認知症気味の高齢者の危険運転で駐車場事故に遭いました。この10年で2回目です・・。

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認知症気味の高齢者運転の軽自動車に、私の愛車レクサスが駐車場でガッツリぶつけられました。

今回の事故は、走行中の事故ではなく、私の車は駐車場に停めていただけです。駐車場に停めていた私の車・・もちろん無人の車に、お爺さん運転の軽自動車が、車止めを乗り越えて突っ込んできたというのが、今回の事故の内容になります。

そして・・このお爺さんがやはりというかなんというか・・完全に認知症の気配漂うお爺さんで・・。もちろん私は認知症の専門家でもなんでもないので、認知症かどうかの診断はできません。

が、事故後の対応がかなりヤバかったので、少なくとも判断力的にはかなり落ちてきている方だったように思います。

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ショッピングモールでの買い物中に館内放送で呼び出される

2018年9月某日。私は、家族と一緒にショッピングモールに買い物に出かけていました。

普段通り、駐車場に愛車を停めての買い物です。その時、館内放送で呼び出されたんですよ。車種、ナンバープレートの番号ともに、私の車でしたんで正直ドキッとしましたね。

館内放送で呼び出される車って、大体がハザードつけっぱなしとか、そんな理由ですよね。ただ、今回駐車時にハザードを付けた覚えもないので、呼び出される私には身に覚えがなくて。とりあえず家族には買い物を継続させたまま、「車まで戻れ」ってことだったので足早に車へ向かいます。

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店員さんと親切な目撃者さんと野次馬さんが私の車の周囲に

駐車場に到着すると、店員さん、親切な事故の目撃者さん、そして数人の野次馬さんが私の車の周囲に集まっていて。

そして、私の車にお爺さんの軽自動車があり得ない角度で突っ込んでいる(正確には突っ込んでいた)のが分かりました。

到着時には、既にお爺さんの軽自動車は元の駐車位置に戻っていましたが、私の車の損傷具合と、お爺さんの軽自動車の右前部分の損傷具合から、何があったのかはすぐにわかりました。

お爺さん運転の軽自動車が、あり得ない角度からの突っ込み

今回の駐車場事故の構図がこちらです。

駐車している私の車に、前向き駐車したお爺さんの車が、車止めを乗り越えて突っ込んできたのです。流行りの「アクセルとブレーキを踏み間違えた」というやつでしょうか。

お爺さんの軽が車止めに対して頭から突っ込む形で駐車している、というのもいかにもご高齢の方らしい駐車の仕方です。

しかし・・こんなんあり得ないでしょう。私の車は側面がボッコボコ。お爺さんは左前に出ようととしたのか、それともアクセルとブレーキの踏み間違えに対しとっさにハンドルを切ったのかはわかりませんが、真正面直撃は回避しており、斜め45度方面からの衝突のような形になっていたのがせめてもの救い。

何とか自走はできそうでしたが、結構派手にやってくれたね・・という印象の事故です。

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親切な目撃者さんが、店員に連絡。店員から警察に通報済み

まず、親切な目撃者さんが、店員に連絡してくれたようです。そして、店員が警察への連絡とともに、私を呼び出してくれたということのよう。まずは親切な目撃者さん、本当にありがとうございました。

目撃者さん曰く「多分、お爺さんがアクセルとブレーキを踏み間違えたんだと思うけど、いきなり急発進して、あなたの車にぶつかったんだよ」「警察が来たら、私が証言してあげるね。」

良い人に目撃していただいて、本当にラッキーでした・・。

お爺さんの行動

と、ここで気になるのがお爺さんの様子です。

最近、駐車場での高齢者の当て逃げ事故が増えているようですね。私の場合、目撃者さんが良い方だったので良かったですが、私の事故相手のお爺さんも・・目撃者さんがいなかったら逃げてた・・というか、何事もなかったかのように家に帰っちゃうタイプかも・・しれないですね。

それは、お爺さんに悪気があったからとかそういうことではなくって、多分、認知機能の低下により、いったい何が起こったのか、事態が把握できていないからです。

その証拠に、お爺さん、私が到着した後もどこかと電話しています。

目撃者さんが教えてくれました。「なんか、エンジンがかからないって言ってるんだよね。だから、事故で故障したなら保険会社に電話して相談したら・・っていったんだけど、保険証券がどこにあるかもわからないから、証券を見つけてあげて、今、保険会社と電話しているところ」「多分、85歳以上だと思うんだけど、耳も遠いし・・話にならないかもしれないよ」

まあ、まともな感覚なら、保険会社との会話は一旦中断して、私にお詫びの一つもあってもよいですよね。何しろ、こちとら車を停めておいただけなのに、その車にぶつかってボコボコにしたわけですから。

しかし、そんな謝罪の様子は一切見られません。ずっと保険会社と会話しているんですが・・よく聞いていると、全く会話が成り立ってない!何言っているかわからないんです。

しょうがないので目撃者さんが「お爺さん、私が代わって説明するから」といって電話をかわります。・・・呆然としているお爺さん。

さすがに私も腹立ってきて・・「お爺さん、ぶつけられた車の持ち主ですけど、何か言うことないの?」と聞いても・・。

「・・・。」無視。というか、聞こえてないのか?エンジンがかからない自分の車が気になるのか、運転席に乗り込もうとしています。

私、さすがにお爺さんの肩に手をかけて、「聞こえます?車の持ち主です、どうしてこうなったの?」と少し大きめの声で聞きます。

ここで、やっと「ああ・・どうも、すみませんことで・・」とお詫びが出ましたが・・こりゃ・・ダメだって感じです。

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警察と保険会社との会話

その後、警察が到着しましたが、警察もお爺さんにはお手上げ。私と目撃者の話を信じる形にならざるを得ません。(というか、状況証拠的にも明らかですからね。)

相手方保険会社とも、お爺さんが間に入っていてはらちが明かないので、私が直接会話しました。

警察からははっきり言われました。「気が動転しているということもあるんだろうけど、認知症の可能性もあるので、家族にもよく話しておくから」・・・ぜひ、そうしてください

過失割合は当然の10対0。お爺さんの車は・・

相手方保険会社との会話で、今回の事故の過失割合は当然ながらの10対0。相手方の保険で全額負担となりました。

無人の車に駐車場でぶつけたんですから、当たり前ですけどね。

そして、かなりヤバかったのが、結局お爺さんの車のエンジン掛からない問題。目撃者さんが説明して、結果的に保険会社手配でレッカー車が到着したのですが・・結局、エンジンがかからなかった理由は、「ブレーキを踏んでいなかったから」。

レッカー会社がブレーキを踏んでエンジン始動したところ、何事もなくエンジンがかかりました。お爺さんの軽も自走できましたが、警察さんが、さすがにレッカーで引き取ってもらうように指導してましたね。

そりゃ、そうですよね。ただでさえ認知力が落ちているお爺さんが、かなり動転しているんです。これで運転なんかしたら、走る凶器ですよ。

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レクサスは全治10日。修理費+代車で37万円

結局、修理には板金・塗装等が必要になるとのことで、10日程度必要とのこと。修理費用は総額37万円・・・高!!

10日間ほど入院することになりました。しかし・・代車費用が10日で15万円・・。1日1万5千円・・・。

ディーラーとかレンタカー業者って、こういう10対0の事故の時とかに正規料金を取って儲けてるんでしょうかね。ちなみに、レクサスRXの代車として、走行距離600kmの、バリバリ新車のトヨタハリアーを用意してもらえました。

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認知症患者の危険運転を止められるのは家族と国家権力だけ

実は私、ちょうど10年ほど前にも認知症気味のお爺さんにノーブレーキで追突され、当時の愛車が廃車になったことがあります。

90歳のお爺さんにノーブレーキで追突された話。人身事故を起こす前に免許返納を検討しよう

2018年6月4日

当時の事故も、私が横断歩道手前で停止中のところに追突。10対0の事故でした。

そして、相手は認知症気味のお爺さん。この10年に2回目ですからね。これ以外に、特に事故はおこしていませんので、この10年間の自動車事故の2回ともが、認知症気味のお爺さんからのもらい事故です。

もちろん、高齢者の事故が多いかというと、そういう統計上の優位性があるわけではないので、一概には言えないでしょう。

でも、実際に私が認知症気味のお爺さんに過失0でぶつけられたのはこの10年に2回目です。いずれも、ケガなど大事に至らなかったからよかったようなものの、1回目の事故は結局当時の愛車が廃車になりましたし、今回の事故だって助手席側に妻や子どもが乗っていてケガでもしたらどうしてくれるんだって感じです。

最近、高速道路の逆走などのニュースや、アクセルとブレーキの踏み間違えなどのニュースが増えていますが、これ、気のせいかもしれませんが当事者の方は認知機能の落ちた高齢者の方がほとんどです。

もちろん、ご高齢の方でも、認知機能、判断機能に衰えのない方がほとんどですので、そのような方々は安全運転を続けていただければよいと思います。問題は、自分の名前も言えない、事故を起こしても何が何だかよくわかってないというほとんど認知症の方々です。

これ、もう本当に走る凶器ですからね。

認知機能が低下した方には、自分で免許を返上するような認知機能はないんです。それができるのは、周囲の家族と、国家権力です。

是非、何らかの対策をお願いしたいと思います。



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