2018年3月末の、あの衝撃的な東京メトロポイントへの入り口封鎖。
この入り口封鎖により、2018年4月以降、ANAマイラーは各ポイントサイトで貯めたポイントを、最大効率0.81倍でANAマイルに交換できる唯一の交換ルート、LINEルートという細い道のりを辿る苦難の道筋が続いています。
なお、ここから先は実は意外とマニアックかつ理解の難しい「LINEルート」について、特段の注釈を挟まずに解説していきます。ANAマイルを貯めるために必須の「LINEルート」については、上記関連記事に詳しく解説していますので、適宜ご確認ください。
そして、このLINEルートですが、実は、2018年4月以降、各ポイントサイトの思惑が入り乱れ、新規交換開始や、ポイント交換中止の合従連衡が、まさに戦国時代の様相を見せています。
この記事ではLINEルートでのANAマイルの交換ルートにおける、新規交換開始やポイント交換中止などの最新情報について、都度更新の形で解説していきます。
スポンサーリンク
目次
2018年4月 モッピー・ちょびリッチがGポイントへのポイント交換開始
この2018年3月末での東京メトロポイントへの交換封鎖という改悪に際し、真っ先に動いたのがメジャーなポイントサイトであるモッピーとちょびリッチです。
サイト名称 | 交換率 |
PeX | 約90% |
モッピー | 約91% |
ポイントタウン | 100% |
Gポイント | 実質100% |
LINEポイントに交換率(実質)100%でポイント交換できるのは、ポイントタウンとGポイントしかありません。
Gポイントに直接交換できることにより、PeX→ワールドポイントというポイント交換をすっ飛ばすことができるので、陸マイラーにとってはより早くANAマイルへの交換が可能になるということになります。
真っ先に動きを見せたモッピーとちょびリッチ。陸マイラーを自社の重点顧客として捉えていることがうかがえます。
スポンサーリンク
2018年5月 ワールドプレゼントからポイントタウンへのポイント交換開始
前述のとおり、LINEポイントに等価交換可能なポイントサイトは、ポイントタウンとGポイントだけです。
Gポイントは等価交換可能ですが、手数料5%を取り戻すためにひと手間かかるので、「実質」5%になります。その点、ポイントタウンはLINEポイントに完全等価で交換できる、かなり孤高のサイトになります。
そして、2018年5月には、ワールドプレゼントからポイントタウンへの等価交換が開始されました。※ただし、2018年現在システムメンテのためポイント交換休止中
この交換開始では、上記赤枠内のとおり、LINEルート全体としての交換の手間は変わりません。しかしながら、ポイントタウンを経由することで「完全等価」で各ポイントサイトのポイントをLINEポイントへ交換できます。
Gポイントの場合、5%のポイント交換手数料を取り戻し、実質等価にするために特定の広告の利用が必要という、少しだけの手間がかかりますので、PeXからワールドポイント経由でANAマイルを貯めたい方にとって、ポイントタウン経由の方が便利になりました。※ただし、2018年9月現在ポイント交換休止中です。
スポンサーリンク
2018年6月 PeXからLINEポイントへの交換率が0.9倍に上昇
2018年6月には、PeXからLINEポイントへの交換率が0.9倍に上昇しました。
これにより、PeXからは、これまでワールドプレゼント→Gポイントを経てLINEポイントに交換しないとかなり倍率が悪かったのですが、直接交換でも0.9倍で交換できるようになりました。
これにより、ANAマイルへの交換がかなり楽になったことは確かです。
しかしながら、倍率的には・・やはりGポイントの「実質等価」に比べるとかなり見劣りしてしまうんですよね・・。「このルートしかない」ということなら0.9倍でも仕方ないと我慢できますが、実質等価のGポイントがある中、この0.9倍ルートを使うかというと・・ちょっと躊躇してしまうのも正直なところです。
ただし、かなり手間が減り、ポイント交換までの時間も短縮できますので、より早くANAマイルが欲しい方にとっては朗報ですね。
しかしこれも、PeXも陸マイラーのことをかなり意識しているな・・ということがよくわかる、嬉しい改善だと思います。
スポンサーリンク
2018年6月 ECナビからANAマイルへの交換率が0.85倍にアップ(終了済み)
2018年6月末には、ECナビがPeX経由ワールドプレゼントへのポイント交換で、最大5%還元、この還元率を加えるとANAマイルへの交換率0.85倍というキャンペーンを実施しました。※2018年7月末で終了済み
ECナビからPeX経由でワールドプレゼントに交換した方を優遇するという、かなりANA陸マイラーを意識したキャンペーンです。ECナビさんも、陸マイラー的にはかなり気になる存在ですね。
2018年8月末 ワールドポイントからポイントタウンへの交換が一時中止に
徐々に改善が進んでいたLINEルートに、2018年8月末に直撃した悲報がこちらです。
ワールドプレゼントからポイントタウンポイントへの交換が、ポイントタウン側のシステムメンテナンスにより、一時中止となってしまいました。
「一時中止」となっていますが、さまざまな事情により、早期復旧は見込めないようにも思うんですよね・・。
この悲報により、LINEルートがGポイント頼みというかなり綱渡り的なルートに戻ってしまったことは事実です。
スポンサーリンク
2018年9月 Gポイントへ直接交換可能なサイトが追加
2018年9月には、LINEポイントに実質等価で交換できるポイントサイト、Gポイントに直接等価交換可能なサイトが2つ仲間入りしました。
上記赤枠内のとおり、i2iポイントと、アドボンバー(マイボンバー)です。
Gポイントへわざわざ直接交換ルートを開く、ということは、これらのサイトはかなり陸マイラーを意識しているサイトだといえると思います。
i2iポイントもアドボンバーもそれぞれ特色のある面白いサイトですので、この動きは大歓迎ですよね。
スポンサーリンク
LINEルートの動向を、今後も注視していきます
以上、2018年3月末の「東京メトロポイントへの直接交換注視」以降の、各ポイントサイトの動きをまとめてみました。
こうしてまとめてみると、各ポイントサイトの思惑みたいなものが見え隠れして面白くも感じますよね。そして、全く動いていないポイント交換サイトは、一切の動きを見せていない、というのも面白いところです。
個人的にはドットマネーさんはもっと早めに何らかのアクションを見せるかと思っていましたが、ここまでのところ一切の動きを見せていません。というか、利点の一つであったJALマイルへの最高交換率0.52倍というメリットも手放すなど、マイラーとの距離を置くような動きも見せています。
今後もこのLINEルートの状況を注視し、陸マイラーの皆さんにとって有益な情報を更新していきたいと思います。
年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちら▼から
【まずここからご覧ください】当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券をガンガン発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下▼にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。
私はポイントサイトを利用して、夫婦で年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちら▼も併せてご覧ください。
ANAマイルだけでなく、JALマイルも年間15万マイル貯めることができますよ!JALマイルは特典航空券の発券が簡単なマイルですので、ぜひ貯めてみましょう!