ANAがプレミアムメンバーステータスを「安売り」?新規・既存メンバーのメリット/デメリット

2021年3月末、ANAが、その公式HPのマイレージクラブタブ以下のコンテンツを一新しましたが・・・お気づきになりましたでしょうか。

上記赤矢印のタブ以下のページですね。

そして、マイレージクラブタブ以下のページの超目立つところに表示されることになったのが・・なんと「プレミアムメンバーサービスのご案内」なんです。

また、2021年に入り「プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ」や、プレミアムメンバー資格が超絶身近になる「プレミアムポイント2倍キャンペーン」を開催するなど・・明らかにプレミアムメンバーサービスを「ごり推し」しているのは・・。

何となく、お気づきの方も多いのではないかと思います。

その理由としては・・これまで私のブログでも何度か解説したことがありますが、ANAは、これまでのフライト一本足打法からの脱却に向け、明らかにANAマイレージクラブ会員を中心とした、ANA経済圏の確立を目指しているってことが大きいと思います。

簡単に言うと、フライト一本足だと、新型コロナのような不測の事態に対応ができないので・・事業(収益)の軸を増やそう!多角化しよう!ってことですね。

そして、この多角化戦略の中心に位置づける、ANAのロイヤルカスタマーであるプレミアムメンバーを増やしたい!って意図が・・このHPの更新を見ても、ものすごく伝わってきます(笑)。

ということでその意図は分かりますが・・。

この戦略、果たして既存のプレミアムメンバー、そして新規にプレミアムメンバーを目指す顧客には、どのような影響を与えるのでしょうか。

考察してみたいと思います。

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ANAの目指す新しいビジネスモデル

ANAは、2021年3月26日に、「マイルで生活できる世界を実現」というプレスリリースを発表しました。

その概要は、上記の模式図のとおりですが・・そのイメージを、ANAの公式プレスを抜粋からご紹介すると以下の通りとなります。

マイルで生活できる世界とは?
  • ANAあきんどとANA Xが中心となり、航空や旅行といった「非日常」に加え、「日常生活」を「マイル」と結びつけ、早ければ2022年度にご提供を開始する「ANAスーパーアプリ」を起点に、お客様の手のひらでスマホを使いながら、街中やネット上で「マイルで生活ができる世界」を創り上げます。

「ANAあきんど」と「ANA X」が中心となり、早ければ2022年度に提供開始となる「ANAスーパーアプリ」を起点に、街中やネット上でマイルで生活できる世界を創り上げる・・。

いやー、まさに、壮大な夢をぶち上げてますね(笑)。

正直、何言っているかちょっとよくわからないところも多いんですが(笑)、何となく言わんとすることは伝わってはきますね。

ANAセールスが「ANAあきんど」へ社名変更&事業再編。社名の意味は?

そして、改めてこの模式図を見ていきますと・・・。

このANAの描く「マイルで生活できる世界」のド中心にいるのが、そう、ANAマイレージクラブ会員と、決済機能であるANAカード/ANA Payユーザーなんです。

ANA便を良く利用する・・もしくはANAプレミアムメンバーステータス獲得チャレンジで、年間600万円!ものカード決済を利用するような、自社優良顧客であるANAプレミアムメンバーを経済圏の中心に据え、フライトだけでなく、様々な生活でマイルを使って生活できるようにする・・。

そんな社会を目指す。そして、ANAも収益基盤の強化&多角化を図る。

そんな感じですかね。

個人的にはその中心となる「ANAスーパーアプリ」の提供が、「早くて2022年度中」って、既にそのスピード感で大丈夫か・・とは思いますけどね(笑)。

ただ、最近のプレミアムメンバーの「ごり推し」が、この目指すビジネスモデルの中心に置くプレミアムメンバーを増やしたい!という意図があるのは・・。

このプレスを見ても、これは予想としてはそんなに外してはいないように思います。

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それがANAプレミアムメンバーのニーズか?

このように、ANAがプレミアムメンバーを増やしたい!と考えている、その狙いについては、あくまで想像ですが何となく当たらずとも遠からずのような気がしますが・・。

正直、気になるのが「それがプレミアムメンバー側のニーズか?」ってことですね。

私自身、SFC修行中ではありますが、狙いは完全にフライトの予約や空港ラウンジなど、旅行の場面での優遇サービスであって、別に生活全般でマイルを使いたいなんてこれっぽっちも思っていません

このANA経済圏の絵の中には不動産とか通信とか教育・・なんてカテゴリーもあるんですが、不動産とか通信分野は、その分野で優れた事業者さんがいるんで、わざわざマイルを使ってANAさんのサービスを利用しようとは・・。

あまりというか、全く思わないんですけどね。

ANAマイルを貯め、そしてANAプレミアムメンバーになることで、旅行分野で空港ラウンジや、ファーストクラスやビジネスクラスへの搭乗、優先搭乗やフライト予約・空港カウンターでの優遇など、普段味わえないメリットを味わうことができるから・・。

ANAマイルを貯め、プレミアムメンバーを目指しているんです。

要は、お得に、そして少しでも優雅にゆったりと、非日常である「旅」を満喫したいから、プレミアムメンバーサービスが魅力的なんです。

ぶっちゃけ、ANAマイルを使って生活したいなんてこれっぽっちも思ってないんです。

つまり、ANAの狙い=プレミアムメンバーのニーズってわけではないように思います。

このプレミアムメンバーのニーズという一丁目一番地を少しでも疎かにすると・・逆にプレミアムメンバーの離反を招くような気がしますね。

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プレミアムメンバーサービスを維持しつつ新規会員を増やせるか

ということで、個人的に危惧しているのは、多角化ばかりに目がくらんで・・。

プレミアムメンバーサービスメンバーの真のニーズを取り違えないか?ってことですね。

ANA上級会員向け会員誌「ana-logue」(ローグ)の発行がひっそりと終了。さらなる改悪は?

別に機関紙?であるANA-logueをやめるくらいどうってことないんですが(笑)、プレミアムメンバーサービスを獲得しよう、または維持しようとしている方が、プレミアムメンバーサービスに一体何を求めているのか?ってことを忘れないで欲しいな・・と思いますね。

また、JALが経営破綻したのは・・要は多角化ですから、多角化が逆に経営の足を引っ張る可能性もあるということも、忘れてはダメだと思います。

まずは本業、そして本業を支えるロイヤルカスタマーであるプレミアムメンバーが、何故プレミアムメンバーを維持するのか?って原点からスタートして欲しいと思います。

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まとめ

ということで、昨今のANAのプレミアムメンバーの「ごり推し」「安売り」?の狙いについて考察しました。

ANAの目指す事業の多角化の中心として期待されている(笑)ってことは、間違いがなさそうです。

ただ、ANAの多角化という狙いはわかりますが、プレミアムメンバーを増やす施策の一方で、空港や機内、予約など旅行関係のサービスがそのままだったり逆に縮小したりすると、当然ですがANAプレミアムサービスのクオリティは下がりますからね。

そうなれば、逆にプレミアムメンバーの離反を招きかねません。

何しろ、プレミアムメンバーのニーズは絶対に旅行・フライトです。不動産とか通信サービスを期待してANAプレミアムメンバーになる人はいませんからね。

このあたりは当然ANAさんはわかっていると思いますが・・。

プレミアムメンバーサービスの「安売り」ではなく、あくまでサービスの拡充につながる!ってことを期待したいと思います。

ただ、安売りかどうかは正直どうでも良いくらい(笑)、2021年上半期が、ANAプレミアムステータス獲得の絶好のチャンスであることは間違いないですからね(笑)。

まあ、難しいことは置いといて(笑)、欲しい人はプレミアムサービスをこの機会に目指しちゃいましょう。

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