ANAカードは、新しいカードを発券するたびにカードに紐づいた新しいAMC(ANAマイレージクラブ)会員番号が発行されます。
そして、新しいカードの発行時には旧カードのAMC会員番号の入力を求められ、「ANAマイレージクラブお客様番号は、新ANAカードの番号に統合されます」なんて記載があるので・・。
自分の愛着のあるANAマイレージクラブ会員番号って、消滅しちゃうの?って、不安になっちゃう方も多いんですよね。
ANAカードを複数枚発行する際、愛着のあるAMC番号はどうなってしまうのか?サクッと解説します。
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目次
AMC番号はカード1枚に1つ。複数枚発券するとカード毎に発行される
ANAカードには、実に様々な券種/発行主体別のカードがあります。
ANA TOKYUカードやANAアメックスのように入会キャンペーンで大量マイルが貯まるカード、さらにはANA JCBワイドゴールドカードのように普段使いでマイルが貯まるカードもあるので・・。
陸マイラーならいずれ複数枚のカードを所有することになります。
つまり、陸マイラー生活を続けていると必然的に増えてくるんです。このANAカード。
なんと私は現在6枚も持ってます(笑)。
- ANA VISAワイドゴールドカード
- ANA JCBワイドゴールドカード
- ANA To Me Card PASMO JCB(ソラチカカード)
- ANA TOKYU TOP & ClubQ カード(ANA TOKYUカード)
- ANA アメックスゴールドカード
- ANAマイレージクラブEdyカード
厳密に言うと一番下「ANAマイレージクラブEdyカード」はANAカードではなく、ANAカードを発行する前にAMCの会員証として発行されたカードですので、「ANAカード」は5枚ですね。
で、このカードそれぞれに・・ANAマイレージクラブ会員番号が発行されるんですよね。
ANAカードは上記の通りかなりの数同時保有でき、さらに発行毎にAMC番号が発行されるので、自分のマイレージクラブ番号っていったいどうなるのか?
そして、暗記できるほど愛着のあるAMC番号は統合・消滅してしまうのか?これ、気になる方も多いのではないでしょうか。
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新規カード発行時の「統合」の意味とは
このように、新規のANAカード発券毎に新たに付与されるANAマイレージクラブ会員番号。
このため、ANAカードを発行する際に求められるのが、この旧カード番号との「統合」手続きです。
この手続き、内容をご存知でない方には「統合ってことは・・自分の愛着のある(暗記している)このANAマイレージクラブ番号って、消滅しちゃうの?」ってちょっと気になってしまうのですが、そんなことはありません。
これは記載のとおり、文字通りの「統合」なんですよね。
ここまでご紹介のとおり、ANAマイレージクラブお客様番号は複数枚のカード発券毎に、新たに付与されます。
新規発券時にこの「統合」手続きを行うことにより、カード毎の別々の番号のマイルを全て紐づけ、まとめて利用できるように「統合」してくれるんです。
例えばソラチカカードのANAマイレージクラブ番号をお持ちの方が、追加でANA TOKYUカードを発券する際に、既に持っているソラチカのAMC番号と「統合」すると、ソラチカとANA TOKYUカードのいずれの番号で貯めても、ANAマイルは統合されて貯まり、合算して使えるようになります。
そして、ここがポイントですが、ソラチカのAMC番号と新たに発券したANA TOKYUカードのAMC番号は、それぞれ別々の有効な会員番号として残ります。統合されるのは「貯まるマイル」だけで、番号が統合されるわけではなく別々に残るんです。
ここで「統合」手続きをしないこともできるんですが、統合しない場合、同一の個人の名義で貯めたマイルであっても、別々の管理となります。合算しての利用ができません。
はっきり言って統合しない理由は全くないので、絶対に「統合」しておくべきです。
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ANAカードには「メインカード」と「サブカード」番号がある
次に疑問となるのが、統合したは良いけど、結局別々の番号として残ることになるAMC番号がどうなるか?ということですよね。
実は上記のとおり、ANAカードには「メインカード」と「サブカード」という概念があり、新規で発行したカードのお客様番号が一旦メインカードの番号となりますが、旧カードの番号も実は「サブカード」の番号として残るんです。
このメインカードとサブカードの番号は、以下の方法により簡単に確認できます。
まず、ANAのトップページ上部「マイメニュー」をクリック。
その後、「統合済みカードのお客様番号一覧」をクリックすることにより、確認することができます。
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メインカードとサブカードの違い
ここでさらに気になってしまうのが、このメインカードとサブカード番号一体何が違うの?ってことですよね。
実はサブカードの番号でも、ANAのHPからマイレージクラブ会員としてログインすることができます。全カードで保有しているマイル数も合算で確認することもできます。
しかしながら、サブカード会員番号でログインしていると、以下の手続きができないんです。
- 特典航空券(国内線/国際線)の予約
- 国際線有償航空券の予約
- メインカード番号の変更
- 海外ツアーの予約
- 特典利用者登録
特に陸マイラーにとって特典航空券(国内線/国際線)の予約ができないのは致命的だと思いますので、このメインカードとサブカード、意外に大きな違いあります。
また、これも結構大きな違いなんですが、ANAカード固有の特典である「搭乗ボーナスマイル」の積算条件も、メインカードの条件が適用されます。
例えばANAゴールドカードを持っている方が、例えばソラチカカードなどのANA一般カードをメインカードにしていると、ゴールドの25%ではなく、一般カードの10%がボーナスマイルの積算条件となります。
メインカードの番号は、愛着があるAMCカード番号であることはもちろん、できるだけステータスの高いカードとしておくのがセオリーです。
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メインカードとサブカードはいつでも簡単に変更できる
そして、ご安心ください。
このメインカードとサブカードの番号は、Web上でいつでも簡単に変更することができるんです。暗記するほど覚えた、愛着のあるAMC会員番号や、手持ちのステータスの高いカードのAMC番号は、新しいANAカードの発券により消滅したりしません。
一旦新規発券カードのAMC番号がメインカードになりサブカード番号になってしまいますが、Web上での簡単な手続きにより、今後もメインカード番号として利用し続けることができるんです。
変更の方法は簡単です。
まずは、上記のとおりANA公式HPにAMCのメインカード番号でログイン後、「マイメニュー」をクリック。
「会員情報の登録・変更」メニューの中段、「メインカードの変更」をクリック。
すると、上記のとおりメインカード変更メニューが表示されるので、画面中央の「メインカード変更」ボタンをクリック。
次の画面で、メインカードにしたいお客様番号を入力し、確認→確定すればOKです。
なお、メインカードにしたいお客様番号は多くの方が暗記しているくらい覚えている愛着のある番号だと思いますが(笑)、思い出せない場合は、この記事中でご紹介した「統合済みカードのお客様番号一覧」画面を参照し、サブカードの番号を入力してください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
複数枚のANAカードを発券する際に直面する意外な疑問、AMC会員番号の「メインカード」と「サブカード」制度について解説しました。
普通、ANAカードってそう何枚も持つものではないので(笑)、これ陸マイラー特有の疑問かもしれませんが、いざANAカードを追加発券!って時に慌てないように、豆知識として覚えておいておくと安心だと思います。
なお、記事中でご紹介した通り各ANAカード毎のAMC番号は「統合」することで合算して貯めることができるので、「メインカードで決済しないとマイルが貯まらない!」なんて心配は一切ありません。
新規入会キャンペーン実施中のカードをサブカードにしても、通常通りボーナスマイルは獲得できます。
以上、ANAカード複数枚所有時のAMC会員番号がどうなるのか?について解説しました。
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私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
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