タイ国際航空の本拠地バンコク・スワンナプーム国際空港。
各航空会社の本拠地の空港は、その航空会社のまさにサービスの象徴となる空港です。
このため、例えば本拠地空港でファーストクラスに搭乗する場合、超絶VIPサービスが受けられることが多いのですが、このタイ国際航空のロイヤルファーストクラスラウンジは、まさに別格なんですよね。
もう、「あれ、私ってどこの上流階級だったっけ?」って勘違いしちゃうくらいの超絶サービスなんですよ。
凄い凄いって何が凄いの?と思われるかもしれませんが、一言でいうと、とにかく凄まじいまでのマンパワーを掛けた対人サービスです。
基本、動く必要はありません(笑)。何もしなくて黙って座ってればいいんです。
この超絶サービスのラウンジ・・タイ国際航空もファーストクラスの廃止をアナウンスしているので、多分、ANA陸マイラーでは今後なかなか立ち入る機会はないのではと思います。
ということで、廃止前に思い出作り(笑)に、タイ国際航空ファーストラウンジに再訪しましたので、ご紹介します!!
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目次
ロイヤルファーストカウンターへ
この日は、スワンナプーム国際空港を早朝に出発するTG676ファーストクラス(バンコクー成田)に搭乗予定。
このため、ロイヤルファーストラウンジ及びロイヤルファースト・チェックインがオープンするAM5:00を目指して空港に向かいました。
あ、バンコク市内からスワンナプーム空港に向かう方法としては、早朝などはGrabやタクシーよりKKDayさんの専用車サービスが便利です。
こちらが、AM5:00のバンコク・スワンナプーム国際空港の出発ロビーの様子。
まだAM5:00なのに・・さすが、眠らない空港です(笑)。
こちら、国際線出発ターミナル「A」のさらに奥にあるのが・・。
タイ国際航空ロイヤルファースト/ロイヤルシルクチェックインですね。
今回はファーストクラス搭乗のため、左の「ロイヤルファースト」ラウンジへ向かっていきます。
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チェックイン
ロイヤルファーストチェックイン地域に立ち入った瞬間・・。
すごい勢いで係の方がついていただき、フルアテンドでのチェックインサービスが開始です。
やばいです(笑)。
そして、ストロー付きの冷たいお水がサービスされます。
お上品や・・。
- チェックインラウンジでの着席チェックイン(フルサービス)
- チェックイン~搭乗までのグランドスタッフによるフルアテンドサービス(タイ国際航空ロイヤルファーストクラス搭乗者限定)
- ファーストトラック(イミグレ/セキュリティチェック)の利用
ちなみに、ロイヤルファーストラウンジのサービスがこちら。
なんといっても凄いのが、着席チェックインとフルアテンドサービスですよね。
ちなみに、フルアテンドサービスはタイ国際航空ロイヤルファーストクラス搭乗者限定のサービスです。
そして、GS(グランド・スタッフ)の方が私のパスポート、機内預入手荷物をこの座席から引き取り・・。
後は私は全て座ったまま、何もせず水を飲んでいるだけでチェックイン手続きが進行していきます。
ということで、水飲んで椅子に座ってボーっとしていると、無事チェックイン完了。
グランド・スタッフさんからFクラスチケットと機内預け入れ手荷物の半券を受け取り・・。
ファスト・トラックでのセキュリティチェック、そしてイミグレへと向かいます。
そしてもちろん、ここからはスタッフさんのフルアテンド付きです。
そして、セキュリティもイミグレも、スタッフや係官の方が超絶丁寧なのも嬉しいところです。イミグレでも特段なにも言われないし、皆さんにこやか。
そして、イミグレを出たところに同じスタッフさんが待っていてくれ、フルアテンドで今度はロイヤルファーストラウンジにご案内です。
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ロイヤルファーストラウンジ
イミグレーションを抜けたところでグランドスタッフさんと合流し、ロイヤルファーストラウンジに向かいます。
このエスカレーターを降りたところが、ロイヤルファースト/ロイヤルシルク/ロイヤルオーキッドラウンジになっています。
当然ながら、グラウンドスタッフの方によるアテンド付きです。
・・凄すぎるだろ。
えっと、今回訪れた際は、カウンター向かって左が、ロイヤルシルクラウンジ(ビジネスクラスラウンジ)・・。
向かって右にロイヤルオーキッドラウンジなわけですが、右のロイヤルオーキッドラウンジの奥にファーストクラスラウンジがありました。
えっと、以前はロイヤルシルクラウンジの奥にあったので・・。
こんな感じでまさかの車(通称「ピロピロ」)での送迎なんてこともありましたね(笑)。
今回は、普通に歩いて向かいます。
というか、車に乗る必要は普通ありません(笑)。
ファーストラウンジ到着です。
ここまで・・多分約10分くらいですね。ここまでめちゃスムーズでストレスは一切ありませんでした。
しかし・・万年エコノミークラスだった私にとっては、本当にただただ夢のようですね(笑)。
こんな世界を知ることができただけで、陸マイラーやってきて人生変わりました(笑)。
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ロイヤルファーストラウンジの利用資格・サービス
さて、まさに流れに身を任せているままにたどり着いてしまったこのタイ国際航空ロイヤル・ファーストラウンジ。
一応利用資格を確認しておくと、以下のとおりです。
- タイ国際航空ロイヤルファーストクラスの搭乗者+同伴1名
- スターアライアンス運航便ファーストクラスの搭乗者+同伴1名
- ロイヤルオーキッドプラスプラチナメンバー+同伴1名
ロイヤルオーキッドプラスプラチナメンバーには・・普通なれないと思うので(笑)・・。
日本在住の方は、原則としてタイ国際航空もしくはスターアライアンス加盟航空会社のファーストクラス搭乗者以外は入室ができません。
- 1,400㎡の敷地に74人の座席
- 6つの個室と、2つのVIPルーム
- シャワー
- 仮眠室
- Wifiサービス
- ダイニング・サービス
サービス内容はこんな感じ。
こうやって書くとなんだか普通に見えてしまうんですが、全く普通ではないサービスを受けられるんです。
早速、室内やサービスの内容について詳しくご紹介していきます。
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ウェルカム・ドリンクサービス
で、着席して程なくして提供されたのが・・。
この謎のドライアイスの煙に覆われたウエルカム・ドリンクと、メニュー表ですね。
えっと、外側のグラスの中に水が張られており、ドライアイスで煙が出る仕組み(笑)でして・・。
本命のウエルカムドリンクは、外側のグラスの中に小さめのグラスがあり、その中の液体をいただく仕組みになっているわけですが・・。
このドリンクが・・クサっ!!
・・ていうか本気でゲロまずいのが面白かったです(笑)。
切って3日くらい経った竹に水入れて一晩置いておいた水・・って感じですかね。これなんなんだろう。罠かな?
ということで、速攻シャンパンを注文しました。
当然ですが、座ったままで注文が可能です。
・・このラウンジはフルサービスのラウンジなので、簡単にいうと無料のレストランだと思ってください。
ガッツリ食べたい方は、このようなレストラン席もあります。
・・今回は早朝なので、朝食を軽く注文しましたが、それでもこちらのレストラン席(笑)に移動する?と言われました。
行かんけど(笑)。
ということで、本命のシャンパンと・・。
お水。普通にペットボトルでいいのに、ものすごい大袈裟に持ってきてもらえるのが、タイ国際航空ロイヤルファーストラウンジ!ってことなんです(笑)。
ちなみに、この日のシャンパンは「Gosset(ゴッセ)」でした。
知らんけど(笑)。
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お食事
ということで、ウェルカムドリンクでまったりしましたら・・。
朝食を注文していきます。
そして、えっと・・正直ここレストラン(笑)ですので、タイ料理から中国料理、西洋料理メニューまで、メニューとしてはなんでもあると思ってください。
ということで、全てのメニューのご紹介はしません・・というか、数が多すぎて紹介できません(笑)。
朝食にぴったりの・・上記タイの朝食でお馴染み「PATONGO(パートンコー)」のセットもありますし・・。
朝から牛肉ステーキをオーダーしちゃうことも可能です。
この日は、朝食ですしこのあとロイヤルファーストクラスでも朝食が出るので(笑)、エビワンタンスープに・・。
パッタイ(タイ風焼きそば)を軽く注文。
River Prawn(川海老の)ってところが若干気になりましたが、要はパッタイですからね(笑)。
エビワンタンスープが到着。
いいわこれ・・スターターとしてはナイスチョイスだわ・・。
せっかくなのでちょっと辛くしていただきます。
・・意外にエビワンタンが大きいですが、これは美味しい!
でお次がパッタイですが・・。
川海老の存在感が半端ない(笑)。プリップリの川海老がやばい。
思った以上に川海老がデカくて美味しかったです。
ちなみに、このエビは「クンメナーム」というエビで、このエビを焼いたものがアユタヤ名物「クンパオ」だそうです。
ということで、この料理は・・パッタイの上に、クンパオ(クンメナームの炭焼き)を載せたもの!ってのが正解ですかね。
パッタイも超美味しい。
街中で食べるパッタイも美味しいですが、このパッタイはまた絶妙すぎる・・。
ごちそうさまでした。
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ラウンジ内
お食事後はラウンジ内を偵察(笑)しようと思いますが・・。
動いた瞬間係の方がサポートに動き出していただけるので、基本、動くに動けません(笑)。
座ってて!シャンパンでもお料理でもなんでもサービスするから!!って感じなんですよね。
一応、こんな感じのビュッフェ台っぽいものもありますが・・。
こちらはイメージ展示(笑)でして、ここから自由に食事を持っていく!って想定はされていません。
どこをみても、カトラリー(ナイフやフォーク、スプーン)もありませんし、お皿もないですよね。
基本的には、座ってメニュー表からチョイスすれば・・。
お席まで持ってきてくれます。
ここまでフルサービスのラウンジって、他にはなかなかないですよね。
ナッツ類&飴は一応セルフで準備されていましたが・・。
これもまあ、格好だけって感じで、基本は注文すれば係の方が持ってきていただけます。
そして・・えっと、実は出発までラウンジで待っていれば、優先搭乗にアテンドしてもらえるサービスまであるんです。
凄まじいですね(笑)。
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お手洗い&シャワー
あとは、お手洗い&シャワーですが・・。
コロナ前はめちゃくちゃなスペースがお手洗い&シャワーに割かれてましたが、普通に戻っておりました(笑)。
シャワーは、こんな感じでございました。
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スパサービスは終了
そして、実はコロナ前まではファーストクラス搭乗者には、「ロイヤルオーキッドスパ」での1時間無料マッサージサービスがあったのですが・・。
これ、完全に終了しておりました。
- 全身スパトリートメントまたはボディマッサージ(1時間)
- 首・肩マッサージまたはフットマッサージ(30分)
このような、ロイヤルファースト専用の、ゆったりとしたお部屋でマッサージを施術してもらえたのですが・・。
これは、完全に終了です。
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搭乗
ということで、追加でシャンパンを注文したりまったりしてまして・・。
そろそろ搭乗かな?ということで、ラウンジを出ようと思うと普通に阻止されます(笑)。
そうなんです。出発前までラウンジでくつろいで、搭乗の準備が整ったら係の方のアテンドで優先搭乗までご案内いただけるサービスがあるんですよね。
このラウンジでは、やかましい搭乗時間のアナウンスはもちろんありませんが、搭乗時間を気にしておく必要もないんです。
ということで・・搭乗時刻の5分前になると、スタッフさんが熱いおしぼりをサービスしてくれます。
本当に至れり尽くせりだ・・。お世話になりました。
グラウンドスタッフさんの先導で、搭乗ゲートへ向かいます。
ビジネスクラスを含む他の乗客さんが列を作っている中・・。
一番後から来た私が、最優先搭乗です。
この「逆優先搭乗」・・これ久々でしたが癖になりますね(笑)。
ぎりぎりまでラウンジでゆっくりして、完全アテンドで優先搭乗って・・こんな経験、なかなかできませんからね。
この日搭乗するのはファーストクラスですので・・。
ファーストクラス方向へ搭乗です(笑)。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
タイ国際航空のまさに最高峰のラウンジであるロイヤルファーストラウンジの訪問記をお届けしました。
とにかくチェックインから搭乗まで至れり尽くせり、ドリンクから軽食まで全てスタッフさんにお任せ、しかもシャンパンは高級で、もうどこの施設をご紹介したのかわからないくらいなんですが、これ、ラウンジのご紹介なんです。
しかも、訪問記の最後にちょっと書きましたが、これはあくまでファーストクラス搭乗の「前哨戦」ですからね。
さらにここからファーストクラス搭乗へと続くって、多分「非日常」の思いっきり濃いところを抽出したような、結構すごい体験だったと思います。
今回は、往復ともにタイ国際航空のファーストクラスを利用しましたので、燃油サーチャージ&諸税の負担だけでした。
ANAマイルを貯めることは簡単ですが・・むしろ怖いのは、タイ国際航空のこのファーストクラスラウンジを含めたファーストクラスサービスが、いつまで維持されるのか?ということです。
いくらマイルを貯めても、サービス自体がなくなってしまってはそもそも体験することはできませんからね。
ファーストクラスのサービスは、全世界的に採算が取れないサービスという評価が定着しつつあります。このタイ国際航空もファーストクラスの撤廃をアナウンスしているので・・。
「ザ・ファーストクラス」のサービスが健在なうちに、是非一度体験してみてはいかがでしょうか。
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私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
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