SMBC日興証券が、最大で60,000ANAマイルという爆発的なマイルがもらえる「夏キャンペーン」を実施中です。
60,000ANAマイルって、かなりの爆発力のあるマイル数ですから、このマイル数だけを見るとかなり魅力的なんですが、最大マイルをもらうための条件設定が正直いって「舐めてんのか?」ってくらい、微妙すぎて笑えちゃうキャンペーンに仕上がっています。
一体だれをターゲットにしているのかさっぱりわからない、このSMBC日興証券の「夏キャンペーン」について、アラフォーリーマン陸マイラー的視点から考察してみたいと思います。
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目次
SMBC日興証券「夏キャンペーン」とは
今回紹介するSMBC日興証券の、最大60,000ANAマイルが貯まるキャンペーンの全貌がこちらです。
口座開設でもれなく200マイル。
さらに8月31日までに、一定額以上の投資信託の購入で、最大60,000ANAマイルもらえます。(ちなみに、確実にもらえるのは50,000ANAマイル。残りの10,000ANAマイルは抽選)
また、投資信託の購入でもらえる最大60,000ANAマイルは、新規口座開設者はもちろん、既に口座を持っている方も対象になります。
ただこの最大マイルをもらうための条件設定が・・もうトンでもないんですよ。
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最大マイルをもらうには・・・?
口座開設で200ANAマイルもらえるキャンペーンははっきり言ってどうでもよいので置いておくとして・・・。
もう一方の目玉キャンペーン。それが、投資信託の購入で最大60,000ANAマイルもらえるキャンペーンの全貌がこちらです。
ダイレクトコース限定で、投資信託50万円の購入ごとに、500ANAマイルがもらえます。
ん・・・?なんかここで違和感が・・。
50万円の購入ごとに・・・500ANAマイル・・?
一応、期間中にSMBC日興証券と三井住友銀行の口座をつなぐ便利な口座連携サービス「バンク&トレード」を新規契約して投資信託を購入した場合、もらえるマイルが10%加算されます。
この10%加算も加味したうえで、まずは確実にもらえる最大50,000ANAマイルをもらうために必要な投資信託の購入額は・・・なんと、4,550万円です。
50万円の投資信託購入で500ANAマイル×10%増量ですから・・・4,550万円の投資信託購入でやっと50,000ANAマイル・・。
えっ・・。って感じですよね。どこの富裕層をターゲットにしているんですか。
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ターゲット層の割に、マイルの使い方提案はやけに庶民的
最大マイル数50,000ANAマイルをもらうためには、4,550万円以上の投資信託購入が必要になる。
このように、明らかに超絶富裕層をターゲットにしている割には・・このキャンペーンでPRしている貰ったマイルの使い方提案はやけに庶民的なんですよね。
しかもローシーズン・・。
超絶富裕層ほどエコノミークラスで倹約生活・・、ということなのかもしれませんが、数千万円も投資信託を購入して貯めたマイルで、エコノミーでハワイって、なんか割に合わないというか・・。
例えば40,000マイルあれば香港にビジネスクラスで行けてしまうので、いっそ、ビジネスクラスのマイルチャートを掲載した方がターゲット顧客層にアピールできると思うんですけどね。
マイル獲得対象は「ダイレクトコース」限定
しかもこのマイル獲得対象となるのは、「ダイレクトコース」で投資信託を購入した方限定です。
ダイレクトコースとは、パソコンやスマホで投資信託を購入するコースのことで・・これだけ聞くと「普通じゃん」と思ってしまうのですが、よく考えてください。
購入するのは、数千万単位の投資信託ですよ?
それだけの数量の投資信託を購入するのであれば、日興証券の店舗で、営業マンからいろいろとアドバイスも含め丁寧な対応をしてもらえる上顧客ですよ。
でもこのダイレクトコースって、要は「店舗で買っちゃダメ」ってことですからね。
AI時代の到来を目前に控え、証券会社や銀行は一斉に「窓口」「店舗」を閉鎖し、人件費の削減にかじを切り始めています。
人件費のかからないネットバンキング、ネット証券取引を主流にしていきたいんですよね。
その自社の方向性に合致した富裕層が、この「夏キャンペーン」のターゲットということなんでしょうね。
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SMBC日興証券の「夏キャンペーン」から思うこと
この日興証券「夏キャンペーン」から思うことは・・やはり、顧客目線、お客さまの立場に立って考えるって大事だなということです。
日興証券がどういうペルソナを設定したのかわからないですが、自社の投資信託をほんの2~3か月で数千万単位で購入する顧客として、「数万ANAマイルに魅力を感じる」、「しかもそのマイルでローシーズンのエコノミークラスで旅行を計画する」、「数千万円の投資をするのに全部ネットで決済する人」を、疑似顧客として設定したってことなんでしょうね。
それが数千万円の投資信託購入者のペルソナ設定として、私も市場調査したわけではないのでもしかすると正しいのかもしれませんが、個人的にはそんなイメージは湧きませんでした・・。
どちらかというと、「自社の都合の良いように」考えたキャンペーンのような気がしてしまいますね。
そして、こういう素人が見ても顧客目線から外れたキャンペーンは、その企業にあまりいい印象を持つことにはつながらない、とも思います。
まぁ、私のようなアラフォーサラリーマンには全くかかわりのないキャンペーンですので、華麗に無視して、いつも通りポイントサイト+入会キャンペーンで地道にマイルを貯めていきたいと思います。
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