こういう時に、その企業の姿勢や考え方というものが・・透けて見えますね。
2021年4月現在、大阪を中心に新型コロナ変異株による感染拡大が続いており・・・。
USJの所在地である大阪では「まん延防止等重点措置」(=通称「まん防」)が発令され、実際に感染者数も一日1,000人を大幅に上回る状況が続いています。
そして、この「まん延防止等重点措置」の方針に従い、ユニバーサルスタジオ・ジャパン(以下「USJ」)でも、チケット販売当時の想定から入場者数を大幅に減らす入場制限を行っています。
この入場制限自体は、国や自治体の方針でもあり「仕方ない」ですよね。
ただ、普通に考えれば現在大阪で日本最大の感染拡大が続いており、まん防が発令され、さらにチケット販売当時の想定から入場者数を減らしているのなら・・。
USJのチケットの払い戻し対応は・・当然あるんだよね?って思うのですが・・。
これが、USJは本当に手続きがお粗末&超遅いんですよね。
正直、即時で払い戻しや日程変更に対応しているANAさんをはじめとした航空業界、マリオット系列などのホテル業界を見慣れていると、USJが超絶お粗末に見えてしまいます。
USJの2021年ゴールデンウィークまでのチケットの特別対応をまとめます。
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入場チケット(スタジオ・パス)は返金対応なし

USJが大阪府への「まん防」適用後に発表した、チケットと入場制限に関する取扱いがこちらです。
ちょっと字が細かいので、下記にポイントを再掲します。
- USJは、まん防期間中の入場者数を大幅に制限する
- 週末、祝日(GW期間)は、入場までに時間がかかる。”平日”来場を検討しろ
超簡単に言うと・・事前にチケット売った枚数とかには関係なく、「まん防」に協力するため入場者数を大幅に制限するので、多分週末とかGWは、入場に長時間が掛かる。
だから、週末やGWに来ず、そのチケットを使って、「平日」に来いや。
とまあ、激戦を勝ち抜いてゴールデンウィークの日付指定チケットをゲットした方もいらっしゃる中、ある意味無茶苦茶なことが書かれているわけですよ。
もちろん、「まん防」や、その根本原因である新型コロナについて、USJに責任があるわけではありません。
が、もちろん同じく入場者に責任があるわけでもない。
となれば、既に実際の入場者数と販売枚数の前提が全く違うわけですから・・普通は返金対応した方が、「今回は残念だったけど、神対応だったUSJに絶対行こう!」と考える人が増えると思うんですが・・。
USJは断固として返金対応はしないんです。これまでもそうでしたが。

ただ、さすがにまずいとはちょっとだけ思っているのか・・一応この「まん防」期間中に限り、入場チケットの特別対応が発表されてはいます。
USJの入場チケットは、元々90日間に限り入場日時の変更が可能なんですが、この入場日時の変更を、2021年9月30日(除外日あり)まで、特別な手続きなく可能としたんです。
- 当初入場日:2021年4月6日~2021年5月11日
- 変更後入場日:2021年9月30日まで(除外日あり)
- 除外日:入場除外日:2021年8月9日~16日、2021年9月19日
つまり、「まん防」期間中である「2021年4月6日~5月11日」のチケットを持っている方は、2021年9月30日(除外日あり)までであれば、特に日付の変更等の手続きは必要なくUSJに入場可能・・ってことなんですよね。
ただ・・このやり方では入場日毎のチケット販売枚数や入場者の予測はほぼ困難だと思いますし、入場者数の制限がどうなるか?も、現時点では定かでないので・・。
簡単に言うと、入場日が9月30日まで延長したからって、入場できるかどうか?の不透明さは変わらないってことです。
正直、これからの暑い夏に向け、炎天下で入場待ちする可能性もある・・入場できるかどうかも分からないUSJに、既に日付指定チケットの意味が全くないチケットを握りしめて行こうって、なかなか思えないんですけどね・・。
と、同じことを考える方は多いんじゃないでしょうか?正直、何故返金対応をしないのか?が全く分かりません。
返金手数料なら全然負担するので・・返金して一旦リセットさせて欲しいです。
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完全日付指定チケットの返金対応も超お粗末

そして、ここまでご紹介したとおり、入場日指定があるようで、実は90日間変更可能という若干ゆるい「入場チケット(スタジオ・パス)」についての対応が既にお粗末なんですが・・。
完全日付指定チケットである、「ユニバーサル・エクスプレス・パス」や「VIPツアー」などのチケットの対応も、かなりお粗末です。
これらのチケット、さすがに該当日の時間指定での入場が既に不透明なので、いずれも一応「ご希望に応じて払い戻しを行います」となっているんですが・・。
この払戻対応が超遅い。

この記事を書いているのは2021年4月17日ですが、4月17日現在で払い戻しを受け付けているのは、なんと入場日2021年2月4日~3月17日・・約1か月前に入場予定だった分のチケットです。
このように、実際の入場日からかなり経過してからしか、払い戻しを受け付けていないんです。
良いですか?大阪って、まん延防止重点措置適用地域ですし、毎日1,000人規模の新型コロナ感染者が発生しており、場合によっては緊急事態宣言の再発令・・なんてことも言われているんですよ??
こんなもん、普通少なくともこの「まん防」期間中は行かないようにするってもんでしょう??
そして、その苦渋の決断を「早期の払い戻し」の形で、何故後押ししないの?USJは?って感じです。
しかも、販売時の想定よりも大幅に入場者数を制限しており、既に入場できるかどうかも分からないのに?ですよ。
それなのに、なんかUSJの対応には「あわよくば入場してよ・・使ってよ・・」「返金対応にもお金かかるからさぁ・・」って感じ、つまり「金の匂い」がプンプンするのが、なんか腹立つんですよね。
みんな、USJには本当は行きたいんですよ。
でも、感染拡大防止のために、今回は「諦めよう」「残念だけど今回は見送ろう」って方に、損得勘定むきだしの対応をする・・。
USJさん、それでは多分ファンを失いますよ。
断言しますけど、これは一旦返金対応に・・手数料を取ってもでもいいから応じた方が、絶対に仕切り直しでUSJに足を運ぶ方は増えるはずです。
ANAさんの対応の、是非爪の垢でも煎じて飲んでみてほしいですね。
USJさんには、「損して得取れ」。
この一言を送りたいですね。
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USJのチケットは先行き不透明時には買ってはいけない

ということで・・今回の教訓。
USJは、入場制限によりそもそも販売数と入場者数が食い違っているとか、国の新型コロナまん延防止重点措置の適用とかそういうことは関係なく、チケットの返金対応には滅茶苦茶シビア・・ってことですね。
つまり、社会経済の情勢が不安定な時には、USJのチケットは買っちゃダメってことです。
一番冒頭にも書いたとおり、このような対応一つ見ても、その企業の姿勢や考えというものが透けて見えてきますし・・個人的にも反面教師としたいと思いますね。
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