JAL国際線特典航空券PLUSでハワイ便のマイルチャートが暴騰!使いにくいJALマイルに!?

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つい先日まで、「貯めづらく、使いやすい」と言われていたJALマイル。

「使いやすい」、つまり国際線の特典航空券が取りやすかったのがJALマイルの最大のメリットだったのですが、2018年12月4日から導入された「JAL国際線特典航空券PLUS」サービスで、予想通りの大改悪。

JAL国際線特典航空券新サービス「PLUS」はデルタの改悪の再来?所要マイル爆増の最悪シナリオも

2018年7月22日

上記記事で私が予想したとおり、特に超人気路線では国際線特典航空券の発券に必要な所要マイル数が爆増し、とてもではありませんが手が出る水準とはいえなくなってしまいました。

もちろん、これまでどおりの所要マイルで発券できる路線も残っていますし、路線によっては所要マイル数が減少している場合も有ります。

しかし、陸マイラーにとって最重要となるのは例えばハワイ路線などの超人気路線なんです。JALはハワイ路線の特典航空券の開放枠が多く、しかも直前に空席があると特典航空券の開放がされることも多かったのですが、一気に改悪になってしまった印象です。

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2019年8月のハワイ路線特典航空券カレンダーが悲惨すぎる

ちなみに、こちらがJAL国際線特典航空券PLUS導入後の、私が在住する名古屋→ホノルルの往路(片道)の2019年8月のマイルチャートです。

最も所要マイルが少ない8月1日でも、ハワイまでの所要マイルが片道90,500マイル。既にこれまでの所要マイル(40,000マイル)の2倍超です。

そして、8月2日以降は余裕の10万マイル超え、143,000マイル~183,500JALマイルが必要になっています。

もちろん、往復じゃないですよ。片道です。片道

復路がこんな感じ。

もちろん、お盆期間中はやむを得ませんが、従来比較的特典航空券が取りやすかった8月前半の復路便でも、軒並み片道1人あたり10万JALマイル超です。

このため、もちろんお盆を避けて、夏休み前半に親子4人で行った場合のマイル数はこんな感じになりました。

通常のマイルチャートなら8万×4人=36万マイルで済むところ、まさかの親子4人で133万6千マイルです。

「わーい!パパ!ちょっとマイルは掛かるけど、夏休みにハワイにいけるね!!」って・・・なるかボケッ!!!

これ、お盆期間中の場合150万JALマイル超ですからね。冒頭にもご紹介のとおり、使いやすかったけれども「貯めにくい」のがJALマイルです。

JALマイル100万マイル超を貯めるなんて、そんなん夢のまた夢の世界です。JALマイル100万マイルは、ANAマイル100万マイルの数倍の難易度だと思ってください。

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JALマイルはもう少し特典航空券が取りやすい子だった

JALマイルは結構特典航空券が取りやすい子で、上記のとおり8月のお盆期間前とかでも、5席もビジネスクラスが取れていたりしたんです。

それがこんなことに・・。

もちろん、「8月の繁忙期だからしょうがないじゃん」というご意見、それはよくわかります。

でも、その繁忙期なのに、ポロっと国際線特典航空券が取れる。しかも、複数座席。これ、子育て世帯には滅茶苦茶大きかったんです。

それが貯めにくいけれども使いやすい、JALマイルの最大の利点だったのに、そのメリットがなくなってしまっては、苦労してJALマイルを貯める意味も半減以上というものです。

ANA&スターアライアンス特典航空券でも空席が見つかるような閑散期であれば、陸マイラー的には別に無理してJALマイルを使わなくても、ANAマイルの方が絶対に貯めやすいので、ANAマイルで充分なんですよ。

ANAマイルでは特典航空券が取りにくい時期に、取りにくい目的地の特典航空券が取れたのがJALマイルの強みだったのに・・。

これ、JALマイラーにとってはかなり厳しい結果だと思います。

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ワンワールド提携特典航空券の開放枠も減少?

まだ新サービス導入初日ですのでもう少し検証が必要ですが、何となく、BA(ブリティッシュ・エアウェイズ)のアヴィオスマイルなど、ワンワールド提携航空会社への特典航空券の開放枠も減少しているように思えます。

閑散期なら、ハワイ便のビジネスクラスでも空席5席とか平気で見つけることができたのですが、私がざっと調べた結果ですが、2019年7月~9月の間、最大で空席3席しか見つけることができませんでした。

前述のとおりもう少し検証が必要ですが、提携航空会社への特典航空券の枠も減少している可能性がありますね。

今回の特典航空券「PLUS」の導入により、自社のマイルを利用してくれる顧客に開放した方がよい、という判断なのかもしれません。

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JALマイルは確実に取りにくく改悪。もしかしてデルタの悪夢の再来?

JALマイルの唯一にして最大のメリット。

それは、特典航空券が比較的取りやすかったってことです。そしてこの「取りやすい」の意味は、だれでも比較的取りやすい閑散期に特典航空券が取れる、ということではなく、夏休みとか「この期間はちょっと厳しい」という時期でも、比較的空席を見つけることができたって意味なんですね。

そのメリットが一気に崩れ去ったような気がして、ちょっと残念な気持ちで一杯です。

そして、この国際線特典航空券PLUSのサービスの模倣先はデルタ航空のシステムのようにも感じて・・そこも怖いんですよね。

デルタ航空の場合、自社便の空席予想と必要マイルチャートを連動させて所要マイルを決定しています。だから、いわゆる「標準マイルチャート」がないんです。

そして、JALもサービスインすぐではありますが、8月繁忙期の特典航空券の相場を見ると、ほとんど「標準マイルチャート」の意味がなくなっている・・。そう感じざるを得ない状況です。

JALもデルタ化の道をたどるのか。それとも、特典航空券の取りやすい、優しいJALであり続けるのか

陸マイラーとして、今後の動向を注視していきたいと思います。

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