まさかの、ANAに続きJALもこの特別対応を繰り出してきましたね。
ANAに引き続き、JALも翌年度の上級会員の判定基準となる「Fly On Point」(FOP)を爆上げ!なんと2倍付与の特別対応です。
JALはANAと比べ期間が2020年2月から2020年7月末までとANAの1月~6月末までに比べ1か月後ろに倒れていますが、ほぼANAと同様の特別対応です。
ANAへの対抗・・という気持ちが無いわけではないでしょうね。
個人的にANAの特別対応に乗じてSFC修行を決めたばかりですし、JALマイルはほとんど保有していないのでこれは指をくわえてみているだけですが、JGC修行を検討していた方などにとってはかなり大きな特別対応と言えるでしょう。
新型コロナ感染拡大には十分な配慮を払うことを前提として、JGC修行希望者には間違いなくチャンスだと思います。
このJGC修行僧狂気乱舞の、特別対応のお得度を解説します。
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目次
JGCとは?

JGC(JAL Global Club)とは、JAL便に多く搭乗した方のみが入会できる会員組織です。
JGCに入会するためには、JAL便に搭乗した際に取得できるFOP(Fly On Point)を1年間(1月~12月)以内に50,000FOP以上(距離条件)、またはJAL便に50回以上搭乗&15,000FOP以上獲得(回数条件)し、JMB(JAL Mileage Bank)サファイア会員に到達 する必要があります。
ANAのSFCは距離条件だけですが、JALのJGCには回数条件があるのが面白いところです。ちなみにANAにも2007年頃までは回数条件があったんですが、現在は距離条件だけになっています。
この距離条件もしくは回数条件の達成で獲得できるJMBサファイア会員資格は1年間限定の会員資格ですが、このサファイア会員資格中にJGCカード会員になるor手持ちのJALカードをJGCカードに切り替えることで、このJMBサファイアとほぼ同等のJGCステータスを、JGCカード会員である限り生涯に亘り維持することができます。
ANAのSFC会員とほぼ同等の、まさに「一生のステータス」、と言っても過言ではないのが、このJGCステータスなんです。
だから、この50,000FOPもしくは50回搭乗を目指して皆さん「JGC修行」するんですよね。
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新型コロナ特別対応でFOPが2倍付与

そして・・今回JALが打ち出してきた「新型コロナ特別対応」がこちらですね。
なんと、2020年2月1日(土)~2020年7月31日(金)の間、JAL便への搭乗で獲得したFLY ONポイントが通常の2倍積算されます。
このキャンペーンが発表されたのは2020年3月25日ですが、もちろん過去に遡って遡及適用されます。
そしてこれ特に事前にエントリー等を行う必要はありません。搭乗実績に応じ自動的に積算されるんです。
この特別措置は、毎年JMBダイヤモンド等の会員資格を維持しているいわゆる本当の「上級会員」の皆さんが、この新型コロナウイルス対応で出張等が制限され、翌年のステータスを維持できなくなることへの救済措置と思われます。
が、多分JALはあまり想定していないのか・・実はちょっと狙っているのかは分かりませんが、JGC修行僧にとって、まさに狂気乱舞の「祭り」状態になっているんですよね。
何しろ、FOPが倍ですよ?倍。
JGC修行には本当に絶好のチャンス到来だと思います。
JGCへの道

では、どのくらいのFOP単価でJGCに到達するのか?超簡単に概算してみましょう。
まず、忘れてはいけないの上記JALカード会員がもらえる初回搭乗「FLY ONポイントボーナスキャンペーン」です。
これ、期間中であれば毎年もらえるので、まずはJALカード会員なら期間中のJAL便のファーストフライトで無条件で5,000FOPが手に入ります。
これで、JMBサファイアまでに必要なFOPは45,000FOPの計算になります。
そして、現在FOP2倍の特別対応期間中ですので、半分の22,500FOPを貯めれば、JMBサファイア→JGCに到達ということになりますね。

そして、JAL‐JGC修行といえばJGC修行僧御用達の「羽田-那覇」路線なんですが、この路線の片道の「クラスJ運賃-ウルトラ先得割引」で獲得できるFOPが上記のとおり1,672FOPです。

同じ「羽田-那覇」路線の片道の「普通席-ウルトラ先得割引」で獲得できるのが1,476FOP。

そして、この路線の平日の普通席片道運賃が、大体平均12,500円程度(クラスJは+3,000円程度)。
- この記事を書いている最中もガンガン値上がりしてます。値段は変化しますのでご了承ください。
つまり、普通席の場合、那覇往復で1,476FOP×2(往復)×2倍=5,904FOP獲得できる計算なので、45,000÷5,904=7.62回、つまり8往復すればよい・・ということになります。
クラスJの場合は1,672×2(往復)×2倍=6,688FOPなので、45,000÷6,688=6.72回、つまり7往復でOKということになります。
搭乗クラス | FOP | 運賃 | 搭乗回数 | 獲得FOP | 総運賃 | FOP単価 |
普通席 | 1,476 | 12,500 | 16 | 47,232 | 200,000 | 4.23 |
クラスJ | 1,672 | 15,500 | 14 | 46,816 | 217,000 | 4.63 |
上記のとおり、かなりざっくりした試算にはなりますが、FOP単価7円台なら優秀と言われるJGC修行が、国際線を使わない適当な国内往復でなんと驚異の4円台前半で収まるということになります。
多分もっと研究すればFOP3円台とかも可能なんでしょうが、私がザクっと計算しただけでこのFOP単価でJGC修行が解脱できるんです。
JGC取得にかかる費用は、ざっくり約20万円程度。これはかなりお得といえるのではないでしょうか。
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JGC修行は新型コロナの動向を踏まえ検討しよう

以上、ついにJALも参戦決定!のFOP2倍の特別対応をご紹介しました。
ただ、私のSFC修行も同様ですが新型コロナウイルスの感染拡大防止への配慮の視点は忘れずに、修行の実行は、コロナウイルスの動向を踏まえ判断するようにしてください。
また、JGCへの入会には、JAL-ClubAカード以上が必要になります。また、FOPボーナスをもらうためにも、事前にJALカードを所有しておくことが必要です。
JMBサファイヤに到達してからこのカードに申し込んで、審査落ちしたら目も当てられませんし、FOPボーナスのためにも必要なので、JALカードの申込もお忘れなく。
この新型コロナウイルスへのJALの特別対応についてはこちらから確認ができます。
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