羽田空港ANAスイートラウンジ(国際線)訪問記。スイートラウンジを120%満喫する方法を徹底解説!

この記事には広告が含まれています

ANA Suite Lounge。

単なる「ANAラウンジ」には何度も訪問しましたが、ANAスイートラウンジにこの度めでたくANAファーストクラスの乗客として初訪問してきました。

つい2年前までは、飛行機といえば万年エコノミー。ラウンジとは全くの無縁で、硬い搭乗口前の待合ロビーの椅子に腰かけてペットボトルの水を飲みながら搭乗を待っていた私が、まさかのファーストクラスに搭乗して、しかもANAスイートラウンジでグランドスタッフの方にシャンパンを持ってきてもらってるって、これ、夢じゃないですよね?

もちろん、ANAスイートラウンジは、実はダイヤモンドメンバー向けに配布されている「ラウンジ利用券」がヤフオク!やメルカリなどで有料で売買されていますので、有償にはなりますが、訪問することは容易なことは確かです。

ただ、個人的にはやっぱりスイートラウンジはファーストクラスやダイヤモンドメンバーとして訪問したいな・・と思っていましたので、ついに念願のファーストクラスの乗客として訪問ができ、感無量の体験でした。

ANA&LEXUS CONNECTION。ファーストクラス限定の羽田空港ターミナル間移動サービスの全貌

2018年11月23日

そしてファーストクラス利用ですので、国内線から国際線への移動はもちろんANA&LEXUSコネクションサービスにより、専用運転手付きのレクサスでの送迎です。

こうして訪問前からMAX優雅な気持ちになったうえでの、羽田空港スイートラウンジの訪問記と、120%満喫するための注意点と対策を解説します。

スポンサーリンク

ANAスイートラウンジの訪問資格

まず、簡単にこのANAスイートラウンジの訪問資格を解説します。

上記のとおり、ANA便またはスターアライアンス加盟会社のファーストクラス搭乗者+同行1名、およびANAダイヤモンドサービスメンバー+同行1名。

これが、ANAスイートラウンジの利用資格になります。

ビジネスクラス利用者では近づくこともできない、ファーストクラス+ダイヤモンドメンバー専用ラウンジ。それがANAスイートラウンジです。

羽田空港ANAスイートラウンジの場所

羽田空港ANA国際線出発エリアの見取り図がこちらです。

ANAラウンジ&スイートラウンジは、画面右の赤枠内「110番ゲート前」と、画面左「114番ゲート前」の2つが存在します。今回私が訪問したのは「110番ゲート前」のANAスイートラウンジです。

これは気分的な問題かもしれませんが、何となく110番ゲート前がANAの「本流」のラウンジに感じちゃうんですよね。

個人的にはかなり見慣れた光景ですが、こちらが羽田空港前のANAラウンジの入口通路の表示です。

ただ、今回私にとって大きく違うのがこちら。ANAラウンジなのか、スイートラウンジなのかのまさに「分岐点」です。

これ、本当に「運命の分かれ道」です。これまで航空会社ラウンジになど全く縁のなかった私が、陸マイラーとしてたったの2年で、左方向ANAラウンジすら卒業し、ついにファーストクラストラベラーとして、右方向ANAスイートラウンジへ足を踏み入れることになるとは・・

ものすごい感慨に浸りながら、ファーストクラスラウンジへと向かいます。

スポンサーリンク

ファーストクラスラウンジ受付とラウンジの構造

まず入り口にある、ANAスイートラウンジの受付カウンターがこちらです。(※さすがに恥ずかしくて写真は撮れませんでしたので、ANAのHPから拝借しました。)

ファーストクラスの搭乗券を差し出すと、「○○さま、ご搭乗ありがとうございます」と早速名前を呼んでのご挨拶があります。気分が上がる瞬間ですよね!

スポンサーリンク

着席後、ファーストドリンクサービスあり

受付および入室手続きが完了すると、早速入室していきます。

ドキドキする瞬間ですよね・・。そして、受付の方が内線マイクで「お客さま1人ご入場です」と小声でラウンジ内のスタッフの方に伝えているのが聞こえます。

そうなんです。ANAスイートラウンジは、ファーストドリンク&おしぼりサービスを、係の方が行ってくれるんです。

ただ、個人的には係の方からお声がけがあって、席に案内されてから注文を聞いてもらえるのか・・と思っていましたが、実際にはそういうことではなく、とりあえず自分で座りたい座席を見つけて、腰かけてからおもむろに係の方が近寄ってきてご挨拶がある・・という流れでした。

ファーストドリンク&おしぼりサービスがあるということは、着席前に、席の案内も含めグランドスタッフさんが声をかけてくるはず・・と身構える必要は全くありませんので、変に緊張しないで大丈夫です。

というか、私は恥ずかしながらめっちゃ緊張していたんですけどね。

もちろん、ファーストドリンクはシャンパンにしました。スイートラウンジ=シャンパンですよね。

スイートラウンジの見取り図

さて、このANAスイートラウンジの見取り図がこちらです。ここから、実際に訪問して分かった注意点などを解説していきます。

が、冒頭に紹介した受付カウンターです。ここから、入口上方向にまっすぐ歩くと、コンシェルジュデスクがあります。

ここですね。

ここには、常時係員の方が常駐されていますので、これからの旅の相談をはじめ、なんでも相談可能です。そして、ここがラウンジを大きく2つに分ける分岐点にもなっています。

スポンサーリンク

右エリア:食事とオープンスペースが充実

このコンシェルジュデスクから向かって右の青枠内のエリアが、個人的に「右エリア」と名付けたエリアになります。

この右エリアは、こんな感じのソファー席と開放的な個人向けのカウンター席が中心の作りになっています。

ソファーでの大人数での滞在、もしくは個人利用時に短時間で食事+ドリンクを手短に食べて飲んで退出する方向けのエリアといってよいと思います。

この右エリアに限っては、雰囲気と内装としては、ANAラウンジと大きくは変わりませんね。

基本的にはオープンスペースばかりでパーソナルスペースがなく、どちらかというと出入りの激しい雑然とした雰囲気です。

また、滑走路の様子などの眺望もほぼありませんので、個人で長時間、眺望を見ながらゆったりと過ごしたい、という方にはあまり向かないスペースかも知れません。

一方、後述しますが、食事とドリンクが最も充実しているのはこの右エリアです。

スポンサーリンク

左エリア:パーソナルスペースが充実。ダイニングhがあるのもここ

一方、上記見取り図のコンシェルジュデスクから向かって左側の緑枠内のエリアが、個人的に「左エリア」と名付けたエリアになります。

この「左エリア」に入ってすぐの写真がこちらです。

真正面に滑走路が見え眺望がすばらしく、また左手には個室になったパーソナルエリア、そして正面には滑走路に面した夫婦orカップル向けのチェアがあることが分かります。

このように、左エリアは長時間ゆったりと、個人もしくは少人数で過ごすことに向いたエリアだと思います。

特にこの個室スペースは乗り継ぎなどで滞在時間が長い方には超おすすめです。

個室の中は、このように超ゆったりできる空間になっています。

ただ、この個室は出発便の重なる夕方以降などは大混雑しますので、この時間帯にスイートラウンジを訪れる方は、ちょっと早めに訪問しても良いかも知れません。何しろ、ラウンジ好きな方は下手すると4~5時間前からラウンジにいらっしゃってますからね。

このように、シングルユースで長時間、しかもゆったり滞在したい方に真っ先におすすめしたいのはこの左エリアです。

一方で、左エリアはこのように長時間利用+個人or二人くらいまでの少人数利用者がほとんどだったので、あまり騒がしい感じはありません。

スイートラウンジに子連れで来る方はあまり多くはない(実際に、私が訪問した際は一切見かけませんでした)と思いますが、子連れの場合などは右エリアの方がよいかも知れません。

また、後ほどご説明しますが羽田空港ANAスイートラウンジ名物「Dining h」を楽しめるのは、上記見取り図の、この左エリアの奥の窓に面した席になります。

この写真のカウンター席が、夜19:30以降「Dining h」となります。

私が訪問した時も「レストランは営業していないの」と聞かれているお客さまが多数見えましたが、Dining hは夜間限定営業になりますので、昼間便の方(私含む)は残念ながら利用できません。

スポンサーリンク

ANAスイートラウンジ訪問記

解説はこの程度にして、私のANAスイートラウンジ訪問記をご紹介していきますね。

何も知らない、ANAスイートラウンジビギナーである私は、とりあえずよく分からずに右エリアに訪問しました。そして、「案内の方は・・?」とドキドキしながら、でも平静を装いつつ(笑)、空いているソファーに腰かけます。

そうするとおもむろにグランドスタッフの方が近づいてこられ、ご挨拶とともに「お飲み物をお持ちいたしますが、何にいたしましょうか?」お声がけいただきました。

これが噂の「ファーストドリンク&おしぼり」です。オーダーしたのはもちろんシャンパン。

本当に、マジで感動の一瞬でしたね。何度も言っちゃいますが、こんなの、陸マイラーデビューする2年前の私には考えもできなかったサービスです。

飛行機といえばエコノミーで、硬い待合ロビーの椅子に腰かけてでペットボトルの水を飲みながら搭乗を待っていた私が、まさかのファーストクラスに搭乗して、しかもANAスイートラウンジでシャンパンを持ってきてもらってるんですからね。

もう、発狂しそうなほどの興奮です。こんなことって、本当にあるんですね。まさに陸マイラー・ドリームです。

ANAスイートラウンジの食事メニュー(ダイニングh含む)、ドリンクメニューは事前に調べることが可能

そして、ファーストドリンク&おしぼりサービスの次は、お楽しみの食事&ドリンクですよね。

ちなみに、このANAスイートラウンジで提供されている食事メニューとドリンクメニューは、あまり知られていませんが、こちらのページから事前に調べておくことが可能です。

シャンパンの銘柄はもちろん、時間帯別の食事メニュー、そしてダイニングhのメニューまで事前に閲覧ができます。

例えば、私が訪問した2018年11月のシャンパンの銘柄はこちら。

ジャカール・ブリュット・モザイクでした。

シャンパンは大体いつ行っても置いてありますが、希少な焼酎やウイスキーなどはいつ行ってもあるわけではないので、事前に調べてから訪問されることを強くおすすめしたいと思います。

スポンサーリンク

ANAスイートラウンジ右エリアの食事内容

この「右エリア」のお食事の雰囲気はこんな感じです。

全体的なラインナップはANAラウンジと大差ないようにも感じますが、一部にANAスイートクラスだけにしかないメニューもあり、十分に楽しめる内容になっていました。

もちろん、ホットミール(この時は朝食メニューとしてスクランブルエッグ、ウィンナー、ハムなど)と、今回私は食べていませんが、おなじみのANAカレーもありましたよ。

そしてもちろん、ANAラウンジにも設置されているヌードルバーもありました。

ドリンクの内容

そして、個人的に楽しみしていたのが、このドリンクです。

ANAスイートラウンジには、もちろん飲み放題状態のシャンパンが常備されています。この日の銘柄は前述のとおりジャカール・ブリュットです。

そして、ワインも地味ですがANAラウンジよりは高級なワインが常備されています。

その他のお酒も、一見ANAラウンジと同じに見えるんですが、よく見ると一部高級な梅酒や焼酎などがおかれています

こちらも、飲みたいお酒についてはこちらのANA羽田スイートラウンジのメニューを事前に調べてから訪問されることをおすすめいたします。

スポンサーリンク

左エリアに移動

と、ここまで右エリアに15分ほど滞在していたんですが・・なんかやっぱりちょっと「騒がしい」感じが気になるんですよね。

個人的に事前に予習した感じでは、もっとパーソナルなエリアがあったような気がするのですが、この右エリアはオープンのソファ席とカウンター席だけで、パーソナルエリアが全くありません。

ということで、荷物を持って左エリアに移動してみました。

そして、着席した結果が・・上記のとおりまさかの再度のシャンパンサービスをしてもらえました。ラウンジへの入場の都度というより、荷物を持って着席した都度、グランドスタッフさんはタイミングを見てファーストドリンクサービスをしていただけるのかもしれません。

ちょっと驚きましたが、まさかのファーストドリンク2回目です。嬉しいサプライズでした。

左エリアは静寂のパーソナルエリア

ここまでご紹介したとおり、左エリアは比較的静寂のパーソナルスペースでした。

一方、食事はといえば午前中の時間帯という食事的には少な目の時間帯でしたが、それでも右エリアよりは少な目の印象でした。

ガッツリ食事したい方は、おススメは右エリアになると思います。

ただ、私はにはこれがちょうどよい感じで・・・シャンパン×2の後は、簡単なアミューズともう1杯ビールを頂くだけにとどめておきました。

それはもちろん、この後に控えるANAファーストクラスのお食事とドリンクに備えるためです。

ビジネスクラスの昼出発便と夜出発便のサービスにはこれだけ差がある。お得な出発時間帯の選び方とは?

2018年10月23日

航空機の上級クラスの場合、夜便と昼便ではとにかく天と地ほどのサービスの違いがあります。夜便は寝ることを優先した便ですが、昼便は日本を昼出発するので、まだ眠くない時間帯に機上のサービスを満喫できるんですよ。

このため、昼便に搭乗する場合、ラウンジで食べすぎ&飲みすぎることは、機上でのサービスを満喫できなくなるため、全くと言っていいほどよいことはありません

とはいえ、全くの空腹状態で搭乗すると、アルコールは回るは、すぐにお腹いっぱいになるわでこれまた良いことはありません。

ご自身の体調と搭乗時間帯に合わせて、食事とドリンクの量を自己制限する。これ、上級クラスに搭乗する場合の要注意項目ですので、ラウンジ利用時には特にご注意ください。

昼便の場合、軽く食事を取ることはまさに「前菜」代わりになり機上での食事を楽しめますのでおすすめです。

一方、美味しいからといってANAカレーやヌードルバーなどを食べすぎると、結局機内では何も食べられなかった、という本末顛倒な結果を生むことにもなりかねません。

逆に、夜便利用の場合で飛行機に搭乗したらすぐに眠りたい方や、ラウンジは利用しているけど搭乗するのはエコノミークラスなので食事やドリンクに期待していない・・という方などは、このラウンジでしっかり食事を食べて、飲み物も飲んでから搭乗するのも「あり」だと思います。

スポンサーリンク

ダイニングhは19:30~ かなり前から訪問して「開店」に備えよう

この「左エリア」には、19:30~「開店」の羽田空港ANAスイートラウンジ名物「ダイニングh」もあります。

私は今回出発時間帯的に訪問はかないませんでしたが、上記のような30食限定の「ステーキ」などが人気ですよね。

のエリアにありますので、時間帯が合う方は、搭乗後の機内サービスも十分勘案の上、挑戦してみてください。

ANAスイートラウンジはまさに「孤高」のラウンジ

いかがでしたか?

ここまでサラっとご紹介してしまいましたが、シャンパンサービスあり、ダイニングhでの高級洋食レストランサービスあり、とにかく、ANAスイートラウンジは至れり尽くせりの超絶空間でした。

この一生縁がないと思っていたスイートラウンジに訪問できたのは、本当に自分自身にとって一生の思い出になりました。

そしてこれ、すべて陸マイラー活動のおかげです。石の上にも3年。陸マイラー活動2年。たった2年で、ファーストクラス&ANAスイートラウンジデビューという夢がかないました。

騙されたと思って陸マイラー活動を継続すると、あなたもANAスイートラウンジに訪問することは夢ではないと思います。

この後は、お楽しみのANAファーストクラスに搭乗です。

ANAファーストクラス搭乗記。NH223羽田ーフランクフルト12時間の快適フライトの全貌公開

2018年12月2日

本当にファーストクラスにも乗れてしまう!ANAマイラーにご興味のある方は、是非下記の関連記事から陸マイラー活動について覗いてみてください。

年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちらから

【まずここからご覧ください】当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券をガンガン発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。

ANAマイルの貯め方・使い方などマイルに関する記事まとめ

2023年9月21日

私はポイントサイトを利用して、夫婦で年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。

【ANAマイルの貯め方】年間50万マイル!陸マイラーがマイルの貯め方を徹底解説

2024年4月15日

ANAマイルだけでなく、JALマイルも年間15万マイル貯めることができますよ!JALマイルは特典航空券の発券が簡単なマイルですので、ぜひ貯めてみましょう!

JALマイルの貯め方!誰でも年間15万JALマイル貯められる方法を解説します

2018年7月15日



AD