そう遠からずこの日が来るとは思っていましたが・・。
ある程度予想の範疇ではありますが、「謎」キャンペーンであり、でも実は陸マイラー御用達であったデルタ航空の「ニッポン500マイルキャンペーン」が2020年9月30日までの搭乗分をもってついに廃止となります。
元々が上記の通り「これ、なんでこれでマイルがもらえるの?」ってくらいの超絶お得キャンペーンだったので、この新型コロナで経営が厳しい中真っ先にリストラされるのは理解できますが・・。
この「ニッポン500マイルキャンペーン」を継続的に利用していた方にとっては、やっぱりちょっとショックな出来事だと思います。
早速、このある意味予定調和、でも利用者にとっては超悲報な、ニッポン500マイルキャンペーンの廃止についてご紹介します。
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「ニッポン500キャンペーン」とは?
デルタ航空の「ニッポン500キャンペーン」とは、日本国内の全てのフライト、当然ながらデルタではなくANAでもJALでもLCCでも、とにかく日本国内のフライトのチケットをデルタ航空事務局に送るだけで、なんと片道のフライトに対し500デルタマイルがもらえるという・・本当に「謎」なキャンペーンです。(でした。)
そしてこのキャンペーン・・「なんでこれでデルタマイルがもらえるのか??」という疑問を陸マイラーに生みつつ、10年近く継続されてきた歴史の長いキャンペーンなんです。
当然ながら、マイルを使った特典航空券でも、この500マイルプレゼントの対象になります。
- デルタ航空上級会員:40フライト20,000マイルまで
- デルタ航空一般会員:10フライト5,000マイルまで
- 期間:2020年4月1日~2021年1月31日まで
2020年度の対象条件は上記の通りでした。
これ、毎年「いつ終わってもおかしくないよね」と言われつつ・・2020年度以降も継続が発表されていたのですが、ここにきて2020年9月30日をもっての唐突な終了が発表されました。
上記の通り正直謎なお得キャンペーンだったので、これはやむを得ないんですけどね。
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発表内容
で、デルタ航空の公式発表がこちら。
何故か肝心の終了発表が思いっきり英語なので、下記に超簡単に翻訳してみたいと思います。
- 500ボーナスマイルは2020年9月30日に廃止される。
- ボーナスマイルは2020年9月30日以前のすべてのフライトで引き続き獲得できるが、2020年10月31日または旅行日から2か月後のいずれか早い時期までにフライトチケットを提出する必要がある。
- ご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。
このように、公式に2020年9月30日で廃止がアナウンスされています。
元々は少なくとも2021年1月31日までの継続がアナウンスされていたので、予定外の早期の廃止・・・ということになりますね。
そして、500ボーナスマイルは9月30日までの全てのフライトで引き続き獲得できますが、10月31日までもしくは旅行日から2か月後のいずれか早く到達する期日までに、フライトチケットを提出する必要があります。
ずっと貯めていて名残惜しい!って方は、9月30日まではしっかりもらえるので、忘れずに貰っておきましょう。
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廃止の理由
廃止の理由は、完全にコロナの影響ですね(笑)。
デルタ航空もコロナの余波をもろに受けており、2020年4月-6月(第2四半期)決算は、新型コロナによる需要崩壊で91%の減収ですからね。
調整後の純損失は28億ドル(約3000億円)で過去最大です。
まあ、この謎キャンペーンもそれは終わるよね・・って感じですよね。
このキャンペーン、国内フライトが多い方などは、うまく利用することでデルタ航空のビジネスクラスに乗れるくらいマイルが貯まるキャンペーンだったのですが、これはやむを得ないと言えるでしょう。
このキャンペーン・・本当になんで全くの他社、しかもデルタ航空所属のアライアンス「スカイチーム」ですらない・・LCCの航空券でも片道500マイルがもらえるのか、全くの謎のキャンペーンでした。
まともに考えれば、「デルタマイルを貯めようとする顧客は、日本国内線のどの路線に多く搭乗するのか?」のデータ収集のため・・というのが最も考えやすい理由ですが・・。
いずれにせよ、直接的なメリットが外から見ていても不明だったこのキャンペーン。
このコロナ禍では、急遽廃止になってしまっても仕方ないと思います。
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航空会社の施策の方向性は?
以上、終了は残念ですが・・こればっかりは「仕方ないよね」と思えてしまう、デルタ航空「ニッポン500キャンペーン」の早期終了についてご紹介しました。
各航空会社、ほぼ「存続の危機」と言って良いほどのコロナに起因する需要減に苦しんでいますので、このようなキャンペーンは真っ先に切られても・・まあやむを得ないところだと思います。
一方で、今後航空会社のサービスはどのような方向に向かうのでしょうか。
各航空会社、短期的な収支改善のために「切っても仕方ない施策」と、長期的な顧客のつなぎ止めのために「苦しいけど残しておく施策」のすみ分けを進めていると思いますが、経営がどんどん苦しくなると、徐々に長期的な顧客維持施策にも・・手を出す会社が増えて来るかもしれませんね。
デルタ航空「ニッポン500キャンペーン」の早期終了については、公式HPのこちらのページに掲載されていますので、気になる方は是非ご覧ください。
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