ANAマイルの使い方を徹底解説!全14の交換先とマイル単価の検証結果!

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折角貯めたANAマイルも、その使い方を理解していないとお得に使うことはできません

特に、「貯めるより使う方が難しい」とも言われるANAマイルの「使い方」と交換先は、ANAマイラーにとってまさに必須の知識となります。

また、一体どの使い方が最も1マイルの価値が高くおすすめの交換先なのか?ということも気になるポイントですよね。

この記事で分かること
  • ANAマイルの14の「使い方」と交換先
  • 14の使い方それぞれの「1マイルの価値」の検証結果

ANAマイルのお得な使い方を、1マイルの価値が高い交換先順にご紹介します。

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目次

ANAマイルの14種類の使い方

ANAマイルには、以下の通り14種類以上もの交換先があります。

これ、どんな印象を持たれますか?ANAマイルの交換先って実は結構多いですよね。ANAマイルといえば特典航空券への交換がもちろん最もお得ですが、特典航空券での利用以外にもこれだけの使い方があるんです。

番号 交換先 マイル単価
ANA国際線特典航空券 1円~15円超
提携航空会社特典航空券 1円~15円
ANA国際線アップグレード特典 ~10円
スタアラアップグレード特典 ~10円
ANA国内線特典航空券 ~5円
ホテル宿泊クーポン ~1.8円
ANAスカイコイン ~1.7円
ANAカード会員限定イベント ~1.6円
レストランクーポン ~1円
ANAセレクション ~1円
ANAご利用券 1円
ANAショッピング A-Style 1円
レンタカークーポン 1円
他社ポイント移行 0.5円~1円

ANAマイルから交換できる14の交換先と、大体のマイル単価は上記のとおりです。

ちなみにマイル単価とは、1マイルを円換算すると何円で使えるのか?の単位を示しています。このマイル単価順に、ANAマイルの使い方と交換先を早速解説していきます。

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①ANA国際線特典航空券に交換する

まず、ANAマイルの使い方として、最も価値の高い交換先がやっぱりこれですね。

ANA国際線特典航空券に交換する使い方です。そして、特に価値が高いのは、ビジネスクラス以上の上級クラスの特典航空券に交換することです。

クラス 1ANAマイルの価値
ファーストクラス 15円超
ビジネスクラス 5~9円
プレミアムエコノミークラス 3~4円
エコノミークラス 1.5~3円

ANAマイルを、例えばANAファーストクラス特典航空券に交換すると、なんと1マイル=15円超の価値で使えます。早速、実際の航空券運賃でそのお得度を検証してみましょう。

ファーストクラス・ビジネスクラスなら1マイル5円~15円超

まず、ファーストクラスの特典航空券のマイル単価から検証です。

例えばこちらはANAフランクフルト行きファーストクラスの運賃です。往復2,915,000円です。マジか。思わず2度見しちゃいますよ。まさかの300万円です。

一方、この航空券を発券するのに必要なマイルは165,000マイル(レギュラーシーズンの場合)です。つまり、2,915,000円÷165,000マイル=1マイルあたり17.66円で利用できる、ということになります。

これは凄い・・驚異的なマイル単価です。逆に言うと、庶民がファーストクラスに搭乗するにはもうマイルを貯めるしかない、ということかもしれませんね。

同様に、ビジネスクラスの特典航空券を利用した場合、1マイル5~9円の価値で使うことができます。

例えば、東京ーシンガポール間のビジネスクラス「Value」チケット価格は339,000円です。そして、東京ーシンガポールのビジネスクラス特典航空券は往復6万マイルで発券可能です。つまり、マイルの価値は339,000円÷60,000マイル=約5.5円です。

実際にファーストクラスにも搭乗してきましたが、羽田空港での国内線から国際線への乗り継ぎは、まさかのレクサスでの送迎付きでした。さすが300万円・・。

ANAマイルを最も価値を高く交換する方法は、ビジネスクラス以上のANA国際線特典航空券への交換である。

これ、絶対に断言できますね。

ANAファーストクラス搭乗記。NH223羽田ーフランクフルト12時間の快適フライトの全貌公開

ANA&LEXUS CONNECTION。ファーストクラス限定の羽田空港ターミナル間移動サービスの全貌

ANAビジネスクラスの機内食の全貌公開。和食、洋食メニューと「お好きな時に」おすすめの軽食

エコノミー・プレミアムエコノミークラスは1マイル=1.5~4円程度

一方、同じ国際線特典航空券でも、エコノミークラスやプレミアムエコノミークラスの特典航空券は、ビジネスクラス、ファーストクラスに比べるとマイルの交換価値がかなり低下します。

大体、エコノミークラスで1マイル1.5円~3円程度プレエコクラスで2~4円程度が、マイルを特典航空券に交換した場合の相場になります。

例えば、シンガポールまでの往復の航空券価格で確認してみましょう。

日本ーシンガポール間のエコノミークラス往復のエコノミークラスの運賃がこちら。48,000円。

そして、特典航空券発券に必要なマイルはレギュラーシーズンで35,000マイルです。

一方、プレミアムエコノミークラスの運賃がこちら。163,000円です。同じく、特典航空券発券に必要な所要マイルは51,000マイルですね。

運賃 所要マイル マイル単価
48,000円 35,000 1.37
163,000円 51,000 3.19

ここから逆算した、マイル単価がこちらです。

エコノミークラスの場合、マイル単価が1.37円と、ちょっと使うのを躊躇するくらいのマイル単価なのがお分かりでしょうか。

ANA国際特典航空券に交換できるくらいのマイルを貯めたなら、絶対にビジネスクラス以上の特典航空券と交換すべきだと思います。

そして、エコノミークラスならむしろ現金もしくは後述しますがANAスカイコインで購入した方がお得です。これは後からご紹介しますが陸マイラーが覚えておいて損のない知識なので、必ず覚えておきましょう。

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②提携航空会社特典航空券に交換する

次にご紹介するのが、提携航空会社の特典航空券に利用する方法です。

スターアライアンス提携航空会社のうち、ANAマイルで特典航空券を発券しやすい航空会社は以下のとおりです。

スターアライアンス特典航空券が取りやすい航空会社
  • シンガポール航空
  • タイ国際航空
  • アシアナ航空
  • エバー航空
  • ユナイテッド航空
  • エアカナダ
  • ルフトハンザドイツ航空
  • ターキッシュエアラインズ
  • オーストリア航空
  • LOTポーランド航空
  • エチオピア航空

スターアライアンス加盟25社、また他の提携航空会社もありますが、比較的特典航空券が取りやすい航空会社は上記の11社です。

そして、もちろんのことながらファーストクラス、ビジネスクラスの発券も可能※です。(※シンガポール航空の特定機材のファースト・ビジネスクラスなど一部を除く)

スターアライアンス特典航空券の予約は、ANAのHPの上記「提携航空会社」の「特典航空券予約」から行います。

実は普通にANA国際線の特典航空券の予約からでも特典航空券検索で普通にヒットしますが(笑)、一応、これが本来の方法です。

この提携会社特典航空券、例えばファーストクラスの特典航空券を予約できた場合、1ANAマイルあたりやはりこちらも最大15円くらいの価値で特典航空券への交換が可能です。

例えば、バンコクー名古屋のビジネスクラス特典航空券は、約33万円です。そして、この特典航空券発券に必要なマイル数は、63,000マイルです。

逆算すると、1マイルあたりのマイル単価は333,680円÷63,000マイル=5.2円です。

やはりANAマイルは、ANA便もしくは提携航空会社の特典航空券・・・それもビジネスクラス以上の特典航空券に利用するのが最も価値が高い使い方ですね。

私は実際にタイ国際航空のA380ファーストクラスに搭乗しましたが、唖然・・呆然とするくらい超絶リッチなサービスを受けることができました。

ANA便に限定せず、スターアライアンス特典航空券も組み合わせることで国際線特典航空券の発券確率は飛躍的に上がります。マイル単価も概ね5~15円と同じくらいですので、スターアライアンス特典航空券に使うのもかなりおすすめですね。

タイ国際航空A380ファーストクラス搭乗記。バンコク~成田/TG676便

タイ国際航空ロイヤルファーストラウンジ訪問記。超絶おもてなしサービスの全て

国際線特典航空券を予約する方法

そして、ここまでご紹介したANAと提携航空会社の国際線特典航空券。

確かにお得なことはお分かりいただけたと思いますが、実際に特典航空券の予約ができなければ何の意味もありませんよね。

ビジネスクラスをはじめとした国際線特典航空券の予約を勝ち取る方法は、以下の関連記事で徹底的に解説しています。「どうすれば特典航空券が取れるんだ!」とお悩みの方は是非ご覧ください。

【完全版】ANAマイルで国際線特典航空券を予約する7つの方法。もう取れないとは言わせない!

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③④ANA国際線・スターアライアンス提携航空会社アップグレード特典に交換する

次にご紹介するANAマイルの使い方がこちらです。

ANA国際線およびスターアライアンス提携航空会社の座席のアップグレードに利用する方法です。

これ結構気になる使い方ですよね。何しろ手持ちの航空券を例えばエコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードさせることが可能なんです。

そしてこちらがANAのアップグレードチャートです。

例えば中~長距離便と言える2,000~4,500マイルの旅程の、エコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードが、片道18,000~20,000マイルで利用できます。

この2,000~4,500マイルの旅程とは、大体、アジア全域+ハワイがすっぽりと入るくらいのマイル数とお考え下さい。

そして例えば、シンガポールなど東南アジア行きのビジネスクラス特典航空券を、アップグレードではなく通常発券するには、往復で約60,000マイル程度が必要です。

この旅程のビジネスクラスに、例え片道であっても18,000~20,000マイルでアップグレードできるなら、是非やって見たいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。このため、多くの方がこの使い方に一度は興味を持つことと思います。

しかしながら、この使い方は2つの理由から現実的とは言えません

アップグレードが現実的でない理由
  1. アップグレード可能なのは特定の運賃種別のチケットのみ
  2. アップグレード予約枠がかなり少ない

その理由が、上記の2つです。順に、どういうことか?説明していきます。

①アップグレード可能なのは特定の運賃種別のチケットのみ

このアップグレード特典でのマイルの利用が現実的ではない理由のうち、最大の理由がこちらです。

アップグレード特典を利用するには、座席アップグレード特典が利用可能な運賃種別でのチケット購入が必要なんです。

座席アップグレード特典可能な運賃種別は、ANAの場合上記のとおり末尾に「Plus」がついたチケットになります。

そして良くご覧ください。Value運賃に比べるとめちゃ高くないですか?エコノミークラスの場合、「Plus」付運賃はValue運賃に比べなんと2倍以上です。

この「Plus」チケットを購入していないと、アップグレード特典は利用できないんです。

通常、無理してこのPlusチケットは購入しないと思います。これが、現実的とはいえない理由その①です。

②アップグレード予約枠がかなり少ない(他の特典航空券枠と同数)

そして、次の理由がこちらです。アップグレード特典の発券枠は、ビジネスクラスにアップグレードしたい場合なら、ビジネスクラス特典航空券の発券枠と同数です。

ビジネスクラス特典航空券発券枠は、大体1便あたり2席程度、多くて4席程度というのが相場ですね。このように、アップグレード特典の発券枠自体がかなり少ないんですよね。

さらに、この枠はビジネスクラスの特典航空券の枠とシェアしているので、ビジネスクラスの特典航空券でこの枠が埋まってしまった場合、アップグレード不可となります。

①わざわざPlus付きの高い航空券を購入して、②特典航空券の予約競争に勝ち抜くことでしか、このアップグレード特典を利用することはできません。

これは、ANA便、スターアライアンスアップグレード両方共通です。

アップグレード特典のマイル単価は?

では、運よくアップグレードできたと仮定して、このアップグレード特典のマイル単価を計算してみましょう。

上記のとおり、東京ーシンガポール往復のビジネスクラス運賃は339,000円。単純化のために片道半額の169,500円で計算していきます。

そして、アップグレードに必要な運賃は「Plus」運賃ですので、東京ーシンガポールの片道エコノミークラス運賃は94,170円。差額は169,500円ー94,710円=74,790円の計算です。

そして、この片道アップグレードに必要なマイルは20,000マイルですので、マイル単価は74,790円÷20,000=3.73円の計算になります。

確かにお得といえばお得ですが、そもそも「Plus」チケットを購入する必要があるなど手出しのお金もそれなりに掛かる(この場合、Plusチケットの購入費用約90,000円をすでに支出済み)ので、超お得かというとそれほどでもありませんよね。

アップグレードできるだけのマイルを手に入れたなら、もう少し頑張って往復ビジネスクラスの特典航空券に交換した方が絶対にお得だと思います。

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⑤ANA国内線特典航空券に交換する

次にご紹介するのが、ANA国内線特典航空券への交換です。

ANA国内線特典航空券は、国際線特典航空券と違い片道から利用ができるため、最低5,000マイルから使えるかなり使いやすいマイルの使い方です。

もちろん、ファーストクラスやビジネスクラスの特典航空券と比べるとマイル単価は低下しますが、それでも大体2~5円くらいの価値で利用できます。

例えば名古屋ー沖縄の往復航空券を購入すると、最安値で約3万円です。そして、上記のシーズンはローシーズンのため、沖縄往復に必要なマイル数は14,000マイルです。

マイル単価は、29,860円÷14,000マイル=2.13円になります。

ANAマイルでの国内線特典航空券の利用は、特典航空券への開放枠もそれなりに多く、かなり予約しやすいです。

いっしょにマイル割ならマイル単価4円程度で利用可能

そして、国内線特典航空券を発券する際に覚えておいて欲しいのが、この「いっしょにマイル割」を利用して発券する方法です。

この予約方法が威力を発揮するのはハイシーズンです。例えばGWの国内旅行!なんて時に利用することで、なんとマイル単価3円~4円程度で利用することも可能です。

「いっしょにマイル割」を利用してハイシーズンにお得に国内線特典航空券を発券する方法は、以下の関連記事を是非ご覧ください。

ANA「いっしょにマイル割」でハイシーズンに国内線航空券を格安予約する裏技!

⑥ホテル宿泊クーポンに交換する

6番目にご紹介する方法にして、実はかなりお得なのが、ホテルの宿泊クーポンに交換する使い方です。

ANAマイルは、実は以下のホテルの宿泊クーポンと交換することが可能です。

ANAマイルで宿泊可能なホテル一覧
  • シャングリ・ラ ホテル&リゾーツ
  • ザ・リッツ・カールトン沖縄
  • セント レジス大阪
  • ホテルナゴヤキャッスル
  • オークラ ホテル&リゾーツ
  • サフィールホテルズ
  • グランド・ハイアット福岡
  • プリンスホテル&リゾーツ
  • 東急ホテルズ
  • KIZASHI THE SUITE

これらのホテルの宿泊クーポンと、ANAマイルの交換が可能です。

そして、これ、マイル単価的にお得なホテルとそうでないホテルがあります。一例を示しますが、本当にマイルと交換した方がお得なのかは、宿泊料金との比較を十分に行うようにしてください。

ホテル宿泊クーポンの平均マイル単価は1マイル=1円~0.8円程度

このANAマイルとホテル宿泊クーポンの交換ですが、一般的なホテルの場合、平均的なマイル単価は1円程度。

下手すると1円を下回る0.8円程度が相場になります。

例えば、こちらはシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツでの宿泊に利用できるクーポン券です。25,000マイルで、赤枠内のホテルジェン香港(朝食なし)に宿泊できます。

そして、こちらがホテルジェン香港を公式サイトから予約した料金です。25,000マイルで宿泊できる、スーペリアルーム(朝食無)の宿泊料金は21,326円です。

25,000ANAマイルで21,326円のホテルですから、マイル単価は21,326円÷25,000マイル=0.85円・・・。ここまでの各種マイル交換方法のマイル単価と比べると、とてもではないですがお得とは言えません。

このように、ほとんどのホテルでマイル単価が1円程度ですので、本当に使うべきかどうかはよく考えて決定してください。

一部高級ホテルではマイル単価が1.5円超!

このように、ANAマイルとホテル宿泊クーポンの交換は原則としてあまりお得とは言えないのですが・・実は、一部高級ホテルでは、かなりお得に利用できるんです。

例えばこちらは、大阪にあるマリオット系列の超高級ホテルであるセントレジスホテル大阪です。

宿泊クーポンとの交換には10万マイルが必要になりますが、グランドデラックススイートという、「グランド」と「デラックス」という誇張表現が2つも付いた、いかにも高級そうな「スイートルーム」への宿泊が可能です。

ちなみに価格は税込・サービス料込。そしてもちろん、朝食付きです。

そしてこのお部屋、普通に宿泊すると税込で1泊165,786円もします。さすが高級ホテル・・。

このお部屋に10万ANAマイルで宿泊可能ということは、マイル単価はなんと1.65円です。これ、まあまあのマイル単価だと言えますよね。

次がこちら。リッツ・カールトン沖縄宿泊クーポンです。

デラックスルーム朝食付き、1室2名までの税・サービス料込で、60,000ANAマイルでこの宿泊クーポンと交換できます。

このデラックスルームに朝食付きで宿泊した場合の税金等全て込みの料金がこちらです。

107,359円。この宿泊クーポンは60,000マイルで交換可能なので、マイル単価は1.78にまで高まります。これ、もちろんそんな方はいらっしゃらないかもしれませんが・・「海外旅行は苦手!できれば国内旅行!」って方で、大量マイルをお持ちの方は、これら高級ホテルへの宿泊に利用する方法も「あり」ですね。

ただまあ・・・国際線のビジネスクラスやファーストクラスの方がトータルの満足度は上だとは思います。

航空券よりホテル!って方には、おすすめできますが、10万マイル出すなら、ヨーロッパや欧米のビジネス/ファーストクラス特典航空券の方がお得じゃないか・・というのが個人的な印象ですかね。

ANAマイルをホテルクーポンに交換する使い方の詳細は、こちらのANA公式HPからどうぞ。

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⑦ANAスカイコインに交換する

次にご紹介するのが、ANAスカイコインに交換する方法です。

ANAスカイコインは、10コイン=10円の価値で、ANAのHP上での航空券の予約等に利用できる電子マネーです。

有効期間が約1年と短いのが若干残念ですが、マイルをスカイコインに交換すると、1ANAマイル=最大1.7コイン(10マイル=17円)に交換できます。

利用可能なサービス 備考
国際線航空券 他社便はコードシェア便のみ
国内線航空券
海外旅行商品(ハローツアー) 航空便を含むもののみ
国内旅行商品(スカイホリデー)

スカイコインを利用可能なサービスは、上記のとおりです。航空券はもちろん、旅行商品にも使えますのでかなり使い勝手はよいですね。

そして、ANAマイルからANAスカイコインへの交換倍率がこちらです。

10,000マイル以下を交換した場合、一律1ANAマイル=1スカイコインにしか交換できませんが、10,000マイル以上を交換すると、それぞれの会員資格に応じて交換倍率が上がります。

最大の交換倍率は、AMC(ANAマイレージクラブ)の上級会員が50,000マイル以上を交換した場合の、1.7倍です。

これは、マイル単価的には1マイル=1.7円の価値で使えるということと同じ意味になります。

そして、ここでこのスカイコインの重要な使い方を3つご紹介します。スカイコインについては、この3つの使い方ができることを是非覚えておいてください。

スカイコインの使い方・メリット
  1. 特典航空券よりも少ないマイルで航空券を発券できることがある
  2. 特典航空券が満席の場合、スカイコインで有償航空券を買う方法もある
  3. 1マイルから交換できる

覚えておくべきスカイコインの3つの使い方とはどういうことなのか?解説していきます。

①特典航空券よりも少ないマイルで航空券を発券できることがある

まず一つの目の使い方、メリットが「実は特典航空券よりもスカイコインの方が安いことがある」ってことですね。

これは事例を用いてご説明した方が早いと思いますので、先ほど事例としてあげたシンガポールへのエコノミークラスでの旅程をもう一度確認してみましょう。

エコノミークラスの往復運賃は48,000円。運賃が安い時期とはいえ、かなりのお安い値段ですね。そして、この区間のエコノミークラス特典航空券を発券するのに必要なマイル数は、レギュラーシーズンで35,000マイルです。

マイル単価は、1.37円になります。

勘の良い方はもうお気づきですね?そうなんです。この区間はマイルを使って特典航空券を発券するよりも、AMCの上級会員やANAゴールドカード所有者にとっては、マイルをスカイコインに交換したほうがお安く発券できます

先ほどもご紹介したとおり、この値段なら買った方が安いと思いますが、どうしてもマイルで航空券を発券したい場合はいっそのことスカイコインに交換してから購入する方法の方が安いんです。

これ、是非覚えておいてください。

②特典航空券が満席の場合、スカイコインで有償航空券を買うこともできる

次も、非常に重要な使い方です。

ここまでご説明したとおり、特典航空券には1便あたりの発券枠が決まっており、この発券枠の予約が埋まってしまった場合、例え有償航空券の空席があっても、特典航空券の発券はできません。

この場合、どれだけマイルを持っていても特典航空券の発券はできません。

一方、有償航空券なら空席がある・・!って場合は、マイルをスカイコインに交換して有償航空券を購入するという手段が使えます。

この方法が穴場的に使えるのはハワイです。ハワイ便の場合エコノミークラスであってもかなり特典航空券の予約が取りにくいのですが、有償航空券は意外にお安く買えたりします。

スカイコインに交換することにより、時期によっては特典航空券との差額がほとんどなしで航空券を発券できることもあります。私は実際にA380プレミアムエコノミークラスをスカイコインで発券しました。

この方法も、是非覚えておいてください。

ANAマイルで完全無料で確実にハワイ行き航空券を発券する方法【スカイコインで大人買い】

③1マイルから交換できる

最後に、これも穴場的な使い方ですが、ANAスカイコインには、1マイルから交換できます。

このため、ANAマイルの有効期限が切れそうな際に、とりあえずANAスカイコインに交換する・・という技も使って使えないわけではありません。ANAスカイコインの有効期限は12か月後の月末までですので、とりあえず1年間期限が伸びる・・ということになります。

もちろん、1マイル=1コインと等倍でしか交換できませんが、1マイル単位で使える・・・ということは覚えておいてください。

ANAスカイコインの使い道と貯め方を解説!ホテル宿泊だけにも使える国内線最強決済方法!

⑧ANAカード会員限定イベントに参加する

次にご紹介するのがこちら。

ANAカード会員限定にはなりますが、マイルを使ってANAカード会員限定イベントに参加することができます。

イベントはANA機体工場見学、上記のキッザニアANAカードスペシャルデー、ANAファーストクラス機内食体験、辻井伸行さんのコンサートなど、本当に様々です。

そして例えばキッザニアのANAカードスペシャルデーの場合、親子で10,000円超掛かる入園料を6,000ANAマイルで支払うことができたりするんです。この場合、マイル単価は1.67円になります。

この方法も意外に穴場の方法ですので、覚えておいてください。ANAカード限定イベントは、こちらのANAカード会員限定「イベント掲示板」に不定期で掲載されますので、たまに見に行ってみましょう。

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⑨レストランクーポンと交換する

上記でご紹介したホテル宿泊クーポンとの交換に引き続き、フライトとはほとんど関係のない使い方。それが、レストランクーポンとの交換です。

ANAマイルで交換可能なレストランクーポンが利用可能な店舗は、以下のとおりです。

レストランクーポン利用可能店舗
  • ザ・ペニンシュラホテルズ
  • シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ
  • ジョエル・ロブション
  • オークラ ホテル&リゾーツ
  • 東急ホテルズ
  • INTERSECT BY LEXUS – TOKYO
  • メルセデス ミー
  • プリンスホテル&リゾーツ
  • セントレジスホテル大阪
  • ザ・リッツ カールトン大阪
  • グランドハイアット福岡
  • ホテルナゴヤキャッスル
  • bills

このレストラン利用券で、各レストランのコースランチやコースディナーがペアで楽しめるという内容のクーポンになっています。

コースディナーの詳しい内容が不明なので、お得か?損か?の基準となるマイル単価は実はよくわからないのですが、色々調べてみた全体の感触としては、大体1マイル=1円か、良くても少し超える程度のマイル単価のようです。

このレストランクーポンに交換するくらいなら、ホテル宿泊クーポンとの交換がおススメだと思います。

ANAマイルをレストランクーポンに交換する使い方の詳細は、こちらのANA公式HPからどうぞ。

⑩ANAセレクションに交換する

次にご紹介するのが、ANAセレクションに交換する方法です。

クレジットカードのポイントサービスなどで、貯まったポイントに応じてカタログから好きな商品をもらえるサービスがありますよね?イメージとしてはまさにそのカタログ商品交換サービスです。

こんな感じで、貯まったマイルに応じて商品がプレゼントされます。

では、このANAセレクションのマイル単価も検証してみましょう。

例えば、こちらの吉田カバンの「ヒート」ですが、この商品は30,000マイルで交換が可能です。

一方、同じ商品を吉田カバンのオンラインショップで購入すると、28,000円(税抜)です。

このように、ANAセレクションで商品に交換した場合、マイル単価としては1マイル=1円相当の価値で商品に交換できるのが相場になっています。ただ、ANAロゴ入り商品とかにも交換できるので、これが魅力といえば魅力でしょうか。

ANAセレクションも「ANAご利用券」と同じマイル単価1円程度ですので、やはり特典航空券への交換の方がお得だと言えそうです。

何しろ、60,000マイルで60,000万円相当の商品をもらうことを考えれば、60,000マイルで300,000万円相当、もしくはそれ以上の価値を持つビジネスクラスチケットを利用した方が絶対にお得ですからね。

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⑪ANAご利用券に交換する

ANAマイルの使い方の11番目がこちらです。

これもあまり知られていない方法ですが、ANAマイルは10,000マイル単位で「ANAご利用券」に交換することができます。

上記のとおりですね。10,000マイルで、10,000円分のANAご利用券(5,000円×2枚)に交換できます。

マイル単価は1マイル=1円ですので、ここまでご紹介した特典航空券その他の利用方法に比べるとかなり低くなります。

ANAご利用券の利用先
  • ANAの航空券
  • ANAスカイホリデー、ANAハローツアー
  • IHG・ANA・ホテルズグループジャパンでの宿泊や食事
  • ANA機内販売商品
  • ANA FESTA商品
  • ANA DUTY FREE SHOP商品
  • パティスリー・サダハル・アオキ・パリ
  • 早来カントリー倶楽部
  • 武蔵の杜カントリークラブ

マイル単価は低いですが、利用用途はかなり広がります。ANAの航空券はもちろん、機内販売や空港売店である「ANA FESTA」、ANA免税店でも利用できますからね。

ただ、繰り返しですがこれマイル単価としては1マイル=1円の価値としてしか利用できません

このANAご利用券への交換に必要な1万ANAマイルがあれば、国内線特典航空券への交換も可能です。無理にこのANAご利用券に交換するくらいなら、国際線特典航空券に交換して行ってみたかったあの街に旅行した方が、交換方法としては価値が高いのではないかと思います。

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⑫ANAショッピング A-Styleに交換する

12番目にご紹介する使い方が、ANAショッピング A-Styleでのショッピングに利用する方法です。

A-Styleは簡単に言えば、ANAが運営しているショッピングポータルサイトです。ANAが運営しているだけあって、ANAコラボレーショングッズをはじめ、品物は上質なものがそろっています。

こんな感じですね。このショッピングサイト「A-Style」でのお買い物の際に、1マイル=1円のマイル単価で、現金と同様に使うことができます。

もちろんマイルだけでの支払いも可能ですし、マイルと現金(カード決済)を組み合わせて利用することも可能です。

このA-Styleでの利用の一番のメリットは「1マイルから使える」ということですね。1マイルから1円の価値で使えますので、マイルを使い残すことなくきっちり使うことができます。

ただ、マイル単価は1ANAマイル=1円固定ですので、決してマイル単価が高いとは言えません。半端なマイルが残った際に、すべて使用するためにこういう方法もある、程度で覚えておくとよいでしょう。

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⑬レンタカークーポン券と交換する

13番目にご紹介する方法がこちらです。

これもあんまり知られていないんですが、ANAマイルは、ニッポンレンタカーの利用クーポンに交換できます。

10,000ANAを10,000円分のニッポンレンタカーで利用できるクーポンに交換できるので、マイル単価はこれまた1マイル=1円のレートとなりますね。

これも、「ANAご利用券」や「ANAショッピングA-Style」と同じく1マイル=1円の固定マイル単価になりますので・・超絶お得かというと、そうでもありませんね。

どうしてもマイルの交換先がない!なんて時に、覚えておくとよい交換先かと思います。

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⑭他社ポイントに交換する

そして、最後にご紹介する方法がこちらです。

ANAマイルは、かなりもったいないんですが、他社ポイントへの交換も可能です。

どうしてもったいないか?というと、ANAマイルの使い方として、冒頭に記載したとおり約15円以上で利用できる「国際線特典航空券への利用」という方法があるからなんですよね。

ここまでご説明したとおり、国際線特典航空券、しかもビジネスクラス以上で利用すると、マイルの価値は5円以上で利用することもできます。

一方、ここからご紹介しますが、他社ポイントに交換すると原則として1ANAマイル=1円の価値となります。他社ポイントに交換するのは、本当に最後の手段にしても良いのではないかと思います。

他社ポイント ANAマイル 価値
スターバックス 10,000マイル 10,000円
itunesギフト
地域経済ポイント
楽天Edy
iDバリュー
東急ポイント
メトロポイント
suicaポイント
nimocaポイント
楽天Sポイント
Tポイント
nanacoポイント
JRタワーポイント
JRキューポ
ヤマダポイント
セブンポイント
タカシマヤポイント
マツキヨポイント
カエトクポイント
pitapaポイント
μスターポイント
はやかけんポイント
伊予鉄ポイント
京成Gポイント
エムアイポイント
京急ポイント
阪急Sポイント
トラノコポイント 1,000マイル 500円

なんか滅茶苦茶交換可能な他社ポイントが多いのですが、基本的にはマイル単価は1マイル=1円の交換になります。

トラノコポイントは・・ここまでご紹介した中で最もマイル単価が低い0.5円です。

ここまでご紹介した通り1マイル=1円という使い方はお得な使い方ではありませんので、他社ポイントにも交換できることを覚えておくくらいで良いと思います。

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ANAマイルの14の使い方まとめ

いかがでしたでしょうか?

ANAマイルの使い方と、交換後のマイル単価(=マイルの価値)を徹底的に検証しました。

番号 交換先 マイル単価
ANA国際線特典航空券 1円~15円超
提携航空会社特典航空券 1円~15円
ANA国際線アップグレード特典 ~10円
スタアラアップグレード特典 ~10円
ANA国内線特典航空券 ~5円
ホテル宿泊クーポン ~1.8円
ANAスカイコイン ~1.7円
ANAカード会員限定イベント ~1.6円
レストランクーポン ~1円
ANAセレクション ~1円
ANAご利用券 1円
ANAショッピング A-Style 1円
レンタカークーポン 1円
他社ポイント移行 0.5円~1円

再度、一覧化したものがこちらですね。

まず、なんといってもお得なのは国際線ファーストクラス、ビジネスクラスの特典航空券に交換することです。マイル単価5円以上~最高20円程度で利用できるので、ANAマイルの使い方としては、この交換先が最もお得だと思います。

また、一見使いたくなる国際線アップグレード特典は確かにお得ではありますが、実際はほとんど利用することは不可能です。

上記以外のマイルの利用方法は、国内線特典航空券、ホテル宿泊クーポン、スカイコインへの交換、ANAカード会員イベントへの交換に使う方法が、1マイル=1円以上の価値で利用できます。この3つの交換方法以外は、1マイル=1円相当がほとんどです。

この記事も参考に、ANAマイルのお得な使い方をご検討いただければと思います。

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