JCBゴールドカードが、海外旅行者最強の「お守りカード」に進化です。
2020年2月に、海外の高級空港ラウンジが「有料で」使えるラウンジ・キーのサービスが追加されたのですが、これが滅茶苦茶「心の余裕」になるんですよね。
海外旅行に行くのは多くて年1~2回、って方にはこのJCBゴールド付帯の「ラウンジ・キー」で十分なんじゃない?って思える、かなり便利なサービスの追加だと思います。
個人的には、このサービスの追加により、ANAワイドゴールド3兄弟(JCB/VISA/Master)の中でANA JCB ワイドゴールドカードが頭一つ抜けた存在になったんじゃないかと思っています。
一体何が「お守り」「心の余裕」になるのか?
早速、JCBゴールドカードのラウンジ・キーサービスについてご紹介します。
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目次
ラウンジ・キーとは?
ラウンジ・キーとは、同じく空港ラウンジサービスである「プライオリティ・パス」が所属する「Collinson group」が運営する、空港ラウンジが利用できる「ラウンジサービス」です。
同じCollinsonグループということもあり、使えるラウンジの数などに大きな違いはありません。
特徴 | |
プライオリティ・パス |
|
ラウンジ・キー |
|
プライオリティ・パスとラウンジ・キーの違いが上記のとおりですね。
使えるラウンジの数は約100か所程度の違いですのでほぼ同じ・・なんですが、後程説明しますが何故か極東地域(日本・韓国)の航空会社ラウンジがかなり違い(減って)ます。
そして、最も大きな違いは、プライオリティ・パスが単独での申し込みが可能なサービスである一方、ラウンジ・キーはあくまでクレジットカード付帯サービスの位置づけであり、単独の申込はできない、ということでしょうか。
そして、ラウンジ・キーは付帯するクレジットカードによって、ラウンジの利用条件が違います。
利用料金 | 同伴者料金 | |
JCBゴールド | 1回目から32$ | 32$ |
Orico Card THE PLATINUM | 年6回まで無料 | |
ジャックスカードプラチナ |
上記のとおり、例えばジャックスカードプラチナに付帯するラウンジ・キーサービスは年間6回まで無料です。
しかしながら、JCBゴールドカードは初回から32$の利用料金が取られます。えっ・・・32ドルって約3,500円ですからね?「高い」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが・・要はその価格に見合った時にだけ使えばよいので、実は個人的にはそんなに高いわけでもないと思っています。
この空港ラウンジサービスについてより詳しく知りたい方は、下記の関連記事をどうぞ。
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使えるラウンジ
国内(国際線)ラウンジ
このラウンジ・キーが利用できるラウンジの数ですが、全世界で1,100か所と、1,200か所のプライオリティパスとほとんど同じです。
ただ、前述のとおり極東地域である日本と韓国では何故かかなり使えるラウンジが制限されています。特に大韓航空「KALラウンジ」が使えないのが滅茶苦茶大きいですね。
このため国内空港の国際線利用時に使えるラウンジでは・・正直、タダでさえ貧弱だった利用できるラウンジが、さらに超貧弱になります。
空港 | 利用できるラウンジ |
新千歳 |
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成田 |
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羽田 |
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中部国際 |
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関西 |
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福岡 |
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国内空港の国際線利用時のラウンジは・・ほとんど使えないと言っても良いですね。
出色なのは、中部国際空港のスターアライアンスラウンジが使えることでしょうか。ただ、ほとんどの場合出発空港として使うことになると思いますので、32ドル払うか?と言われるとちょっと考え物です。
また、関西国際空港では「ぼてぢゅう」が利用可能ですが・・32$の利用料金を払って、3,400円の割引ですから全く意味はありません。
国内で利用する価値は、ほぼ皆無といって良いでしょう。
国内ではゴールドカードラウンジを利用しよう
ただ、ご安心ください。
JCBカードには国内主要空港で、当然無料で使える充実のカードラウンジがあります。国内なら、カードラウンジを利用するのが現実的ですね。
海外ラウンジ
そして、これが最も利用価値の使い方になるでしょう。
このラウンジ・キーの最大の特徴になりますが、海外で使える空港ラウンジが滅茶苦茶豊富なんですよね。
空港 | 使えるラウンジ(主なもの) |
仁川 |
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バンコク |
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シンガポール |
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台湾(桃園) |
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香港 |
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グアム |
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シドニー |
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フランクフルト |
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ブダぺスト |
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これは主要空港で使える主要ラウンジです。(※一部の抜粋です)
個人的には、プライオリティパスなら仁川空港および国内でも使えた「KALラウンジ」「Asiana Business Lounge 」がラインナップから外れたのは残念ですが、海外の空港では、ご覧のとおりかなり多くのラウンジが使えますね。
特にバンコクのスワンナプーム国際空港は航空会社ラウンジであるターキッシュエアラインラウンジやオマーン航空のラウンジが使えて滅茶苦茶お得です。
また、グアムの「サガンビスタラウンジ」も利用できます。サガンビスタラウンジは11歳未満の子どもは無料ですので、子連れでも便利に利用することができます。
このように、海外で滅茶苦茶使えるのが、このラウンジキーの最大のメリットと言えます。
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ラウンジ・キーの利用シーンは?
さて、1回あたりの利用料が32ドルというちょっとお高めのJCBゴールド付帯「ラウンジ・キー」サービス。
どんな利用シーンで利用価値があるのかというと・・ズバリ海外空港での「トランジットの時間が長い場合の時間つぶし」ですね。
例えばバンコクのスワンナプームでトランジット5時間!とか、シンガポールチャンギ空港でトランジット6時間!とかって、たまにあったりするわけですが、こんな時、軽食・アルコール付きのラウンジが使えると、滅茶苦茶重宝します。
充電設備もWifiも完備のことが多いので、時間を潰せまくるんですよね。例えばトランジットホテルとかを借りても良いですが、3時間でやっぱり30ドル~50ドルとか掛かりますから、しっかり休めて、さらに軽食とドリンク付きのラウンジの方がお得です。
そして、空港ラウンジはそもそも「利用権」が無いと入ることすらできない、というちょっと敷居の高い場所ですからね。そのラウンジに、有料だけどとりあえず入れる権利あり!というのは滅茶苦茶大きいと思います。
「お守り代わり」というのは、この「トランジットで休める場所がある!」って意味なんです。
しかも年会費とは別にさらにお金がかかる・・とかじゃないですからね?年1~2回の海外旅行程度・・って方にはこの「ラウンジ・キー」サービスが付帯したJCBゴールドカードを1枚財布に忍ばせておけば、空港ラウンジに関してはそれで十分なのではないでしょうか?
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ラウンジ・キーの使い方
では、簡単にこのラウンジ・キーの使い方もご紹介しておきます。
この写真は、ハンガリー、ブタペストのリスト・フェレンツ国際空港、「プラチナ・ラウンジ」ですが、扉の左に「ラウンジ・キー」の表示があるのがお分かりでしょうか?
ただ、表示が無いことも多いので(笑)、公式HPのラウンジ検索で「使える」ラウンジであれば、とりあえず突入してみましょう。
そして、受付で「ラウンジ・キー」といえばOKです。
なお、利用料金の引落のために実際のクレジットカードが必要になります。モバイル会員証もありますが、結局カード提示の必要がありますのであまり意味はありませんね。
なお、ラウンジ・キーは特に航空会社ラウンジの場合「提携会員」の位置づけなので、自社の上級クラス搭乗者で混み合う時間帯などは入室できなかったり、平気で入室を断られます(笑)。
入室できない場合は大人しく別のラウンジに行きましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
2020年2月からJCBゴールドカードに新たに追加となったサービス「ラウンジ・キー」についてご紹介しました。
このサービス、特に海外空港でのラウンジ利用ができ便利なサービスですが、利用料金が初回から32ドルも取られます。このため、使いまくってくださいね!とおすすめする気は一切ありません。
記事中でもご紹介した通り、トランジットでの待ち時間が長い場合など、その価値に見合ったシチュエーションに遭遇した際に利用することができる。そのお守り的な価値が非常に高いサービスといえますね。
特にJCBゴールドカードは海外の提携ラウンジがハワイ・ホノルルダニエル・K・イノウエ国際空港にしかありませんでしたので、海外での利用価値がより高まったと言えるのではないでしょうか。
このサービス、ANAワイドゴールド3兄弟の中でもJCBブランド限定のサービスになります。ラウンジが使えるお守り機能の搭載により、ANAワイドゴールドが頭一つ抜け出た!といえるのではないでしょうか。
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