陸でANAマイルを貯める通称「陸マイラー」に必須となる知識。
それが、各種ポイントサイトで貯めたポイントを、より高い交換率でANAマイルに交換する・・「交換ルート」に関する知識です。
例えば交換率が1円=0.5ANAマイルの場合、2,000円分のポイントをANAマイルへ交換しても、1,000ANAマイルにしか交換できません。
そして、この1円=0.5ANAマイルの交換率が、一般的な交換率なんですよね。
一方、この記事でご紹介する、ANA VISA nimocaカード、通称「ニモカカード」のポイント「nimocaポイント」は、10円(P)=7ANAマイルに交換できます。
なんと交換率0.7倍という、みずほルートと同じく陸マイラー業界で1位タイとなるポイント交換ルートになるんです!!
この交換方法なら、2,000円分のポイントが1,400ANAマイルに交換でき、0.5倍の場合より400P(20%)も獲得マイルが多くなりますからね!!
このニモカポイントのANAマイルへの高い交換率を利用したANAマイルへの交換ルートのことを、通称「ニモカルート」と呼びます。
この記事では、ニモカルートでのANAマイルの貯め方、交換スケジュール等を徹底解説します!
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目次
ニモカルート必須のカード
では早速ニモカルートの事をご紹介する・・その前に(笑)。
この記事でご紹介している、10P(円)=7ANAマイルに交換する「ニモカルート」を利用するのに必須のクレジットカードからご紹介しておきます。
それが、上記、三井住友カード発行の「ANA VISA nimocaカード」です。
ちなみに、「nimoca」とは、九州と何故か函館が(笑)主な営業エリアである西日本鉄道(通称:西鉄)の100%子会社「(株)ニモカ」が発行する・・。
交通系ICカードと、これに付帯するポイントプログラムです。
そして、このnimoca提携のクレジットカードである上記「ANA VISA nimocaカード」の所有者限定で、ニモカポイントをANAマイルに10円=7ANAマイル、つまり0.7倍の高倍率で交換できるんです。
あ、ちなみにこのnimoca提携クレジットカードは、当然ながらANA VISAだけでなく、JMB(JALマイレージバンク)との提携カードである「JMB nimocaカード」や・・。
エムアイカードとの提携カードである「nimoca エムアイカード」などの種類があるのですが・・。
これら提携nimocaカードを持っていても、この0.7倍の交換率は利用できませんからね?
必ず、まずはこの「ANA VISA nimocaカード」を発券してください。
以下、このANAニモカカードを所有していることを前提に、解説を続けます。
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ニモカルートの全体像
では、「ANA VISA nimocaカード」を所有していることを前提に(笑)二モカルートの全体像と概略スケジュールを見ていきましょう!!
こちらですね。
各種ポイントサイトで貯めたポイントを、Gポイントさん、PeXさんなどのポイント経由サイトを経由して、まずはニモカポイントに交換します。
ちなみに、実質等倍でニモカポイントへ交換できる、メジャーなポイント経由サイトは上記「Gポイント」さん、「PeX」さんの2つのサイトだけになります。
あ、Gポイントさんからニモカポイントに交換するのには2022年2月から手数料がかかるようになったんですが・・。
簡単に手数料無料にできるので、実質等倍という表現になっています(笑)。
無事、ポイントサイトのポイントをニモカポイントへ交換したら、最後にニモカポイントをANAマイルに交換します。
ニモカポイントまでは、1P=1円の完全等価で交換でき、ニモカポイントからANAマイルへの交換は、交換率0.7倍で交換できます。
このため、全体の交換率は1円=0.7ANAマイルということになります。
あ、ちなみにこのニモカルートでANAマイルを貯めるためには、まずは上の図の一番左、ポイントサイトでポイントを貯める必要があります。
ポイントサイトでポイントを貯める方法は、以下の関連記事で詳しく解説しています。
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交換率の評価
交換ルート | ANAマイルへの交換率 |
nimocaポイント(ニモカルート) | 0.7倍 |
みずほルート | 0.7倍 |
Vポイント、nanacoポイント | 0.5倍 |
ドットマネー | 0.28倍 |
そして、この「ニモカルート」の、陸マイラー業界での順位付け/評価がこちらになります。
実はあまり知られていませんが(笑)、この「ニモカルート」、現在陸マイラー業界でメジャーな「みずほルート」と同率一位の、業界最高倍率でのANAマイルへの交換が可能な交換ルートなんです。
ただ・・その割には認知度が低いのには、当然ながら理由があります(笑)。
というのも・・後述しますが、このニモカルートは九州もしくは函館のポイント交換専用端末に実際に出向いてマイル交換が必要になる手間があるんですよね。
え・・自宅は九州でも函館でもないですけど??って方にはかなりのハードルだと思います。
が、個人的には、クレジットカードが2枚も必要となるみずほルートと比べ、必要になるのは何しろANA VISA nimocaカード1枚だけでOKなので、九州もしくは函館在住の方はもちろん・・。
その他の地域にお住まいの方でも、九州や函館に行くことなんてANA陸マイラーなら超簡単(笑)なので、実はおすすめできるポイント交換ルートだと思っています。
何しろ交換倍率は業界最大倍率なので、押さえておくべきポイント交換ルートですね。
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ポイントサイト別交換ルートとスケジュール
では、続いてポイントサイト別の交換ルートと、交換スケジュールなどの詳細を確認していきましょう。
まずは上図の①、各ポイントサイトからポイント経由サイトへの交換です。
ポイントサイト | Gポイント | PeX | |
ハピタス | 3営業日以内 | 3営業日以内 | |
ちょびリッチ | リアルタイム | リアルタイム | |
ニフティポイントクラブ | (交換不可) | 翌営業日 | |
ポイントインカム | 3営業日以内 | 2営業日以内 | |
ポイントタウン | (交換不可) | 2営業日以内 | |
アメフリ | (交換不可) | 2営業日以内 | |
ECナビ | (交換不可) | リアルタイム | |
モッピー | モバイル | リアルタイム | 1~2日 |
PC |
こちらが、ニモカポイントに等価でポイント交換できる「Gポイント」さん、「PeX」さんへの・・。
主要ポイントサイトからの交換可否、および交換までの期間をまとめたものです。
ハピタスさん、ちょびリッチさん、ポイントインカムさんなど主要ポイントサイトから、リアルタイム~最大3営業日程度で交換が可能です。
まずは、「Gポイント」さんか「PeX」さん、いずれかのポイントに交換してください。
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②ポイント経由サイトからニモカポイント
次に②ポイント経由サイトからニモカポイントへの交換スケジュール(期間)も確認しておきましょう!
各ポイント経由サイトからニモカポイントへの交換スケジュールがこちらです。
ポイントサイト | 交換期間 |
Gポイント | 2〜3日後 |
PeX | 翌月15日頃付与 |
これは・・かなり差がつく結果になりましたね。
Gポイントは、2〜3日後には交換完了します。
一方・・PeXは、「申し込み翌月の15日頃付与」となっていますので、「月末締切、翌月15日頃付与」のスケジュールです。
Gポイントに直接交換できるサイトは、Gポイント経由でのポイント交換がANAマイルまでの交換期間が最も短く、おススメってことになりますね。
さらに、Gポイントはnimocaポイントに1ポイント単位で交換ができるため、「半端ポイント※」を効率的に利用するためにも便利なんですよね。
このため、Gポイントに交換できないポイントサイトを除くと、Gポイントさんを経由してニモカルートに乗せるのがおススメですね。
Gポイントに交換して貯めておけば、ニモカルートにも、実はみずほルートにも、どちらにも利用できる!ってのも大きいです。
- ポイントの交換は、「最低交換ポイント単位」があります。
- このため、例えば300Pが最低交換ポイント単位の場合、500Pを交換しようとすると、交換できるのは300Pのみで、残りの200Pは追加の100Pが貯まるまで交換できません。
- 一方、1P単位で交換できれば、理論上半端ポイントによるロスは発生しません。
ただし、前述のとおりGポイントさんからニモカポイントへのポイント交換には、一旦5%の手数料がかかります。
下記関連記事の方法で簡単に無料化できますので、事前に確認しておいてください。
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③ニモカポイントからANAマイルへの交換
そして、最後にして最大の難関(笑)ご紹介します。それが、③ニモカポイントからANAマイルへの交換です。
何故、この③が最大の難関なのか。
なんとこの交換は・・九州と函館にある専用の交換機でしかできないんです。
Gポイント、PeXから交換したニモカポイントは「センターポイント」として交換されるのですが、このセンターポイントは、上記のとおりポイント交換機か窓口でしか・・交換できないんです。
そして、この交換機と窓口は・・西鉄さんの営業エリアである、九州か、函館にしか・・無いんです。
このデジタル化社会で、まさかの超アナログ的手法でしかANAマイルに交換できないという(笑)仕様なんですよね。
ただまあ、このハードルのおかげ?であまり利用者もいなさそう=ポイント交換ルートとして長持ちしそう(笑)なのが、唯一の救い・・って感じですかね。
こちらがANAマイルに交換できるポイント交換機になります。
このポイント交換機、もしくはANAマイルに交換できる窓口を目指して、九州もしくは函館に・・行っちゃいましょう!!
そして、この交換機が設置されている場所がこちらです。
あ、★がついている箇所の端末でしかANAマイルには交換できませんので、この点はくれぐれもご注意を。
かなり局地的な設置ですが、まあ、旅行に行けると思えば「あり」でしょうか(笑)。もちろん、九州・函館在住の方は余裕で利用できますしね(笑)。
私は毎年1度は九州もしくは函館に行くので、年に1回一括でANAマイルに交換すればそれでOKって考え方もできます。
あ、ここで超重要な情報ですが、ニモカポイントからANAマイルへの交換は、一回/一日に交換できるポイント数に上限がありません。
何とか年に1回程度交換できる機会・・・つまり九州もしくは函館に行く機会を作って、それまでの1年間で貯めまくったニモカポイントを一気にANAマイルに交換する・・。
もしくは、九州や函館に行く予定ができたら、その際に一気にポイントをマイルに交換する・・。
というのが、ニモカルートを利用した正しいANAマイルへの交換方法だと思います。
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交換方法
では、実際の交換方法も簡単にご紹介していきましょう!!
上記、ANAマイルまで最短2日で交換可能な、「Gポイント経由ルート」で交換していきます。
まずは・・各ポイントサイトからGポイントへポイント交換を行います。
あ、Gポイントの口座を持っていない!って方は、まずはこちらから口座開設してください。このリンクから口座開設するだけで50円分のGポイントがもらえます。
Gポイントの口座開設が完了したら、まずはGポイントへのポイント交換です。
ハピタスさんの場合は、このように「Gポイントギフト」の形で交換します。
ハピタスさんからGポイントギフトに交換申請すると、交換申請後3営業日以内にハピタスさんからGポイントギフトコードが記載されたメールが届くので・・・。
メール記載のURLをクリックし、ハピタスさんにログイン。
表示される上記「Gポイントを獲得する」をクリックし・・。
遷移後の画面からGポイントさんにログインすれば、Gポイントへの交換は完了します。
他のポイントサイトさんからも似たり寄ったりの方法で交換ができるので、まずはGポイントへポイントを交換しましょう。
次が、Gポイントからnimocaポイントへの交換です。
Gポイントからnimocaポイントへの交換には、上記のとおり初回のみnimoca番号+生年月日の入力による「初回登録」が必要ですが・・。
初回登録が完了すれば、以後はポイント入力だけで交換可能です。
Gポイントからnimocaポイントへの交換は、当日18時までに交換完了した分は、翌日午前中までに・・。
18時以降に交換した分は、翌々日の午前中にはポイント交換が完了します。
そして最後が・・・nimocaポイントからANAマイルへの交換ですね。
この日は・・ここ「函館駅前バス案内所」に来てみました!函館駅前ですので、ここが非常に便利ですね。
具体的な場所は・・こちらになりますね。
そして、案内所内に・・ありました!こちらが交換機(笑)です。
まずは、右下にANA VISA nimocaカードをセットします。
ANA VISA nimocaカードが読み取られると、上記のような画面に移行します。
Gポイントから交換したnimocaポイントは、右側の赤枠内「センターポイント」に交換され・・このセンターポイントを、ANAマイルに交換することができるんです。
ということで、左上「ポイント交換」をプッシュ。
「全てのポイントの交換」「ポイント数を入力してのマイル交換」の選択肢が出ますので‥。
ここはお好みで(笑)。折角なら、全額交換しておきましょう。
交換するポイント数に問題がなければ「確認」をクリック。
これで、無事交換は完了です。
このように、明細書を印刷することもできるので、気になる方は(笑)貰っておきましょう。
このように、約1日でANAマイルへの交換も完了しておりました。
九州もしくは函館のポイント交換機まで行ければ・・実に簡単に交換することができます!!
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ANA VISA nimocaカードのスペックなど
申し込み対象 | 満18歳以上の方(高校生は除く)
未成年は親権者の同意が必要
|
---|---|
年会費 | 初年度年会費無料 2,200円(税込) |
家族カード年会費 | 初年度年会費無料 1,100円(税込) |
提携先 | 全日本空輸(株)(株)ニモカ |
追加カード・ 電子マネー |
三井住友カード iD(専用カード)
三井住友カード iD(携帯型)
Apple Pay
Google Pay
PiTaPaカード
ETC専用カード
家族カード
銀聯カード
|
年会費割引特典 | WEB明細サービスマイ・ペイすリボ |
旅行傷害保険 | 【最高補償額】 海外旅行 1,000万円 国内航空 1,000万円 国内旅行 なし |
ショッピング補償 | 年間100万円までのお買物安心保険
※海外でのご利用および国内でのリボ払い・分割払い(3回以上)のみ対象
|
ポイントサービス | Vポイント/お買物利用200円(税込)につき1ポイント付与 おトクなポイントサービス |
利用可能枠 |
|
支払い方法 | 1回払い/2回払い/ボーナス一括払い/リボ払い/分割払い |
支払日 | 15日締め翌月10日払い |
国際ブランド | Visa |
では、冒頭ご紹介したとおり、この「ニモカルート」必須のカードである・・。
「ANA VISA nimocaカード」の詳細スペックがこちらになります。
といっても、いわゆる三井住友VISA ANAカードの一般カードに分類されるカードですので、取り立ててすごい特徴があるカード、というわけではありません。
強いて言うなら、初年度年会費無料であることと・・。
さらには翌年以降も年会費2,200円(税込)はかかりますが、カード継続マイルが1,000ANAマイルもらえるので実質年会費無料!ってのが、嬉しいポイントですかね。
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ニモカルートでANAマイルを貯めよう!
以上、実は「みずほルート」と同じく業界最高倍率0.7倍でANAマイルに交換ができてしまう、陸マイラーにとって重要なANAマイル獲得ルートとなる・・。
ニモカルートについて解説しました!!
ニモカポイントをANAマイルに交換するには、九州・函館に設置された交換機での操作が必要(Webでの交換不可)ってのが鬼仕様であることは確かですが(笑)・・。
1回行けば制限なくANAマイルを交換することができるので、知っておいて、そして準備しておいて損はない。
そんなポイント交換ルートだと思います。
何しろ、マイル交換率0.5倍と0.7倍では、20%もの交換率の差があるので・・10,000P(円)を交換すると2,000ANAマイルも違うって計算ですからね?
そして、考えたくはありませんが陸マイラーの歴史は改悪の歴史でもあるので・・みずほルートに仮に何かあった場合、すぐに主力になるのが、こちらの「ニモカルート」です。
このルートの事も、是非覚えておくと良いと思います。
貯めたマイルでハワイに無料で行ける!陸マイラーのはじめ方はこちらから
私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。