ANAマイルで国内線特典航空券発券はお得?それとも損?LCCとの比較と発券すべきケースまとめ

 

ANAマイルを使って国内線特典航空券を発券する場合、例えばローシーズンかつ実飛行距離600マイル以内の区間なら、最低で片道5,000ANAマイル、往復10,000ANAマイルから発券できます。

片道所要マイル ロー レギュラー ハイ
0~600 5,000 6,000 7,500
601~1600 6,000 7,500 9,000
1,600~2,000 7,000 9,000 10,500
2,001~4,000 8,500 10,000 11,500

 

具体的な所要マイル数は上記のとおりです。(※ただし、上記は片道ですのでご注意ください。)

この所要マイル数をどう評価するか?ですが、国内線は昨今LCCがかなり台頭しているので、片道5,000円以内で国内線の予約ができてしまうLCC路線も「ざら」にあります。

このため、ANAマイルを使って国内線特典航空券を発券するのって、お得なのか?実は損していないのか?気になるところですよね。

ANAマイルを使って国内線特典航空券を発券するのは得なのか?損なのか?損益分岐点はいくらなのか?

そして、このLCCの台頭が著しい現在、ANAマイルを使って国内線特典航空券を発券すべきケースはどんなケースなのか?真剣に考えてみました。

 

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ANAマイルの価値

 

ANAマイルを使った国内線特典航空券の損得について考えるうえで、まず定義しておかなければならないのが「1ANAマイルの価値」をどのように考えるか、ということですね。

例えば、欧米路線のファーストクラスの特典航空券に交換したりすると、1ANAマイルの価値は1マイル=10円以上にも跳ね上がります。

また、ビジネスクラスの国際線特典航空券に交換した場合でも、7~8円という価値で実は使えてしまいます。ANAマイルの価値については、以下で詳しく解説しています。

ANAマイルの価値は1マイル=何円なのか?ポイントをマイルに交換するメリット/デメリット

2018.03.11

 

例えば1ANAマイル=7円と仮定した場合、例えば冒頭に書いたローシーズンの片道5,000マイルという最も少ないマイルで交換できる国内線片道航空券でも、その発券に使ったマイルの価値は5,000マイル×7円=35,000円ということになります。

正直、片道35,000円の価値を上回る国内線特典航空券なんて、なかなか見つけることはできませんよね。

この「国際線上級クラス特典航空券との交換」と比較してしまうと、そもそも、ANAマイルを使って国内線特典航空券を発券するのは、完全に「損」しているということになってしまいます。

 

スカイコインへの交換レートが一つの目安に

 

国際線上級クラス特典航空券への交換が、最もマイルの価値を高く使う方法。

このため、国内線特典航空券なんかに交換している場合じゃない・・と結論付けてしまったらそれで終わりなんですが・・。でも、そんなに海外ばっかり行けるわけではありませんし、帰省など、国内線を利用する機会は実は多い、という人もいらっしゃると思います。

このため、国際線上級クラスの特典航空券に交換した方が高い価値で使えることは承知したうえで、あえて国内線特典航空券を発券する際の損益分岐となるマイルの価値を定義してみましょう。

この場合、最もわかりやすい目安は「ANAスカイコイン」への交換レートになるのではないかと思います。

実は、ANAマイルはANAスカイコインに上記のレートで交換することができます。

ANAマイラーなら、ANA一般カードもしくはANAワイドゴールドカードは確実に持っていると思いますので、ANAカードホルダーの場合、1ANAマイルは最大1.5~1.6倍の倍率で、ANAスカイコインに交換できます。

ここでは1ANAマイル=約1.5倍の倍率を仮置きしてみましょう。

 

このANAスカイコインは、上記のとおり、ANAのホームページ上で航空券の代金はもとより、ツアー代金にも充当することができる電子クーポンです。スカイコインは実際にお金と同等に使えるので、特典航空券のように1便あたりの発券座席の制限がなく空席さえあれば航空券の購入が可能というところが、ANAマイルを使った特典航空券と決定的に違う点です。

そして、例えばレギュラーシーズンの場合、国内線のほとんどの行先への往復に必要になるマイルは15,000ANAマイルが相場です。

そして、1ANAマイルは1.5スカイコインへと交換可能でしたよね。

ここから導き出される結論、それは、この往復国内線航空券を直接購入する際の価格が、特典航空券の発券に必要なマイルの約1.5倍以内でない場合、実はマイルで発券するより、ANAスカイコインで発券した方がお得、ということです。

このSKYコインへの交換レート・・約1.5円(倍)というのが、国内線特典航空券発券に当たってのの損得を考える上での一つの目安になりそうです。

1ANAマイル=1.5円。これ以上の価値で利用できるかどうかが、国内線特典航空券の損得の分岐点と考えてもよさそうです。

 

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①国内主要路線の場合、もう絶対LCCがお得

 

では、まずは国内線特典航空券の発券に、ANAマイルを使うことが得か?損か?についてLCCの航空券価格との比較で考えてみましょう。

この1ANAマイル=1.5円という価値は、かなり低めの価値評価だと思いますが、それでもLCCが飛んでいるような国内主要路線の場合は完全にLCCの勝ちですね。マイルを使って特典航空券を発券するのは超もったいないと言わざるを得ません。

それくらいの価格/価値の差があります。

上記のとおり、名古屋から札幌行きの航空券なんて、LCCのエアアジアなら、片道1人4,500円から買えてしまいますからね。

ちなみに、レギュラーシーズンのANAマイルでの特典航空券の発券の場合、名古屋ー札幌は1人7,500ANAマイル必要になります。

価値を金額換算すると、7,500マイル×1.5=1人11,250円です。

全然価格が違います。圧倒的にLCCエアアジアで発券するべきです。

 

この通り、私は親子4人で手荷物(25kg+20kg)2つ、さらに最前列のホットシートまで予約して、4人で片道26,180円(@6,500円)で予約しました。

1人ではないですよ。親子4人です。

 

しかも、予約したのはこんな感じのバリバリの最前列のホットシート(1人当たりの予約単価@900円)です。

このホットシートを予約しなければ、名古屋ー札幌間が片道1人5,600円(手荷物2個つき)ですからね。

LCCが飛んでいる国内主要路線(東京発/大阪発/福岡発/名古屋発/札幌発)の場合、ANAマイルを使った特典航空券の発券の前に、まずLCCの価格を確認した方がよいでしょう。

LCCの価格が片道7~8千円程度なら、絶対にANAマイルでの特典航空券発券よりもお得!!と断言できます。

 

現金を使いたくない人は、ANAマイルで発券しよう

1ANAマイル=1.5円の価値(これでもかなり保守的)で考えた場合、LCCが飛んでいる国内主要空港発着便ならほとんどのケースで、LCCの方が価値的に安く済んでしまうと思います。

後述する「ANAマイルを使って国内線特典航空券を発券すべき場合」に備えて、特典航空券発券に必要なマイル×1.5倍>LCCの運賃の場合は、LCCの航空券を購入した方がお得です。

ただし、中にはできれば「現金を使わずに」航空券を購入したい、という方もいらっしゃるのではないかと思います。

そういう方は、もういっそのこと損得関係なく、マイルを使った特典航空券を発券してもよいでしょう。国内路線の場合、マイルを使えば本当に一切の現金支出なしで航空券を発券できます。

 

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②LCCと競合しない路線の場合、公式割引価格(SKYコイン購入価格)と所要マイルの比較で考える

 

次に、LCCと競合しないいわゆるリージョナル(マイナー)路線の場合は、ANAの公式割引価格と、その区間の特典航空券発券に必要なマイル×1.5円との、どちらがお得かで判断することになります。

例えば、こちらはLCCが絶対に飛ぶことのない、名古屋ー宮崎という超マイナー路線。この区間の国内線を飛ばしているのはANAだけですので、この区間の航空券を取ろうと思うと、特典航空券か、SKYコインを使った割引航空券との比較だけになります。

ちなみに、今回検索したこのケース(予約日)の場合は、旅割75を使った割引航空券の価格が片道10,210円

一方、この区間の特典航空券所要マイルは7,500ANAマイルですので、マイルの価値は11,250円。ほとんど差がありませんので、このような区間の場合は、マイルを使って特典航空券を発券してもよいかもしれませんね。

 

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③国内線特典航空券をANAマイルで発券した方が良いケースとは

  1. LCCなどと競合していない路線で、ゴールデンウィークやお盆、正月などANA正規割引航空券の価格が高い時(ただし、特典航空券利用除外期間を除く)
  2. 同じくLCCと競合していない路線で、直前予約など、ANA正規割引航空券を高い価格でしか購入できない時

 

ここまでご紹介した1ANAマイル=1.5円という基準を踏まえて、国内線特典航空券をANAマイルで発券した方がよいケース・・をまとめたものがこちらになります。

簡単に言ってしまうと、1ANAマイル=1.5円という基準から見て、購入できる正規割引航空券の価格がそれより高ければANAマイルで特典航空券を発券すべきだし、それより安いなら、マイルを使わずに直接購入した方がお得、ということです。

 

ちなみに、ANAの国内線特典航空券は、東京・名古屋・大阪の3大都市圏発着限定で「利用できない期間」の設定がありますので、そもそもこの期間は利用できません。

ただ、この期間以外であれば、例えば特典航空券であっても予約は取れます。

 

 

例えば、2018年のゴールデンウィークの場合、5月4日(木・祝)の早朝便なら、3月末の時点でもANAマイルの特典航空券、東京(羽田)発、宮崎行きのANA便が予約可能でした。

 

同じく5月4日羽田発広島行きも、午前中便なら全然予約できる状況でした。

 

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5月4日朝出発便のチケット料金

 

そして、この特典航空券が発券可能なチケットを直接購入した場合の料金ですが、前述の羽田ー宮崎便の場合、最安の旅割で16,090円です。

 

家族4人で購入する場合、旅割価格×4人で、片道で64,360円です。

一方、マイルで発券する場合は1人あたり片道9,000ANAマイル(ハイシーズンのため)ですので、4人×9,000マイル=36,000ANAマイル。

つまり、たったの36,000ANAマイルで、64,360円相当のチケットが発券できるということです。1ANAマイルの価値は、約1.8円です。

 

後述の羽田ー広島便の場合、1人あたり、旅割価格で14,690円です。

 

このチケットを家族4人が購入すると、58,760円。特典航空券発券に必要なマイルは同じく36,000ANAマイルなので、1ANAマイルの単価は1.63円です。

このように、ゴールデンウィークなど航空券の価格が高い時期なら、マイルを使った特典航空券の発券は、十分優位性があるといえそうですね。

 

直前予約の場合も、マイルを使う方法は「あり」

 

どうしても、急に実家に帰省する必要がある!!

そんな時にも、ANAマイルの優位性が発揮されます。直前予約の場合、旅割などの割引切符の販売が締め切られた後なので、航空券の価格が超高いんです。

例えば上記のような感じですね。名古屋ー宮崎間で、旅割75なら約1万円で購入できたチケットが、片道最安で28,060円もします。

クッソ高い!

でも、この区間を、レギュラーシーズンの7,500マイルで発券した場合、1マイルあたりの単価は3.7円にも跳ね上がることになります。

 

2018年10月28日(日)搭乗分から、特典航空券も前日まで発券可能に

さらに、これがかなり大きいのですが、2018年10月28日(日)搭乗分から、国内線特典航空券の発券が、前日まで発券可能になります。

これ以前は、搭乗の4日前で発券締切だったんですが、これは大きな変更ですね。

直前にどうしても帰省の必要がある・・・でも・・飛行機は高い!という方は、特典航空券を上手に使えばかなりお得に帰省することができそうです。

 

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ANA国内線特典航空券は1マイル=1.5円~2円を基準に利用しよう

 

以上、ANA国内線特典航空券の損得勘定と、積極的に利用すべき時期について徹底解説しました。

この記事では1ANAマイルの価値判断の基準を1.5円としましたが、1.4円~2円の間くらいで柔軟に判断すればよいのではないかと思います。

また、国内線のLCCが使える路線の場合、明らかにLCCを利用した方がマイルの価値的にはお得だと思います。

逆に直前予約の場合などは、特典航空券が思わぬ価値で使えたりします。

ポイントは、あなたの1ANAマイルを、一体幾ら以上で使うのか?という基準単価の設定です。自分なりの単価設定をしておくと、いざ利用する際にぶれずに使うことができると思いますよ。

 

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