ANAワイドゴールドとSPGアメックス。本当にマイルが貯まるカードはどっち?

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ANAマイラーにとって気になるのが、メインカードにするべき「本当にマイルが貯まるカード」はいったい何なのか?ってことですよね。

特に、ANA陸マイラーに絶大な人気を誇るANAワイドゴールドカードとSPGアメックス、これ、どっちをメインカードにすべきなのかはかなり悩むところかと思います。

いずれもかなり強烈にANAマイルが貯まるカードですし、SPGアメックスで貯まるマリオット・ポイントはANAマイルに交換しない場合は無料宿泊にも交換できますからね。

ANAマイラーにとっていずれ劣らぬメリットを持つクレジットカードだと思います。

ANAワイドゴールドカードとSPGアメックスの2つのカードを比較して、どちらが本当にマイルが貯まるのか?どちらが陸マイラーおススメのメインカードなのか?について、徹底解説します。

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ANAワイドゴールドカード

まず、ご紹介するのがこちらです。ANAワイドゴールドカードですね。

ANAワイドゴールドカードのメリットは、なんといってもその高いマイル還元率です。例えば上記のANAJCBワイドゴールドカードの場合、最大1.375%のマイル還元率を誇るカードなんです。

例えば月20万円の決済というご家庭の場合、年間のカード決済金額が240万円の計算になりますので、年間のマイル還元額はなんと33,000ANAマイルです。

マイル還元額の計算例
  • 毎月20万円×12か月×1.375%=33,000ANAマイル

普通に生活していて、生活費をカード決済するだけでなんと年間33,000ANAマイルですからね?そのくらい、マイル還元率1.375%の破壊力は大きいんです。ボーっとクレカを使っている場合じゃありませんね。

ANAワイドゴールドは海外旅行傷害保険(自動付帯)が凄い!

また、ANAワイドゴールドカードは、マイルが貯まることはもちろんのこと、海外旅行傷害保険が滅茶苦茶凄いんですよね。

ANAワイドゴールドカードの場合、海外旅行保険は全て自動付帯(=その旅行の費用を支払わなくても、持っているだけで保険適用になる)です。

そして、海外旅行傷害保険で特に重要になるのが、傷害/疾病治療費用の補償です。

JCB VISA/Master
死亡・後遺障害 最高1億円 最高5,000万円
傷害治療費用 300万円 150万円
疾病治療費用 300万円 150万円
賠償責任 1億円 3,000万円
携行品損害 50万円 50万円
救援者費用等 400万円 100万円

海外で急病!なんて時、海外では基本無保険医療になりますので、トンでもない高額請求をされる可能性がありますが、この疾病治療補償があればかなり安心です。

特に、JCBブランドは保険金額がVISA/Masterの単純に倍の300万円ですので、これ、大安心だと思います。

また、ANAJCBワイドゴールドカードは上記でご紹介したマイル還元率的にも1.375%と、VISA/Masterブランドの1.35%を上回っており、ANAワイドゴールド3兄弟では最高水準です。

ANAワイドゴールドカードを1枚欲しい!って場合は2020年現在はJCBブランドがかなりおススメです。

ANA JCBワイドゴールドカードの年会費・マイル還元率とメリット・デメリットを解説!VISAゴールドとの比較も!

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SPGアメックスカード

次にご紹介するのが、こちらもANAマイラー必携と言える、SPGアメックスカードです。

SPGアメックスカードのマイル還元率は、ANAJCBワイドゴールドカードの驚愕の1.375%にはちょっと劣るのですが、それでも最大1.25%を誇ります。

この還元率1.25%を実現するのが、マリオット・ポイントからマイル交換時のボーナスポイントの存在です。

マリオット・ポイントは60,000Pを一括でANAマイルに交換することで5,000ANAマイルのボーナスポイントがもらえるので、マイル換算はこのボーナスを加えると以下のとおりになります。

ボーナス適用後のマイル換算
  • 60,000P ⇒ 25,000マイル

この60,000Pを手に入れるために必要なカード利用金額はちょっと多めですが200万円です(100円=3P)。

この結果、200万円利用で60,000Pがもらえ、25,000ANAマイルに交換できることなりますので、還元率は1.25%ということが、お分かりいただけるかと思います。

ANAJCBワイドゴールドよりはマイル還元率が若干低いですが、それでもかなり高めのマイル還元率です。

例えば、ANAJCBワイドゴールドカードと同条件で比較してみましょう。同じく毎月20万円決済の場合、年間の利用金額は240万円ですので、獲得マリオット・リワードポイントは72,000ポイントです。

利用方法 ポイント内訳
マリオットPのみ
  • 72,000P
マリオットP+ANAマイル
  • 25,000ANAマイル
  • 12,000P

ここが大きなポイントなんですが、この72,000マリオット・ポイントは、図の上段のとおりマリオットポイント単体で使うこともできます。

もちろん、下段のとおりANAマイルに交換すればマリオットポイントと合わせて使うこともできるんです。12,000Pあれば海外ホテルでの宿泊もできちゃうポイントですからね。

さらに、マリオット・ポイントは貯めづらいことでおなじみのJALマイルにも同じ交換率で交換できるかなり稀有なポイントです。

この「ハイブリッドな用途を持つ」ことが、実はSPGアメックスカードの最大のメリットなんですよね。

カテゴリー オフピーク スタンダード ピーク
1 5,000 7,500 10,000
2 10,000 12,500 15,000
3 15,000 17,500 20,000
4 20,000 25,000 30,000
5 30,000 35,000 40,000
6 40,000 50,000 60,000
7 50,000 60,000 70,000
8 70,000 85,000 100,000

ちなみに、マリオット・リワードポイントでの無料宿泊のポイントチャートがこちらです。

マイルに一切交換しない!って場合でも、70,000Pあれば一泊7~10万円はくだらないマリオットカテゴリー7のホテル、例えばリッツ・カールトンなどに宿泊することもできますからね?

ANAワイドゴールドカードよりも確かに若干マイル還元率は劣りますが、その代わり高級ホテルに無料宿泊できるマリオット・ポイントにも、ANAはもちろんJALなど約40もの多彩な航空会社マイルにも交換可能!というのが、このSPGアメックスカードの陸マイラー的最大のメリットだと思います。

ちなみにANAワイドゴールドカードは、当然ながらANAマイルにしか交換はできません。

マリオット・ボンヴォイ・アメックスの特典とメリットを完全解説。超絶お得な3つの理由!

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陸マイラー的メインカードはどっち?

さて、ここまでANAワイドゴールドカードとSPGアメックスのマイル還元率をご紹介してきました。

では、一体どちらがANA陸マイラーのメインカードとしておススメなんでしょうか?

ここまで解説しておいて身も蓋もありませんが、おすすめのメインカードは「どちらでもない」ですね。陸マイラーはメインカードは「決めない」のが正解なんです。

ANAマイル還元率は入会キャンペーンが最も高い

何言っているの?と思われたかもしれませんね。

ここで、重要な事実をご紹介したいと思います。クレジットカード決済でのANAマイルの還元率としては、各種クレジットカードの入会キャンペーンが最も高いんです。

つまり、特定のカードを決めて使い続けるのではなく、入会キャンペーン開催中のクレジットカードを発券して集中的に利用し、大量にマイルを貯めるのが正解なんです。

【終了】ダイナースカードのポイントサイト案件で初年度年会費無料&15,000円もらえる!今だけ入会キャンペーン併用可能!【2022年最新】

例えば、上記のダイナースカードのキャンペーンの場合、入会キャンペーン期間中のマイル還元率は驚異の10%越えです。50万円利用した場合50,000ANAマイル超がもらえます。

1.375%とか1.25%とか、1%台で競り合っている場合じゃないんです。

マイル還元率1%台はもちろん、さらにその下0.0数%で争っていても、貯まるマイルにはほとんど違いはありません。100万円決済してほんの1,000マイル程度しか差は出ないんです。

一方、10%台、つまり10倍近くマイル還元率が違うと、万の単位でもらえるマイルが違ってきます。50万円決済でANAJCBワイドゴールドなら6,875ANAマイルしかもらえませんが、ダイナースの入会キャンペーンなら50,000ANAマイル超です。

【2023年最新】ANAアメックスの入会キャンペーン徹底解説!最大100,000ANAマイル以上もらえる!

また、上記のANAアメックスの入会キャンペーンなら、マイル還元率は7.0%。例えば100万円の決済でもらえるマイルは70,000ANAマイルです。

破壊力が違いすぎるのが、お分かりでしょうか?つまり、メインカードについて還元率1%台で優劣を比較しても、あまり意味はないんです。さらにその下0.0数%台の比較には全く意味がありません。

ANAマイルを大量に貯めたい陸マイラーは、まずはクレジットカードの入会キャンペーンを積極的に利用して、大量のANAマイルをゲットしましょう。

何しろマイル還元率が5倍~10倍違うんです。まずは入会キャンペーンを積極的に利用するのがおススメです。

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ANAワイドゴールド&SPGアメックスの使い方

じゃあ、ANAマイラーにとってANAワイドゴールドとSPGアメックスは不要か?というと、全くそんなことはありません。

これまた「何言ってんの?」と思われるかもしれませんが、ANAワイドゴールド、SPGアメックスそれぞれにメリットがあるので、ANAマイラーとしては普段の決済には利用しなくても持っておくべきだと思います。

ANAワイドゴールドの主なメリット
  1. エコノミークラス搭乗時でもビジネスクラスカウンター利用可能
  2. ANAスカイコインへの交換率が1マイル=1.6倍
  3. 海外旅行傷害保険がかなり充実
  4. 国内線・国際線座席指定枠が若干優遇

まず、ANAワイドゴールドカードのメリットがこちらですね。

特に重要なのが②と③、中でも②ですね。大量ANAマイルを貯めても特典航空券が満席で発券できない!って際に、このANAワイドゴールドカードが持つ1ANAマイル=1.6スカイコインに交換できる、という驚異の交換率が超絶メリットを発揮します。

このためだけにANAワイドゴールドカードを持っておいても良い。そのくらいの超絶メリットなんです。

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SPGアメックスの主なメリット
  • マリオット・ゴールドエリート会員資格が自動付帯(部屋のアップグレード、レイトチェックアウト)
  • 年1回マリオット系列ホテル(カテゴリー6以下)に継続特典で無料宿泊可能

次に、SPGアメックスの主なメリットがこちらです。

なんといっても、マリオット・ボンヴォイのゴールドエリート会員資格がステータスマッチで自動付帯するのが滅茶苦茶デカいです。

マリオット・ボンヴォイのゴールドエリート会員資格にはお部屋のアップグレードやレイトチェックアウトなど、強烈な特典が付帯するのでANA陸マイラーは絶対に持っておくべきです。

さらに、年1回マリオット系列ホテルにカード継続特典で無料宿泊可能なので、年会費は確かに高額ですがこの特典だけで完全に元が取れます。つまり、ほぼ完全無料でゴールドエリート会員資格ゲットです。これ、持っておくほかありませんよね。

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個人的なメインカードとは?

いかがでしたでしょうか?

ANAワイドゴールドとSPGアメックスどちらをメインカードにすべきか・・というお題に対する、私の回答は以下のとおりとなります。

メインカードの考え方
  • メインカードは「入会キャンペーン実施中のカード」。特定のカードではない
  • サブカードとして、SPGアメックスを利用

ここまでご紹介したとおり、入会キャンペーンのマイル還元率は5~10%と超驚異的です。

日常のメインカードは、この入会キャンペーン開催中のカードを発券&利用し大量マイルを手に入れることを狙っていくべきですね。

ただ、その合間・・例えばあるカードの入会キャンペーン攻略後の次のカード発券までの期間や、マリオット系列ホテルへの宿泊時などには、私はSPGアメックスを利用しています。

SPGアメックスはなんといっても100円=3Pが貯まりますし、マリオット系列ホテルでの宿泊での利用時にはなんと18.5%という驚異のポイント還元率です。

合間の期間を埋めるサブカードとしては、一定のボリュームでポイントが貯まり、上記のとおりマイル、宿泊にハイブリッドで使えるSPGアメックスがおススメだと思います。

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