JALハワイ便の8つの新サービス「Style Yourself」の全貌。ビジネスクラス機内食新サービスも!

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ハワイ路線をまさに「牙城」としているJALが、2018年9月、ハワイ便限定で8つの新サービスを「Style Yourself」と銘打って投入してきました。

かなり意欲的なこの新サービス、某青いコーポレートカラーの会社(ANAですけどね)が2019年春に投入する大量輸送機A380を見据えたものであることはほぼ間違いなく、ハワイ路線の覇権を巡る、まさに戦国時代の様相を呈してきました。

そして、この8つの新サービス、寄せ集めっぽく見えますが実は意外に実力があるサービスで、ANAではなくJAL便を選ぶ理由になるだけの魅力のあるサービスだと思います。

早速、この新サービスの全貌に迫ってみたいと思います。

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新サービス① ビジネスクラスの機内食が好きな時間に食べられる!

まず第一段のサービスがこちらです。

ビジネスクラスの機内食をいつでも、好きな時間に食べることができる「Luana Style」(ルアナスタイル)での提供がスタートします。スタート時期は、上記のとおり10月1日から。このサービスは日本出発便限定です。

ルアナとはハワイ語で「楽しむ・リラックスする」という意味があるそうです。この機内食をいつでも好きな時に食べることができることにより、ハワイまでの機内をリラックスして過ごすことができるということのようです。

このサービスの開始理由。それは、上記のJALハワイ便の出発時間にあります。

ご覧になってお分かりのとおり、日本からの出発便はすべて夜便です。中には深夜便もあります。ですが、これまでは搭乗後1時間ほど経つと、一律で夕食のサービスがありました。もちろん、この夕食をパスすることもできるんですが、明朝食べられるのはちょっと軽めの朝食だけ。

なんか・・折角のビジネスクラスなのに、損した気分になってしまいますよね。

夕食は18時~19時くらいに空港ラウンジなどで済ませておき、機内ではまず睡眠。起床後にゆっくり食事を食べたい方など、それぞれの腹具合とニーズに応じた機内食サービスを提供してもらえるということです。

これはビジネスクラス搭乗者にとってはかなり魅力的なサービスだと思います。

※ただし、このサービスは上記時刻表の濃いグレー着色のJAL便限定のサービスです。薄いグレーのハワイアン航空とのコードシェア便では提供されませんのでご注意ください。

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新サービス② エコノミークラス・プレエコクラスにおける新機内食の提供開始

このサービスは2018年9月1日からスタートしています。

生江文伸氏というイケメンシェフ監修の機内食に、エコノミー、プレエコの機内食がリニューアルです。※ただし、成田便限定。

これはルーティンとしての機内食リニューアルのような気もしますが・・どうせなら一緒にアピールしちゃえということでしょうか。

ただ・・確かに、JALの機内食は美味しいので有名ですが、さらに美味しそうにリニューアルされた気がしますね。

成田発便限定ということは、あれですね。ANAのA380が2機就航することが予想されることに対する徹底対抗の意味ももちろんですが有りそうですね。

新サービス③ 機内でコナビールの提供開始

新サービスその3は、機内でのコナビールの提供開始です。これも成田発便のみのサービスというところが、ANAのA380を露骨に意識してんな・・って感じですね。しかし、この対抗意識により、成田発着便のすべてのクラスの乗客が、コナビールを楽しむことができます。

このサービスは、12月1日提供開始です。A380の就航前に、着実に備えておくって感じでしょうか。

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新サービス④ホテルのアーリーチェックインサービス

そして、かなり嬉しいサービスがこちらです。JALとの提携ホテル限定ですが、アーリーチェックインが可能になります。

サービス①で見たとおり、JAL便はそのほとんどが夜~深夜便です。そうすると、ハワイ到着がどうしても早朝になります。早朝到着便だと時間が有効に使えてありがたいのですが・・ホテルにチェックインできないと、大量の荷物もあってゆっくりできないんですよね。

この「到着が早朝だとちょっと困る問題」に、JALは明確なソリューション(解決策)を打ち出してきました。

JAL便を利用して、さらにJALの特設サイトから提携ホテルの予約を行うことで、まずは特典その1として、12:00からのアーリーチェックインを利用することができます。ホームページの記述を見る限り、JAL便の利用者であれば、チケットの買い方は自由のようです。JALのHPからの購入以外でも、JAL便利用者ならこの特典は利用可能のようです。

SPGアメックスで得られるマリオットのゴールドエリート会員特典でも、アーリーチェックインサービスはありませんので、これは地味に嬉しいサービスです。

もちろん、宿泊予定のホテルに一旦荷物を預けて外出することも可能ですので、アーリーチェックイン無しでも特段すぐに困ることは有りません。このため、このサービスはどちらかというと小さい子ども連れの旅行客など、とりあえず早めにチェックインしたい!という家族向けのサービスと言えるかもしれませんね。

そして、特典その②として、ホテルラウンジもしくはドリンククーポンが付きます。

ラウンジサービスがどの程度のものなのかはちょっと気になるところではありますが、本当に1日だけでもラウンジアクセスのサービスが付帯するなら、かなり嬉しいサービスといえるのではないでしょうか。

そして、10月にならないと詳細は分からないのですが、対象のホテルは少なくとも下記6つのホテルが含まれます。

  • ザ・カハラ・ホテル&リゾート
  • ワイキキビーチ・マリオットリゾート&スパ
  • アウトリガーホテルズ&リゾーツ
  • トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ
  • プリンスワイキキ
  • アラモアナホテル・バイ・マントラ

また、サービスの利用にあたっては、JALの特設サイトから上記ホテルの予約が必要になるようです。JALの特設サイトからの予約が果たしてマックスお得な料金なのかは非常に気になるところですね・・。

詳細はまだよくわかりませんので、10月1日の特設サイトのオープンを待ちましょう。

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新サービス⑤ ハワイ特化型アプリ「Hawaiico」がさらに便利に

次が5つ目のサービスです。

JALが提供しているハワイ観光特化型アプリ「HAWAIICO」(ハワイコ)が、さらに充実・便利になります。

ハワイコは、主に上記3つの特徴を持ったサービスです。

ハワイの最新情報が分かるとともに、各種クーポンも充実しています。そして、ハワイに役立つ便利ツールも合わせて搭載しているのが嬉しいところ。

上記のとおり、通信しなくても使えるハワイマップや、ハワイの天気予報、チップ計算機などの機能は結構嬉しい機能です。

これらの機能を持った「ハワイコ」は、実は既に提供中のサービスなんですが、このサービスが2018年12月に、AIを用いたアシスタントサービス「マカナ」と連携し、さらに便利になります。

AIを用いたバーチャルアシスタントってなに?ってことなんですが、これ、人工知能であるIBMのWatsonをベースとしたサービスなんです。

チャットのように、おススメのレストランや、試したいアクティビティなどの情報をマカナちゃんに話しかけて聞いてみましょう。マカナちゃんが、現在地の情報などからおすすめの情報を返してくれます。

そして、多くの旅行者からの様々な情報を集積し、学んでいくことでさらに最適の回答ができるようになるんです。これ、使ってみると実はかなり面白いサービスです。

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新サービス⑥ エコノミークラスJAL専用セルフチェックイン機の導入

6つ目のサービス。それが、ホノルル空港におけるJAL専用セルフサービスチェックイン機能です。

LCCなどによく見られますが、機内預け入れ手荷物のフライトタグを自分で取り付け、後は自分でセキュリティチェックレーンに荷物を流すだけでチェックインが完了する、ということのようです。

ホノルルのダニエル・K・イノウエ空港はただでさえ大混雑で有名ですので、このサービスは本当に嬉しいサービスです。混雑緩和に期待したいところですね。

新サービス⑦ サクララウンジHale(ハレ)がオープン!

次が、7つ目のサービス。JALの自社ラウンジサクララウンジHale(ハレ)が、8月18日からオープンしています。これは、既に行ったことのある方も多いのではないでしょうか。

これも・・ANAがA380を投入するのに合わせ、ホノルルに巨大な自社ラウンジをオープンするのに対抗したラウンジの改修と思われます。

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新サービス⑧ ハワイアン航空とのマイレージ提携開始

そして、これもかなり大きなサービスです。

ハワイアン航空とのマイル提携、コードシェアの開始により、JAL便、HA便どちらでもJAL便のマイルが貯まるようになりました。

上記のカードを発行すると、ハワイアン航空の上級会員(ゴールド会員)資格をステータスマッチでもらえるので、JAL便利用時でもコードシェアで何かとお得に利用することができます。

エコノミークラス利用時でも専用チェックインが利用できたり、専用セキュリティレーンが使えたりするなど、かなりお得なカードです。

ハワイアン航空便がJAL便とのコードシェアとなったこの機会に、1枚発行しておいてもよいのではないでしょうか。

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JAL対ANA 競争しあってより良いサービスを!

以上、JALがANAに対抗してハワイ路線で「先手を打った」サービス「Style Yourself」の概要をご紹介しました。

ご紹介の中でも触れたとおり、かなり、ANAのA380導入を意識したサービスとなっています。何しろA380は乗客500人以上を搭載する超大型機です。

ANAは、その超大型機を1日3便も投入しようとしています。現在就航しているB787が約250人乗りですので、単純に、1日750人から1,500人へと、輸送能力が約2倍になるのです。

今後、ANAはこの超大型旅客機の座席を埋めるために、あの手、この手のサービス拡充を図ってくるはず。JALのこのサービスは、このANA徹底対抗の布石ともいえるサービス開始なんだと思います。

ただ、消費者としてはこれは非常にありがたいことで・・。お互いに切磋琢磨しあって、より良いサービスが受けられることを祈りたいと思います。

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