私がANAマイルを貯めはじめたのが、2016年11月です。
以降、2018年7月までの約19か月で、節目の100万ANAマイルを貯めさせていただきました。
このANAマイルを使って、ビジネスクラスでいろんなところに旅行しました。また、親子4人でビジネスクラスでグアム旅行にも、土日を利用した超贅沢函館旅行にも行きました。
そして、この記事執筆から約半年後にはなりますが、ANAマイルを使ったファーストクラス旅行も控えています。
もちろん、このANAマイラー生活集大成となるファーストクラス旅行の様子は、このブログでしっかり紹介したいと思っています。
だからこそ、心から言いたい言葉。それは「ありがとう。ANAマイル。」
陸マイラー生活で手に入れた溢れんばかりのANAマイルは、本当に私の生活に彩りを与えてくれました。
でも、そのANAマイル「だけ」を貯めまくるANA専門マイラーとしての生活は、一旦卒業しよう。
今はそう思っています。
「貯めやすく」「使いづらい」と言われるANAマイル。約1年半で100万マイルを貯めた陸ミリオンマイラーの私が、なぜ、ANAマイルを追い求める生活に終止符を打とうと決めたのか。
そして、本当に価値のあるマイルの貯め方とは何か。
100万ANAマイルを貯めた今だからこそ分かることを踏まえ、解説したいと思います。
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目次
卒業理由①:ANAマイルは国際線特典航空券枠が少なすぎる

これが、ANA専門マイラー生活卒業の最大の理由です。
ANAマイルは、とにかく国際線のビジネスクラス特典航空券の枠が少なすぎるんです。
特に、子連れマイラーの場合親子で3人、4人分のビジネスクラス特典航空券を発券したいから、陸マイラーを続けていると言っても過言ではありません。
が、ANAの場合親子連れで国際線ビジネスクラスを予約するのは至難の業で・・特に、ハワイ路線のビジネスクラス特典航空券を発券することはほぼ不可能に近いんです。
2019年春以降、ハワイ路線にA380が就航すればもしかするとビジネスクラス特典航空券枠が増枠になるのかもしれません。
が、2018年7月現在、ANA特典航空券で発券できるハワイ路線ビジネスクラスは、通常会員には2席しか開放されていません。
つまり、SFC修行を経て上級会員にならない限り、ANA平会員のままでは、いくらマイルを貯めても親子4人でハワイにビジネスクラスでは行けないんですよ。
また、例え苦しい修行を経て上級会員であるSFC会員の資格を取得しても、ANAの場合、「マイルを利用してビジネスクラスで親子4人でハワイ」、というのはかなりのハードルが高いんです。
というか、ほとんど発券は無理と思った方がよいのではないかと思います。
もちろん、「俺は発券したよ!」という方もいらっしゃいますので、絶対無理というつもりはありませんが、かなりの争奪戦であることは確かです。
少なくとも、「誰でも、いつでも取れるよ」というチケットではない。ここは、議論のないところかと思います。
同じように、例えば私が在住する名古屋から香港路線の場合、ビジネスクラス国際線特典航空券は最大2席しか開放されていません。つまり、ANAの場合いくらマイルを貯めても、ビジネスクラス特典航空券が取れない路線が多すぎるんですよ。
一応、スターアライアンス特典航空券を利用すれば親子4人でビジネスクラスをとれないことも無いのですが、若干発券方法がテクニカルすぎなんですよね。また、行先も結構限定されて、本当に親子で行きたい旅行先のビジネスクラス特典航空券はやはり簡単には取れないんです。
折角貯めたマイルですから、行きたいところに行くためのビジネスクラス国際線特典航空券に交換したい。その意味で、ちょっと使い辛すぎる・・。
これが、ANAマイル「だけ」を貯めるのをやめた理由その①です。
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卒業理由②:ANAマイルは「貯まりすぎ」。マイル消費旅行が結局無駄に

ANA専門マイラーからの卒業の理由その②。
それは、かなり贅沢な理由なのかもしれませんが・・ANAマイルは使いにくい割には、貯まりすぎなんです。
また、この理由は、私がANA専門マイラーだった理由でもあります。だって他のエアラインのマイルが大体1円=0.6マイル~0.5マイルが相場なのに比べ、ANAマイルは1円=0.81ANAマイルに交換することができるんですよ?
同じ1ポイントが、より多額のマイルに交換できる。それなら、ANAマイルに交換しようかなと思っても仕方がないですよね。
このLINEルートでANAマイルを貯める方法なら、夫婦2人で月36,000ANAマイル貯まるので、年間最低でも432,000マイルは貯まります。
でも、理由①でご紹介したとおり、結局いくらマイルを貯めても、親子4人でビジネスクラス特典航空券の発券はかなり厳しいのが現実なので、結局親子でのエコノミー旅行か、ビジネスクラスの場合シングル旅行になってしまうんですよ。
そして、親子でのエコノミー旅行にしても、シングルでのビジネスクラス旅行にしても、そんなに馬鹿みたいにマイルが必要なわけではないので、結局マイルが余るという超贅沢な悩みに遭遇します。
マイルを使うことで航空券はお得に発券できますが、ホテル・食事代などは普通にかかりますからね。
マイルがあるからといって旅行ばっかり行っていると、お金がいくらあっても足りません。
上記関連記事にも書きましたが、ANAマイルをはじめとした各種マイルは、(当然ながら)行きたい旅行先に確実に行けるだけのマイルがあれば、それで充分です。
「貯まりやすい」けれども、ビジネスクラス特典航空券は実は「取りづらい」ANAマイルを沢山持っていても、実は使い道がないですし、マイルを消費するために旅行に行っていると実はものすごくお金の無駄遣いになってしまうんです。
これが、ANA専門マイラーを卒業する理由その②です。
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行きたい旅行先などの目的を決めて、必要な分だけマイルを貯める。これが真にお得なマイルの貯め方

この「使いづらい」割に「貯めやすい」という大きな2つの理由から、ANA専門マイラーからは一旦卒業しようと思っています。
もちろんですが、ANA専門マイラーを卒業するだけで、陸マイラーをやめるつもりはありません。また、ANAマイルも今後も必要な分だけは貯め続けたいと思っています。
JALだろうとシンガポール航空だろうと、航空会社のマイルを貯める方法は、ANAでもそれ以外のマイルでも実は同じです。
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大きくこの2つしかありません。
このうち①ポイントサイトからANAマイルへの交換レートが、最も高い0.81倍なのがANAマイルというだけで、他のマイルも同じ方法で貯めることは可能です。
航空会社 | メリット | 移行率 |
JAL | ハワイ路線のビジネスクラスが4席以上開放 | 0.5倍 |
シンガポール航空 | ANAマイルで発券できない、A350-900、A380-800、B777-200ER 、B777-300ERのスイートクラス・ファーストクラス・ビジネスクラスでの特典航空券が発券可能 | 0.6倍 |
例えば、こんな感じで、JALやシンガポール航空のマイルも、①ポイントサイトのポイントを上記0.5~0.6倍の倍率でマイルに交換することができます。
確かに、ANAマイルの0.81倍より交換倍率は低めではありますが、JAL、シンガポール航空それぞれ違ったメリットがありますからね。
ご覧のとおりJALならハワイ路線のビジネスクラスに親子4人で行ける可能性がありますし、シンガポール航空の場合、ファーストクラスを超えるスイートクラスに乗れてしまうというまさに「夢」の世界を体験できます。
まず、マイルを貯めて一体何がしたいのかという目的を決めて、そのために必要なマイルを着実に貯める。
例えば親子4人でハワイにビジネスクラスに行きたいなら、ANAマイルを貯めていてもいつまでたっても目的達成はできません。
きちんと目的の特典航空券が発券できる航空会社をリサーチし、その目的達成のために必要なマイル数を確実に計算したうえで、その航空会社のマイルを確実に貯める。
これが、最も価値の高いマイルの貯め方ではないかと思います。
ANAマイルだとハワイに親子4人でビジネスクラス旅行したり、シンガポールエアラインのスイートクラスには乗ることはできませんからね。
もちろん、ANAマイルにも目的によっては使い道は当然ありますので、ANAマイルの貯め方を今後ともアップデートして追い続けることはもちろん、今後はさらに幅を広げて、JALマイルやシンガポールエアラインのマイルの貯め方などを継続して研究していきたいと思います。
かなり、やりがいはありますよね。
ANAマイルを貯めまくる生活からは一旦卒業して・・多様なマイルを貯めて、ANAではできない経験を追い求めていきたいと思っています。
年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちら▼から
【まずここからご覧ください】当ブログにアップされている、年間50万マイル貯めて特典航空券をガンガン発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下▼にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。
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