ANA2021年国内線は欠航との闘い?欠航状況と確認方法、見分け方

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2021年も個人的にSFC修行をはじめ、ANA国内線の予約をそれなりに入れているのですが・・。

ここにきて、欠航リスクがかつてないほどの高まりを見せています。

というか、ANA便の予約は一応できますが、1か月前くらいにならないと本当に飛ぶのか分かんない・・って感じに、2021年はなっちゃいそうなんですよね。

ANAは2021年3月末決算では、2020年度通期の赤字が約5,000円億円に達するという見込みを発表しているため、この対応は背に腹は代えられない、やむを得ない面もあるといえばあるんですが・・。

一利用者としては相当注意が必要であることは事実です。

早速、2021年度ANA国内線の欠航状況と運航情報を解説します。

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ANAの決意

こちらは、ANAが2021年1月19日に発表した、2021年度国内線航空輸送計画の冒頭の抜粋です。

ちょっと字が小さいので、特に重要な点を下記に抜粋します。

国内線輸送計画
  • 新型コロナウイルスの影響による需要変動を都度的確に見極め、柔軟性をもち機動的に対応するため、運休・減便を引き続き月次で発表する(需要回復が見込まれる場合は、機材の大型化・増便で対応)
  • 使用機材の小型化を中心として一時的に事業規模を縮小し、徹底した費用削減を行う

これ、意訳でもなんでもなく、ANA2021年度国内線航空輸送計画の完全な抜粋です。

お読みになってお分かりのとおり、ANAとしては、需要変動に応じ機動的に運休・減便(乗客が多い場合は機材の大型化・増便)を行い、運休・減便がある場合は月次で発表する方針を明らかにしています。

また、この一言は非常に大きいのですが、使用機材の小型化を中心として一時的に事業規模を縮小し、徹底した費用削減を行う・・としているんですよね。

つまり、日本各地を結ぶフラッグシップ・キャリアとしてのプライドは一旦捨てて、とにかく収益を重視する方針でフライトを組みたてる・・という方針を明らかにしているんです。

いいですか?もう一度よく読んでみましょう。

「需要変動に応じ機動的に運休・減便を行う」って書いてますよね?

これ、しらっと書いてありますが、結構衝撃的な一文です。鉄道で言えば、ダイヤ通りで運行しないよ?つまり、いつ欠航してもおかしくない!って示されているんです。

繰り返しですがこれ結構衝撃的なんですが・・。仕方がないことですので、乗客としてもその覚悟で予約しておく必要がありそうです。

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ANAHD片野坂社長も

また、ANAHDの片野坂社長は、2021年年頭のNHKの単独インタビューで、以下のように話しています。

運航方針
  • 航空は、経済活動のインフラとして重要だが、需要がかなり減る場合は、赤字を出すわけにはいかない。
  • 赤字となるフライトは、減便や運休をしなければいけない。

まさに、この2021年度国内線航空輸送計画を裏付けるようなインタビュー内容になっていますね。

要は、ANAはガラガラの飛行機を赤字覚悟で飛ばす気はない!ってことです。

新型コロナの感染拡大状況や乗客の人数により躊躇なく欠航になる可能性がありますので、この欠航の可能性を十分に頭に入れたうえで、旅程を組み立てるようにしましょう。

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欠航の確認方法・見分け方は?

では、このANA国内線の欠航状況は一体どのようにすれば知ることができるか、ということですが・・。

欠航の連絡がANAから送られてくる前に欠航状況を知ることのできる最も手っ取り早い方法がこちらですね。ご自身が予約済みのフライトが、いつの間にか全て満席表示になっている場合、かなりの確率で欠航になります。(※実際に(本当に)満席の場合は別(笑))

何しろ、満席表示で予約をシャットダウンしているんですから、実際に飛ばす可能性はほぼ0です。飛ばす気があるなら、ギリギリまで予約を受けるはずですからね。

また、ANAから正式な欠航の発表が無くても・・いざ飛行機を予約しよう!!と思ったら、満席で予約できない!って場合は、上記と同じ理由でその飛行機はほぼ間違いなく欠航になります。

この「満席表示」による欠航の可能性の示唆については、ANAの公式HPでも明示されているのですが・・。そうは言っても予約済みのフライトが「満席」表示になった場合の残念感といったら他に類を見ませんね(笑)。

また、ちょっと先・・例えば約半年先のフライトとかの確認をしたら、何故か自分たちの周辺を含む全ての座席が満席で座席指定が一切できないとか、上記のようにシートマップの表示ができず、座席属性の選択しかできない・・ってのも、かなり怪しいですね。

フライトダイヤの再検討の最中なのかもしれませんが、欠航の可能性は高まったと考えた方が良いでしょう。

収益最大化のために儲かるフライトしか飛ばさない!ってANAの決意の裏返しですので、このような表示が国内線の予約に出てきたら、欠航の可能性も含め検討しておくと良いと思います。

ちなみに、上記のフライトは私の夏休みのハワイのフライトなんですが・・。国内線が欠航の可能性が高いってことは・・まあ、そういうことなんでしょうね(笑)。

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GWや夏休みの高需要期は高確率で飛ぶ

ただ、ご安心?いただきたいのは、このANA国内線の運航方針はかなり読みやすい方針なんですよね。

何が読みやすいか?というと、ANAが運航計画で述べているのは、つまり収益の最大化ってことですから、儲からない路線やフライトは欠航の可能性が高いのですが、GWや夏休みなどの高需要路線はまず間違いなく飛ぶんですよね。(※緊急事態宣言・ロックダウンなどの場合を除く)

場合によっては、機材を大型化させてでも飛びます。

国内線輸送計画
  • 国内線を収益の柱と位置づけ、高需要路線を中心にネットワークを再編

これは、前述のANA2021年度国内線航空輸送計画でも明確に示されていて・・。上記の通りの記載があります。

国内線はそうはいっても「収益の柱」なんですよね。このため、高需要路線(=乗客が多い路線)ではバンバン飛ばして収益を確保する!という方針が示されています。

このため、夏休みやGWに、沖縄方面や北海道方面などの高需要路線を予約している方は、欠航についてそう大きな心配をすることは無いでしょう。

ただ、※で記載したとおり緊急事態宣言・ロックダウンなどの不測の事態の場合はまた別ですので、その点はご留意をお願いします。

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SFC修行が組みにくい

以上、2021年度ANA国内線の欠航状況や確認方法・見分け方についてご紹介しました。

ANAの大方針についてはある意味分かりやすくて、要は儲かる(乗客の集まる)フライト以外は躊躇なく欠航するし、緊急事態宣言などの需要減には機動的に欠航する!一方、GWや夏休みなどの高需要期にはしっかり飛ばして儲ける!ってことです。

ということで、夏休みなどのフライトはまず大丈夫ですし、国際線の経由フライトもそもそも国際線をあきらめているから欠航になっても良いんですが・・。

個人的な問題は、フライト料金が安い時期に組むことが多いSFC修行のフライトなんですよね。とにかく予約が超取りづらくって・・とにかく2021年度のSFC修行は欠航との戦いになりそうです。

コロナが比較的落ち着く傾向にある6月~10月の夏季に、短期集中!って感じになっちゃうんですかね。

また、SFCはともかくとして(笑)、GWや夏休み以外のいわゆる「閑散期」にANA国内線フライトを予約する方は、とにかく2021年度は欠航リスクに注意した方が無難だと思います。

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