煙の発生が少なく、その効果により焼肉後の気になる臭いも抑えられると評判なのが・・。
岩谷産業さんの焼肉コンロ「やきまるII」です。
焼肉を手軽に楽しむ方法はなんといっても「家焼肉」ですが、どうしても気になるのが「臭い」。
窓を全開にして焼肉しても、ホットプレートの場合下手すると2~3日は匂いが残っちゃいますからね。
その点、この岩谷さんのカセットボンベ式焼肉コンロ「やきまる2」は、臭いの発生源となる「煙」の発生をできるだけ抑えることで、家焼肉時の匂いが残ることをできるだけ防いでくれる・・はずです。
「はず」というのも、「やきまる」には、煙の発生をできるだけ抑えるとは書かれていますが、臭いについての言及は実はないんですよね。
「やきまる」で家焼肉したら、気になる臭いはどうなのか?実際に使ってみた結果を徹底口コミします。
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目次
「やきまる」開封の儀
ということで、家焼肉の救世主になるであろうこと間違いなしの「やきまる」を購入しました。

楽天市場で購入。
送料込みで約6,000円程度でした。普通に量販店等で買うと5,000円程度はしますので、楽天やアマゾンで買った方が送料込みでも安いと思います。

早速開封してみます。
まず目立つのが「焼肉時の煙の発生をできるだけ抑える!」の表記ですね。これが、やきまるの最大の「メリット」であることは間違いありません。
その他、「カセットガス式だから素早い立ち上がり」」「プレートはフッ素コートでお手入れ簡単」「コンパクトサイズでサッと収納」などの表記がありますが、「臭いが抑えられる」との記載は・・ありません。
一番気になる臭いはどうなのか?これは使ってみるしかありませんね。
「やきまる」が煙の発生をできるだけ抑えられる理由
この「やきまる」が煙の発生をできるだけ抑えられる理由は、説明書によると以下の3つです。
- プレートの温度を210~250度に保ち、脂が煙化しない温度で焼き続けられる
- プレートの溝やスリットで、煙の原因となる脂を効率的に水皿に落とす
- バーナー(火)に、脂や肉汁をかけない

この中でも「これ、すげぇ・・・」と思うのは、煙が出づらい温度である「210度~250度に鉄板の温度を保つ技術」ですね。
黙って加熱し続けていると温度が上がる一方のガスコンロでこの温度調整を実現したのは、まさに技術大国日本だと思います。凄すぎです。
この技術により、まずはプレートからの煙の発生を抑えています。
さらに煙が出やすい脂を水皿に落とすとともに、直接バーナーに脂がかかるの防ぐことで、煙の発生を抑えているんです。
「やきまる」の同梱品

気になる同梱品は上記のとおりです。簡単に紹介しちゃうと、本体、水受け皿、焼肉用プレート、プレート用のトング、説明書の合計5点です。
非常にシンプルな内容物ですね。
気になるプレートの大きさは、大人の男性の手のひらサイズといえばわかりやすいでしょうか。
直径25cm強ですので、はっきり言ってホットプレートと比べると若干小さく感じますが、後から紹介しますが使い方次第では別に小さくもなく、親子4人とかでも十分使えると思います。
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家焼肉でのやきまるの使い方
さて、では実際に「やきまる」で家焼肉をやってみましょう。まず、簡単に使い方を紹介します。

上記の説明書によると、使い方は以下の2ステップとなっています。
- 水皿をセットし、お水を入れる。分量は約230cc。
- 焼肉プレートをセットし、点火後2~3分程度予熱した後、調理する。(余熱時間以上の空焚きは厳禁)
それでは、早速手順に従って準備していきます。

まず、水皿をセットし、お水を分量である230cc入れます。

そして、焼き網をセットし、点火します。

点火しました。
ご紹介したとおり、この火加減が重要なせいか一応つまみで強火・弱火をコントロールできる形にはなっていますが、つまみをひねっても、見た目上の火力にほとんど変化はありません。
この火力で大丈夫か!?煙出ちゃうのでは?とか、火加減について心配する必要は皆無です。このまま2~3分予熱したら、調理可能です。
さすがガスコンロ、ホットプレートに比べて立ち上がりが早く、さっさと調理できるのが嬉しいですね。
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実際に焼肉してみる
では、前置きはこれくらいにして実際にお肉を焼いてみます。

本日のメインはこちら。牛タン切り落とし。

そして、100g798円(税抜)の、黒毛和牛焼肉用切り落とし肉。さらに、本当に煙がでないのか?の確認のために、同じく和牛の大腸(ホルモン)も焼いてみます。

まず、黒毛和牛を焼きます・・。
すげぇ・・・確かに、煙はほとんど出ませんね。若干見える煙は「水蒸気です!」とイワタニさんのHPで力説されていましたが、そうなんだろうと思います。それくらい、明らかに煙は出てません。

こちら、脂の出やすい大腸ホルモンを焼きますが、こちらもほとんど煙は出ません。これ、かなり革命的な焼肉プレートの予感がします。

黒毛和牛が焼けてきました。画面でお分かりかどうかわかりませんが、脂飛びはそれなりにあります。
が、煙の発生はありません。これ、かなり凄いと思います。

さて、お肉が焼けました。これ、脂が程よく落ちていて、そしてちょうどよい焼き加減で焼けていて滅茶苦茶美味しい!!
焼肉で出る煙が少なくても、肝心の味が美味しくなかったら意味がないんですが、ちょうどよい火力で、しかも脂や余計な水分を落としながら焼くので、まず焼肉として美味しいんです。
ホットプレートより全然美味しいと思いますよ。

プルプルの大腸ホルモンも、脂はどんどんと下に落ち、煙はほぼ出ずに焼き上げることができました。
美味しいかって?そりゃ、滅茶苦茶美味しいですよ。

この「やきまる」が焼肉として美味しいことが確認できたので、次は牛タンをガンガン焼いていきますが・・ここで問題発生!です。焼き肉プレートをよくご覧ください。
なんか、肉汁の焦げ付きみたいのがありますよね。これがついちゃうと、どうしてもこの焦げ付きから臭いが発生しちゃうんです。そして、この肉汁から発生する焦げ付きは、どうにも、回避のしようがありません。

こんな感じですね。これが発生したら、フッ素加工のプレートなので、汚れは非常に落としやすいので、木の箸などでガンガン削って落としてしまいましょう。

この焦げ付き、こんな感じで結構集まりますが、これを継続的に取り除くのが、臭い残りを防ぐ秘訣かもしれません。
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野菜やウインナーは「はしっこ」でも焼ける
そして、この「やきまる」の弱点はプレートが小さいことですが、その弱点をかなり回避する方法は、野菜やウインナーをプレートの端で焼くことです。

上記のように、ウインナーやアスパラなどの野菜類は、お肉を焼く中央のメインのプレートではなく、周囲のいわゆるプレートの「端っこ」でも十分に焼けます。
このテクニックを使うことにより、確かにちょっと小さめの「やきまる」ですが、親子4人でも家焼肉に十分使えると思います。
焼肉グリルとしての実力はかなり高い
この「やきまる」ですが、ここまでご紹介したとおり焼肉グリルとしての実力が、かなり高いです。

100g800円という、そこそこお値打ちなこの焼肉用黒毛和牛ですが、本当に美味しく食べることができました。

もうね。滅茶苦茶美味しそうでしょ?

これ本当にいい。超絶グッドルッキングな焼肉ができます。
お肉を焼くスリットの部分の肉汁の焦げ付きだけ注意すれば、これ、最強の焼肉グリルなんじゃないかと思います。
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気になる脂飛び、臭いは?
ここまで、「やきまる」の、味を含めた焼肉グリルとしての実力をお伝えしました。ここから、超絶気になる脂飛びと、臭いについて実際に使ってみた結果をご紹介したいと思います。
脂飛びは、通常の焼肉グリルと同じ
まず、脂飛びからです。

脂飛びは、上記のとおり通常の焼肉と同じくらいあります。このため、卓上に新聞紙など脂対策を施すのは必須ですし、気になる方は机の周囲に新聞紙などを引かれてもよいでしょう。
いわゆる「直接的な」(焼肉プレートから直接飛ぶ)脂飛びは、確かに少な目ではありますが確実に発生します。
臭いはもちろん発生するものの、翌日の残り香が劇的に少ない
一方、この記事で最も強調したい臭いについては、これ、焼肉当日は思ったよりあります。はっきり言って、滅茶苦茶臭いです。
というか、「これホットプレートとおんなじじゃね?」ってくらい、実は意外に匂います。臭いなんて全くないですよ!!なんて綺麗ごとを言うつもりはありません。臭いは、しっかりあります。

ただ、これも明らかに言えるのですが、翌日の臭い残りはホットプレートなどに比べると、極端に抑えられます。そうですね、夜焼肉やって、翌朝の匂いはほとんど残っていないレベルです。
この「残り香の少なさ」は、かなり驚異的だと思います。
これが、煙の発生を抑制している効果なんだと思います。結局、焼肉の「煙」が、脂と一緒に舞い上がり、壁や、カーテン、ソファなどに付き、その匂いが取れないから、2~3日間も臭いが取れないんですよね。
やっぱり、煙の発生をできるだけ抑えると、煙が舞い上がらない分、残り香がかなり抑えられるんです。
臭いは全くないわけではありません。というかホットプレートと変わらないくらい匂います。でも、翌日以降の残り香はかなり軽減されます。
これが、煙の発生をできるだけ抑えた「家焼肉専用マシン」やきまるの実力です。
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まとめ

やきまるは、焼肉による煙の発生をできるだけ抑えることで、油煙の発生を抑え、焼肉では避けることのできない翌日の残り香を抑制することができます。
もちろん、抑えているとはいえ若干の煙もでますし、臭いはかなり出ます。全く出ないという幻想を申し上げるつもりはありません。また、脂飛びもそれなりにありますし、肉汁の焦げ付きを取らないと、臭いがより、ひどくなります。
でも、翌日まで焼肉の匂いが残ることはほとんどなく、臭い残りはかなり軽減されます。
これが、煙の発生をできるだけ抑える効果だと思います。
翌日の臭い残りが極端に違うんですよ。私個人的には、家焼肉で「やきまる」はもう手放せない感じです。
網焼きプレートの口コミはこちらから

この「やきまる」と同じく家焼肉の定番アイテム、なんとカセットコンロで七輪焼き感覚の網焼きが楽しめる、イワタニ産業さんの「網焼きプレート」の口コミは、以下の関連記事からどうぞ。
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