ウエル活ユーザー、陸マイラー・・そして全てのポイ活ユーザーに気になるあの「TポイントとVポイントの統合」が・・。
徐々に具体化してきましたね!!
気になる統合後のポイントは・・Tポイントの青と黄色のイメージは残しつつ、「青と黄色のVポイント」として、「Vポイント」の名称が存続することになりました。
ということで、この着実に進みつつあるポイント界の大御所ツートップの合従連衡劇ですが・・。
電子マネー、そしてポイント界の覇権をめぐる業界の熾烈な競争はご存知のとおりですし、その覇権の鍵を握るのはなんと言っても「規模」(シェア)ですからね。
電子マネー界の「PayPay」や、ポイント界の「楽天スーパーポイント」「dポイント」など、他社ポイントが頭一つ抜け出し独自の経済圏を作りつつある今、このチャンスを逃すと「負け組」になる!!
・・という、危機感の表れだと、1人のビジネスマンとして想像してしまいます。
そして、こういう統合では普通はユーザー側にメリットがあることが多いわけですが・・。
陸マイラー/ウエル活ユーザー/ポイ活民という特殊なポイントユーザー(笑)にとっては、何かと気になる点も多いのは事実です。
TポイントとVポイントの統合の概要と、気になる各種ポイ活への影響について考察します。
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統合の概要

はい。
では、基本情報として(笑)今回のVポイントとTポイントの統合・・に向けた、2022年10月に発表された資本・業務提携に関する基本合意の発表事項を簡単に確認してみましょう。

まず、今回の統合の目的ですが・・。
上記のとおり「日本最大級の決済・ポイント経済圏の創出を目指して」とわかりやすく謳われており、PayPayが先行する電子決済サービスと、「楽天スーパーポイント」や「dポイント」などが先行するポイント経済圏の覇権を巡る競争に・・。
このまま行くと埋没するので(笑)、統合後の規模を生かして対抗していこう!という戦略がよくわかる発表になっています。

Vポイントは三井住友カードのカード利用でもらえるポイント・・。
というイメージがありますが、実は三井住友VISAカードのキャッシュレス決済機能(VISAタッチ決済)で、キャッシュレス決済でも使えるポイントです。
ですが、正直キャッシュレス決済としてはすでに「PayPay」一強状態ですので、このままではVポイント決済やVISAタッチ決済が覇権を握るとは考えにくい。
一方、Tポイントはかなりメジャーなポイントですが、最大の欠点としてメジャーなキャッシュレス決済機能がなく、あくまでポイントサービスの雄!って感じのサービスでした。
この両者の「ポイントとしてもキャッシュレス決済としても弱い」Vポイントと、「ポイントとしてはメジャーだが、キャッシュレス決済機能がない」Tポイントの相互補完のために・・。
今回の資本業務提携が検討されたって構図ですかね。

つまり、貯めたポイントをVISA加盟店で使える!というポイント利用の汎用性の拡大と・・。
提携店の数が多く、ポイントを貯めている人が多いTポイントの強みを活かし、キャッシュレス決済/ポイント経済圏の拡大を進める!っていうわかりやすい狙いなわけです。

なお、資本業務提携は2023年4月10日に出資が完了しており・・。
すでにCCCMKホールディングスとして運営されています。
【TポイントとVポイントが統合へ】https://t.co/fAj9X7uaxr
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) October 2, 2022
そして、気になる両ポイントの統合は2024年春が目途・・と報道されています。
多分これ、時期はちょっとずれ込むことがあったとしても、本当にそうなると思います(笑)。

そして、2023年6月には、統合後のポイント名称とブランドイメージについて・・。
上記のとおり、「青と黄色のVポイント」として発表されました。
ちょっとびっくりしましたが、Tポイントという名前は消滅し、Vポイントが存続名称になりましたね。
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陸マイラー・ウエル活への影響

ということでここまでVポイントとTポイントの統合の発表をかいつまんでご紹介したわけですが・・。
気になるのは、陸マイラー/ウエル活への影響です(笑)。
正直、これまで通りってことなら合併してポイント名称が変わろうが別にどうでもいい(笑)っていうか、利便性が上がる方向ですので基本的にはウエルカムですからね。

- 統合後の具体的なサービスについては、統合によって両ポイントをご利用のお客さまへの不利益・ 不都合がなきよう慎重に協議しております。
- 詳細が決まり次第、発表させていただきます。
なお、2022年10月のプレスリリースでも、上記のとおり・・。
統合後の具体的なサービスについては、統合によって両ポイントをご利用のお客さまへの不利益・不都合がなきよう慎重に協議しております。
と発表されています。


2023年6月に公表された新Vポイントの特設サイトでも、Vポイント、Tポイントともに「今まで通り使える」ことが強調されています。
ということで、これそのまま読むと特段ポイント交換ルートの閉鎖などはなく、これまで通り使える!!って読めますよね。
ただ、若干気になるのが・・。
毎月20日にウエルシア薬局でTポイントの価値1.5倍で買い物可能!なことを目的にTポイントを貯めている通称「ウエル活」ユーザーはギリギリTポイントユーザーと呼べなくもありませんが(笑)・・。
その原資となるTポイントは、ほとんどがポイントサイトで貯めたポイントだと思います。
また、ポイントサイトで貯めたポイントをTポイントに交換して、最終的にANAマイルに交換する陸マイラーは、すでにTポイントユーザーでもなんでもなく、単なるTポイントのポイント交換機能を利用しているだけですからね(笑)。
はっきり言って、陸マイラー/ウエル活ユーザーいずれも純粋なこの両ポイントのユーザーってわけではないんです(笑)。
ということで、無事に済むかは微妙だなと思っています(笑)。
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新ポイントで予想されること

え、無事にすまないって・・じゃあどういうことが予想されるの?ってのを図解したのがこちらですね。
まず図の右、旧ポイント時代でも利用/交換できた、Tポイントのウエルシア薬局での利用や、VポイントのANAマイルへの交換(ANAカードユーザーは1円=0.6マイル。一般ユーザーは1円=0.5マイル)については・・。
これはすでに実施中ですので、プレスリリースの内容「統合によって両ポイントを利用するユーザーに不利益がないように」「今まで通り使えます」をそのまま読む限り、あまり条件を変えずに継続しそうな感じです。
あ、もちろんウエルシア薬局側が毎月20日の1.5倍をやめたい・・と思っていて、その良いタイミングとして、統合を契機に止める!って可能性もありますのでなんとも言えませんけどね(笑)。

ということで、既存のTポイント、Vポイントの用途についてはあまり心配していないんですが・・。
ぶっちゃけめちゃ心配しているのが、この図の左側、「?」マークを付けましたが、他社ポイントからの等価交換が継続するか?ってことです。
これは過去の歴史が証明しているのですが・・LINEポイント(LINE経済圏)や楽天スーパーポイント(楽天経済圏)など、一定の規模のユーザーと経済圏規模を拡大したポイントサービスは・・。
どこかのタイミングで、他社ポイントからのポイント交換を完全に遮断(LINEポイント)したり、交換比率を極端に悪化(楽天スーパーポイント)させています。

例えば、ポイント経由地サイトの「雄」であるドットマネーさんからLINEポイントへの交換はできませんし・・。
楽天ポイントへのポイント交換レートも、上記のとおり300円→230ポイントと、交換率77%なんですよね。
これは、自社ポイントが充当できる自社ポイントユーザー向けの各種サービス・・例えば楽天モバイルやLINEモバイルなどのサービスに、他社ポイントを利用されると大損(笑)という、構造的な問題を抱えているからと推測されます。
要は、経済圏が拡大すればするほど、自社ポイントユーザー向けのサービスも高度化するため・・。
そのサービスに、他社ポイントユーザーが等価交換でただ乗りされるとたまったもんじゃない!って感じなんだと思います。
まず追求するのは規模(シェア)ですので、当初は他社ポイントとも積極的に連携するのですが、ある程度シェアをとれたら、後は囲い込み・・ってのがよくある風景ですので・・。
この他社ポイントからの交換レートの改悪があるのか?ってところが、最も気にしたいポイントだと思います。
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交換レート改悪の影響

そして、もしポイントサイトのポイントからTポイント等への交換レート改悪が行われた場合の影響は・・。
これはめちゃわかりやすいですよね(笑)。
例えば、ウエル活ユーザーに絶対に必要なのが、ポイントサイトで貯めたポイントを原資としたTポイントです(笑)。
現状、各ポイントサイトで貯めたポイントは1円=1Tポイントのレートで等価交換できているので、1P=1.5倍で使えてますが・・。
この「各ポイントサイトで貯めたポイント」がTポイントに等価交換できなくなると、ウエル活のうまみ(笑)がそれだけ減少します。
かといって、Tポイント単体で数万単位貯めるなんてことは現実的ではないので、この「ポイントサイトからTポイントへの等価交換」がウエル活の生命線なわけです。

これは陸マイラー活動でも同じでして・・。
ポイントサイトで貯めたポイントがTポイントに等倍で交換できているからこそ、最終ANAマイルへの交換倍率0.7倍を実現できていますが、この倍率が下がればANAマイルへの交換倍率も下がります。
Gポイントという迂回ルートがありますが(笑)、やっぱ痛いですよね・・。

また、もう一つポイントサイトで貯めたポイントをVポイントに交換して・・。
三井住友VISA ANAカードが有する1P=0.6倍という交換率を利用してANAマイルを貯める通称「Vポイントルート」というポイント交換ルートがあるのですが、こちらもVポイントに等価交換できないと、マイル交換率が下がります。
このように、「Tポイントから交換/Tポイントを利用」「Vポイントから交換/Vポイントを利用」って部分より・・。
「ポイントサイトからTポイント/Vポイントに手数料無料で交換できる仕組みが存続するか?」ってことが、実は最も気がかりなんです(笑)。
これ・・なんかやばい気がするんですよね・・。
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動向を注視!

以上、TポイントとVポイントが2024年春を目途に統合!
という衝撃のニュースの続報と、気になる陸マイラー/ウエル活/ポイ活ユーザーへの影響について考察しました。
現時点ではTポイント、Vポイントともにポイントサイトで貯めたポイントとの等価交換が成立しているので、陸マイラー(ANA・ソラシドマイル)活動や、ウエル活がお得なわけですが・・。
統合後のポイントへの交換レートが下がる!ってのが・・ありそうで怖いところです。

そして、理由はよくわかりませんがポイントサイト「モッピー」ですでにTポイント交換に8%もの手数料がかかるようになった・・。
ってのも、このニュースとリンクして気になる点です(笑)。
ただまあ、散々煽っておいて恐縮ですが、これ別に決定事項でもなんでもない単なる予想ですので、その点は再確認をお願いします(笑)。
そして、万が一改悪があったとしてもポイ活/陸マイラーの歴史は改悪の歴史ですので、改悪が怖くてポイ活/陸マイラーなんてやってられませんからね。
改悪されれば、次のお得ルートを探すのが、ポイ活/陸マイラーのあるべき姿です(笑)。
実際に改悪されたわけでもなんでもないので、状況は注視しつつ、今後もガンガンポイ活/陸マイラー活動を頑張っていきたいと思います!!
あ、VポイントとTポイントの提携の2022年10月プレスリリースはこちらから、2023年6月に発表された統合後のVポイントの特設ページはこちらからご覧いただけます!
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