛りを持った便もあります。

これら、特典航空券発券のルールを十分把握&上手に利用して、お得に特典航空券旅行をしてしまいましょう!

 

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