2022年も、2021年に引き続きSFC修行の絶好のチャンスです!
何しろ、伝説級のキャンペーンであるPP(プレミアムポイント)2倍キャンペーンが12月31日まで開催中なので・・。
なんと、通常の年の半分以下のPPで、SFCが発券可能な、ANAプラチナ会員に手が届いてしまうんです!!
この記事では、このPP2倍キャンペーンを踏まえた、2022年おすすめのSFC修行ルート・路線についてご紹介しています。
そして、これは共通してご理解いただきたいのですが・・。
このSFC修行解脱までのフライトルートは、正直これが「正解」というものはなく、人によってルート・考え方が大きく違っていて当然です。
搭乗回数や、搭乗数の増加に伴う肉体的・精神的負担は度外視!完全にコスト重視!って方もいらっしゃいますし・・。
コストは重視するけど、同じくらい負担軽減を重視する!(=2021年の私(笑))って考え方もありますからね。
そして、2022年のSFC修行の大きなポイントとしては、これは2020年からの継続ですが、国際線でのPP取得がほぼ期待できない・・ってことが挙げられますよね。
例年なら国際線も視野に入れた修行ルートが組めますが、全て国内線でPPの獲得を考える必要があるのも、2022年の大きな特徴でしょう。
2022年SFC修行の個人的なルート検討&考察結果をご紹介します。
- 2022年12月31日までの間、獲得PPが2倍になるキャンペーン実施中です!!
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目次
SFCと所要PP

では、おすすめルートのご紹介に入るその前に・・。
まずは、簡単にSFC修行のおさらいから(笑)。
この記事でご紹介するSFC(Super Flyers Card)取得に必要となるのが・・ご存知の方も多いと思いますが、ANAの「プラチナステータス」です。
このANAプラチナステータスorプラチナステータス事前サービス期間中に限り、SFCを申し込むことができるんですよね。
プラチナ事前サービスはプラチナ会員到達の数日後からスタートするので、実際はプラチナ事前サービス中にSFCの取得は可能です。
ちなみにSFCはANAカード(クレジットカード)ですので、折角プラチナステータスに到達しても、肝心のSFCの発券時にクレカ発券の審査落ちしたら眼も当てられません。
SFC修行前に、何はともあれANAカードを発券しておきましょう(笑)。
そして、このSFC取得に必要となるプラチナステータスに到達するために必要なのが・・・。
ANA便に搭乗することで得られるPP(プレミアムポイント)50,000PPです。
そして、この50,000PPの獲得が、PP2倍キャンペーンにより強烈に簡単になっている・・!!
というのは、冒頭ご紹介したとおりですね。
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PP単価とSFC修行の仕上がりコスト

ということで(笑)、SFC修行を解脱するためには、50,000PPを獲得する必要がある。
ここまでは、ご理解いただけたものと思います。
そして、この50,000PPを獲得する最も効率的なルートを考えていくのが・・難解かつ楽しい(笑)わけですが・・。
ここでしっかりと把握しておきたいのがPP(プレミアムポイント)の積算条件です。
まず、上の画像は・・ご覧になったことがある方はすぐにピンときますよね。そう、ANA公式HP上の、PPの獲得シミュレーション画面です。
まず、パッと見て分かるのが、フライトマイルとPPは全く別物ということです。
- 区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×路線倍率+搭乗ポイント
フライトマイルとは別のカウントとなるPP獲得の計算式がこちらですね。
区間基本マイレージがベースとなり、クラス・運賃倍率、路線倍率(海外or国内)を乗じたものに、搭乗ポイントを加えて算出され、ANA便名で搭乗した場合のみ積算されます。
これらの変数のうち、路線倍率は国内線の場合「2倍(×2)」で統一されていますが、クラス・運賃倍率と搭乗ポイントは、原則としては高い運賃種別のフライトの方が多くもらえる計算になります。(※搭乗ポイントは例外あり)
ベースとなるのが区間基本マイレージですので、大量PPを獲得するために基本となるのが、まずは「より遠くの目的地」。
さらに係数の高い運賃種別(=運賃の高いフライト)でフライトした方が、一回のフライトで多くのPPが獲得できる・・ということになります。
なお、実は国際線を絡めれば、さらに国際線航空券の国内線区間料金など、各種裏技的なPP単価引き下げ修行ルートが組めるのですが・・。
2022年は何しろ新型コロナで国際線への搭乗は期待薄ですので・・国内線限定で検討する必要があります。
これが、コロナ禍でのSFC修行の大きな特徴でしょう。
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PP単価

そして、もう一つ、事前に知っておきたい知識として・・。
SFC修行の一つの基準?というか、目安となる指標として用いられるPP単価という概念があります。
- 航空料金÷獲得PP=PP単価
PP単価の計算式は・・ある意味当然ですが上記の通りです。
PP単価とは、つまり1PPを獲得するために必要な費用、ということになります。
例えば10,000円で1,000PPを獲得できれば、PP単価は10,000円÷1,000PP=10円ということになり・・。
目標である50,000PP獲得には50万円が必要ということになりますね。
そして、SFC修行僧の通信簿的には(笑)このPP単価10円にできれば、超絶優秀と言われています。(※PP2倍キャンペーン適用中でない場合)
さらにここが重要なポイントなのですが、SFC修行は、単純に一番安い運賃で行えばいいというものでもないんですよね。
前述のとおり、運賃が安いと、区間マイルに乗算される係数が低くなるので、その分もらえるプレミアムポイント(PP)が少なくなります。
また、PP単価を重視しすぎると、深夜、早朝などの便を選択せざるを得なかったり、もらえるPPが少ないので50,000PP獲得のために必要な搭乗回数が多くなるなどのデメリットもあります。

例えば、こちらはある日の名古屋ー沖縄路線のスーパーバリュー45運賃。
運賃は11,760円と安いですが、獲得PPはかなり少な目の片道1,213PPです。

一方、プレミアムクラスの場合スーパーバリュープレミアム28で、最安31,960円。
スーパーバリュー45運賃と比べると約3倍超と高額ですが、獲得PPは片道2,422PPとスーパーバリュー45の2倍近くに達します。
- スーパーバリュー45:11,760÷1,213=9.69円
- スーパーバリュープレミアム28:31,960÷2,422=13.19円
PP単価を比較したものがこちらです。
PP単価的にはスーパーバリュー45の方が断然お得、9.69円と10円を切る単価になりますが、その分獲得できるPPが半分程度です。
獲得できるPPが少ないということは・・その分、50,000PP獲得までに必要な搭乗回数が多くなるということになります。
スーパーバリュー運賃の沖縄ー名古屋往復で50,000PPに達しようと思うと50,000÷1,213=41.22回、つまり21往復が必要になります。
一方、スーパーバリュープレミアム28運賃なら、PP単価的には若干不利ですが、獲得PPが多いので50,000÷2,422=20.64回、つまり約半分となる11往復で解脱が可能です。
スーパーバリュー運賃など安い価格でのフライトは、当然いわゆる「エコノミークラス」のため座席も超狭いですからね。搭乗回数が多くなれば当然肉体的・精神的な疲労も蓄積しますし、空港までの交通費等も馬鹿になりません。
一方、プレミアムクラスならPP単価的には不利ですが、座席が超快適ですし、フライト中は食事も出ますしアルコール含むドリンクも飲み放題です。また、空港ではラウンジが利用できるので超絶快適に時間を潰せます。
そして、そもそも空港に行く回数も減りますので、交通費等もかなり軽減されます。
安い運賃を追求し、回数と体力勝負の「The 修行」の日程を組むか?
それともプレミアムクラス中心の、体と心に優しい(笑)日程を組むか?
これは本当に個人の考え方によると思います。
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2022年SFC修行の狙い目路線・フライト

ということで・・。お待たせしました(笑)。
個人的な2022年SFC修行のおすすめ路線をご紹介していきたいと思います!!
まずは、何はなくとも外せないのが・・冒頭からご紹介のとおり、既に伝説と化している「PP2倍キャンペーン」を活用することです。
何しろSFC修行は50,000PPをいかに効率的に貯めるか?の勝負(笑)ですので・・。
同じフライトに乗ってPPが2倍もらえるなら、それはもう利用するほかありません。
- 沖縄・石垣・宮古(笑)
- VALUE TRANSIT 28(北海道〜九州)
- 九州方面プレミアムクラス(プレミアム28)
そして・・2022年は2021年の終盤にあったような「沖縄外し」がないので・・。
単純におすすめなのは、上記の3路線になりますかね。
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沖縄・石垣・宮古

まず、これがもう鉄板というか、基本これでしょ!って王道の修行路線が・・。
沖縄・石垣島・宮古島などの沖縄方面往復旅程です(笑)。なにしろ深く考えずに単純に往復しておけばOKなので、めちゃくちゃ簡単ですからね。
出発 | 到着 | PP | 往復 | 2倍 | 往復回数 |
東京 | 沖縄 | 1,476 | 2,952 | 5,904 | 9回 |
宮古 | 1,737 | 3,474 | 6,948 | 8回 | |
石垣 | 1,836 | 3,672 | 7,344 | 7回 | |
中部 | 沖縄 | 1,213 | 2,426 | 4,852 | 11回 |
宮古 | 1,468 | 2,936 | 5,872 | 9回 | |
石垣 | 1,566 | 3,132 | 6,264 | 8回 |
例えばこちらはANAバリュー運賃(一般席)での沖縄方面の往復で獲得できるPPです。(※PP2倍計算済み)
東京(羽田)からなら、沖縄でも単純往復9回の修行で解脱できます(笑)。

沖縄なら便も豊富ですし、探せばまだまだこういった1万円以下のフライトも残っていますからね!
あ、上記の東京(羽田)ー那覇のフライトの場合、9,410円で2,952PPが獲得できるので、PP単価は脅威の3.19円です(笑)。(9,410円÷2,952PP(片道・PP2倍済)=3.19)
50,000PP獲得に必要な費用は、完全な理論値ですが約16万円強になります。
この沖縄方面の往復!ってのが最も手っ取り早いでしょう。
2021年は終盤戦で沖縄が除外になってしまいましたが、2022年のPP2倍キャンペーンは国内線全路線が対象なので、沖縄に飛びまくるのが最も手っ取り早いです(笑)。
出発 | 到着 | PP | 往復 | 2倍 | 往復回数 |
東京 | 沖縄 | 2,860 | 5,720 | 11,440 | 5回 |
宮古 | 3,295 | 6,590 | 13,180 | 4回 | |
石垣 | 3,460 | 6,920 | 13,840 | 4回 | |
中部 | 沖縄 | 2,422 | 4,844 | 9,688 | 6回 |
宮古 | 2,847 | 5,694 | 11,388 | 5回 | |
石垣 | 3,010 | 6,020 | 12,040 | 5回 |
そして、さらに強烈なのが・・。上記のプレミアムクラスを利用する方法です。
プレミアムクラスなら、なんとPP2倍キャンペーンを利用すれば1往復で一気に10,000PP超のPPを獲得することができてしまいます。(ANA SUPER VALUE PREMIUM 28運賃での試算です)
この結果・・なんと東京ー宮古や東京ー石垣ならたったの4往復で解脱ができます。
私もこの方法で2021年に解脱しましたが・・プレミアムクラスはめちゃくちゃ快適なので、少しくらいフライト代金がかかっても大丈夫!!って方は、プレミアムクラスで沖縄方面!がめちゃおすすめです。
ただし、沖縄方面は夏は価格が高いので、狙い目は10月後半〜11月ですかね。
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バリュートランジット28で北海道or九州

そして、省コスト派(笑)に最もおすすめなのが・・。
ANA VALUE TRANSIT28を利用した、北海道or九州方面の路線ですね。

ANA VALUE TRANSIT(運賃6)は乗り継ぎを含む運賃種別ですが、直接往復のANA SUPER VALUE75(運賃7)に比べると、搭乗ポイント200PPがもらえるのが超魅力的です。
さらに、この搭乗ポイント当然ですが乗り継ぎフライト1フライトごとにもらえるので・・。
乗り継ぎの場合、片道で400PPもらえますからね??
これで往復なら800PP・・さらに、PP2倍キャンペーンが適用になればなんと往復で1,600PPも多くもらえます。

そして、多分最も効率の良い(笑)バリュートランジットフライトがこちら。
長崎から羽田経由で札幌に行くフライトで、バリュートランジット28なら約20,000円強で買えちゃいます。
PP | 2倍 | |
長崎ー羽田 | 1,115 | 2,230 |
羽田ー札幌 | 965 | 1,930 |
合 計 | 4,160 |
そして、20,000円強なのに、片道だけで4,160PPも手に入るので・・PP単価は5.02円とめちゃくちゃなコスパです(笑)。
そして、この長崎ー羽田ー札幌のフライトって本数が結構あるので、頑張れば往復もできます(笑)。
本拠地から長崎もしくは札幌に飛び、このバリュートランジット28フライトで長崎ー羽田ー札幌(もしくは逆区間)をフライトして再度長崎もしくは札幌から本拠地へ戻る・・。
これだけで、1日で10,000PP超、PP単価6円台で実現できちゃいます。かなりお尻痛くなりますけどね(笑)。
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プレミアムクラスで長崎・鹿児島

そして、最後におすすめなのが・・九州(鹿児島・長崎)方面のプレミアムクラスです。

プレミアムクラスは、まずPPの積算率が区間マイルの125%とかなり多く、さらに搭乗ポイントが片道400Pもらえるのが超魅力的です。
そして、沖縄方面は高いのですが、九州(長崎・鹿児島)方面にのプレミアムクラスは結構お安い運賃があるので・・。

例えば、この日程の・・東京-鹿児島のプレミアムクラスの場合、スーパーバリュープレミアム28運賃が25,790円。
一方、獲得PPが1,925PP×2倍=3,850PPですので・・。
PP単価は6.69と、まずますの単価になります。
また、往復で獲得できるPPも7,700PPとそこそこ多めなので、6往復で46,200PPと、ほぼ解脱完了に近いPPが獲得できるのもメリットです。
また、直前予約であってもプレミアム株主優待運賃を利用すればまずまずのPP単価になるので、直前予約にも対応しているのは大きいですね。
さらに、前述のバリュートランジット28と組み合わせると、爆発力が高まります。
あ、ちなみに北海道・札幌方面のプレミアムクラスは人気路線ですので価格が高く、しかも獲得PPも少な目ですので実はあまりおすすめではありません。
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まとめ

以上、2022年のSFC修行のルートやPP単価等について検討してきたわけですが・・。
個人的に最も大事だと思うのは、SFC修行の何に重点を置くか?という自分なりの考え方、「軸」を持つことだと思います。
あえて言っちゃいますが、SFC修行なんて普通の人の日常生活の一ページでは絶対にないわけです。
相当な旅行好き、飛行機好き、そして私のように大量ANAマイルを貯めて完全無料だからSFC修行やる・・みたいな、世間的にみるとかなりトンガった人のやることですからね。
だから、もう正解とか「型」なんてないんじゃないんですかね?
PP単価にこだわり、とにかく誰よりも安価にSFC取得!を追求するのもありですし、私のようにとにかくプレミアムクラスメインでとにかく楽して・・ちょっと観光を入れて、およそ修行とは思えないSFC修行をするのも「あり」でしょう。
私の場合、知恵と行動で、航空業界の空港&フライトでの露骨な貧富の格差を乗り越えることを最大のモチベーションとしているので、プレミアムクラス中心の修行!でも、実はフライトは貯めたマイルで完全無料!という下剋上を・・果たしました(笑)。
何しろ、SFC修行なんて普通はやらないんです。
もちろん一般の人は毎年やるようなものじゃないですからね?私もコロナで大量マイルが余り気味な今年だからやりますが、こんなことは多分一生に一回きりだと思います。
つまり、非日常ですから楽しんだ者勝ちってこと・・ですよね。
PP単価、搭乗回数、総費用・・いろいろ比較したくなりますが、一定の比較後は深く考えすぎず、それぞれの予算と時間の許す範囲で、思いっきり楽しめば、それで優勝なんじゃないでしょうか??
以上、2022年のSFC修行のルートやPP単価等についての超個人的な検討結果について解説しました。
年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちらから
私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。