ANAとJALが、国内線の変更・払戻の特別対応を、運休・減便と同じく6月30日まで延長することを発表しました。
首相官邸のHPに掲載されている「新型コロナウイルス感染症対策本部(第 36 回)」(5月25日開催)によると、県跨ぎの移動も6月19日からは概ね解禁とされていますし、ANAも6月15日以降運休・減便数を少なく計画していたところだったので、この決断はまさに「苦渋の決断」と言えそうですね。
ANA国内線の変更・払戻特別対応および運休・減便の状況についてご紹介します。
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目次
変更・払戻特別対応

現時点でのANAおよびJALの国内線の特別対応は、上記のとおり2020年6月30日(火)搭乗分までの航空券までとなっています。
- 変更:同社便に変更・振替が可能(ANA30日以内、JAL180日以内)
- 払戻:手数料なしで払い戻し可能
なお、変更と払い戻しの特別対応の内容は上記の通りです。
変更・・って言ってもなかなか予定が立てづらいので、実質的には払い戻しして仕切り直し、というのが一般的でしょうか。
ANAの特設ページはこちらから、JALの特設ページはこちらから確認ができます。

冒頭記載のとおり、国の新型コロナウイルス対策本部会議でも6月19日からは県跨ぎの移動について概ね認めてはいますが、観光振興については7月10日以降徐々に・・というスタンスです。
このため、取り敢えずは7月1日までは変更・払戻の特別対応を延長した、ということなのかと推察します。
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ANAの運休・減便状況(~6月30日まで)

また、2020年5月21日に発表されたANA国内線の6月1日~30日までの減便計画は、以下のとおりです。(※詳細は、こちらのページから確認できます。)
期間 | 減便数 | 計画数 | 減便率 |
6月1日~30日 | 15,963 | 22,970 | 69% |
(参考)5月15日~31日 | 11,118 | 12,974 | 85% |
前期、つまり5月15日~31日の減便率は85%でしたので、6月の減便率が69%ってことは?
おっ、これは少しずつ戻ってきたのか??と感じてしまうところですが、実は5月中にも、15日以降の追加減便が行われています。
そして、6月も確かに見た目の減便率は69%ですが、15日以降に再開を予定している便が多いんですよね。
また、6月30日までの変更・払戻特別対応も発表されましたので、85%→69%という数字ほどの回復は期待できない可能性も否定できない状況ですね。
そして、国内線で実際に運航している便も、利用率の高い大都市圏を結ぶ便が大半で、地方路線はほぼ全滅状態です。
事実上、6月もほぼ国内線は運休状態になるのかも??・・しれませんね。
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プレミアムポイント2倍の発揮の機会はほぼない

この変更・払戻対応と大型減便の決定により、ANAが発表していた6月末までのプレミアムポイント2倍の特別対応の獲得機会も・・結局ほとんどなさそうです。
JALは事前にFly On Point(FOP)2倍の特別対応の中止を発表していたんですが、ANAはそれに追随しなかったんですよね。おかしいな・・と思っていたんですが、これで理解できました。
そもそもフライトがほぼ全て変更・払戻や運休・減便対応になるんですから特別対応をわざわざ中止せずとも、結果は同じ・・ということなんだと思います。
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国際線は7月末まで運休の動きが広がる

そして、スカイマークは成田~サイパン線の7月31日までの運休を発表しました。また、フィジーエアウェイズも全国際線の7月31日までの運休を発表しています。
正直、国際線については諸外国の事情等も大きく絡んでくるのでこれはやむを得ない対応だと思いますが、かなり早くから発表したな・・という印象ですね。
大半の方が既に諦めモードだと思いますが、このまま行くと夏休みの海外旅行はほぼ無理だと思います。
また、夏休みの国内旅行も、GoToキャンペーンが詳細だったりや航空機の予約等がまだ取れないこともあり、非常に予約しずらい状況が継続していますね。
というか、子どもさんがいらっしゃる場合夏休みが超短縮される地域も多く、そもそも無理・・って方も多いかもしれませんけどね。
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新型コロナの出口はどこか

コロナウイルスの感染拡大阻止に向けては、「Stay home」が原則なことはその通りなのですが・・。
ただこれ、一体いつまで続くんでしょうかね?秋・・もしかすると早ければ夏にも「第二波」も予想されているんですが、こんなんで航空業界はもちろん、観光業界、ホテル業界、飲食業界って、本当に大丈夫なのでしょうか。
個人的には、感染対策を万全にすることを前提に、緊急事態宣言解除後は徐々に経済活動再開に向けた動きが活発化するのかと思っていましたが、想像より、その動きは鈍いですね。
もちろん、政府から持続化給付金や特別定額給付金が支給されるなどゆっくりとではありますが支援は行われてはいますが、これ打ち出の小槌でもなんでもなく、税金ですからね?
結局、国民全員でコロナ対策のための重い借金を抱えたという構造なわけです。
さすがに半年間経済活動がほぼ停滞は・・経済的自殺行為だと思いますので、何とかこの出口を見つけてほしいな・・と思いますね。
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まとめ

以上、ANAおよびJALが6月30日まで国内線の変更・払戻対応と大幅減便の継続を決定したことについて、速報的にご紹介しました。
少なくとも緊急事態宣言解除後も、政府が県を超えた移動の自粛を求めている以上、これはある意味必然というか、仕方がないことだと思います。
そして、国がこのようなメッセージを発信している以上、民間企業であるANAとしては従わざるを得ないわけです。これで運航を拡大して、その結果コロナが拡大した!なんていわれたら、ANAとしては責任が取れませんからね。
ただ、7月末くらいからは、国内線については少し戻ってくる気配もありますね。一方で、国際線は多分全滅だと思います。
なるべく早期に明るい未来が見えるようになれば良いなと・・心から思います。
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