ANAファーストクラス設定路線まとめ。陸マイラーおすすめはこのフライトだ!

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ANAマイルを貯めている陸マイラーにとって、究極の目標であり、かつ一つの到達点になるのがANAファーストクラスへの搭乗ですよね。

当然ですが、ANAファーストクラスには格安航空券という設定はありません

設定があるのは「Flex」か「Full Flex」か(予約変更に手数料が必要or手数料不要)の違いだけで、原則として定価一本勝負。このため、普通に買うと片道運賃だけで100万円超えは確実なのが、ANAのファーストクラスです。

簡単に片道100万円以上、路線によっては200万円って言ってますけど、3桁万円ですからね!?ミリオン万円ですよ。

少なくとも私のようなサラリーマン家庭の一般庶民は絶対に乗ることができない、究極の贅沢フライトであるANAのファーストクラスですが、実は、陸マイラーなら搭乗することができるんです。

私も、貯めたマイルを使って、ファーストクラスの国際線特典航空券を発券してしまいました。

ANAファーストクラス搭乗記。NH223羽田ーフランクフルト12時間の快適フライトの全貌公開

そして、実際に搭乗してきました。これ、凄まじい超絶体験でしたよ。

陸マイラーの1つの到達点、ANAファーストクラスの設定があるのは一体どの路線なのか?飛行時間は?機内サービスの違いは?どうせ乗るなら一番贅沢なファーストクラスに乗ってみたい!そんなあなたのために、ANAファーストクラスの設定路線を、徹底調査してみました。

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ANAファーストクラスの設定路線と定価購入価格(片道)

出発地 到着地 便名 価格
成田 サンフランシスコ NH008(往路),NH007(復路) 約120万円
ロサンゼルス NH176,NH005(往路),NH175,NH004(復路) 約110万円
シカゴ NH012(往路),NH011(復路) 約150万円
ニューヨーク NH010(往路),NH009(復路) 約150万円
ワシントンD.C. NH002(往路),NH001(復路) 約150万円
ヒューストン NH174(往路),NH173(復路) 約150万円
ホノルル NH184(往路),NH183(復路) 約110万円
羽田 ロサンゼルス NH106(往路),NH105(復路) 約110万円
シカゴ NH112(往路),NH112(復路) 約150万円
ニューヨーク NH110(往路),NH119(復路) 約150万円
ロンドン NH211(往路),NH212(復路) 約190万円
フランクフルト NH203,NH223(往路),NH204,NH224(復路) 約200万円

ANAの運航で、ファーストクラスを飛ばしている路線を一覧表でまとめたものが、こちらです。

全14便。北米もしくはヨーロッパ行きの便となっています。2019年5月からは、A380ホノルル行きのファーストクラスが新たに仲間入りします。一方、2019年4月時点ではアジアやその他オセアニア地区への便はありません。シンガポール行きのファーストクラスが昔はあったんですけどね・・。

そして、一番右には、東京2019年4月1日発固定で、ANAのホームページから購入した場合の片道価格を表示しています。

一番お安い「東京ーアメリカ西海岸」の路線で、片道約110万円。最も遠距離になり、最もお高いフランクフルト路線の場合、片道だけでなんと約200万円です。

・・200万円。マジか。車買えますよ、車。陸マイラーでもやってないと、絶対に発券できないですよね。こんな航空券。

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各便の飛行時間

出発地 到着地 飛行時間(往路) 飛行時間(復路)
成田 サンフランシスコ 9:20 11:10
ロサンゼルス 9:55 11:40
シカゴ 11:45 13:00
ニューヨーク 12:55 14:00
ワシントンD.C. 12:40 14:05
ヒューストン 12:15 13:50
ホノルル 7:30 8:25
羽田 ロサンゼルス 9:50 12:10
シカゴ 11:50 13:05
ニューヨーク 12:55 14:00
ロンドン 12:35 11:40
フランクフルト 12:10 11:25

そして、各便の飛行時間をまとめたものがこちらになります。

偏西風の影響により、北米路線は往路の方が、ヨーロッパ路線は復路の方が、それぞれ飛行時間が短くなります。飛行時間が最も長いのが、ワシントンD.C.と成田を結ぶ復路のNH001便。総飛行時間はなんと14時間5分です。

折角なら、1分1秒でも長くファーストクラスに乗っていたい!という方には、最長14時間乗れる便がある!ということになりますね。

エコノミークラスなら、1分1秒でも早く降りたい・・と思う飛行機の機内に、1分でも長く乗りたい・・と思えるのが、ファーストクラスの凄さなんです。

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ファーストクラスのサービスをより楽しむには「昼便」がおススメ

そして、ここでファーストクラスのサービスを楽しむうえで、どうしても触れておかなければならないある重要なポイントがあります。

それが、あなたが選んだファーストクラスが、果たして「昼便」なのか「夜便」なのかということです。例えば、羽田ーフランクフルトを結ぶANAのファーストクラスは2便あります。羽田発NH203便と、NH223便です。

便名 羽田発 フランクフルト着
NH203 0:10発 5:20着(日本時間12:20)
NH223 11:15発 16:25着(日本時間23:25)

NH203便の場合、羽田を出発する時刻がもう完全に深夜です。そして、フランクフルト到着はヨーロッパの早朝になります。

かなり時間を有効に使える、世界を股に掛けるビジネスマンにとってはおススメ路線になりますが、そのかわりこのフライト、搭乗者にとっては乗ってる間中ずっと夜なんですよ。

もちろんファーストクラスならフルフラットで横になって熟睡できるのですが、結局睡眠最優先路線になってしまうんです。このため、夜便を選んでしまうと、機内サービスも明らかに差が出ます。

一方、NH223便はというと、真昼間の11:15発で、現地着は現地時間で16:25(日本時間23:25)。飛行機に乗っている間中、ずっと昼間ですので、極論すれば一切寝なくても、ファーストクラスを満喫できます。

折角のファーストクラスですから、できれば乗っている間中、心ゆくまで楽しみたい、という方には、絶対に昼便がおススメです。

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NH203の機内食メニュー

こちらが、夜便となるNH203便の機内食メニューです。

離陸後の飲み物とともに軽食(アミューズ)をいただいて、後は朝食代わりにお好きな時に食べられるメニュー・・・。これだけです。

なんと、メインがないんです。折角のファーストクラスなのに、これは寂しいですよね・・。

もちろん、ヨーロッパまでの往路を、下手すれば10時間近くぐっすり安眠して渡航することができるので、これはこれでプライスレスなことですが、陸マイラー的に考えると非常に残念な路線だと思うのは、私だけでしょうか。

NH223便の機内食メニュー

一方、NH223便は搭乗時間が昼11時の昼便ですから、まずは昼食として和食・洋食から選べる、お好みのフルコースが提供されます。

折角マイルを貯めて・・ファーストクラスに乗るんですから、これを味わっておきたいですよね。

昼食終了後も、日本時間でまだ昼過ぎですから、おつまみを食べつつ一杯飲んでもよいですし、ちょっと昼寝してから夕食を食べるのもありですよね。

これは、実際に食べたファーストクラスの「響21年」と、おつまみの「まつのゆき チーズ粽菜」

こちらは、銀座「奥田」監修の「焼き鮭吹き寄せ丼」。

このように、昼便、夜便では全くサービス内容が違うので、よりファーストクラスを満喫したい!という方は、時差ボケ上等で、昼便を選ばれることをおすすめしたいと思います。

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各路線の昼便/夜便の設定

出発(日本時間) 到着(日本時間) 便名
夜便 羽田22:55 ロサンゼルス16:45(8:45) NH106
ロサンゼルス00:50(16:50) 羽田5:00 NH105
羽田0:10 フランクフルト5:20(12:20) NH203
成田20:10 ホノルル8:30(3:30+1) NH183

ファーストクラス特典航空券発券時に注意しておきたい、ANAファーストクラス夜便設定の路線は、全14便のうち上記の4路線になります。

その他の10路線は、一応昼便設定になっているので、昼食もしくは夕食としてフルサービスの食事の提供があります。

ただ、中には現地発便で、時差の関係でとてもではないけどご飯を食べるというより・・寝たい。という時間設定の便もありますので、くれぐれも出発/到着時刻については十分確認のうえ、体調万全で搭乗できる便を選ぶようにしてください!!

おススメファーストクラス路線はここだ!

ここまで、ANAに設定されているファーストクラス全14路線と、価格設定、飛行時間、昼便/夜便の設定によるサービスの違いについて解説してきました。

ここまでの解説を踏まえ、おススメのファーストクラス路線をトップ3までご紹介したいと思います。

第1位 羽田ーフランクフルトNH223便

出発時間 到着時間(日本時間) 片道価格 飛行時間 昼/夜便
11:15 16:25(23:25) 約200万円 12:10 昼便

第1位に輝いたのは、羽田ーフランクフルトNH223便です。

なんと言っても片道価格が驚異の200万円超えというANAのファーストクラス最高値路線ですので、それだけでもう大満足な気分になってしまいます。

さらに、飛行時間が12時間超と長く、しかも出発が昼11時過ぎですし、到着の日本時間23時過ぎまでであれば、普通の日本人であればまずずっと起きていられる時間設定です。

もちろん、途中で2~3時間くらい昼寝すれば、到着後も十分稼働できますので、時差対応もスムーズです。

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第2位 羽田ーニューヨークNH110便

出発時間 到着時間(日本時間) 片道価格 飛行時間 昼/夜便
10:20 10:15(23:15) 約150万円 12:55 昼便

第2位は、羽田ーニューヨークNH110便です。

片道価格は約150万円とヨーロッパ路線より少しお安めですが、時間設定、飛行時間約13時間ともにまさにフランクフルト路線に匹敵する「絶好の路線」といってもよいでしょう。

しかも行先がJFKですので、観光地としても申し分ありません。難点があるとしたら、若干予約しづらい路線、ということくらいでしょうか。

第3位 羽田ーロンドンNH211便

出発時間 到着時間(日本時間) 片道価格 飛行時間 昼/夜便
11:35 16:10(0:10) 約190万円 12:40 昼便

第3位に選んだのは、羽田ーロンドンNH211便です。

出発時間も完全な真昼間便ですし、なんと言ってもロンドン便ですからね。ロンドンにファーストクラスで行く・・・。かなりの高級感ありますよね。

ロンドンにファーストクラスで行く。これだけでも十分満足してしまいます。

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ファーストクラスのシート&サービスとは

ファーストクラス・・実際に乗ってみると、一体どんなシート&サービスが受けられるんでしょうか。

まずは、シートから少しだけご紹介します。ファーストクラスのシートは、このように、もちろん個室感半端ない空間です。

ちなみに、このコンパートメントは日本のジャムコ社製です。ジャムコ社・・すげえな・・って感じですよね。

23インチの大型液晶ワイドスクリーンをはじめ、ファーストクラスのシートはとにかくラグジュアリーな空間です。

不自由に感じることなんてないんじゃないですかね?

もちろん、デジタルノイズキャンセリングヘッドホンも完備。微音のリラックスミュージックとともに装着すれば、ほぼ無音で、ぐっすり眠ることができます

もちろんアメニティも超充実していますから。

搭乗直後にこんなリラックスウェアに着替えるのが、ファーストでは当たり前なんです。誰よりも一番乗りで搭乗できるので、さっさとお手洗いでお着換えするのが、ファーストの基本です。

このリラックスウェアは持ち帰りも可能なので、自宅で愛用している人も多いとのこと。私も多分愛用しますね。

そして、眠くなったら高級ホテルばりの寝具で、当然のフルフラットでぐっすり寝ることができます。

エコノミークラスで北米やヨーロッパに行ったら、狭い機内で一睡もできず苦しい思いをするだけなのに、世の中にはこんな差別的な空間があるんですね。いやはや、本当に驚きですよ。

アメニティケースは当然ながらサムソナイト。これは持って帰るしかありませんね。

食事はもちろん、もう機内食とは思えない、わけのわからない世界の話になってしまっています。

そして、ANAのファーストクラスのドリンクといえば、シャンパンの最高峰、「KRUG」(クリュッグ)ですよね。

クリュッグを市価で買って飲んだらいくらかかるんだってことですよ。

ファーストクラス特典航空券発券に必要なマイル

ここまでご紹介したANAのファーストクラス特典航空券発券に必要なマイル数(往復)は、以下のとおりです。

ファーストクラス特典航空券発券に必要なマイルは、北米路線でレギュラーシーズン往復15万マイル。欧州路線でレギュラーシーズン往復16万5千マイルです。

確かに、大量マイルが必要なことは確かですが、陸マイラーなら普通にやってれば半年~1年もあれば、余裕で貯めることができるマイル数です。

陸マイラーなら、夢のまた夢のANAファーストクラス搭乗が、決して夢じゃないんです!!何しろ、私実際に搭乗してきましたからね。

とにかく、地道に、そして基本に忠実に毎月少しずつマイルを貯めれば、あなたも絶対にファーストクラスに乗れます。

以下参考記事も参考に、ぜひ、陸マイルを貯めてみてください。そして、この記事も参考に、最もお得かつ楽しめるファーストクラスに搭乗してみてください。

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