電力の小売全面自由化が始まって以降、ポイントサイト経由での電力会社の乗り換えによるポイ活・・。
いわゆる「でんきのポイ活」がメジャーになってきたわけですが、実はこのブログではほとんど紹介したことがありません。
え・・でも乗り換えるだけで10,000円以上のポイントがもらえるって、結構お得だと思うんだけど、紹介しない理由って何?
ってコメントを複数の読者の皆様からいただきましたので、簡単に、当ブログでこの電力会社乗り換えでのポイ活をご紹介しない理由を解説したいと思います。
えーっと、完全に個人の意見ですので、いや自分は積極的にやってみるわ!!って方を止めるつもりはありませんし、そういった方はこの記事は無視してください(笑)。
早速、ご紹介します!
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ポイントサイト案件
では、まずはポイントサイト案件に電気の乗り換え案件がどんな感じで紹介されているか見ていきましょう。
ご覧のとおり・・例えばメジャーな(笑)楽天でんき案件の場合・・この記事執筆時点の案件ですが、新規契約で12,000円分のポイントサイトのポイントに加え、公式からも10,000円分の楽天スーパーポイントがもらえます。
22,000円分のポイント・・すごいっすね(笑)。
いや・・これは普通にお得やろ・・って思うんですが、実は注意すべき点がめちゃあります。
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注意点①電気料金爆上げリスク
ということで、ポイントサイト案件的に美味しそうに見えるんですが、実は潜んでいるリスク(笑)について解説していきます。
まず1点目の注意点が、乗り換えによる電気料金爆上げリスクです。
電気の契約って、いわゆる「従量電灯」と言われる昔っからの(笑)契約の場合、一月のうちに利用した電力量によって価格が変わる・・って契約なので、お得かそうでないかの判定が簡単なんですが・・。
例えばその他、いわゆる「タイムプラン」と言われる時間帯別に利用料金が違う!なんてプランもあり、生活スタイルによって最安の料金プランが異なるんですよね。
例えば、東京電力エナジーパートナーの「従量電灯B」の場合・・。
上記のように、利用量によって徐々に高くなる(笑)電気料金設定になってまして、利用時間は関係ないんですが・・。
同じく東京電力エナジーパートナーの「スマートライフS」プランの場合・・。
深夜の電気料金がお安く設定されています。
このため、電気の使い方によって、同じだけの電気を利用しても請求金額が異なるんです。
例えば前述した「楽天でんき」でも、基本的には楽天でんきに乗り換えるとお安くなりますよ!!と紹介されてますが・・。
比較対象のプランは、上記のとおり「従量電灯」プランだけになっています。
タイムプランの場合、日中の電気料金は高いのですが、夜間(23時以降)の電気料金は安いので、生活スタイル・・特に共働きや一戸建てで太陽光発電設備があります!って場合などは、安易に乗り換えると電気料金が高くなることがあります。
22,000円もらえても、電気料金が月に5,000円とか高くなるとなんの意味もないですからね(笑)。
この・・実は電気料金は利用量が同じでもプランによってかなり請求金額に差があり、安易に乗り換えると電気料金爆上げリスクがある!!ってのが・・。
でんきのポイ活をおすすめしない理由その①になります。
簡単にいうと、乗り換えしたら電気料金が爆上げするかもしれないのに・・電気の使い方のコンサルもできないのに安易に紹介できないってことです(笑)。
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市場価格連動型プラン
【電力の契約内容をよく確認しましょう】
一部の電力会社が提供する「市場連動型」の料金プランを契約している場合、電力のスポット市場価格の高騰により、皆様の電気料金に影響が及ぶ可能性があります。契約中の事業者にお問い合わせいただくなど、契約内容をご確認ください。https://t.co/jg0UnrAUj2— 経済産業省 (@meti_NIPPON) January 26, 2021
そして・・これは超有名になりましたが市場価格連動型プランは、市場価格が高騰した場合に即死します(笑)。
一時大きなニュースにもなりましたが、普通に電気使ってても、単身世帯でも電気料金5万円超とかってこともありえますからね。
これもリスク高すぎですので注意が必要です。
ポイ活で乗り換える電力会社が、市場価格連動型プランかどうかをしっかり見極める必要がありますが・・これ、よく読まないとわからなかったりします。
これも、注意点ですね。
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注意点②最安契約に戻れないリスク
そして、もう一つ注意しておくべきリスク②が・・。
安易に電気の契約を乗り換えてしまい、元の最安契約に戻れなくなっちゃうリスクです。
特に、電気・ガスの小売り全面自由化前の契約で、例えば電気料金が「オール電化住宅なら5%オフ」とかっていうもう絶対に出てこない狂った(笑)契約をされている方の場合・・。
この契約ほとんどの電力会社ですでに廃止されており一度抜けるともう戻れません(笑)。
だって、電気もガスもセット販売が普通の世の中なので、オール電化だからって割引する理由がないですからね。
ということで、20,000円程度のポイントに釣られて乗り換えると、最安契約には再度契約できない・・という可能性もあります。
えっと、ほとんどのご家庭で電気の契約って数十年単位で続くので、もう契約できない最安契約から抜けるってのは、20,000円程度のポイントでは全く賄えないダメージになりますからね。
東京電力エナジーパートナーなら、こちらの「電化上手」プランとかが抜けるとやばい契約の対象になりますね。
2016年以降、新規契約を停止していますので、ここから抜けるととんでもないことになります(笑)。
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まとめ
- 移転先契約によっては電気料金が跳ね上がるリスクあり
- 今の最安契約に戻れないリスクあり
ということで、この記事でまとめたでんきのポイ活をおすすめしない理由がこちらです。
まずは、移転先の契約によっては電気料金が跳ね上がるリスクがあり、これは正直現在の電気の契約と電気の利用の仕方(生活リズム)によって違うので、超絶複雑です。
従量電灯BとかCとかっていう昔っからの契約の場合や、単身の家庭です!っ場合、乗り換えることでお得になるケースの方が多いですが・・。
その場合でも、時間帯別に利用料金が違うプランとかに乗り換えた方が長期的に見るとお得!ってこともあるので、簡単にどっちがお得とかって言い切れないんですよね。
特に、夫婦と子ども・・とかって家庭の場合、夏のエアコンの使い方とかによっては、契約変更により月に数千円電気代が高くなる!ってリスクもあるので、契約変更によりもらえるポイント程度のメリットは、簡単に消し飛ぶ可能性があります。
そして、「あんま聞いたことない」(笑)電力会社の場合、よく読んでいくと市場価格連動型プランって危険性もありますからね。
【電力の契約内容をよく確認しましょう】
一部の電力会社が提供する「市場連動型」の料金プランを契約している場合、電力のスポット市場価格の高騰により、皆様の電気料金に影響が及ぶ可能性があります。契約中の事業者にお問い合わせいただくなど、契約内容をご確認ください。https://t.co/jg0UnrAUj2— 経済産業省 (@meti_NIPPON) January 26, 2021
上記のとおり、経済産業省も警告しております(笑)。
これ、ほんとよく確認しないとわからないので危険なんです。
また、現在契約中の最安プランに、もう戻れないかもしれないリスクにも、注意が必要です。
ということで、こんな感じでいろんな罠が潜んでいるので、電気の乗り換えはいくら高額ポイントがもらえても、簡単にはおすすめできないんです。
あ、冒頭の繰り返しになりますが、それでも突っ込んでいく方を否定はしませんが(笑)、少なくとも当ブログでご紹介しない理由については、上記の理由になります。
簡単にいうと、しっかり検討しないとポイントサイトでもらえるポイント以上に損する可能性があるよ!ってことです。
電気の契約で何が最安か?は超多くのパターンがあるので本当に難しいので、その辺りよくご考慮のうえで、乗り換えのご検討をおすすめします。
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