日本国内旅行を対象とした国の旅行補助事業「GoToトラベルキャンペーン」。
旅行代金の補助(35%分)については7月中にスタート済みですので、もう利用したよ!って方も多いと思います。
一方で、「こっちはいつからもらえるの?」って気になっている方も多いのが、残りの地域共通クーポン(15%分)ですよね?
そして、この地域共通クーポンについても、ついに2020年10月1日からの利用開始が、国土交通大臣から正式に発表されました!バンザーイ!
これにて、GoToトラベルキャンペーンで計画されていた、旅行代金に対する50%の補助、その全てのラインナップが揃うことになります。
早速、地域共通クーポンの概要とお得な使い方についてご紹介します。
※観光庁の公式発表を踏まえ、加筆・修正しました!
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GoToトラベルキャンペーンの概要

では、まずはGoToトラベルキャンペーンの概要を簡単におさらいしましょう。
このGoToトラベルキャンペーンは、1泊以上の旅行につき旅行代金の50%、1人当たり最大2万円(宿泊の場合)の補助金が国から給付されるキャンペーンです。
給付の内訳は上記のとおりですね。
まず、旅行代金に対し総額の35%分が割引されます。この割引は、各旅行会社サイトのシステムで既にクーポン等の形での割引販売が開始されています。
このため、事後還付での利用も含め、既に利用した!って方も多いと思います。
例えば上記のような1人1泊20,000円の宿泊の場合、我々旅行者が支払うのは35%割引後の13,000円だけで良いんです。
一方、実は積み残し課題だったのが、残りの15%分の地域共通クーポンです。
この地域共通クーポンについて、今回やっと10月1日からの利用開始が発表されたんですよね。
なお、この地域共通クーポンは、旅行先の地域で使ってもらうことを前提としているため、当然ながら事前割引ではなく、利用地域、利用日時限定のクーポン(電子もしくは紙)の形で配布されます。
事前に割引したら、地域で使わないかもしれませんから、これは当然ですよね(笑)。
そしてここがかなり大事な点なんですが・・これ、当然ながら国がポケットマネーから給付してくれるわけではありませんからね。
もちろんこれ全額税金から給付されるんです。
つまり、これは貰っておかないと納税者的には完全に損するってことです。分かりやすく言うと・・ワリカン負けみたいな感じですかね(笑)。
旅行の計画がある方は、逃さずきっちりもらっておきましょう。
地域クーポンの配布開始日
【GoTo地域クーポン 10/1開始】https://t.co/rpG1MV2kHF
国交相は8日の記者会見で、観光支援事業「Go To トラベル」の地域共通クーポンが10月1日から利用できるようになると発表した。旅行代金の15%相当を旅行先で使える商品券として配布する。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) September 8, 2020
そして、最も気になるのがこれですよね!!
この地域共通クーポン、「一体いつから配布されるのか?」ということだったんです。
この地域共通クーポンについて、国土交通省の赤羽大臣は、9月8日の定例会見で2020年10月1日から配布・利用開始になることを正式に発表しました。
宿泊代金の割引(35%分)は7月22日から開始でしたので・・正直かなりタイムラグがあったのは事実ですが、無事利用が開始されるのは喜ばしい限りですね!!
正直、地域の飲食店や商店街、店舗などを幅広くこのスキームに乗せ・・しかも対象を新型コロナ対策が万全な店舗だけにするのは、かなりの労力が必要だと推察しますので・・。
このタイムラグはやむを得ないと思います。
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地域クーポンの配布方式

地域クーポンの発行形態・発行券種は上記の通りです。
紙もしくは電子クーポンの形で配布され、紙クーポンは券種1,000円限定、電子クーポンは券種1,000円、2,000円、5,000円となっています。
後述しますが、このクーポン、利用期間が短くしかも紙クーポンの場合お釣りが出ないんです。
紙で貰う場合は最小単位である1,000円単位しかありませんが、この特性を理解して利用する必要がありそうです。
一方、電子クーポンの場合は詳細は不明ですが、どうやら電子マネーの残高払いのような形で使えそうです。このため、券面金額以下でも利用ができますし、端数も含めて1円単位まできっちり使えることが予想されます。
有効期間・有効エリア

なお、GoToトラベルキャンペーンで配布される地域限定クーポンの有効期間は、上記の通りです。
宿泊旅行の場合宿泊日とその翌日、日帰り旅行の場合旅行の当日となっています。
つまり、当然といえば当然ですが、旅行期間中しか使えない・・ということです。

また、利用エリアは宿泊地の属する都道府県及び都道府県に隣接する都道府県限定となっています。
要約すると、旅行期間中のみ有効、かつ旅行先および旅行先に隣接する都道府県のみ有効ってことですから、このクーポンを大事に持っておいて・・次の旅行とか、他の用途に使うことはできません。
旅行先での消費がこの事業の目的ですから、これは当然といえば当然ですね。

また、同じく地域共通クーポンの利用対象にならない商品・サービスも公表されていますが・・。
これはまあ、その事業目的を考えれば対象とならないのは当然といえば当然です。
折角の旅行ですからね。
旅行先のお土産を買ったり、美味しいものを食べたりという本来の目的で利用すれば全く問題ないんです。
この利用対象除外条件は、わざわざ確認する必要はないと思います。
換金もしくはそれに準ずる利用方法や、税金や公共利金の支払い、さらには不正に売買するなど、この地域限定クーポンの趣旨に反する利用をしなければ、特に問題なく旅行先で利用が可能です。
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その他の注意点

その他の注意点がこちらですね。
一番のポイントは、ここまでご紹介しましたが、この地域限定クーポンの配布方法です。
多くの旅行者が利用すると思われる「Web販売(じゃらん、楽天トラベル等)」での予約の場合、紙もしくは電子でのクーポン配布が予定されています。
ただし、紙媒体での発行は宿泊施設の了承が必要となっていますので、事務局からの電子クーポン配布が主力の配布方法となりそうですね。

そしてこの電子クーポン、どうやら上図&前述のとおりQRコード読み取り決済という・・PayPayに代表される電子マネーの残高の感覚で配布されるようです。
紙での配布に比べ、使い勝手が良さそうですが、慣れない方には若干ハードルが高いでしょう。
そして、ここで問題というか気になるのは、このQRコードでの決済がどこまで浸透するかですが・・。
ここは国パワーで一気に浸透することを信じましょう(笑)。
このQRコード決済はめんどくさい!って方や、利用方法が良くわからん!って方などは、確実に利用できる紙クーポンがおススメです。
ただ紙クーポンは繰り返しですがお釣りが出ません。
一方電子クーポンは端数まで含めしっかり使いきれますが、電子決済の浸透度と、利用の利便性に疑問が残ります。
この2つの得失を良く勘案の上、クーポン種別を選択されることをおすすめします。
ちなみに、マイナポイントのシステムがそうであったように・・国主導の電子決済は分かりにくいことが想定されるので、サクッと確実にクーポンを利用したい方は、紙クーポンもありかもしれません。
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東京発着はまだ除外中

そして、このGoToトラベルキャンペーンは7月22日の開始当初から東京発着の旅行は除外されています。
現時点でも、「東京除外」は解除されていません。
また、東京在住者ではないかの確認等、監視の目も結構厳しいんですよね。
地域共通クーポンの開始でGoToトラベルキャンペーンのお得度がますます高まってはいますが、東京在住者はもう少し自重する必要がありそうです。
シルバーウィーク前、9月16日以降解除との情報もありますが・・。今後の情報を注視する必要がありますね。
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まとめ

以上、GoToトラベルキャンペーンの最新情報をご紹介しました。
このキャンペーンの国の支援総額は・・なんと赤枠内をご覧ください。なんですかこの見たことも無い桁数は!?って感じなんですが、なんと1兆1千2百億円超ですからね。
凄まじい金額の支援です。
しかも回数制限が無いので、予算が無くなるまで行ったもん勝ち!という本当にトンでもないキャンペーンです。
気になる方は是非大いに利用して観光振興しちゃいましょう!!
ただし、東京発着の旅行については現時点でも対象外です。
また、新型コロナの感染拡大に伴い、8月中には県独自の緊急事態宣言が発表される地域もあるなど、予断を許さない状況が続いています。
今後も、最新情報を注視し、感染症予防対策を万全にしたうえで、旅行を計画するようにしてください。
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