諸外国・・特に欧米諸国に比べるとかなり周回遅れですが、日本もついに水際対策が緩和され・・。
コロナ前の海外渡航状況に戻ってきそうな気配ですね(笑)。
2022年8月24日、岸田首相が海外からの日本人の入国時の・・72時間前のPCR検査の免除(廃止)を、2022年9月7日から実施する旨表明しました!!
この発表の約一週間前となる2022年8月15日、政府は日本入国時に必要な検査証明書の取り扱いに関するQ&Aを改訂し、従来、日本入国時に例外なく必要であった海外現地出国72時間前までに所得した陰性証明書の所持について・・。
72時間以内の短期の渡航なら、日本出国時に取得した陰性証明書も有効な証明書として利用できるよう、運用を変更したばかりでしたからね。
この「観測気球」で世論の反対が少ないことを確認して、この決断に至った・・ってことなんだと想像します。
まあ、しかし・・かなり回りくどいことをしますね(笑)。
ただ、これまで、海外に渡航(旅行)する際の最大のハードルって、海外現地で必ずPCR検査を受けて陰性証明書を取得する必要があることと、もし無症状でも陽性だったら帰国できない・・ってことでしたからね。
この措置により、帰国時に無症状であれば少なくとも現地でのPCR検査不要&帰国難民になることはない!ってことですので・・。
ヤバいくらい、海外旅行に行きやすくなります。
ほんと、コロナ前の渡航環境ももう目前!って感じですよね。
あ、ただし若干の注意点(条件)もあるようですので、ご注意ください。
早速、この異次元の緩和の概要を解説します!
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水際対策のおさらい

では、まずは日本入国時の現状の水際対策のおさらいを簡単に。
まず、水際対策は渡航先の国・・つまりどの国から帰国するか?により大きく「青・黄・赤」の区分に分かれており、その区分(国)によって、対応が分かれています。
ただ、日本人が普通に行きそうな国は、ほぼ青の区分だと思っていただければ大丈夫です。
あ、一部黄色の国で渡航先候補となりそうな国が混じっている可能性もある(インド、スリランカ、ベトナム、マカオ、モルディブ等)ので、必ずご自身で確認してください。

そして、青の区分の国からの帰国の場合・・。
有効なワクチン接種証明書の保有の有無を問わず、出国72時間前までの新型コロナ罹患検査&陰性証明書の取得が必須で必要となります。
そして、陰性の証明書があれば、到着時検査も、到着後の自宅待機等も不要なんです。
あ、ちなみにここまでの条件はあくまで日本への入国の場合ですからね?
青の区分の国への出国の場合、必要な書類等は出国先の水際対策により異なります。
例えばハワイ・グアムなどのそろそろ行きたい(笑)観光地を有するアメリカの場合、日本出国時のPCR検査等での陰性証明書は不要、ただし有効なワクチンの接種証明書が必要になります。
一方で、台湾の場合は渡航は原則停止、条件をクリアして入国してもホテルでの自主隔離が必要など、国によって違いますので、この点はくれぐれもご注意を。
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海外現地での陰性証明の取得が不要に
入国前の現地コロナ検査免除、9月7日から 岸田首相表明https://t.co/bA8lfoxAvP
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) August 24, 2022
ということで、海外旅行でネックとなっていたのが、海外から日本へ入国する際の72時間前までに取得した陰性証明書だったんですが・・。
上記のとおり、72時間前の現地PCR検査の免除を9月7日から実施する旨、岸田首相が発表したんです。
ただし、この72時間前までの現地PCR検査の免除は、3回以上のワクチン接種証明書の所持が条件となっていますので、この点はご注意を。

また、2回接種しかしていない18歳未満の子どもの扱いは、上記のとおりこれまでと同様、有効な接種証明書を保持する親が同行しており・・。
親が子どもの行動管理をおこなっている場合に限り、特例的に不要となります。

そして、実はこのPCR検査完全免除から遡ること一週間前・・。
2022年8月15日に改訂(アップデート)された水際対策のQ&Aがこちら。
これ、極めて重要なことが書かれてまして・・。
- ②-3 日本から外国へ短期渡航する場合、日本出国前に日本で取得した検査証明書は、外国から日本へ帰国する際、「出国前72時間以内」を満たしていれば、有効となりますか?
- 日本から外国へ短期渡航する者が、日本出国前に日本で取得した検査証明書については、外国を出国する前72時間以内に取得(検体採取)したものである場合(※)には、日本への帰国(再入国)に当たって有効な検査証明書として取り扱います。
※ 検体採取日時から日本帰国時の搭乗便の出発予定時刻までが72時間以内であるほか、有効な検体、検査法等の必要事項を全て満たす必要があります。
これ、結構重要なのでまずはそのまま書き写しました(笑)。
ポイントは、長いのですが赤字の部分ですね。
要約すると、日本出国前に日本で取得した検査証明書であっても、外国を出国する前72時間以内に取得したものであれば、再入国にあたり有効な検査証明書として取り扱う・・。
と書かれてます。
つまり、日本出国前に陰性証明書を取得して、72時間以内に外国を出国すれば、これまで必須であった海外現地での陰性証明書の取得が必要なくなる!ってことだったんですよね。
ということで、この時点で冷静に考えると、出国前のPCR検査の結果が海外で2日(48時間)とか滞在して、帰国する際にも有効って・・。
これってもう水際対策でもなんでもなくね?って感じだったので・・。
この対策変更を観測気球として、世論的にも大丈夫そうなので、この決定をした・・って感じですかね。
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今後の水際対策は?

ということで、今回の大幅緩和により、上記青の国からの入国の方で・・。
3回以上のワクチン接種証明をお持ちの方は、入国72時間前(出国前)のPCR検査不要で入国可能!さらに到着時検査も不要!待機期間もなし!
という、完全にコロナ前の検疫体制に戻る・・ということになりそうです。
ワクチン3回接種証明が必要ではありますが、ここはまあ打ってさえすればコロナ前と同じですからね(笑)。
あ、打ってない方は・・これまでと同じく海外出国72時間前(入国前)までのPCR検査&陰性証明書の取得が必要になる・・ってことが継続する感じですかね。
ということで、ついに・・・ついに、コロナ前の海外旅行環境が・・ほぼ戻ってくる!ってことになりそうです。
ただ、注意しておかなければならないのが・・前述のとおり出国先の国の水際対策です。
日本出入国時のPCR検査は不要でも、旅行先の国の検疫体制によっては出国時にPCR検査が必要な場合があるので、この点はご自身で必ず確認してから旅行を計画するようにしてください。
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ついに海外旅行が身近に!

以上、苦節約2年半・・ついに・・ついに発表された、2022年9月7日からの入国時のPCR検査廃止の情報をお伝えしました。
正直、私のような陸マイラー&旅ブログで、海外旅行に一切行けない環境というのは途方もないくらいの逆風だったので・・。
この情報は、本当にめちゃくちゃ朗報です。
すでに、2022年8月15日からの72時間以内出入国における入国制限の緩和で、この方向性は時間の問題だとは思っていましたが・・。
予想通り!って感じですかね。
ただまあ、海外でコロナに罹った!とかって話も聞くので、実際に行くかはご自身の価値観で判断するようにしてください。
また、行かれる際は相手国および日本の入国条件をよく確認&コロナに罹った場合の保険等への加入も忘れないようにしてください。
そして、水際対策の詳細について厚生労働省のHPに公開されましたね。こちらからご覧いただけます。
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