ANA特典航空券の予約変更ルールと、実際に予約変更する方法ってご存知でしょうか?
実は予約変更とその方法は、一度でもやって見たことがある方ならお分かりと思いますが、かなり複雑かつ難解です。
中には「罠?」って思うくらい、複雑なルールもあって、実際に予約変更しようとするとかなり苦戦すると思います。
この記事では、難解なANA特典航空券の予約変更のルールと方法を、国際線、国内線特典航空券の順番に、できるだけわかりやすく解説します。
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目次
ANA国際線特典航空券の予約変更ルール
では早速、ANA国際線特典航空券の予約変更ルールから解説していきます。予約変更の主なルールは以下のとおりです。
項目 | ルール |
①受付期限 |
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②名義変更 |
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③旅程変更 |
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④日程変更 |
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⑤差額調整 |
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⑥受付場所 |
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主なルールは①~⑥の6つになりますが、この中でも特に注意を要するルールが、③の旅程に係る変更ルールです。
これ、後から詳しくご説明しますがかなり厳しめです。これ変更できるって言えるの?って感じのルールになっています。
順に、簡単に解説していきます。
①予約変更の受付期限
- 予約済み便の出発前 かつ 変更便出発の24時間前 まで
- 第1旅程の出発後は以降の旅程の変更不可
まず、予約変更の受付期限に関するルールがこちらです。これはかなり優しいルールですね。予約済み便の出発前までであれば、予約変更は可能です。
他のルールが厳しめなので、これはかなり緩やかなルールだと思います。
また、「第1旅程の出発後は以降の旅程の変更不可」のルールについては、上記の例でいえば、第1旅程である「東京ーシンガポール」の出発後は、その後の旅程である「シンガポールーバンコク」「バンコクー東京」の予約変更はできない、ということになります。
まあ、それはそうでしょうねというルールですが、覚えておいてください。
②搭乗者・マイル提供者の名義変更
- 搭乗者およびマイル提供者の名義変更不可
これも読んだ通りのルールですね。例えば夫の名前で申し込んだ特典航空券の搭乗者を、「妻に変えてほしい」という名義変更はできない、という事です。
同様に、マイル提供者を変更することもできません。
③旅程に関する予約変更ルール
航空会社・搭乗者・区間・経由地・クラスの変更不可
このANA国際線特典航空券に関する予約変更ルールのうち、最も重要かつ確実に覚えておかなければならないルールがこちらです。
航空会社、搭乗者、区間、経由地、搭乗クラスの変更ができないんです。
特に重要なのが、「区間、経由地」の変更ができないことです。つまり、旅程に関しては、搭乗日・搭乗時間以外ほとんど変更ができません。
例えば、上記のケースの場合で、東京からの到着地をシンガポールじゃなくてジャカルタに変えたい・・といった変更や、シンガポールーバンコク間の航空会社をシンガポール航空にしたい・・といった変更は一切できません。
目的地・経由地の変更は一切不可です。また、搭乗する航空会社も変えることができません。
このため、上記の旅程で言えば、この旅程は基本FIXで、この旅程の出発日と出発時間のみ変更ができる、ということになります。
旅程 | 変更前 | 変更例① | 変更例② |
NRT-SIN | 4/10 | 4/10 | 9/10 |
17:00-23:15 | 11:05-17:15 | 11:05-17:15 | |
SIN-BKK | 4/12 | 4/13 | 9/15 |
12:25-13:45 | 12:25-13:45 | 12:25-13:45 | |
BKK-NRT | 4/14 | 4/14 | 9/20 |
6:45-15:00 | 6:45-15:00 | 6:45-15:00 |
「例えば」の変更例がこちらです。いずれも旅程と航空会社は変更ができません。
変更例①では、全体の日程は変更せず、出発便の出発時間と、経由地での出発時間をそれぞれ変更しています。
一方、変更例②では、全体の旅程を約5か月先の9月に変更しています。この変更であれば、無料で可能です。
そしてもちろん、この変更は「空席があること」が前提ですので、特典航空券の空席がなければ変更はできません。
このように、ANA国際線特典航空券は一旦発券してしまうと、日程以外の旅程変更の制約がかなり厳しめです。このため、発券前に、旅程について細心の注意を払うことが必要です。
④予約変更可能な期間
- 355日より先の旅程の予約は不可
上記③で解説した日程変更は、355日先の旅程まで変更が可能です。これは、通常の特典航空券の発券ルールと同じですね。
これ、ずっと予約変更し続けたら何年も予約変更し続けられるんじゃね?と思われたかもしれませんが、旅程を伸ばせるのはマイルの有効期限(3年+355日先まで)が限度です。
マイルは獲得時期によって有効期限が違うので、一部(例えば特典に必要な6万マイルのうち2,000マイルだけ)でも有効期限が切れる場合、それ以上旅程を先延ばしすることはできません。
⑤差額調整の方法
- 旅程変更後マイル適用シーズンが変わる場合、差額の調整が必要
- 燃油特別付加運賃や各種税金などの差額がある場合、調整が必要
5番目のルールがこちらです。これも読んでいただいた通りのルールですね。
予約変更後のマイル適用シーズンや、燃油特別付加運賃(サーチャージ)等が変更になり、差額が出る場合は、それぞれマイルや現金での支払いが必要になります。マイルでの支払いに現金を充当することはできませんので、予約変更後の差額マイルが発生した場合、そのマイルが足りなければ予約変更はできない、ということになります。
⑥予約変更の受付場所
- Webもしくは電話のみ。空港での手続きは不可。
最後6番目のルールがこちらです。
特典航空券の予約変更は、Webもしくは電話のみです。空港での手続きはできません。
例えば当日空港でちょっと早めについたので1本前の搭乗便に変更して!なんてことをお願いするのは、特典航空券の場合できないということです。
じゃあ、空港から電話すればよいのでは?と思われるかもしれませんが、特典航空券の予約変更は①のとおり変更希望便出発の24時間前までに行う必要があるので、当日空港での変更は絶対にできません。
これも覚えておいて損はないルールです。
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ANA国際線特典航空券の予約変更はかなり厳しめ。キャンセル→再予約も選択肢
ここまでご紹介したとおり、特典航空券の予約変更ルールはかなり厳しめです。
特に③で解説したとおり、経由地・目的地や航空会社などの日程以外の旅程が変更できないのは致命的です。
日程以外の、目的地や経由地の変更など、旅程をどうしても変更したい!という方は、いっそキャンセルしてから再予約する、というのも選択肢としては考えられる方法です。このため、この記事は予約変更方法ご紹介の記事ではありますが、国際線特典航空券のキャンセルのルールと方法、注意点についても簡単に解説しておきます。
国際線特典航空券のキャンセルルールと方法
- 払戻手数料:1名3,000マイル
- 受付期間:第1旅程の出発まで
- キャンセル方法:電話のみ
国際線特典航空券のキャンセルルールと方法がこちらです。
キャンセルに掛かる払戻手数料は1名3,000マイルと正直言って「格安」です。国際線のバリュー運賃などの場合、キャンセル手数料だけで2万円程度掛かりますから、それと比較すると随分安いです。
特典航空券のキャンセルは第1旅程の出発まで可能ですが、ウェブでのキャンセルはできません。必ず、AMC(ANAマイレージクラブ)サービスセンターに電話して行う必要があります。
キャンセルの注意点
ANA国際線特典航空券の予約変更ルールは厳しすぎる!いっそ一旦キャンセルして予約を取り直す!と思われたあなたのために、一応キャンセルにあたっての注意点も簡単にご紹介しておきます。
- 一旦キャンセルすると、確保していた座席は開放される
- 有効期限が切れたマイルは返却されない
キャンセルにあたっての注意点は上記の2点です。中でも重要なのは①ですね。
例えば、上記の旅程で、出発便の行先をシンガポールじゃなくてジャカルタにしたい!という場合を考えてみましょう。このようなケースでは予約変更ができませんので、どうしても旅程変更が必要な場合は、一旦キャンセルするほかありません。
でも、その後の旅程は変えない場合・・つまりジャカルタからバンコクに飛んで、バンコクから成田に帰国する旅程の場合、例えば上記のケースだと「4月14日(日)のバンコクー成田のビジネスクラス」を確保しているので、できればこの予約はそのまま自分が利用したいですよね。
でも、キャンセルに際し、この特典座席は自分が確保しているんだから、ジャカルタ経由に予約しなおすにあたり、自分がそのままバンコクー成田の特典航空券を確保する、ということはできないんです。
このため、他に空席待ちの方がいらっしゃった場合、キャンセルと同時にこの座席はその方のものになります。このように、一旦キャンセルをすると、確保していた特典航空券は一般に開放されてしまいます。例えばハワイ路線の場合、ほぼ間違いなくキャンセル待ちが入っていますので、座席キャンセルは致命的です。
また、注意点②のとおり、キャンセル時点で有効期限が切れているマイルがある場合、そのマイルは返却されません。下手すると、数万マイル戻ってくると思っていたら全然戻ってこなかった・・なんてこともあり得ます。これも地味ですがご注意ください。
ANA国際線特典航空券の予約変更方法
ここまで、ANA国際線特典航空券の予約変更のルールを解説しました。ここからは、予約変更の方法を解説します。
ANA国際線特典航空券の予約変更の方法には、以下の2つの方法があります。
- ANAウェブサイトからの変更
- AMCサービスセンターへの電話による変更
ルールでも解説したとおり、当日空港での予約変更はできません。必ず上記2つのいずれかの方法で、第1旅程の出発前までに変更手続きを行う必要があります。
何となく、簡単にWebサイトからの変更ができると楽だな・・と思うんですがこれまたルールがかなり複雑なんです。ここから詳しく解説していきますが、ANA国際線特典航空券の予約変更は原則Webからはできない、と考えてください。
その理由を解説していきます。
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①ANAウェブサイトからの変更ができないケース
上記のとおり、ANAウェブサイトからの予約変更はかなりハードルが高いです。具体的には以下のケースではWebからの予約変更を行うことができません。
- 複数都市に滞在する旅程
- ファミリーマイルで特典航空券を発券した場合
- 一旦電話で予約変更した旅程
- クラス変更を伴う予約変更
- 目的地または乗継地点において途中降機(24h以上滞在)から乗り継ぎ(滞在24h以下)になる変更(逆も含む)
- 変更希望便に空席待ちを含む場合
- Webで予約できない航空会社の場合
ね?Webで予約変更できないケース多すぎですよね(笑)
中でも致命的なのは、①複数都市に滞在する旅程はWebでの予約変更ができないってことですね。
単純往復の場合しか、Webでの予約変更には対応していないんです。
以下、Webで予約変更できないケースについてポイントを絞って簡単に解説します。
①複数都市に滞在する旅程
複数都市に滞在する旅程・・この記事で事例としてお示ししている上記のような旅程の場合、Webでの予約変更はできません。国際線なんて経由地を含むことがほとんどだと思います。このルール本気か?って感じです。
国際線特典航空券で目的地との単純往復ってかなりのレアケースです。もうこのルールだけで、「国際線特典航空券の予約変更は電話で」って覚えておいても良いと思います。
②ファミリーマイルで特典航空券を発券した場合
ファミリーマイルとは、ANAカード会員限定にはなりますが、家族がそれぞれ貯めたマイルを特典に交換する際に合算して利用できるサービスです。私は夫婦マイラーですので、基本的に旅行に際してはこのファミリーマイル制度を利用して特典航空券を発券しています。
このファミリーマイル制度を利用して特典航空券を発券した場合、Webでの予約変更はできないんですよ。
これ、ANAのHPにもはっきりとは書かれていませんが、電話でしか予約変更はできません。
③一旦電話で予約変更した旅程
はい。これは読んで字のとおりです。
一旦電話で予約変更した旅程については、Webでの予約変更はできません。
④クラス変更を伴う予約変更
これは前述の「国際線特典航空券の予約変更ルール」の③旅程変更でご説明した「クラス変更不可」に関わるので、どういうことなのか?少しだけ解説しておきます。
予約変更ルールでご紹介したとおり、そもそも国際線特典航空券ではクラスの変更は不可です。でも、実はこれ例外があります。
この2つの旅程の違いがお分かりですか?同じスターアライアンス特典航空券も利用した、東京発シンガポール行き、復路北京経由の旅程です。
2旅程ともに、東南アジアゾーン行きのビジネスクラスの往復の所要マイルである63,000マイルを支払っていますが、左の旅程では復路の旅程の一部にエコノミークラスが含まれています。
この復路はすでにシンガポールー北京間でビジネスクラスを利用しているので、所要マイルとしてはビジネスクラスの特典航空券分が必要になるんです。
このようなケースの場合、本来なら北京ー東京間もビジネスクラスを利用できます。例えば、発券時にエコノミークラスしか席が空いていなくても、実は後からビジネスクラスに空席が出れば、予約変更できるんです。
この予約変更は、電話でしかできないという意味なんです。
はー、分かりづらいですね。
⑤目的地または乗継地点において途中降機(24h以上滞在)から乗り継ぎ(滞在24h以下)になる変更(逆も含む)
次にご紹介する「Webでは予約変更できないルール」が、「途中降機から乗り継ぎ便になる変更」です。
が、これ実はほとんど意味のないルールです。だって、乗り継ぎが出た時点で複数都市滞在確定ですからね。複数都市の旅程の場合そもそもWebでの予約変更はできません。
一応、目的地の滞在が24時間以下になるケースが該当するといえば該当しますが、単純往復の国際線で途中降機(24時間以下の滞在)で帰るって・・・そうそう無いと思いますが、その場合はWebでの予約変更はできません。
⑥変更希望便に空席待ちを含む場合
さらに厳しい追加ルールがこちらです。空席待ちはWebでの予約変更で行うことはできません。
つまり、このルールを含めたここまでのルールを簡単にまとめて言うと、Webで予約変更可能なのは、「単純往復の旅程」かつ、「変更後の旅程に特典航空券の空席があり即座に予約が可能な場合のみ」ということです。
Webで予約変更できるのって、かなりのレアケースだってことがお分かりいただけましたでしょうか?
⑦Webで予約できない航空会社の場合
Webでの予約変更ができないケースの最後のご紹介がこちらです。そもそもWebで特典航空券が予約ができない航空会社の場合、Webでの予約変更はできません。ま、それは当然ですよね。
②AMCサービスセンターでの電話予約変更の方法
ここまでご紹介したとおり、国際線特典航空券についてはもうWebでの予約変更はほとんど諦めた方が良いかもしれません。
項目 | 内容 |
連絡先 |
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電話番号 |
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受付時間 |
|
備考 |
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上記AMCサービスセンターに電話して、予約変更をお願いしてください。なお、特典航空券を電話で発券するとは発券手数料が掛かりますが、予約変更に手数料は掛かりません。
AMCサービスセンターのオペレーターさんのレベルは超絶高いので、Webでの予約変更方法が分からん!!と悶絶するくらいなら、電話した方が早いと思います。
国際線特典航空券の予約変更ルールと変更方法まとめ
種別 | ルール&方法 |
予約変更 |
|
変更方法 |
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国際線特典航空券の予約変更ルールと変更方法をまとめたものがこちらです。
特に大事なのは赤字の部分です、予約変更は一応可能ではありますが、搭乗日時以外の旅程(目的地や経由地、搭乗航空会社など)の変更は一切できません。また、Webでの予約変更はかなり制限が厳しく、ほぼ電話でしか予約変更はできません。
以上、ここまでがANA国際線特典航空券の予約変更のルールと方法についてのご紹介になります。
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ANA国内線特典航空券の予約変更ルール
次に、ANA国内線特典航空券の予約変更ルールを解説していきます。ANA国際線特典航空券と重複するところも多いので、違う点を中心にポイントを絞って解説します。
項目 | ルール |
①受付期限 |
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②名義変更 |
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③旅程変更 |
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④日程変更 |
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⑤差額調整 |
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⑥受付場所 |
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ANA国内線特典航空券の予約変更の主なルールは、上記の6つになります。特に重要になるのは①、③、⑥です。この3つのルールについて、簡単に解説します。
①予約変更の受付期限、⑥予約変更の受付場所
- 予約済み便の出発前日まで
- 当日便への変更は不可
まず、重要なルールがこちらです。国内線特典航空券の受付期限は、予約済み便の出発前日まで可能です。
この予約変更の締切日ですが、実は2018年10月以前は予約済み便の出発4日前までに変更を済ませておく必要がありました。4日前って意外に厳しいルールだったんですが、これはかなりの改善です。
一方、当日便への変更はできません。これも、実は2018年10月に大きな制度変更がありました。以前は当日空港で出発便より前の便で特典航空券の空席があった場合は、当日搭乗便を変更することができたのですが、この制度はなくなっています。
この予約変更の受付期限は、国際線特典航空券とは大きく違いますので、覚えておいてください。
③旅程に関する予約変更ルール
- 区間および区間数の変更不可
- 日程の変更のみ可
次が、旅程に関する予約変更ルールです。こちらも、国際線特典航空券と同じく目的地や経由地などの変更はできない、つまり「区間および区間数の変更不可は不可」となっています。このため、日程の変更のみ可能です。
ただし、国内線の場合は単純往復であることがほとんどでしょうから、国際線ほどの不便さを感じることはないと思います。
そして、国内線の予約変更の場合嬉しいルールがもう一つあります。上記のとおり目的地および経由地の変更はできませんが、下記空港については実質同一空港とみなし、発着空港を変更することができます。
エリア | 変更な空港 |
東京 |
|
関西 |
|
例えば、下記のような大阪ー札幌の特典航空券の場合、発着地は関西空港、伊丹空港、神戸空港の3つであれば、変更が可能ということになります。
ただし、目的地である札幌を変更したり、経由地を増やしたりすることはできません。
国内線特典航空券のキャンセルルールと方法
ここまで、国内線特典航空券の予約変更ルールを解説しました。
国際線ほど厳しいルール、というわけではありませんが、それでも「目的地と経由地の変更ができない」のは厳しいといえば厳しいルールです。
どうしても目的地を変更したい!という方には、国際線特典航空券と同じく、キャンセルしか方法がない、ということになります。
- 払戻手数料:1名、1区間につき3,000マイル
- 受付期間:第1旅程の出発まで
- キャンセル方法:電話のみ
国内線の特典航空券のキャンセルルールがこちらです。国際線とほとんど同様ですが、強いて違いをあげるとすれば、払い戻し手数料は「1名・1区間につき」かかります。
これ、どういうことかというと、国際線特典航空券は必ず往復で発券する必要があり、片道では取れないのですが、国内線の場合片道ずつの発券が可能です。つまり、片道で別々に発券していた場合、それぞれ1名・1区間ごとに払戻手数料が掛かるということです。
これ、往復旅程で発券していた場合は3,000マイルで済むんですが、往路復路別々に発券した場合は、倍の6,000マイルが払戻手数料として必要になるという意味です。ここ、くれぐれもご注意下さい。
個人的には、キャンセルに要する手数料が、国際線と同様の3,000ANAマイルと、国内線特典航空券の発券に必要なマイル(最大18,000マイル)とに比べると相対的に多めですので、基本的にはキャンセルせず日程変更してそのまま特典航空券を利用すべきだとは思います。
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④ANA国内線特典航空券の予約変更方法
ここまで、ANA国内線特典航空券の予約変更のルールとキャンセル方法を解説しました。ここからは、予約変更の方法を解説します。
ANA国内線特典航空券の予約変更の方法にも、国際線と同じく以下の2つの方法があります。
- ANAウェブサイトからの変更
- AMCサービスセンターへの電話による変更
国際線の場合、①Webサイトからの予約変更はほとんど不可能でしたが、国内線の場合は実は簡単で、Webサイトからの予約変更も比較的簡単にできます。
というのも、そもそも搭乗者や区間などの変更はできないので、予約変更できるのはほとんど単純に日程だけなんですよね。このため、国内線特典航空券の「予約確認・変更」画面から実に簡単に予約変更が可能です。
Webからの予約変更ができないケース
ちなみに、例外的にWebからの予約変更ができないケースもあります。
- ファミリーマイルで特典航空券を発券した場合
- 一旦電話で予約変更した旅程
それが上記の2つのケースです。特に注意が必要なのは、ファミリーマイルで特典航空券を発券した場合です。これ、ANAの公式HPにはどこにも記載がないんですけど、Webからは予約変更できないんですよ。
この場合、上記のようにWebからの予約変更ボタンが「押せない」状態になります。そもそも押せないので、Webでの予約変更のしようがありません。この場合は、大人しくAMCサービスセンターに電話連絡して、予約変更をお願いしてください。
国内線特典航空券の予約変更ルールと変更方法まとめ
種別 | ルール&方法 |
予約変更 |
|
変更方法 |
|
国内線特典航空券の予約変更ルールと変更方法をまとめたものがこちらです。
国内線の場合国際線ほど予約変更ルールは厳しくはありませんし、Webで簡単に予約変更が可能です。ただし、一部Wevでの予約変更ができない場合がありますのでご注意下さい。
以上、ここまでANA国内線特典航空券の予約方法についてご紹介しました。
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まとめ
以上、ANA特典航空券の予約変更ルールと、予約変更の方法を国際線・国内線別にご紹介しました。
ANAマイルを大量に貯めている陸マイラーなら、特典航空券の発券の機会も多くなると思いますが、この記事でご紹介したとおり、特に国際線特典航空券を中心に、一旦特典航空券を発券してしまうと自由自在に日程を変更することはできません。
このルールを十分理解のうえ、特典航空券の発券は慎重に行う必要があります。
また、一旦発券した後は、この予約変更ルールと予約変更方法を十分理解ご理解いただき、なるべく悩まずに予約変更をしていただければと思います。
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私は夫婦で年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。