タイ国際航空A380ファーストクラス搭乗記。バンコク~成田/TG676便

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全ての旅を愛する方、そして全ての陸マイラーの憧れ。それがファーストクラスへの搭乗ですよね。

もし、あなたがまだファーストクラスに乗ったことがないのなら、是非一度乗ってみていただきたいと思います。何しろ、ファーストクラスは、本当のお金持ちでしか知ることのできなかった世界ですからね。

サラリーマン生活をいくら頑張っても、エコノミークラスで海外旅行に・・数年に一回行ければかなり凄い!というのが普通です。ファーストクラスはもちろん、ビジネスクラスへの搭乗でも「え・・そんなの、無理でしょ」というのが、通常の感覚だと思います。

でも、この夢のファーストクラス、実は日常生活にほんの少しの工夫を加えるだけで、サラリーマン陸マイラーでも本当に乗ることができるんです。海外旅行で本当にこんな贅沢が許されてよいのか?と自問自答したくなる、まさに「目から鱗」の、全く新しい世界を垣間見ることができるんですよ。

タイ国際航空A380ファーストクラス、バンコクー成田/TG676便の別世界のフライト体験をご紹介します。

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タイ国際航空TG676便はA380で運航

まず今回の搭乗記で最初にご紹介しておきたいのが、このTG676便の運航機材です。

今回搭乗したTG676便は、500人乗りの超弩級ジャンボジェット、エアバスA380で運航されています。このA380、ANAのホノルル路線に投入された「フライングホヌ」でも有名ですね。

ただ、日本のキャリアとしてはANAが2019年にはじめて導入したこのA380ですが、世界的に見れば実はすでに時代遅れの大艦巨砲主義の機材なんですよね。すでに世界では燃費重視の中・小型機材が主流となっており、このA380も、2019年2月にエアバス社がすでに生産終了を宣言しています。

つまり、このA380って、タイ国際航空の日本路線にいつまで投入されているかわかんないんです。このA380のファーストクラスに乗ってみたかった!というのも、今回の旅程を組んだ理由の一つです。

A380のスペック
  • ファーストクラス:12席
  • ビジネスクラス:60席
  • エコノミークラス:435席
  • 合計:507席

A380のシートスペックがこちらです。合計507席という半端ない数の座席数のうち、ファーストクラスはたったの12席しかありません。

また、大体の面積を見比べていただくとお分かりのとおり、1Fのエコノミークラスの80席分のシート面積と、2Fのファーストクラスの12席分の面積がほとんど同じという(笑)。

もうこれだけでも、かなりの期待感ですよね。

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ロイヤルファーストチェックイン/ロイヤルファーストラウンジ

そして、タイ国際航空のファーストクラスといえば、地上サービスがとんでもないことになっていることでも有名です。

特に、タイ国際航空の本拠地スワンナプーム国際空港のロイヤルファースト・チェックイン、そしてロイヤルファーストラウンジの、凄まじいまでのマンパワーを投入した超絶VIPサービスは、他の航空会社の追随を許さないレベルだと思います。

そして、この地上サービスがすでに本当に半端なく、ファーストクラスに搭乗する前にもう十分満足できてしまうほどなんです。

正直、機内サービスとほぼ同レベル、ファーストクラスのメリットの半分くらいはこの地上サービスに詰まっているといっても過言ではないでしょう。

出発まで時間があれば、ロイヤルオーキッド・スパ・ラウンジでの60分間の全身スパ・マッサージまで受けられます。

また、チェックインから搭乗まではグランドスタッフによる完全アテンドですし、さらにはほぼ全員の乗客が搭乗した後の逆優先搭乗など、まさに超絶VIPサービスが受けられるんです。

このサービスを紹介するだけでかなりの文字数が必要となるので、詳細を知りたい方は下記の関連記事をご覧ください。

タイ国際航空ロイヤルファーストラウンジ訪問記。超絶おもてなしサービスの全て

このスワンナプーム国際空港の超絶地上サービスですっかりリラックス&VIP気分を満喫して、A380の2階席に位置するロイヤルファーストクラスに搭乗です。

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ウェルカム・ドリンク

超絶地上サービスでふわふわした気分のまま、まずは指定のシートに着席です。この日のシートは2A席。着席後すぐに、今日担当のCAさんからの滅茶苦茶丁寧なごあいさつがありました。

日本の新聞や雑誌はすでにシートにセットされていました。読みませんでしたけど(笑)。

この日のファーストクラスの搭乗客は3人。12席のファーストクラスにたったの3人です。ゆったりしたサービスを受けられるので個人的にはありがたいですが、タイ国際航空の収支を考えると少し複雑な気持ちになります。儲からないと、いずれ無くなってしまうかもしれないですからね・・。

そしてファーストクラス担当のCAさんも女性2人、男性1人の合計3人でした。つまり、ほとんどマンツーマン状態でサービスを受けることができるということです。

机の脇には、さりげなく蘭の花とチョコレートの小箱が。

そして、ウェルカムドリンクは・・ドン・ペリニヨン2009

ANAのファーストクラスの場合、クリュッグを抜いていただけるのは空の上限定です。いきなりウェルカムドリンクからドンペリは、かなりテンション上がりますね。

タイ国際航空のファーストクラスに乗ってよかった・・。って心から思える瞬間ですね。

シートおよびシート廻り

では、搭乗後ある程度落ち着いたところで、本日お世話になるシートおよびシート廻りを確認してみましょう。

まずはシート。とにかくデカい。立派です。これこそ「ザ・ファーストクラス」なシートですよね。

208㎝もあるシートピッチ、そして横幅も68㎝と共に十分なので、超絶余裕の空間です。身長180㎝の私でも寝返りできますし、縦方向に長すぎて、全然前のオットマンには足が届きません。

シートのアブレストは1-2-1の配列。シングル旅行者は1の窓側席が、そしてペアでの旅行者はこの真ん中の2の席が会話もしやすくおススメです。

ちなみに、シングル旅行者が真ん中2の配列に当たってしまった場合で、隣席が見知らぬ方の場合は、真ん中のパーテーションを上げればプライバシーは確保可能です。

そして、当然のことながらシートは180度フルフラットになります。これ、ものすごく寝心地良かったなぁ・・・。飛行機で横になって眠れるのって、何物にも代えがたい極楽だと思いませんか?

シートピッチとしては窓3.5個~4個といったところ。ビジネスクラスで2~2.5個くらいというのが相場ですので、十分な広さです。

その他、シートおよび設備関係はこんな感じ。

画面は大画面23インチなのですが・・・シートピッチが広すぎるため、画面が少し小さく見えてしまうのが残念なところ。贅沢な悩みではありますが・・。

この大画面は、こんな感じのコントローラーで操作します。タッチパネル式ではないのは、タッチしようにも遠すぎて画面に手が届かないからです。

ヘッドフォンは、AKGというメーカーのノイズキャンセリングヘッドフォン。

ノイズキャンセリング機能はそれなり、という感じでしたし、A380はさすがに静粛性の高い機体なので、あまり利用しませんでしたね。

シート左側のモニターコントローラーのボックス下には、充電用のUSBソケットが2つ、そして電源も1つ完備されています。

これだけあれば、充電等で困ることはないでしょう。しかし、よく見るとところどころシートの劣化は否めませんね。

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アメニティ

タイ国際航空のファーストクラスのアメニティポーチといえば、Rimowa(リモワ)で有名なんですが・・今回私の席に用意されていたのは、確かにリモワのケースですが、色はこのショッキングイエローのハードケース。

リモワは好きですが、この色は持ち帰って使う気になれないので、「もし、本当にできればで良いんですが・・・ダークカラーのものに変えていただけませんか?」とダメ元でお願いしてみました。

そうしたら、運よく、この濃紺のPorsche Design(ポルシェデザイン)製のハードケースに交換してもらえました。個人的に特にリモワへのこだわりはなく、しかもポルシェデザインの方が好きですので、これは嬉しい交換でしたね。

完全にダメ元だったんですが、お願いしてみるものですね。ただ、用意がないこともあると思いますので、無理をお願いするのはやめておきましょう。

中身はこんな感じ。さすがポルシェデザイン。かなりカッコいいです。

そして、肝心の中身がこちらです。

アメニティポーチの中身
  1. オー・ド・トワレ(香水)
  2. 保湿クリーム
  3. リップクリーム
  4. 保湿スプレー(以上「PAYOT」製)
  5. ヘアブラシ
  6. 歯ブラシセット
  7. マウススプレー

フランスの高級化粧品ブランド「PAYOT」(パイヨ)の保湿クリームや保湿スプレーはもちろん、なんと香水までついています。かなりゴージャスな中身ですね。正直中身的には、リモワよりも良いかもしれません。

後は、当然ながらのアメニティである「使い捨てスリッパ」。これは飛行機機内の必需品ですね。個人的には、機内でこれが無いと生きていけない体になってしまいました。

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1回目の食事

さて、巨大な飛行機A380が、「どっこいしょ」とばかりに離陸後、水平飛行に移り程なくして、1回目の食事です。

こんな感じの超絶立派なメニューが配られ、朝食がスタートです。

共通メニュー
  1. フレッシュジュース
  2. フレッシュフルーツ
  3. ミックスベリーのミューズリー
  4. パン取り合わせ
選択メニュー(主菜)
  1. タイ料理:アワビ雑炊
  2. 洋食:卵料理+ハム+ソーセージ+野菜のグリル
  3. 和食:銀むつと海老の焼き物+炊き込みご飯+お味噌汁

まずは共通で「夜明け」メニューとしてフルーツジュース、フレッシュフルーツとミックスベリーミューズリー、パン等がサービスされます。

その後、主菜をタイ料理/洋食/和食の3つのメインからチョイス・・するのが本来なのですが、実はファーストクラスのお食事は、事前にタイ国際航空の公式HPから予約注文しておくことができます

こんな感じで、全部で20種類以上のメニューからお好きなものを選ぶことができるんです。今回のフライトのように朝便だと、メインも朝食としてショボかったりすることも多いので、食べたいものがある方は事前オーダーがおススメです。

私が選んだのは、上記のメニューの「Exclusive Thai menu set1」の「牛フィレ肉のタイ風サラダ」と「鴨のレッドカレー」のタイセットメニューです。

ちなみに注文の方法等は下記の関連記事で詳しく解説しています。

タイ国際航空A380ロイヤルファーストクラスを予約。値段と機内食予約サービス、空港ラウンジなど事前準備まとめ

事前注文済みのため、今回このメニューからの「主菜」の注文はしませんでした。

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共通メニュー

まずはフレッシュ・フルーツジュースから共通メニューの朝食がスタートです。たしか、オレンジ・パイナップル・マンゴーから選択できたと思います。

私が選んだのはパイナップルですが、これが超大正解。滅茶苦茶美味しかったですね。これ、100%ジュースだと思います。血液がきれいになるような・・やっぱりタイのフルーツは美味しいです。

次に、食事と合わせるドリンクをチョイス。今、タイ現地時間で9時30分過ぎくらいなんですが、ここはもちろん、気合でドンペリをオーダーです。

ファーストクラスに乗って、普段滅多に飲むことのできない高級シャンパンを飲む。これ、やっぱ最高の贅沢ですよね。このためにファーストに乗っているっていっても過言じゃないんです。個人的には。

程なく、真っ白なクロスが引かれ、フレッシュフルーツがサーブされました。

美しい・・とにかくまずは見た目がスーパーゴージャスですよね。

もうこの見た目だけでも、ファーストクラスに乗って良かった・・と心から思います。エコノミークラスのワンプレートメニューとは・・比べてはいけませんね。

フルーツと、温かくバターの薫り高いパンとバターやジャム。そしてドンペリ

既にこれだけで朝食としては十分です。特に、パンが熱々でめちゃくちゃ美味しかったですが・・あえてクロワッサン以外には手を付けませんでした。

何しろ、ラストにタイカレーが待ってますからね・・。

しかし、フルーツは別腹。このフレッシュフルーツ、見た目も味も完璧でした。特にミントがアクセントになっていて最高です・・。

そして、次にサーブされたのがこちら。フレッシュベリーのヨーグルトミューズリー。

これも実はこの後に控えるタイカレーを警戒していて少しだけ食べる予定だったのですが、これが美味しすぎる!!

ヨーグルトとベリーというだけですでに美味しさ確定なのですが、ミューズリー(穀類やドライフルーツなどを組み合わせたシリアル)が良いアクセントになっていて、そして甘さも程よくて幾らでも食べられます

これまた警戒していたのにも関わらず、ペロリと食べてしまいました。だって美味しすぎる・・。抵抗できませんよ、これは。

主菜

さて、ここまでの共通朝食メニューで・・かなり満足感が漂う中ですが、ここから続けて主菜がサーブされます。

えっ・・このまま続きで!?結構共通メニューのボリュームはありましたけど!!とも思い、少し時間を空けるようお願いしようかとも思ったんですが、よく考えれば少し時間を置くと満腹中枢が刺激されてしまい、とてもではないですが食べられなくなりそう。

連続で提供されるのは、それはそれでありなのかもしれません。

主菜:タイセットメニュー
  1. 牛フィレ肉のタイ風サラダ
  2. タイ風スパイシーオムレツ(付け合わせ)
  3. タイ風ほうれん草炒め(付け合わせ)
  4. 鴨のレッドカレー

こちらが主菜の「タイセットメニュー」です。

サーブされた瞬間は「これは(量的に)厳しいか!?」とも思ったのですが、これ、いずれも滅茶苦茶美味しくてスパイシーなので、実はペロリといけてしまいました。

まずは牛フィレ肉のタイ風サラダから。これ、お世辞抜きでこれまで機内で食べたサラダの中でもダントツに美味しかったです。

こんなサラダ、機内でどうやったら出せるの?ってくらい新鮮でおいしい。そして、味付けも絶妙なんですよ。辛いんだけど、そんなに辛くない。酢の使い方も良くて、サラダとしては最高のレベルだと思います。

タイ風でスパイシーではありますが、辛くて食べられないというほどではなく、むしろピリ辛で食が進みまくります

付け合わせのオムレツとほうれん草炒めも良い。箸休めにぴったりです。

特にホウレンソウ炒めはニンニクたっぷりで日本人なら誰でも好きな味ですね。トウガラシが辛そうに見えますが、これまたそれほど激辛ではありません。

そして、最後に鴨のレッドカレー。

これ、サラダに引き続き私史上最高の一品でした。機内食ランキングというよりもどこで食べたタイカレーよりもおいしかったですね。

正直、ソンブーン・レストランで食べたプーパッポンカリーよりもおいしかったです。これ、本当のことです。

【プーパッポンカリー】ソンブーン・セントラルワールド店の行き方と予約方法、味について

これ、美味しさが伝わりますかね?

歯ごたえが良く、味が濃い鴨肉がゴロゴロしたレッドカレー。もちろん、そんなに辛くないんです。今思い出しても涎が出てきます・・。

これがご飯と滅茶苦茶合う!出てきた瞬間はボリューム的に「絶対無理」と思いましたが、あまりのおいしさにペロリと食べてしまいました。

これは本当に美味しい。事前注文メニューに迷っている方がいたら、是非一度おすすめしたいと思います。私はこの鴨のレッドカレーを食べるためだけに、もう一度ファーストクラスに乗ってみたい

それくらい気に入っています。

食後のドリンクタイム

食後はコーヒーか紅茶をCAさんから奨められますが、当然ながらおススメをガン無視(笑)して、白ワインを抜いてもらうことに。

ちなみに、食事中はドンペリのグラスが開くと、自動的にドンペリが補充されていました。5~6杯は飲んだかな?

白ワインは、シャブリ・グラン・クリュの2015。

食事終了後であったため、CAさんが気を利かせてワインに合うおつまみとしてミックスナッツとペッパー味のクラッカーを持ってきてくださいました。

ただ・・ワインは飲めますがおつまみはさすがにお腹いっぱいで食べられない・・。ほんの少しだけつまませていただきました。

でもこういう気遣い、嬉しいですよね。

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トイレ・ラウンジスペースなど

食事もひと段落したところで、トイレやラウンジスペースなどを探検してみましょう。

これ、A380の2階ファーストクラスキャビンですが、赤枠内をご覧ください。なんか、トイレがめちゃくちゃ広くないですか?

そうなんです。ファーストクラス前方のファーストクラス特設トイレは、滅茶苦茶広くて有名なんですよ。

これ、トイレなんですが・・広すぎですよね。しかもここから左を向くと・・。

こんな風なお着替え&化粧直しスペースがあるんです。

この椅子の横には鏡があって、着座しての化粧直しスペースとして利用できます。

その他、蘭の花がふんだんに飾られ、タオルの畳み方や飾りつけのアレンジも含め、トイレとは思えない素敵な空間になっています。

アメニティはポルシェデザインに入っていた「PAYOT」で統一されていますね。気になる臭い等は全くなく、PAYOTのオー・デ・トワレの良い香りがします。

そして、この超絶広いトイレの隣には、1Fへと続く階段が。

ちなみに、1Fは全てエコノミークラスになっています。この階段は基本常時1Fとの往復はできないようになっていましたが、CAさんはたまに使用されていましたね。

そして、階段のちょうど裏側にあるのが、バーカウンター。ファーストクラスの場合はバーカウンターでセルフサービスをする必要はないので、このカウンターは使われていませんでした。

そして、トイレのちょうど反対側の空間がこちらの「マルチパーパスエリア」。バーカウンターが設置されている機材では、どうやらラウンジエリアとして利用できるようです。

しかし・・空間の使い方がリッチすぎでしょ、これ。

就寝タイム

さて、食事も終わりお手洗いも利用し終わると、機内は就寝タイム。私も朝は4時起きと早かったので、ここで2時間ほど眠ることにします。

そして、ここで恒例の「寝酒」です。私は、上級クラスに搭乗した際には寝酒として、超高級洋酒を嗜むのを定番にしています。

今回はこちらをいただきました。

超高級コニャック、「OTARD」(オタール)の中でも最高級に位置する「バロン・オタール・エクストラ」です。

熟成に理想的な条件を備えた古城「シャトー・ド・コニャック」で熟成され造られている、まさに「キング・オブ・コニャック」。

日本ではあまり知られていませんが、超高級な洋酒です。アルコール度数は40度なので、チェイサーのお水と一緒にチビチビといただきます。

そして、さすが1本4万円近くする超高級コニャック・・これがめちゃくちゃ美味しい。40度のアルコール度数を感じさせない口当たりの丸み、そして、長久の歳月を感じさせる複雑な香り。

寝酒にはもったいない・・いやちょうど良いお酒でした。

1杯飲み終わったところで、ベッドメイクをお願いしてお手洗いに立ち、戻ってくるとすでにベッドメイクがされていました。

では、おやすみなさい・・・。

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起床~到着前の軽食

2時間ほど眠り、目的地成田まであと約1時間30分というところで起床。

「私が起きたのどこから見てたの?」ってくらいの凄い速さでCAさんが注文を聞きにくれたので、お水をオーダーします。この後、朝食前の軽食が提供されます。

正直、起きたばかりでお断りしようかと思ったのですが、是非食べて行ってください!とのCAさんのおススメに負けて、オーダーすることにしました。

軽食メニュー

到着前の軽食のメニューは上記のとおり。ポークバーガーか、タイ料理の鶏むね肉の炒め物です。

その他、朝食メニューで誰も食べなかったらしい和食(銀むつと海老)やタイ料理のアワビ雑炊もOKとのことでしたが、先ほどのタイカレーが大当たりだったので同じくタイ料理「鶏むね肉の炒め物」をチョイス。

まだ他の乗客の方は寝てらっしゃるので、暗くてすみません。食前のドリンクは温かい緑茶にしました。

こちらが鶏むね肉の炒め物。鶏むね肉とタケノコ、キノコなどをオイスターソース、ナムプラーなどで炒めたものを、ジャスミン米の上に掛けた料理です。タイ料理では定番の一品ですね。

付け合わせは、目玉焼きとサラミ風のソーセージ、青ネギ様の野菜と、ちょっとピリ辛の青唐辛子風の野菜の輪切り。

添えられているのは唐辛子酢「プリックソムナム」。これを掛けると一気に辛くなり、しかも味変して美味しいんですよ。

正直、この軽食もサーブされた瞬間は「これ、絶対(量的に)無理やろ」と思ったのですが、この料理も実に美味しい。というか美味しすぎる。

ソーダ水「ペリエ」と一緒に、ぺろりと食べてしまいました。タイ国際航空ファーストクラスのタイ料理、ものすごいレベルです。美味しすぎますよ。

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成田へ到着~ファーストクラス優先の手荷物返却

その後、食後に歯磨きとかしていたら、いつの間にやら飛行機は最終の着陸態勢に。本当にファーストクラスに乗っていると、いつものエコノミークラス旅なら苦痛でしかない空の旅があっという間なんですよね。

もっと乗っていたい・・本当に思います。

あ、そういえば最終の着陸態勢に入る前に、Fクラス担当のCAさん3名がそろってご挨拶にみえました。こういう馬鹿丁寧なサービスも、本当に絶滅危惧種であると思いますが、それはそれでタイ国際航空の良いところだと・・個人的には思います。

ドライなサービスがお好きな方には若干鬱陶しいと感じるかもしれませんが(笑)。

ちなみに、入国審査後手荷物受取レーンで待っていましたが、ビジネスクラスの手荷物が出てきても、ファーストクラスの私の手荷物が出てこない!

おかしいな・・と思っていたら、ファーストクラスの場合受取レーンに荷物が流れるのではなく、このプライオリティエリアにあらかじめ手荷物を出してもらえているんです!つまり、手荷物受取レーンに並ぶ必要すらないんですよ。

優先手荷物の最上級サービスですね。最初から最後まで恐れ入りました。

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タイ国際航空ファーストクラスは陸マイラーなら搭乗可能

いかがでしたでしょうか。ここまでタイ国際航空ファーストクラスの実力はお分かりいただけましたか?

タイ国際航空のファーストクラス?それってサービス的にどうなの?と思われていた方もいらっしゃるかもしれませんが、誰もが納得のクオリティであることは、お分かりいただけたのではないかと思います。

特にスワンナプーム国際空港の地上サービスは、一度味わうともう後に戻れないくらい超絶VIPサービスですから、タイ国際航空のファーストクラスに搭乗する際は、是非タイ・スワンナプーム国際空港出発便にご搭乗いただければと思います。

そして、さらに付言すると、このタイ国際航空ファーストクラスは、実は日本発着便としては貯めたANAマイルで乗るには最も身近なファーストクラスなんです。

日本から東南アジア行きの特典航空券を発券するためには、ビジネスクラスの場合往復で60,000ANAマイルが、ファーストクラスの場合往復で105,000ANAマイルが必要です。

しかしながら、例えば往路をビジネス、復路をファーストにした場合、それぞれ半分ずつのマイルで発券できるので、30,000+52,500マイルの合計82,500ANAマイルで、なんと片道ファーストクラスに搭乗できてしまうんです。

今回の私の旅程はこのパターンです。往路はANAのビジネスクラスで、そして復路はタイ国際航空のファーストクラスに搭乗して、あえて言いますが、「たったの」82,500ANAマイルでファーストクラスに搭乗しました。

ANAファーストクラスでヨーロッパに行ったりするとこの単純に倍近いマイルが掛かりますので、さすがにおいそれとは利用できませんが、82,500ANAマイル程度であれば、ちょっと頑張れば約3か月程度で貯めることができます

例えば下記のクレジットカードの入会キャンペーンなら、ほとんど特典航空券の発券にリーチを掛けられるくらいのマイルを貯めることは容易です。

【2024年最新】ANAアメックスの入会キャンペーン徹底解説!最大73,000ANAマイルもらえる!

そして、毎月18,000ANAマイルを貯める方法をマスターすれば、約3か月で約8万マイルは、夢物語でもなんでもありません。

【ANAマイルの貯め方】年間50万マイル!陸マイラーがマイルの貯め方を徹底解説

さらに、タイ国際航空の成田ーバンコクをはじめとした日本路線のファーストクラスは特典航空券がかなり取りやすいので、根気よく探せばファーストクラスの特典航空券を見つけることは簡単だと思います。

冒頭でもご紹介したとおり、これまでファーストクラスは本当のお金持ちだけが見ることを許された、まさにヴェールに包まれた世界でした。

しかし、陸でマイルを貯めることで本来なら絶対に見ることができなかった世界を見ることができるんです。これ、本当にプライスレスなことだと思います。

是非、あなたも陸でマイルを貯めて、ファーストクラスを体験してみてください。絶対に、得るもの、感じるものがあると思いますよ。

年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちらから

私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。

【ANAマイルの貯め方】年間50万マイル!陸マイラーがマイルの貯め方を徹底解説

2019年3月15日

当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。

ANAマイルの貯め方・使い方などマイルに関する記事まとめ

2023年9月21日



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