ANAが、2019年度のグループ航空輸送計画を発表しました。
ANAは例年この時期に航空輸送計画を発表し、この計画の発表で国際線の新規路線設定や機材変更、国内線の増減発便の内容などが明らかになりますので、結構注目度の高い発表です。
2019年度のANA航空輸送計画の主要な変更点・ポイントをご紹介します。
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国際線新規路線開設(2路線)
成田ーパース路線は9月1日開設。2月7日から発売開始

まず、新規路線開設のご紹介から。一つ目の新規路線開設は2018年12月26日にANAがプレスリリース済みですので改めての発表になります。
下記のとおり、2019年9月1日から、成田ーパース路線が開設されます。

機材は国際線の主力機B787-8です。184席仕様機ですので、ビジネスクラスの場合安心のスタッガードシートですね。
約9時間の長距離便ですので、横になってゆったり休める機材の投入はありがたいところです。
そして、肝心の発売開始は2019年2月7日(木)となっています。当日は、成田ーパース路線のビジネスクラス(平会員には2席を予想)が約1年先まで取り放題状態だと予想されるので、パースに行ってみたかった方にとっては、まさに当日は「祭り」になると思います。
成田ーチェンナイ路線が新規開設。就航日、機材、発売開始日等は未定

2019年の新規就航路線2つ目がこちらです。
成田とインドのチェンナイを結ぶ路線。チェンナイはインド第2の規模を誇る港湾を有し、自動車産業を中心に製造業が集積し「インドのデトロイト」とも称されている・・・そうですが・・。
正直、観光目的ではなかなか行こうとは思わない都市ですので、完全にビジネス需要狙いというところでしょうか。
ちなみに、就航日や機材、発売開始日等は全て未定となっています。
機材変更
ハワイ・ホノルル路線のA380の運航開始+B777の運航へ

次に機材変更の内容です。
なんといっても2019年の機材変更で最も大きいのは、既報のとおり総2階建ての超大型ジェット機A380のホノルル路線への投入です。
詳細な運行情報は上記のとおりです。既報のとおり、5月24日からまずは1機投入。そして、7月1日からはA380が2機体制となり、週14往復のうち10往復がA380となります。
2機就航だけで、ANAのハワイ便の総座席数は単純に1.67倍(750席から1,250席へ)になります。
そして、微妙な変更ですが、8月1日からはB787がホノルル路線からは完全撤退し、B777-300ER機が投入されます。
B777-300ER機はファーストクラスの設定のある機材ですので、A380でなくてもファーストクラスの設定のある機材を投入する、ということなんでしょうか。その狙いが気になるところです。
また、B777-300ERとB787-9はシートの配置等も異なりますので、既にB787便で予約済みの方は、座席の指定の変更などには特にご注意ください。しかも運航機材変更がもろに夏休みど真ん中ですからね。
長距離路線の機材変更はなし。近距離路線の機材変更だが中には嬉しい機材変更路線も

ホノルル路線以外の機材変更がこちらです。
特に欧州路線やヨーロッパ路線等の長距離路線の機材変更はなく、アジア路線等中距離路線の変更が主となっています。まあ、2019年度はANAが社運を賭けたA380を導入しますので、その他の路線まではなかなか手が回らないのでしょうか。
が、そんな中でも地方民が大歓喜なのが、赤枠内のANA国際線実質最弱機材であった「B737-700」のA320もしくはB767への変更ですね。
詳細は上記関連記事をご参照いただきたいのですが、このB737-700はビジネスクラスなのに、完全に機材が国内線プレミアムクラス相当という、言葉が悪いですが「クソ機材」でした。
エコノミークラスにも当然ながら個別のシートモニターなどはなく、数列置きに天井部に設置された小っちゃいモニターで一斉上映の映画をみんなで仲良く観覧するという、仮にも国際線でありかつ4時間程度搭乗するとは思えない、ひと昔・・いや、ふた昔くらい前の機材だったんです。
そして、私の居住する名古屋ー香港間の機材もB737-300だったんですが、今回の機材変更によりようやくA320-neoへと進歩しました。バンザーイ!バンザーイ!

ついにエコノミークラスにもタッチパネルモニターが設置。文明の香りがします・・。

ビジネスクラスのシートも、フルフラットには遠く及ばないものの「それなりの」シートに。
これ、地方在住者にとっては結構嬉しい改善です。
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国内線事業

そして、国内線事業の機材運航計画にもSFC修行僧、地方在住者大歓喜の変更が含まれています。
①羽田ー沖縄/石垣線の期間増便継続
これ、SFC修行僧にとってはかなり嬉しいのではないでしょうか?
ANAのプレスリリースでは「旺盛な需要を取り込むべく、羽田=石垣・沖縄・広島線の増便を継続いたします。」とされていましたが、旺盛な需要の大多数が実はSFC修行僧では・・・と勘ぐってしまうのは、私の気のせいでしょうか(笑)。
何にせよ、修行僧御用達路線の増便継続は何よりのニュースです。
②中部ー成田便の増便

そして、中部地方在住者として最も嬉しいサプライズがこちら。
上記青枠内のとおり、名古屋ー成田便の増便です。ANAのプレスリリースでは「成田=中部線の増便により、エアバスA380型機を導入する成田=ホノルル線など成田空港における接続需要を取り込み、国内線・国際線双方の路線ネットワークのさらなる強化を図ります」となっていましたが、この成田ー中部の路線って、本当に殴りたくなるほど常に満席の路線だったんですよね。
成田発の国際線特典航空券が取れても、国内線が取れない!これで何度涙を飲んだことか。
この成田ー中部が2便から3便へと1便増加するだけでも、かなりの改善です。
そして、この増便はA380の運航開始とぴったり合わせた増便開始になっています。確かに、A380との接続便を強化しないと、肝心のA380の座席が埋まらないでしょうから、ANAとしても勝算のある増便ということなんだと思います。
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まとめ
国際線新規開設 |
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国際線機材変更 |
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国内線事業 |
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この記事をまとめたものがこちらです。
A380の就航開始という大規模な機材投入がありますので、全体的な機材変更は少な目ですが、新たな新規就航2都市の追加や、旧型機の順調な交替など、全般的にみるとさらにANAに期待の高まる2019年航空輸送計画だと思います。
特に中部国際空港セントレア利用者にとってはかなり嬉しい改善です。
以上、ANA2019年航空輸送計画のポイントを解説しました。
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