ANAアップグレードポイントとは何か?使い方と使い道を徹底解説!

ANAアップグレードポイントって、ご存知ですか?

いわゆる平AMC(ANAマイレージクラブ)会員には縁のないポイントですので、あまりご存知のない方もいらっしゃるかもしれません。

ANAアップグレードポイントとは何か?どのような時にもらえるのか?スカイコインにも交換できるらしいけど、最もお得な使い道は?有効期限は?など、ANAアップグレードポイントについて、完全解説したいと思います。

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アップグレードポイントとは?

ANAアップグレードポイントとは、前年のANAグループ運航便の搭乗実績に応じて、翌年度のAMCプレミアムメンバー限定で付与されるポイントのことです。

最大の特徴は「AMCプレミアムメンバー限定」でもらえるポイントということです。平AMC会員ではアップグレードポイントはもらえませんので、ご注意ください。

AMCプレミアムメンバーとは?

会員名称 条件
ブロンズメンバー 前年PP3万以上
プラチナメンバー 前年PP5万以上
ダイヤモンドメンバー 前年PP10万以上
SFC会員 SFCカード所持

AMCプレミアムメンバーとは、上記のANAの上級会員資格の所持者のことを言います。

PPとは「プレミアムポイント」の略称で、いわゆる「マイル」とは別に付与されるポイントであり有償航空券での搭乗時にしか貰うことはできません。

このように、有償でANA便に乗りまくることで上記の上級会員資格を所有している方にのみ、前年の搭乗実績に応じてアップグレードポイントがもらえます。

逆に言えば、前年の搭乗実績に応じてプレミアムポイントがもらえるので、前年の搭乗実績に応じてもらえるプレミアムメンバー資格とプレミアムポイントの付与はほぼセットになっています。

上級会員資格を目指す方は、アップグレードポイントの仕組みについて必ず知っておきたいですね。

前年搭乗実績によるアップグレードポイントの付与チャート

前年PP数 付与アップグレードポイント
25万~ 100P
20万~24万9999 80P
15万~19万9999 60P
12万~14万9999 50P
8万~11万9999 40P
4万~7万9999 20P
3万~3万9999 10P
2万~2万9999 8P
1万~1万9999 6P
1~9999 4P

こちらが、前年のPP別のアップグレードポイントの付与チャートです。

累進付与的なチャートになっており、乗れば乗るほどもらえるアップグレードポイントがもらえる、という構図になっています。

このページをご覧の方がまず目指すのは、SFC(スーパーフライヤーズ会員)の入会資格が得られるプラチナメンバー(年間5万PP)でしょうから、達成した場合、翌年にアップグレードポイントが20Pもらえるということになります。

アップグレードポイントの有効期限は1年間

アップグレードポイントは、前年1年間の搭乗実績にもらえるポイントで、有効期限は1年間(4月1日~翌3月31日まで)となっています。

未使用のアップグレードポイントを翌年4月1日以降に持ち越すことはできません。1年間で使い切る必要がありますので、ここは覚えておきましょう。

SFC会員はさらに追加で4Pが無条件でもらえる

そしてここまで紹介した搭乗実績別にもらえるポイントとは別に、さらに、「ダイヤモンドメンバー」「プラチナメンバー」「ブロンズメンバー」でかつSFCカード会員の場合、一律で4Pのアップグレードポイントが付与されます。

もしあなたが前年にSFC修行を解脱してプラチナメンバー&SFC会員の場合、最低でも24P(5万PP+SFC会員)のアップグレードポイントがもらえる、ということになります。

アップグレードポイントは「前借り」可能

このアップグレードポイントですが、上記のとおり前年の利用実績に応じ、翌年の付与アップグレードPが決定するという構造になっています。

このため、既に当年度中に一定のPPを獲得している場合、翌年のアップグレードPの付与は確定していますので、「アップグレードポイントの前借り」なんてことも可能です。

ただし、あくまで翌年度のアップグレードポイントの前借りですので、翌年度(4月~)以降の便への予約にしか前借りしたアップグレードポイントは使えませんのでご注意ください。

アップグレードポイントの前借りはANAマイレージクラブ電話デスクへ

このアップグレードポイントの「前借り」については、ANAホームページの公式情報としてはどこにも記載がありません。

もちろん、Webでの手続きも不可能ですが、ANAマイレージクラブの専用デスクへの電話問い合わせで行うことが可能です。オペレーターさんによってはその存在をご存知ない方もいるほどのレアな方法ですが、丁寧に問い合わせすれば対応可能ですので、試してみても損はないと思います。

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アップグレードポイントの使い方・使い道

さて、ここまでアップグレードポイントの概要、貰い方はよろしいでしょうか。

ここからは、ポイントの使い方を解説します。このアップグレードポイントの使い方は、上記の3つとなっています。

  1. 座席クラスのアップグレード
  2. ラウンジの利用
  3. スカイコインへの交換

一番利用価値の高いのはなんといっても①座席クラスのアップグレードですが、実は意外に難しいのがこの①座席アップグレードだったりします。

順に、利用方法を解説していきます。

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①座席のアップグレード

国内線の座席アップグレード

まずは、国内線の座席のアップグレードに利用する方法です。

国内線は普通席とプレミアムクラスの2種類ですから、こういった高級機内食サービスで有名な、プレミアムクラスへのアップグレードが可能、ということですね。

  • 搭乗2日前0時~出発20分前まで予約可能。(Web/電話/カウンター)
  • 国内線普通席(特典航空券を含む)から、プレミアムクラスへのアップグレードが可能。
  • 空席がある場合に限り利用可能。
  • 所要アップグレードポイント数は一律4P。

この国内線普通席のアップグレードポイントを用いたプレミアムクラスへのアップグレードの方法がこちらです。

搭乗2日前の0時から予約可能で、さらにアップグレード可能な航空券に特典航空券が含まれます。このため、陸マイラー的には、マイルで獲得した航空券をアップグレードすることも可能ということです。

ただし、当然ではありますが空席がある場合に限り利用可能ですのでご注意ください。当日カウンターでの利用も可能ですが、搭乗2日前の0時からWebでのアップグレードも可能ですので、できれば事前にアップグレードしておきたいですね。

なお、所要プレミアムポイントは一律4アップグレードポイントとなっています。

国際線の座席アップグレード

次に、国際線の座席のアップグレードについてご紹介します。

国際線の場合、エコノミークラスとビジネスクラスのサービスの違いはまさに段違いですし、価格もエコノミーの4~5倍違うのが当たり前ですので、国際線の座席のアップグレードがアップグレードポイントを最もお得に利用する方法だと思います。

ただ、実はこの国際線の座席のアップグレードって、滅茶苦茶難しいんです。

国際線アップグレードの条件

  1. アップグレード特典航空券の発券可能枠が残っていること
  2. アップグレード可能な券種(特典航空券は不可)であること
  3. ②の券種をすでに発券済みであること

国際線アップグレードの条件がこちらです。

この中でも、なんといっても難しいのは①アップグレード特典航空券の発券可能枠が残っていることです。

この記事をご覧の方であれば、マイルを使った特典航空券は、発券可能座席に空席があれば発券可能なわけではなく、例えばビジネスクラスであれば1便あたり2席までなど、特典航空券への開放座席数が限定されていることをご存知のことかと思います。

このマイルを使った特典航空券の発券枠と、アップグレード特典航空券の発券可能枠は、なんと共通の発券枠となります。

つまり、狙った便で既に発券枠上限のマイルでの特典航空券が発券済みの場合、アップグレードはできないんです。そして、アップグレード特典航空券の発券枠が埋まっている確率は、かなり高いです。

そして次のハードル②がこちら。アップグレードポイントによる座席のアップグレードが可能な航空券の対象予約クラスは、実はかなり限定的です。

もちろんですがマイルを用いた特典航空券は、アップグレードの対象になりません。というかマイルで予約する場合でビジネスクラスが予約できるなら、アップグレードポイントなんか使わずに直接マイルでビジネスクラスを予約した方が何倍もお得です。

そして、アップグレード対象となる航空券は、末尾に「Plus」付きの航空券のみです。

上記の東京ーロサンゼルス路線を例にとると、なんとValueのチケットに比べると5万円以上高いですからね。

この「座席アップグレード」という滅茶苦茶ピンポイントのサービスを得るために、この金額を出すか?ということですが・・ちょっとやっぱりハードルは高いですよね。

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国際線座席アップグレードの方法

  • 搭乗355日前AM9時~出発24時間前まで予約可能。(Web/プレミアムメンバー専用デスク)
  • アップグレードの要件(上位クラスのお座席、お食事など)が整った場合に限り、当日空港カウンターでも予約可能。

国際線座席のアップグレードの方法は上記のとおりです。

搭乗355日前の、いわゆる特典航空券予約開始日以降予約可能ですので、できる限り早く予約することをおすすめします。

行き先 UPG前 UPG後 所要P
欧州 エコノミー ビジネス 10P
ビジネス ファースト 20P
ハワイ・東南アジア エコノミー ビジネス 8P
ビジネス ファースト 16P
東アジア エコノミー ビジネス 6P
オセアニア エコノミー ビジネス 10P

アップグレードに必要なポイント数は上記のとおりです。

欧州路線でうまくアップグレードが決まった場合、往復でも20Pでエコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードができるので、かなり美味しいといえば美味しいです。

が、前述のとおり特典航空券枠が限定的ですし、そもそもアップグレード可能なPlusチケットを発券する必要もあるので、あまり現実的とは言えないかもしれません。

ダイヤモンド会員限定:当日空席あり+2倍のアップグレードポイントを消費すれば、対象クラスの予約以外でもアップグレードできる

  1. アップグレード特典航空券の発券可能枠が残っていること
  2. アップグレード可能な券種(特典航空券は不可)であること
  3. ②の券種をすでに発券済みであること

ここまで解説したとおり、アップグレードポイントを利用した国際線のアップグレードを行う場合、上記の3点セットがそろっていることが必要です。

特にハードルが高いのが①と②です。①特典航空券の発券枠以内であり、かつ②アップグレード可能な券種を保有するというのは、実は結構厳しい条件です。

ただし、この厳しい条件をすっ飛ばして予約できる方法が・・あるにはあるんです。それが、ダイヤモンド会員限定のサービスになります。

ダイヤモンド会員の本人限定ですが、当日空席があり、アップグレードの要件(上位クラスの座席、食事)が整った場合に限り、アップグレードの対象とならない予約クラスを購入の場合でも、2倍のアップグレードポイントを利用することで、アップグレードが可能です。

公式HPの記述がこちらです。

国際線アップグレードポイントによるアップグレードの高いハードルである、①特典航空券の発券枠以内であり、かつ②アップグレード可能な券種を保有する、このいずれのハードルも完全無視してアップグレードできる、ということです。

当日空港で空席があることが条件ですが、ダイヤモンド会員は40P以上のアップグレードポイントの保有は確実ですので、使えるようなら使っちゃっても良いかもしれませんね。

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②ラウンジ利用

アップグレードポイントの使い道の2つ目が、このANAラウンジの利用です。

国内線ANAラウンジ

ANAラウンジのアップグレードポイントを利用した入室資格は上級会員資格によって微妙に違うのですが、例えばSFC会員、プラチナメンバーの場合、本人+同行1名までは無料でラウンジを利用できます。

同行者2人目以降はアップグレードポイント2ポイントを利用することで、無料で利用することができます。具体的な利用シーンとしては、子連れの場合などが考えられるでしょうか。

国内線の場合3歳未満の子どもは人数にカウントされませんが、4歳以上の子どもは同行者としてカウントされます。

国際線ANAラウンジ

国際線ANAラウンジの場合も、国内線ラウンジと考え方は同じですが、入室に必要なアップグレードポイントは3ポイントとなっています。

国際線ANAラウンジの方が、国内線ラウンジに比べてサービスは格段に上級ですので、このポイント差は妥当ですね。

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③ANAスカイコインに交換

ANAアップグレードポイントの最後の使い方がこちらです。

10コイン=10円相当でANAの有償航空券等の購入に使える、「ANAスカイコイン」へ交換することが可能です。

アップグレードポイント スカイコイン
1,000

気になる交換比率がこちら。アップグレードポイント1に対し、スカイコイン1,000コインに交換可能です。

1P=1,000円ということです。

正直言って国際線、国内線の座席アップグレードに比べると価値としては見劣りしますので、アップグレードポイントの有効期限(1年間)が切れそうな際に、失効させないために緊急避難的に利用する、という使い方がメインになると思います。

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まとめ

  • アップグレードポイントは前年の搭乗実績に応じ、AMC上級会員がもらえるポイント。
  • 有効期限は1年間。
  • ①座席アップグレード、②ANAラウンジの利用、③スカイコインへの交換に利用可能。
  • 国際線座席アップグレードが最も価値が高いが、かなりハードルが高い。
  • 国内線座席アップグレードと、ANAラウンジ利用時のポイント使用が現実的。
  • 1年間の有効期限が切れそうになったら、③スカイコインに交換しよう。

この記事をまとめたものがこちらです。

アップグレードポイントを最も価値を高く使う方法は、国際線のビジネスクラス・ファーストクラスへの座席アップグレードに利用することですが、記事内でもご紹介したとおり、これ滅茶苦茶ハードルが高いです。

そもそも特典航空券の枠が超限定的ですし、アップグレードの前提としてエコノミークラスの中でもちょっとお高めの「Plus」のチケットを購入する必要があります。

このため、現実的な使い方は国内線の座席のアップグレードと、ANAラウンジの利用でしょうか。特に国内線座席のアップグレードは、マイルを使った特典航空券をプレミアムクラスにアップグレードすることも可能なので、うまく利用すればお得に使えると思います。

その他、家族旅行の際に、家族全員でANAラウンジを使う、という利用方法もおすすめですね。

何しろ1年間という利用期限は決して長くないので、この記事も参考にお早目のご利用をおすすめします。

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