2019年6月から、ともにLINEポイントへの実質等価交換可能という特徴を持つポイントサイト「RealPay」から「Gポイント」への交換が可能になりました。
これ、RealPay→Gポイントが仮に等価交換なら、貯めたポイントを「Gポイントへ集約」することで、利用価値もそこそこありそうなんです、RealPayからGポイントへの交換には、残念ながら4%もの手数料が必要です。
一見するとほとんど利用価値のなさそうなこの新しいポイント交換ルートについて、そのお得度と気になる交換手数料率を解説します。
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RealPayからGポイントへのポイント交換の概要

2019年6月から新たに開始された、RealPayからGポイントへのポイント交換の概要がこちらですね。
RealPayポイントからGポイントへリアルタイムでポイント交換可能ですが・・残念ながら、赤枠内のとおり交換額の4%もの手数料を取られてしまいます。

この構図をチャートで示したものが上記のとおりです。
RealPayからLINEポイントには、そもそも等倍で交換できます。LINEポイントへの等価交換を可能にする方法は、以下のとおりです。
RealPayの運営会社である「げん玉」からRealPayへポイント交換するともらえる「手数料無料チケット」を利用すれば、月1回限定で、LINEポイントを含む全ての手数料を無料で交換可能
※手数料無料チケットは、LINEポイントへの交換に利用できなくなりました。
もちろん、上記でご紹介した手数料無料チケットを利用すれば、月1回に限りGポイントにも手数料無料でポイント交換可能なんですが、ANAマイラーから見れば、そんな回りくどいことをする理由が全くないですよね。
だって、この手数料無料チケットを利用してLINEポイントに直接等価交換すれば良いので、Gポイントを経由する意味は皆無です。
正直言って、RealPayとGポイントにとってどんな狙いがあるのか?よくわかんないんですよね。少なくともANAマイラー的な目線で見ると、あまりメリットのない提携のような気がします。
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考えられるメリット
このRealPayからGポイントへの交換のメリット、一体どのような点にあるのでしょうか?メリットとして考えられるものをまとめてみました。
ワラウユーザーの救済策

まず考えられるのは、ポイントサイト「ワラウ」ユーザーの救済策。
「ワラウ」ユーザーは、リアルペイ経由でLINEポイントへポイント交換することで、LINEポイントへ実質等価交換ができるのですが、そのためには前述のとおりげん玉からRealPayへ交換することで月1枚もらえる「手数料無料チケット」を取得する必要があります。
つまり、ワラウユーザーがRealPayルートでANAマイルを貯めるには、げん玉の利用が必須だったんです。
ちなみに、手数料無料チケットを利用しない場合、RealPayからLINEポイントへの交換には、なんと8%もの手数料が掛かります。つまり、げん玉を利用していないワラウユーザーの場合、RealPay経由で直接LINEポイントへ交換(手数料8%)するより、RealPay経由、さらにGポイント経由でLINEポイントへ交換(手数料4%)の方がお得・・・。
なんですが、よく考えればワラウのポイントはPeX経由のLINEルートなら手数料無料、81%でANAマイルに交換できますし、ドットマネー経由のTOKYUルートでも、75%でANAマイルへの交換が可能です。
このように、一応考えてはみましたがやっぱりこのRealPayからGポイントへの交換開始、ANAマイラーにとってのメリットはほとんどないと言ってよさそうです。
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RealPay→Gポイント交換開始の理由

では、このRealPayからGポイントへの交換開始、一体何を目的としているんでしょうか。
まずANAマイラー目線から見て、最も考えやすい理由は、RealPayからLINEポイントへの実質等価交換(手数料無料チケットの利用)の改悪が近い、ということでしょうね。
ここまで検証したとおり、そもそも手数料無料チケットを利用すればRealPayからLINEポイントに実質等価交換できるのであれば、Gポイントに手数料無料チケットをわざわざ利用して実質等価交換する理由はありません。
そして、RealPayからLINEポイントへの交換には、本来8%もの手数料が掛かります。この手数料を月1回とは言え無料にするのは、もしかするとRealPayにとっては厳しいのかもしれませんね。
このRealPayからLINEポイントへの交換の手数料無料チケットの利用不可の改悪の布石として、Gポイントへの交換ルートを開通させた、と推測するのは・・ちょっと乱暴ですかね?
※これは本当に私の推測です。根拠はありませんのでご留意下さい。
Gポイント側の思惑

そして、さらに興味深いのが、Gポイント側の思惑です。Gポイントは、RealPayからのポイント交換に際し、ポイント交換増量キャンペーンを実施しています。
その増量ポイントは2%ですが、このキャンペーンの主催者はなんとGポイントです。つまり、Gポイントが持ち出しでRealPayポイントを集めに行っているんです。
そして、RealPayからGポイントへのポイント交換手数料4%、これはRealPay側が徴収しています。つまり、Gポイントとしては、2%完全持ち出しでRealPayからポイント交換されても、実は痛くもかゆくもない、ということが読み取れるんですよね。
この一例だけみても、GポイントからLINEポイントへの交換は、Gポイント側としては実はかなりメリットがある、ということも何となく推測できますよね。
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まとめ

2019年6月に突如開始された、お互いにLINEポイントへの等価交換が可能という特徴を持つ「RealPay」から「Gポイント」への交換ルートの開通について解説しました。
本来なら交じり合う必要のないこの2つのポイントサイトが、手数料が必要な形で交換を開始した、というのは、実に興味深い出来事だと思います。
私の推理的には、少なくともGポイントからLINEポイントへの実質等価交換ルートは、これからもかなり安泰なような気がしますね。
一方で、RealPay側には、どんな意図があるのか・・これは正直よくわかりませんでしたが、少なくともANAマイラー的には、RealPayからGポイントへの交換には、メリットはほとんどありません。
以上、RealPayからGポイントへの交換開始、そのお得度について解説いたしました。
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