ソラチカルート閉鎖から半年。代替ルートの現状と陸マイラー業界の今後の展望について

2018年3月末のソラチカルート閉鎖から、この2018年9月末で約半年間が経過します。

この半年間、継続してソラチカルート閉鎖後の代替ルートである「LINEルート」と、その重要経由ポイントサイトである「Gポイント」、「ポイントタウン」、「ワールドプレゼント」、「PeX」の動向をウォッチしてきました。

さらに、旧ソラチカルートの主力であったドットマネーや、ハピタスなど他のポイントサイトの動向も併せてウォッチし続けてきた私が、ソラチカ閉鎖以後の代替ルートの動向と、陸マイラー業界の今後の展望について考察してみたいと思います。

陸マイラー業界の未来はどうなる!?早速、ご紹介していきます。

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ソラチカルート閉鎖の影響

陸マイラー業界に大きな反響をもたらした、2018年3月末の「ソラチカルート閉鎖」。

かなり衝撃的であったのは事実ですが、陸マイラーブログ界隈の関係各位の迅速な新規ルート探索の結果、LINEポイントを経由する「LINEルート」という新たなANAマイル獲得ルートが、「新ソラチカルート」として定着しつつあります。

もちろん、私も実際にこのLINEルートでANAマイルを貯めています。

この半年間実際に貯めてみた感想としては・・確かに、0.9倍→0.81倍へのANAマイルへの交換率の低下と、旧ソラチカルートに比べ交換に手間と時間がかかるのは痛いと感じるものの、総じて大きな問題もなく、ANAマイルの交換ルートは維持されている、という印象です。

【2019年最新】LINEルートでANAマイルを貯める方法。移行率0.81倍のソラチカ経由メインルート

2018.05.29

【2019年最新】LINEルートのポイント交換スケジュール総まとめ。各ルートの締日とANAマイルへの最短交換方法

2018.05.28

LINEルートで最重要なポイント経由地である、「Gポイント」に直接交換可能なポイントサイトの場合、このように約2か月(実質1か月半程度)でANAマイルに交換できますし・・・

Gポイントに直接交換できないポイントサイトの場合でも、PeXとワールドプレゼントを経由することで、約3か月でANAマイルに交換することができます。

いずれの交換ルートの場合でも、0.81倍でのANAマイルへの交換が可能ですので、若干交換率は下がったものの、新ソラチカルートは「健在」というのが、この半年間のANA陸マイラー的「結論」として良いと思います。

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LINEルートの主要ポイントサイトの動向

このように、一見すると平穏無事に見える「新ソラチカルート」のLINEルート。しかしながら、よくご覧になっていただくとお分かりのとおり、ある問題を抱えており、いつまで健在といえるか実は予断を許さないのも事実です。

その問題とは、ポイント交換ルートがほとんど1本しかない、ということです。

PeX~LINEポイントに至るまでのポイント交換ルートが、一つでも「交換停止」の形で途切れれば、このルートは崩壊する。そんな危険性が、このルートにはまだまだ残っています。

このルートは今後も持続的に存続するのか?そんな観点から、今後のポイントサイトの動向の予想と、その思惑を検証してみたいと思います。

ポイントタウンはワールドプレゼントからのポイント受け入れを停止

まず、恐れていた「交換停止」がはじめて現実のものになったのが、上記「ワールドプレゼントからポイントタウンへのポイント交換の停止」です。

このポイント交換停止により、LINEポイントへ実質100%のポイント交換率でポイント交換できるのは、Gポイント一択になってしまいました。

ワールドプレゼントからポイントタウンへの交換が一時停止。LINEルートへの影響は?

2018.09.02

上記関連記事にも記載していますが、この「ワールドプレゼントからポイントタウン」へのポイント交換停止の理由は、ポイントタウン側のメリットが薄すぎることが理由だと考えられます。

後述しますが、LINEポイントは、自社だけで独自のポイント経済圏を築けるポイント業界の「雄」です。他社ポイントからの受け入れやポイント相互交換なんて、ほとんど視野に入っていません。それだけ、自社の顧客層が厚いので、他社は関係なく、自社の顧客に集中すればよい。それがLINEポイントなんです。

このため、ポイントタウンはLINEポイントへポイント等価交換するために、ポイント交換手数料を支払っていることが予想されます。(あくまで予想ですが。)

ポイントタウンにとってみれば、陸マイラー経由でワールドプレゼントから等価交換で入ってくるポイントが、手数料を支払う形でLINEポイントに流出する。

まさに、右から左に手数料だけ徴収される構図です。このため、今後ワールドプレゼントからポイントタウンへのポイント交換が再開しても、交換停止前の交換率(ワールドプレゼント→ポイントタウン→LINEポイントがいずれも等価交換)で交換が再開する可能性は、極めて低いと思われます。

このポイント交換停止により、Gポイントが、LINEポイントへ実質等価で交換できる唯一のポイントサイトになりました。まさに、ぎりぎり綱渡りの状態になってしまったといえます。

Gポイントは新ソラチカルート:LINEルートの「要」として盤石の構え

次に、このワールドポイントからポイントタウンの交換停止により、ANA陸マイラーにとってまさに「命綱」となった、Gポイントの動向を考察してみましょう。

Gポイントへの交換が最得!ANAマイルを最大倍率で貯める方法!【陸マイラー最重要サイト】

2018.09.23

Gポイントは、上記関連記事でもご紹介しましたが、LINEポイントへのポイント交換が「実質」無料という、巧妙な制度を持っています。GポイントからLINEポイントへ交換する際には、原則として5%の手数料を取られ、この手数料を無料にするためには、Gポイント上の手数料無料対象広告を利用する必要があります。

このため、GポイントからLINEポイントへの交換により、「5%のポイント手数料」もしくは「自社広告の利用」というメリットを得ることができます。Gポイントもポイントタウンと同じくLINEポイントへポイント交換手数料を支払っている可能性はありますが、この5%の手数料もしくは自社広告の利用で、ある程度はペイできているのではないでしょうか。

これらの理由から、GポイントからLINEポイントへの交換ルートは、しばらく安泰だと予想しています。

また、三井住友カード株式会社は、Gポイントの主要出資者であるという関係上、ワールドプレゼントからGポイントへのポイント交換ルートも、盤石だと思います。

PeXの動向

ワールドプレゼント→Gポイント→LINEポイントは安泰。

次に気になるのは、PeX→ワールドプレゼントのルートです。ここが途切れてしまうことはないのか・・ということですが、私の予想では、このルートも引き続き安泰であるように思います。

PeXからLINEポイントへの交換レートが24%アップの90%に!LINEルートへの影響は?

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ECナビ×PeXがANAマイラー超絶応援キャンペーンをスタート。マイル交換率が85%の業界最高水準に

2018.06.20

そのように予想する理由ですが、まず、PeXは上記のような陸マイラー優遇施策を、この半年間矢継ぎ早に繰り出してきています。これは、陸マイラーを重要な顧客としてみている証であるといえます。

これまた後述しますが、ポイントサイトの中には露骨に陸マイラーから距離を置きはじめているサイトもありますので、陸マイラーを意識した施策を打ち出しているPeXが、自社の優位性であるワールドプレゼントへの等価交換をやめるとは思えません。

そして、受け入れ先であるワールドプレゼントも、等価交換先は出資先であるGポイントです。Gポイントは前述のとおりLINEポイントへの等価交換で収益を得るビジネスモデルを確立していますので、ワールドプレゼントとしては別に受け入れに問題はないでしょう。

これらの理由から、PeXからワールドプレゼントのルートも、とりあえず安泰であることが予想されます。

LINEポイントの動向

次に気になるのが、LINEポイントの動向です。

これは前述のとおりですが、LINEポイントの業界ポジションとしては、陸マイラー云々で左右される必要がないほど、確固たる業界の雄です。LINEポイントの元サービスである「LINE」は、月間アクティブユーザーが国内だけで7,000万人以上を数える、日本屈指のソーシャルメディアです。

ご存知のとおり、ソーシャルメディアやポイントサイトの絶対的強さの源泉は、「ユーザー数」です。この業界は、ユーザー数が全てですので、LINEポイントは、まさにポイントサイト業界で絶対的な強者なんです。

このため、LINEポイントにとっては、「陸マイラー」は、別に気にするほどのこともない存在だと思います。しかも、東京メトロポイントへのポイント交換で、10%の手数料を取っています。

他社のポイントを受け入れても、右から左に受け流すだけで10%の手数料を取れるというのは実は美味しいビジネスだと思います。このため、LINEポイントから東京メトロポイントへの交換ルートも、実は当分安泰なルートではないかと思います。

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東京メトロポイントの動向

ここまで、東京メトロポイントに至るまでの各ポイントサイトの動向をご紹介してきましたが、最後の受け入れ先として、実は一番気になるのが、この「東京メトロポイント」(ソラチカカード)の動向だったりします。

何故なら、2018年3月末の「ソラチカルート封鎖」は、実はこの東京メトロポイント側が、他社ポイントの受け入れを「締め出した」ことが契機になっているからなんです。

ただ、2018年3月末までの東京メトロポイントは、他社から等価で受け入れたポイントを、どのポイントサイトよりも高率でANAマイルに交換できる唯一のポイントサイトでした。

このため、他のポイントサイトから、無条件かつ等価で、どんどんポイントが集まってくる。そして、月2万ポイントの上限付きとはいえ、どんどんとANAマイルに流出する。この構図だったんですから、これは想像ですが、東京メトロポイント側に相当な負担があったと推察されます。

では、今後LINEポイントからの受け入れさえ中止する可能性はどうなのか?と考えると、現段階ではその可能性は低いように感じます。

その理由としては、まず、2018年3月末のソラチカルート閉鎖により、かなり東京メトロポイントへのポイント流入は減少したと思われます。

その証拠に、2018年の夏以降、上記のようなソラチカカード入会キャンペーンや、ポイントサイトでのソラチカカードへの入会によるポイントバック広告などが、かなりの頻度で見られるようになりました。

ソラチカルート最盛期には、ポイントサイトでソラチカカードの広告なんてほとんど見ることはなかったですからね。このことからも、2018年3月末のソラチカルート閉鎖移行、ソラチカカードの入会者数が減少していることが想像できます。

このため、LINEポイント経由という現在の細いルートでのポイント流入なら、現在の0.9倍の交換率でのANAマイルへのポイント交換はまだもう少しは維持されるように思います。

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LINEルート関連以外のポイントサイトの動向

陸マイラーを意識しているポイントサイトの動向

ここまで、ソラチカルート閉鎖以降の代替ANAマイル交換ルートである「LINEルート」関連のポイントサイトの動向についてご紹介しました。

ここからは、LINEルート外のポイントサイトの動向をご紹介していきます。まずは、陸マイラー積極派のサイトの動向です。

【2018年9月最新】ANA陸マイラー的LINEルートアップデート情報まとめ(随時更新)

2018.09.14

詳細は上記関連記事にて詳しく紹介していますが、ソラチカルート閉鎖がアナウンスされて以降、各ポイントサイトの動きが活発化しています。

具体的には、以下のサイトが、Gポイントへの直接等価交換を開始しています。

  1. モッピー(2018.2~)
  2. ちょびリッチ(2018.4~)
  3. i2iポイント(2018.8~)
  4. アドボンバー(2018.9~)

ANAマイラーに久々の朗報!i2iポイントがGポイントに直接等価交換可能に

2018.09.01

【朗報】Gポイントに直接交換可能サイトに「マイボンバー」が追加!LINEルートが多彩に!

2018.09.08

これらのサイトは、Gポイントへの直接等価交換の開始により、Gポイントへ直接等価交換できないポイントサイトに対し以下のメリットを手に入れています。

交換回数 交換期間
Gポイントに直接交換可能 4回 2か月
Gポイントに直接交換不可能 6回 3か月

Gポイントへ直接交換する提携交渉を行うことにより、ANAマイルへの交換回数▲2回、交換期間▲1か月という強みを手に入れているんです。実際にANAマイルへ交換してみるとすぐにお分かりだと思いますが、この差って、かなり大きいです。

陸マイラーから距離を置くポイントサイト

このように、陸マイラーを積極的に取り込むために、同じポイントサイトであるGポイントと提携するポイントサイトがある一方、特に動きを見せない・・もしくは、陸マイラーから距離を置くポイントサイトもあります。

ドットマネーは動きなし+JALマイルへの交換率を引き下げ

ソラチカルートの閉鎖以降、陸マイラーの取り込みの動きが全くなく、しかも距離を置くような動きを見せているポイントサイトの筆頭が、このドットマネーです。

ドットマネーといえば、ソラチカルート閉鎖前は「ドットマネー→東京メトロポイント→ANAマイル」という超簡単ポイント交換ルートの、現在のGポイントようなまさに「要」のようなサイトでした。しかしながら、2018年3月末のソラチカルート閉鎖以降、陸マイラーに対する新規施策は特段実施していません。

ドットマネーからJALマイルの交換レートが改悪。マイラーへの決別宣言?

2018.07.01

それどころか、自社サイトの強みであったJALマイルへの交換率も引き下げるなど、明らかに陸マイラーから距離を置く姿勢を見せ始めています。

また、ドットマネーからTポイントなど他社のポイントサイトへの交換率も徐々に引き下げ始めていますので、利用者数1,000万人という顧客基盤を活かし、陸マイラーとは関係ない、独自のビジネスモデルを構築する方向に舵を切ったように思えます。

ハピタス・ゲットマネー等も様子見状態

陸マイラー御用達のポイントサイトであるハピタスや、ゲットマネー等のポイントサイトも、Gポイントへの直接等価交換等に動くことはなく、今のところ静観状態です。

もちろん、これらのサイトで貯めたポイントは、PeX→ワールドプレゼント経由でGポイントに交換することにより、ANAマイルへ交換することができるのですが、モッピーやちょびリッチの動きと比べると、陸マイラーを特段優遇するという動きは見せていません。

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陸マイラー業界の今後の展望

LINEルートにおけるポイント相互交換の動向

ここまで、ソラチカルート閉鎖以降半年間のポイントサイト業界の動きなどについてまとめてご紹介しました。

新ソラチカルートといえる「LINEルート」は、いくつかの要因は絡み合ってはいますがいまだ「健在」の状態ですので、少なくとも1年程度は維持されるのではないかと思います。

陸マイラーの取り込みを図るポイントサイト、中立のポイントサイト、距離を置くポイントサイトの旗幟が鮮明になってきたのも面白いところです。

この動きについては、今後も注視していきたいと思います。

本当の危惧は、ポイントサイトの広告に元気がないこと

これらポイントサイト業界の合従連衡については継続して情報収集するとして・・実は一番気になっているのは、この記事をご覧のあなたも同じだと思いますが、実はここ数か月本当にポイントサイトに「案件がない」ことなんですよね。

これがポイントサイトという業界の衰退を意味しているのか、一過性のものなのかはよくわかりませんが・・実際、FX広告をはじめとして、案件が枯渇しているのは事実です。

そして、案件の枯渇と同じく表面化しているのが、広告利用でもらえるポイントの「高額化」と、それと裏腹の「高リスク化」です。数年前まで、まさに広告っぽく「お試し」で利用するだけで高額ポイントがもらえた広告が、今では「高額ポイント」がもらえるけれども、ほとんどもらえるポイントと同額のリスクが必要、という広告ばかりになってきました。

ただ、このあたりは陸マイラー自身が反省すべき点が多いように思います。お金を出してくれる広告主は、自社のサービスを継続して利用してくれるユーザーを求めているのに、陸マイラーの目的は「ポイントゲット」ですからね。

ポイントサイトの広告が今後増えていくのか、それとも徐々に減っていって、ハイリスク案件に限定されてしまうのか。

このあたりも、この半年で鮮明になってきた部分です。注視する必要があると思っています。

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新ソラチカルートと陸マイラーの今後の展望

  • 新ソラチカルート「LINEルート」は、後1年程度は安泰と予想
  • ポイントサイトの案件枯渇の方が脅威かも

この記事のまとめは、上記のとおりです。

ANAマイルへ0.81倍で交換できる、LINEルートは何とかここ1年は安泰だと思います。

LINEルートは安泰なのはよいとして・・一方で、ポイントサイトの案件枯渇は気になりますね。今後も、ポイントサイトの動向等についてウオッチして、最新情報をお届けしたいと思います。

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