ANA陸マイラーといえば、マイル。そして、マイルといえば特典航空券・・ですよね。
正直、私もANA陸マイラーとしてマイルを貯めはじめた初期には、マイル=特典航空券という先入観が滅茶苦茶ありました。
とにかく「マイル=特典航空券=無料」・・ってイメージが強くて、折角マイルを貯めたんだから、特典航空券で無料旅行をしなければ・・という呪縛?に囚われていたような気もします。
でもこれ・・本当に先入観なんですよね。
このマイル=特典航空券という思い込みから抜け出すことができれば、マイルを使った無料旅行の選択肢は滅茶苦茶広がります。
このブログでもちょこちょことは紹介してきましたが・・実は正面切ってご紹介することは初めての(笑)、実は特典航空券より利便性の高い、ANAスカイコインの使い道をご紹介します。
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目次
特典航空券には発券枠という「壁」がある
ANAマイルを貯めたい!という野望(笑)をお持ちの方の最大の目標。
それが、マイルを使った特典航空券での無料旅行(フライト)ではないでしょうか。
特に私の場合・・以前は国内旅行や海外旅行で半端マイルを貯めても、結局フライトではそんなにマイルは貯まらないので、特典航空券にたどり着く前に失効・・ってことがほとんどでした。
このため、マイル=特典航空券という先入観、そして特典航空券へのあこがれが半端ありませんでした。
当然、陸マイラーデビューしても・・頭の中は「特典航空券」で一杯なわけです(笑)。
何しろ、無料でフライトし放題!なわけですからね。夢がありすぎです。
というかそれを目的にマイルを貯めているわけですから、まず特典航空券で国内or海外旅行したい!って思うのは普通のことだと思います。
そして・・私を含め多くの方がここでぶち当たるんです。
「発券枠」という壁に。
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特典航空券は発券枠の壁を超えられない
これは多くの方がご存知のことかと思いますが・・。
特典航空券は空席があれば必ずGetできる!というものではなく、1フライト当たり席数限定枠、つまり「発券枠」が存在します。
例えばANAハワイ路線のビジネスクラス発券枠は、平会員の場合1フライトあたり「2席」となっています。たったの2席なんです。
実際のフライトにどれだけ空席があろうと、この発券枠を超えて特典航空券の予約をすることはできません。多くの方が狙っているハワイ路線ビジネスクラス特典航空券が、1フライトあたりたったの2席ですからね?
当然、壮絶なまでの争奪戦になります。っていうか、取れないです。普通に。
また、国内路線でも例えば金曜夕方の沖縄路線など、人気の高いフライトは超大激戦になることが多いんです。
その他、国内線でも人気なのは土曜日の早朝便、日曜日の夕方便あたりですが、このあたりの特典航空券は、国内線でもかなり取りづらいです。
つまり、ANAマイルを貯めたから、特典航空券で旅行行き放題!ってことではないんです。絶対にぶち当たるのが、この特典航空券の発券枠という壁なんですよね。
折角陸でマイルを貯められるようになっても、この特典航空券「発券枠」の壁が待っているんです。
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特典航空券の壁を超える「ANAスカイコイン」
ということで、ANA陸マイラーにとって網走刑務所ばりに高い「壁」となる特典航空券の「発券枠」。
ぶっちゃけ、あまりの特典航空券の取りにくさ、使いづらさに人によっては超衝撃を受けてしまう方もいらっしゃると思うんですが・・。
ここで、とにかく特典航空券という「先入観」を取っ払って・・というか、特典航空券ではなくもはや主力として考えていただきたい、ANAマイルを使った無料航空券の取得方法。
それが、ANAマイルをANAスカイコインに交換し、有償航空券を購入する方法です。
ANAスカイコインは、ANAゴールドカードの所有者であれば、50,000マイル以上を一括でスカイコインに交換することで、1マイル=1.6ANAスカイコインに交換できます。
つまり、50,000マイル=80,000円分のANAスカイコインに交換ができるんです。
- 有償航空券の購入が可能=特典航空券「発券枠」の壁を超えられる
- 国内線の場合、特典航空券より所要マイルが少ないことも多い
そして、ANAスカイコインのメリットがこちら。
まず、なんといっても大きいのが、ANAマイルをANAスカイコインに交換すると、特典航空券ではなく有償航空券の購入が可能となることです。
特典航空券には「発券枠」という網走刑務所ばりの高い壁があるわけですが、この発券枠の壁を華麗にスルーし、理論上空席がある分だけ航空券を購入することができます。
繰り返しですが、この特典航空券の発券枠の壁=特典航空券の争奪戦、本当に激戦ですからね。
人によっては本当に心が折れそうになるくらいの超激戦です。このため、場合によっては狙った時間のフライトを諦め、国内線なら土曜日の昼過ぎなどの中途半端なフライトを選ばざるを得なかったりもします。
一方、ANAスカイコインなら空席があり、値段に折り合いがつけば発券枠関係なく購入が可能です。個人的には、もうハワイのフライトはANAスカイコインで購入することと心に決めています(笑)。
争奪戦が厳しすぎますからね。
また、もう一つ大きいのは、実は国内線の場合特典航空券よりも所要マイルが少ないことが多いということです。
例えば親子4人で北海道旅行!って場合、レギュラーシーズンで特典航空券発券に必要なマイルは60,000ANAマイル(15,000マイル×4人分)ですが・・。
この60,000ANAマイル=96,000円分のANAスカイコイン(ANAゴールドカードホルダーの場合)があれば、超繁忙期などの時期を除き、さらにスーパーバリュー75などの格安運賃を組み合わせれば、大概ANAスカイコインの方が安い!という結果になります。
もし、仮にちょっとだけ特典航空券よりも高い!って場合でも、上記のとおり、狙った時間のフライトを特典航空券の枠を超えて有償航空券で買える、というメリットの方がデカいです。
例えば折角の1泊2日の旅行!とかって場合に、昼過ぎの便で出発して午前中便で帰ってきてたりしたらのんびりできませんからね。
いくらマイルを貯めても、無料で航空券を発券できなければ何の意味もありません。
この無料での航空券発券を超絶身近にし、さらに国内線の場合特典航空券より安い!(場合が多い)、さらに狙った時間帯のフライトが予約できるのが、ANAマイルをANAスカイコインに交換してからの・・有償航空券発券なんです。
ANAマイル=特典航空券という先入観は、是非早めに捨ててください。
ANAマイルでの無償航空券の発券は、特に国内線の場合、実はANAスカイコインへの交換から有償航空券発券という選択肢が第一優先です。
また、ハワイ路線など特典航空券の競争率が高い路線の場合は、いっそANAスカイコインでの購入を狙った方が早い場合も多いんです。
その理由は、ANAマイルを貯める難易度より、特典航空券を発券する難易度の方が高い場合もあるから・・なんです。
これは是非覚えておいてください。
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ANAスカイコインが絶対に得ではない
ここまでご紹介した通り、特にハワイ路線など超絶競争率の高い国際線、そして国内線の場合特典航空券よりもANAスカイコインが陸マイラーにとっての無料航空券確保の第一優先となるわけですが・・。
当然、これが「絶対」なわけではありません。
例えば、現在はコロナ禍で搭乗はできませんが、国際線のうち、ハワイなどを除く比較的特典航空券の予約が取りやすい路線でのファーストクラス、ビジネスクラスの利用は、当然特典航空券での発券が第一優先になります。
例えば国際線ファーストクラスの場合、フランクフルト便などでは往復で200万円!とかしちゃいます・・。車買えるやん・・。
この200万円をANAスカイコインで購入しようとすると、実に125万マイルも必要になるんです。いや・・普通に考えてコスパ悪すぎですよね。
一方、ANAマイルの特典航空券であれば、あえて言えばたったの16万マイルで発券ができるんです。この価値の可変性が、ANAマイルのもう一つの魅力でもあります。
- 所要マイル(スカイコイン)
- 特典航空券の発券難易度
- フライトの選択肢の時間的価値
ということで、このマイルで特典航空券を発券すべき?なのか、ANAスカイコインに交換して有償航空券を狙うべきなのか?の判断基準ですが・・。
個人的には、上記の3つの視点で判断するようにしています。
まずは所要マイル・・つまりANAスカイコインですね。
解説したとおり、ANAファーストクラスの場合16万ANAマイルの特典航空券と125万マイルの有償航空券を比べれば、特典航空券として取れないわけではないので、これは完全に特典航空券一択です。
一方、ANAハワイ路線など、特典航空券の発券難易度が極端に高い路線の場合、有償航空券が購入できるANAスカイコイン優先に・・なりますね。
何しろ、いくらマイルがあっても狙った航空券が取れなければ何の意味もありませんからね。
また、国内線などの場合、上記の2つの視点に加え、例えば早朝便が選択可能など、フライトの選択肢の時間的価値も重要になりますね。
特典航空券とANAスカイコインの所要マイル差がわずかで・・でもANAスカイコインの場合絶好の時間帯の出発便が選べる!なんて場合は、その時間的価値を加えれば実際はANAスカイコインの方がお得!と言えます。
つまり、特典航空券が絶対に得!とか、マイルをスカイコインに交換して有償航空券を買った方が得!とか、そういう簡単な二者択一ではなく、これらの視点から最良の選択肢を自ら選択する・・。
このような、複眼的な視点を持つことで、少なくとも特典航空券一本足打法よりは格段にマイルを使った無料航空券の取得がしやすくなりますし・・。
その損/得に対する正しい判断(ジャッジ)ができるようになります。
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まとめ
以上、ANAマイルで無料航空券をゲットするために絶対に覚えておくべき選択肢「ANAスカイコイン」についてご紹介しました。
ANAマイル=特典航空券で無料フライト!という先入観・・これ誰しもあるかと思いますが、個人的には既にANAスカイコインの方が序列が上ですね。
特に、新型コロナ禍で海外旅行がほぼ不可能な昨今、国内線縛りの状況ならANAスカイコインの優位性がかなり際立っているので・・特典航空券を予約する機会はほぼなく、ANAスカイコインが主力になっています。
そして、ここは再度強調しておきたいのですが・・・いくらマイルを所有していても、無料航空券を発券できなければ何の意味もないですからね。
ANAマイルをANAスカイコインに交換する、この選択肢をしっかりと頭に入れておくことで、マイルを使った無料航空券発券のチャンスがかなり広がります。
是非、覚えておいてください。
年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちらから
私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。