ANAが、新型コロナウイルス感染拡大を受けた新たな措置として、株主優待券の有効期限半年間延伸の特別措置を発表しました。
これもまさに神対応ですよね。
ちなみに、現在のANA株主優待券は2019年6月1日から2020年5月31日まで有効なんですが、正直、この株主優待券メルカリやヤフオクなどで普段の取引価格と比べると紙屑同然で取引されているくらい・・利用が絶望的な株主優待券だったんです。
それがここにきて11月30日までの半年間延長です。救済策としてはありがたいですよね。
ただ・・11月末までの延長でも乗れるかどうか・・ってのが寂しいところなんですけどね(笑)。
そして、実は個人的にもう一つ気になるのがJALの動向です。(※予想通り、JALも追随しました。)
ここまで、ANAとJALはほぼ同じようなタイミングで、この新型コロナウイルスに対しほぼ同じ特別対応を発表しており・・特にいわゆる上級会員向けの施策については鎬を削ってきた経緯にあるんです。
JALはどうするのか?の予測も含め、解説します。
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ANA株主優待券利用期間が延長!

この株主優待券の有効期間延長の特別措置に係るANAの正式な発表がこちらですね。
上記の通り、本来の有効期間が2019年6月1日から2020年5月31日までである株主優待券の有効期間が、2020年11月30日まで延長されます。
新型コロナウイルス感染拡大のため、少なくとも2020年4月~5月の搭乗はかなり厳しいことが予想されますからね。丸々2か月ほぼ利用不可に等しかった株主優待券の利用期限を半年延長する。これは本当に「神対応」です。
正直、2019年度の株主優待券は2020年3月後半以降実質紙屑と化すところだった、いや紙屑状態だった(笑)のですが、この有効期限の拡大は、現在未使用の株主優待券をお持ちの方にとってはかなり朗報だと思います。
何しろ、この紙屑化、レームダック化の影響により、ヤフオクやメルカリでは普段の相場の最大1/10程度の1枚数百円程度で取引されてましたからね。
ただ、11月末まで有効期限が伸びたから、大丈夫!安心だね!使えるよね!・・って感じでもないのが、今回の新型コロナウイルスの怖いところです。
有効期限が延びても、それでも利用が難しければしっかり自重する。一回は伸ばしてもらったんだから、11月末まで経っても使えなかったら、もうあきらめる。その覚悟・・StayHomeの精神は忘れてはいけませんね。
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JALはどうするのか?

そして、ここで滅茶苦茶気になるのがJALの動向です。
実は、ここまでANAとJALは国内を代表する2大キャリアとして、ほぼ同じコロナウイルス特別対応を打ち出してきました。
もちろん、細部には違いがありますが、大きな方向性としては・・例えば上級会員のステータスの有効期限の延伸や、マイル・ANAスカイコインやeJALポイントの有効期限延伸、搭乗ポイントの2倍対応など、ほぼ同じ施策を打ち出してきた経緯にあるんです。
つい先日は上級会員ステータスの有効期限の延伸をJALが先に打ち出したため、ANAはいわゆる「営業時間外」に、異例の速さで対抗措置ともいえる同様の特別措置を発表しました。
ただこの競争関係って・・普段はもちろん両社にとっても消費者にとっても有効だと思うんですが、この非常事態には、両社の経営にとって結構厳しいものがあると思うんですよね。
例えていうなら、そうですね。水を張った洗面器の中に両社顔を突っ込んで、どちらが先に酸欠になって顔を上げるかを待つ、あの洗面器ゲームの様相ですかね。
何しろ、すぐに大量の酸素(=お金)が手に入る見込みがない中、洗面器に顔を突っ込んでずっと同じ動きを続けられるのか?それとも違った動きを取るのか?
正直、今回の株主優待券の有効期限延伸はどれだけ意味があるのか判別としないので、これに追随するのか、JALの出方には注目ですね。
そして、もちろんJALの出方が「追随しない」というものであれば、それはそれで朗報だと思います。それはANAに追随しないからJALの経営が厳しいということではなく、お互いがそれぞれ独自路線にかじを切るきっかけになる・・と思うからです。
一方で、監督官庁である国交省が目を光らせている・・つまり同様の対応をするよう指導されているって可能性もあるので・・これも含め、JALの対応は注視ですね。
※予想通り、JALも同様の対応を打ち出しました。
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JALは同様の対応を打ち出すか?

以上、ANAが打ち出した株主優待券の有効期限延伸のコロナウイルス対策特別対応についてご紹介しました。
正直、この株主優待券が本来の有効期限である2020年5月末から、半年間、11月末まで伸びても若干使えるか怪しいのですが、それでもこの延伸は嬉しいですよね。
そして、個人的に注視したいのはJALの対応です。JALは追随しない・・というのは、それはそれで大きな決断だと思いますが・・。
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