2023年5月、メジャーな航空会社「JAL」さん直営のECショッピングモール「JAL Mall(JALモール)」が爆誕しました!
もちろん、新規サービスの開始は喜ばしいことは確かなんですが・・。
これ、まあ少し考えたらわかる・・同じく日本有数のメジャーな航空会社さんへの剥き出しのライバル心が溢れ出る(笑)、なかなか最近では見られない露骨なサービス展開になっています。
というか、これもう比較すれば比較するほどバッチバチのバトル過ぎて、これもう消費者そっちのけじゃね?って感じなんですけどね。
JAL Mallとは何か?何がお得なのか?ってこと&そのかなり露骨な狙いについて解説します!
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JAL Mallとは?
では、まずはここからですよね(笑)。
JAL Mall(JALモール)とは何か?ってことについて解説します。
- JALオリジナル商品、機内販売商品など、バラバラのサイトで販売されていたJALグループの商品すべて購入できるオンラインモール。
- さらに幅広い分野で高い人気を誇る「国内有数のショップ」も多数出店!今後もさらに拡大予定。
〔マイルがたまる〕お買いもの金額100円につき1マイルがたまる
〔マイルをつかう〕1,000マイルを1,000「JALお買いものポイント」(1,000円相当)に交換して利用可能
JALモールの概要がこちら。
JALオリジナル商品を販売していた「JALショップ」と「JALSHOP機内販売オンラインストア」などをこのJALモールに統合して購入者の利便性・検索性を高めるとともに・・。
さらに、JAL商品以外国内有数のショップのECサイトも出店し、幅広い商品が買えるオンラインショッピングモールとなっています。
そして、当然ながら「JAL Mall」ということで、お買い物金額100円につき1JALマイルが貯まるのはもちろんのこと・・。
1,000JALマイルを1,000円分のJALお買い物ポイントに交換することができ、貯めたマイルを使ってお買い物ができる!というのもメリットの一つになっています。
JALショップだけでなく、他社製品もJALモール内のショップなら貯めたJALマイルで買える!ってのは、多分JALさんでは初めての試みです。
ということで、このJAL MALLですが・・。
約3,000万人のJMB会員の顧客基盤を活用した非航空事業領域の拡大に向けた、「JALマイルライフ構想」の一環なんですよね。
「JAL Mall」は、マイルがためやすく、つかいやすいことに加えて、幅広い商品を提供する総合オンラインショッピングモールとして、ECリテールの拡大とマイル利便性の向上に繋げることを目的とした戦略サイトなんです。
と、ここまではふーん・・って感じなんですが・・。
ただこのJAL Mall・・かなり闇が深いサイトなんですよね(笑)。
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ANA モール
なぜ闇が深いか・・と言いますと・・。
このJAL Mall・・某青いコーポレートカラーでお馴染みANAさんという企業が(笑)先に立ち上げた「ANA Mall」と、名前も、コンセプトも瓜二つなんです。
まず、ANAモールのトップページが上記のとおり「人気商品をマイルで購入!」ですが・・。
JALモールは、「たまったマイルでお買い物」・・。
つまり、両方とも「売り」は、貯めたマイルで買い物ができる!!ってことなんですよね。
- ANAグループのECショップ5ショップをANA Mallに集約し、検索性を向上
- パートナー企業より国内有数のショップが出店!今後続々と増加予定
- ANAモールでの買い物で、100円につき1マイル、ANAカードなら100円につき2マイル貯まる。貯めたマイルは1マイル1円相当でお買い物に利用可能
そして、ANAMallの特徴がこちらです。
ANAグループのECショップ5つを集約して検索性を向上させたこととか、さらに国内有数のショップが出店していることとか、そのショップの製品もANAマイルで買えるところとか・・。
どうです?上で説明したJALモールの特徴ともう鏡合わせのように同じですよね。
ここまで来ると、もうちょっと怖いです・・。
そして、多分ですがANAさんが先に打ち出したと思われる・・。
新型コロナを教訓としたフライトからの売り上げ一本足経営の脱却に向けた「マイルで生活できる世界」の模式図がこちらですが・・。
こちらが、ほぼ同じような戦略で打ち出したJALマイルライフ構想・・。
怖い・・ほぼ同じやん・・ここまでバチバチに勝負するもんなんですかね・・。
新型コロナ禍での経営難を2度と繰り返さない!という視点で真剣に突き詰めて考えれば、同じ航空事業者なので同じ方向に必然的に行き着く・・。
と、いうことなのかもしれませんが、コンセプトもビジュアルももうパクリレベルに同じです・・。
これは・・比較するとかなり闇が深いですよね・・。
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ANA vs JALの構造
そして、このANA vs JALのバチバチの構造はこのANA Mall vs JAL Mallだけじゃなくって・・。
例えば、このANAPay・・先にサービスインしたのはANAさんですが・・。
事後でJALさんも、名前もさらにJCBの「Smart Code」サービスを利用しての参入というところも完全にガチパクリ(笑)した「JAL Pay」を爆誕させたのは記憶に新しいところです(笑)。
その後、2023年5月にANA PayはJCBの「Smart Code」への相乗りをやめ、三井住友カードと提携し「iD」と「Visaタッチ決済」に対応しましたが・・。
JALPayの出方が見ものですね(笑)。
- ANAさんが創立70周年記念国内線「平日一律7,000円」「土日祝10,000円」セールを打ち出す
- JALが後追いで国内線なら「曜日問わず一律6,600円!」という超絶対抗セール「スマイルキャンペーン」を打ち出す
- 3月9日のセール開始直後からアクセスが殺到。システムダウンでまさかの「中止」に
- あまりの失態にJAL社長「もう一度チャンスを」と会見で言及
- 同時接続数を絞る荒技でスマイルキャンペーン復活するも、キャンペーンに興味のない普通のJAL予約者も接続数絞られたおかげで繋がらず、SNSで悲鳴続出
また、最近ではANAさんが創立70周年記念で打ち出したセールにJALがガチ対抗した、「スマイルキャンペーンの攻防」は見応えがありました(笑)。
JALさんは、この完全にANAを上回る「JALスマイルキャンペーン」でANAさんの創立70周年を台無しにしておきながら、なんとスマイルキャンペーンの発売日にアクセス殺到のためJALのサーバーダウンでスマイルキャンペーンの販売中止。
この結果、ANAさんもJALセール様子見の買い控えで売上減、JALさんはまさかの販売中止で売上減&評判ガタ落ち・・。
そして、私たち消費者もANA70周年記念セールを見送ってJALスマイルキャンペーンを待っていたらサーバーダウンで結局買えなかったという、誰も得しない最悪の状況を作り出しましたからね。
JALスマイルキャンペーンはその後復活しましたが、同時接続数を絞ってセール客を順次案内することでサーバーダウンを回避する・・。
その発想はわからないでもないんですが、セールとは関係ない一般客まで数時間待ちというとんでもないことになりました(笑)。
JAL Mallも・・まあ、この仁義なき戦いの一環・・ってことなんでしょうね(笑)。
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まとめ
ということで、ANA vs JALの抗争(笑)の副産物といえる、JAL Mallについて解説しました。
まあ、正直メリットとかはもうここまで来るとどうでもよくって・・ライバル関係が壮絶すぎて逆に面白いですよね。
ただ、気になるのは最近特に思うんですがANAさんのことを意識しすぎて、顧客のことが疎かになってませんかね??
特にANA創立70周年セールへの対抗心剥き出しでぶつけたスマイルキャンペーンのズッコケぶりは悲惨だったですし、一般客まで多分相当迷惑被りましたからね。
JALさんにはJALさんのいいところが絶対あるはずなので・・もう少し、顧客のことを意識したサービス展開を望みたいなぁ・・と思いますね。
ということで、ここまで来るとちょっと闇深すぎると感じる(笑)JAL Mallについてご紹介しました。
あ、一応JAL Mallは開設記念キャンペーン中ですので、よかったら覗いてみてください。こちらからどうぞ。
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