ANAマイラー必携のカード。それが、ANAゴールドカードです。
もちろん、ANAゴールドカードを持っていなくても・・いわゆる平のAMC(ANAマイレージクラブ)会員でも、マイルを貯めたり、マイルで旅行をすることはできます。
しかしながら、マイルの利便性を高め、マイルを最大限上手に利用して国内外を旅行するために、やはりANAゴールドカードは絶対に必要です。
年間50万マイル貯める陸マイラーとして、個人的にはそう断言できてしまいます。
そして・・実はANAゴールドカードって、「三井住友カード」「JCB」「アメックス」「ダイナース」の4つの提携カード会社が発行しているんですよね。ご存知でしたか??
実際に4種類全て発券し、実際に利用してみて分かった、最後に手元に残したい最得ANAゴールドカードを解説します。
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ANAゴールドカードのメリット

ANAゴールドカードのメリットを、まずは簡単にご紹介しましょう!
ただし、メリットの羅列をしても意味がないですからね。ここではANA陸マイラー向けに、超実践的に、本当に陸マイラーに必須である理由に絞ってご紹介したいと思います。
そして、まずもう本当にこれがNo1のメリットになるのが・・マイルからANAスカイコインへの1.6倍での倍率での交換が可能になることですね。
詳細は上記の関連記事をご覧いただければと思いますが、結局マイルでは特典航空券しか発券ができないんです。
特典航空券が発券できるならいいじゃん!って思われるかもしれませんが、特典航空券では1便あたり数席という、発券枠の壁を超えることができません。
なので、慢性的に陥るんです。「結局フライトが予約できない」って落とし穴に。
有償航空券なら買えるのに、マイルだともう満席!マイルを使った特典航空券の世界だけに生きていれば、これが当たり前の世界なんですが・・。
この発券枠の壁を超えることができるのが、ANAスカイコインへの交換&有償航空券の購入です。
これは本当に、超絶デカいメリットです。特典航空券が取れない場合に、有償航空券を買う選択肢がある。これが超絶デカいんです。

ちなみに、ANAマイルからANAスカイコインへの交換率が上記のとおりです。
ご覧いただいたとおり、平AMC会員の場合最大1.2倍(10マイル=12円)ですが、ANAゴールド会員以上であれば1.6倍(10マイル=16円)で交換できますからね。
ANAマイルでは超えられない「発券枠」の壁を超えるために、そして、そのために必要なANAスカイコインを効率的に貯めるために、このANAゴールドカードは絶対に必要なカードです。
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ANAカードファミリーマイル

では、もう一つのほぼ必須ともいえるメリットも簡単に。
それが、これまた持っていないとANAマイルの利便性が極端に下がってしまう「ANAカードファミリーマイル」ですね。
このANAカードファミリーマイルに登録することで、自分を含めて生計が同一の家族・親族最大10名までマイルを合算して利用することができます。
陸マイラーは夫婦2馬力で行うと超絶マイルが貯まるのですが・・この夫婦で貯めたマイルを合算して利用できる・・。
さらに、子どものフライトのマイルも上手に利用できるこの「ANAカードファミリーマイル」は、陸マイラーに絶対に必要となるサービスです。
ただ、このANAカードファミリーマイルは厳密には「ANAカード」のメリットであり、別にゴールドカードでなくても一般カードでも付帯するサービスです。
ただ、どうせANAカードを発券するなら、ANAスカイコインの倍率1.6倍!のメリットがあるANAゴールドカードが絶対にお得ということは・・何となくお分かりいただけるのではないでしょうか。
その他、ANAカードを持っていると、事前座席指定の開放が他の会員よりも早い・・なんてメリットもありますので、ご参考にご覧ください。
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ANAゴールドカードはどれがお得か?

ここまで、ANAゴールドカードが陸マイラー必携である理由を簡単に解説しました。
もちろん、その他にもクレカ利用時のANAマイル還元率1.3%!とか、海外旅行傷害保険が充実!とか、ゴールドカードなのでカードラウンジが使える!とか、空港売店ANAFESTAやANA機内販売で5~10%OFF!などのメリットはありますが・・。
いずれもANAゴールドカードを「絶対に持っておくべき」と言える、決め手になるメリットではありません。
もちろん、持っていればこれらのメリットも使うべきですが(笑)、ここまで紹介した「ANAスカイコインへの交換倍率1.6倍」と「ANAカードファミリーマイル」は、ANA陸マイラーなら絶対必携と言い切れる決め手になるメリットです。
ということで、ANAゴールドカードは絶対に持っておくべきなんです。
ただ・・冒頭ご紹介のとおり、このANAゴールドカード、なんと4つもの会社が提携カードとして発券しており・・しかも、それぞれ微妙にメリットや年会費が違うという(笑)。
では、どのANAゴールドカードが実はお得なのか?実際に4枚全て発行した私が順に比較してみたいと思います。
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ANAJCBワイドゴールドカード・ソラチカゴールドカード

まずはこちら、ANAJCBワイドゴールドカード・ソラチカゴールドカードですね。
あ、JCBカードはANAゴールドカードとして、なんと2枚(ワイドゴールド、ソラチカゴールド)のカードを発券しています。
年会費はいずれも15,400円(税込)のカードですが、いわゆる「リボ払い」サービスであるJCBスマリボを活用することで、10,400円(税込)まで、年会費を引き下げることが可能です。
また、これまたJCBスマリボを上手く利用することで、マイル還元率も1.375%、ソラチカゴールドの場合それ以上に高めることができるカード・・スペック上は確かにその通りなんですが・・。
私自身実際に発券しましたが、このJCBスマリボって・・滅茶苦茶仕組みが難しいです。
このため、JCBスマリボを上手く活用して年会費を引き下げる・・ってスペック上は確かに可能ですが、その難易度が実は超絶高いカードです。
というか、JCBスマリボの闇はかなり深いので・・個人的には、相当リボ払いの繰り上げ返済に手間暇を掛ける自信がある方にしか、このカードを「最後の一枚」のANAゴールドカードとして選択することは、おススメはしませんね。
なお、このカードのライバルとなるのは、同じく年会費15,400円(税込)の三井住友カード発行ANA VISA/Masterワイドゴールドですが・・。
確かに、旅行傷害保険ではJCBの方が優れているというメリットはあります。
しかしながらこのスマリボの難易度的に、JCBワイドゴールド/ソラチカゴールドはちょっとおすすめが難しいですね・・。
何度も言いますが、これは実際に私が利用した結果です。それくらい、スマリボは難しい制度です。
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ANAダイナースカード

お次にご紹介するのが、ANAダイナースクラブカードです。
ANAダイナースクラブカードは、一般カードに見えますがゴールドカード扱いのカードですのでご安心を。
それもそのはずこのカード、年会費が29,700円(税込)ですからね。ANAJCBやANAVISAワイドゴールドカードと比べてはいけないくらい年会費が高額です(笑)。
ちなみに、ANAダイナースカードには、ANAJCBワイドゴールド/ソラチカゴールドのような年会費割引施策のようなものはありません。このため、年会費はがっちり29,700円(税込)かかってきます。
ただ・・そこは年会費29,700円のANAダイナースカード(笑)。最大のメリットは、とにかく国内外で利用できる空港ラウンジが半端なく多いことなんですよね。
また、当然ですが海外/国内旅行傷害保険なども超絶充実しているカードです。
一方で、逆から言うとおすすめできるメリットは・・それ(ラウンジ)くらいです。
ANAゴールドカードは、前述のとおりANA陸マイラーにとっては絶対に所有しておくべきメリットのあるカードですので・・10年とかそういうスパンで所有するカードです。
となると・・やっぱりこの約3万円の年会費は・・ボディブローのように効いてきますよね・・。普通。
また、ダイナースのカードブランド自体がそもそも電子マネー系に弱く、店舗での利用もあまり強くない・・というのも地味なウィークポイント。
個人的には最後に手元に残す1枚では・・無いかな?って感じです。
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ANAアメックスゴールドカード

3番目のご紹介が、ANAアメックスゴールドカード。
気になる年会費は34,100円(税込)と、ANAゴールドカードの中でも最も年会費が高額のカードとなっています。当然、年会費割引になるサービスなどはありません。
ただ、当然そこは年会費高額カード。もちろん海外/国内旅行傷害保険や、空港からの手荷物無料宅配サービス、エアポート送迎サービスなど、旅行関係のサービスは充実しているのですが・・。
いかんせん、さすがにこの高額年会費をカバーするメリット!とまでは・・・少なくとも他のANAゴールドカードと比較すると、そこまでは至ってない・・って感じですね。
アメックスもそこはわかっているのか、2020年に入り「スカイコイン獲得プログラム」「スマートフォン・プロテクション」など新たなサービスでテコ入れを図ってきていますが・・。
それでも、ずっと所有することを考えると、かなり年会費負担が重いカードであることは確かです。
ただ、ANAアメックスの新規入会キャンペーンは破壊力が半端ないので・・。
個人的には、新規入会キャンペーンでまずは大量ANAマイルを獲得!その後の継続は、実際に使ってみて考える・・でも大丈夫なんじゃないかと思います。
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ANA VISA/Master ワイドゴールドカード

さて、最後にご紹介するのがこちらですね。
三井住友カード発行の、ANA VISA/Masterワイドゴールドカードです。三井住友カードといえばVISAブランドって印象がありますので、特にMasterカードにこだわりが無ければ、VISAワイドゴールドを選んでおけば良いでしょう。
このANA VISA/Masterワイドゴールドカードの年会費は、ANAJCBワイドゴールドと同じく15,400円(税込)ですが、JCBと同じくリボ払いである「マイ・ペイすリボ」を活用することで、11,000円(税込)まで割引することが可能です。
そして・・ここがJCBとの最大の違いなんですが、この「マイ・ペイすリボ」での割引適用が、JCBとは比較にならないくらい簡単なんです。
このため、実質ANAゴールドカードで最も年会費が安いのは、このANA VISA/Masterワイドゴールドカードと言い切れてしまいますね。
その分、他のカードに比べるとエッジ(角)が立った目立ったサービスはありませんが・・年会費11,000円(税込)で持てる。
しかも、年会費割引にも、特に手間がかからない。
この理由から、長く持ち続ける「最後の1枚」としては、かなりおすすめできるカードだと思います。
上記のとおり、衝撃の改悪はありましたが、それでも年会費的には一番安いカードですからね。
というか、私も実際に4つのカードを使った結果「このカードに決めた!」と思っています。
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まとめ

以上、ANA陸マイラー必携のカード「ANAゴールドカード」の「持ち続けるべき1枚」を解説しました。
そしてこれ私が実際に4種類発券した結果です。実際に所有してみて・・やっぱり三井住友 VISA/Masterワイドゴールドが、年会費的にも長く付き合える1枚だと思いましたね。
一方で、発券前と発券後の印象が違ったのが、ANAJCBワイドゴールドカード・・。
なんといってもスマリボの「闇」が深すぎるというか、とにかくリボ払い手数料を徴収したいオーラ全開なので、ちょっと毎月となるとこの「圧」に耐えきれないな・・という印象です(笑)。
冒頭述べた通り、ANA陸マイラーにとってANAゴールドカードはほぼ「必須」のカードです。
この記事も参考に、是非お気に入りの一枚を見つけてください。
なお、ANA VISA/Masterカードは・・頻出ではありませんが、ポイントサイトの案件もありますので、できればポイントサイト経由で申込みましょう。
ポイントサイト「ハピタス」さんなら、ほぼ常時ANA VISA/Masterカード案件が掲載されています。こちらからどうぞ。
年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちらから
私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。