タイ国際航空の最高峰、ロイヤルファーストクラス。
多分、おもてなし型(密着型)のサービスでは世界でも唯一無二で、しかもお値段的にも気軽に予約できるのが、このタイ国際航空のロイヤルファーストクラスなんですよね。
空港でのチェックインカウンターから出発までのフルアテンド、半個室のロイヤルファーストクラスラウンジ、さらにロイヤルオーキッドスパでの無料マッサージサービスなど、まさに「ザ・ファーストクラス」な至れり尽くせりのサービスを、リーズナブルなお値段で実に手軽に体験することができます。
韓国系フルサービスキャリア2社(大韓航空、アシアナ航空)のファーストクラス廃止や、ファーストクラス御用達のエアバスA380の製造中止に見られるように、将来的にファーストクラスに乗る機会が少なくなってしまうかもしれないこと。
そして、超巨大ジャンボジェットA380での、おもてなし型ファーストクラスサービスというタイ国際航空が誇る絶滅危惧サービスツートップが勢ぞろいしたロイヤルファーストクラスに乗ってみたかったこと。
たったこの2つだけの理由で、タイ国際航空のファーストクラス特典航空券を発券してしまいました。
個人的に、A380に乗るのは初めてなんですが、その初めての機会がファーストクラスとは、かなりのレアケースなのかもしれませんね。
タイ国際航空のA380ファーストクラスの気になるお値段と、事前機内食予約サービスなどについて解説します。
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目次
タイ国際航空A380日本路線の運航スケジュール
タイ国際航空のA380ロイヤルファーストクラスは、2019年現在、日本路線としては、バンコクから成田、関空の往復便で搭乗することができます。
スケジュールは以下の通りです。(2019年10月26日までのスケジュール。※印は、バンコク発便。)
発着地 | 便名 | 出発 | 到着 |
成田 | TG677 | 17:25 | 21:55 |
TG676※ | 7:35 | 15:45 | |
関空 | TG623 | 11:45 | 15:35 |
TG622※ | 23:59 | 7:30 |
タイと日本の時差は約2時間ですので、約6時間の空の旅、ということになります。
折角のファーストクラス、どうせならもう少し乗っていたいところですので、たったの6時間というのは残念ですね。
ただ、これエコノミークラス、しかも深夜便で眠れなかったりすると本当に地獄ですので、「え・・6時間?もっと長く乗っていたい・・」というのは、本当に贅沢極まりない言い分だと思います。
個人的に、タイ国際航空の深夜便で眠れずに地獄を見たことは一度や二度ではないので、ここでも「ファーストクラスに乗れる」というマイルの威力を感じずにはいられません。
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実際の価格と、特典航空券発券に必要なマイル
私が今回発券したのは、こんな旅程です。
日本からバンコクへは、羽田空港発ANAのNH847便ビジネスクラスでバンコクへ。そして、帰路にタイ国際航空TG676便ロイヤルファーストクラスで日本へ帰国です。
ちなみに、発券はもちろんのことながらANAマイルを利用した特典航空券。発券に必要なマイル数は以下のとおりでした。
マイルで発券すると82,500ANAマイルで発券できたこの旅程、まともに購入すると一体お値段はおいくら万円ほどかかるのでしょうか。
まず、復路のバンコクー成田のタイ国際航空のファーストクラス(片道)のお値段がこちら。
56,185THB(タイバーツ)なので、1円=3.3円タイバーツ換算で約185,000円です。
たったの。
「えっ・・私のファーストクラス・・安すぎ!?」ってくらいの衝撃のお値段ですよね。いくら片道とはいえ、サーチャージ、諸費用込みでファーストクラスが約18万5千円ですよ!?。そっかぁ・・・ってくらい安いですね。
ちなみに往路のANAのビジネスクラスのお値段がこちら。
総額で372,960円と、なんとANAのビジネスクラスの方が、タイ国際航空のファーストクラスよりも倍近く高いという結果になりました。
タイ国際航空のファーストクラスが安いのか、ANAのビジネスクラスが高いのかそこはわかりませんが、なんでこんなに差があるの?ってくらい、驚きの結果ですよね。
この予約に必要なマイルは、合計で82,500ANAマイル(レギュラーシーズン)でしたので、380,000円(往路ANAビジネス)+185,000円(復路TGファースト)の合算値である56万5千円から割り戻すと、1ANAマイルの価値は6.8円ということになりました。
ビジネスクラス利用時の価値としては平均的、そこそこの値ですが、ビジネスクラスと同等のマイル単価でファーストクラスに乗れるというのは実はこのタイ国際航空のファーストクラスが激安なんだと思います。
ただ、そうはいってもエコノミークラスに乗った場合は12,605BHTですから、約41,600円です。エコノミークラスのお値段の4倍強ですから、やっぱり、高価であることには変わりありませんね。
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タイ国際航空ファーストクラス利用時の注意点
さて、この自腹で購入しても結構お値打ちなこのタイ国際航空ファーストクラスですが、実際に搭乗する!となった際に、事前に注意しておくべき点がいくつかあります。
ただ、注意点といっても大したことはなく、要は「知ってないとサービスを受けられないかもしれないよ」ってことだけなんですけどね。
- バンコクスワンナプーム国際空港のロイヤルファーストラウンジは超絶ゴージャスラウンジ。無料のスパマッサージサービスもあるので、3時間前までには空港到着必須。
- 機内食は事前にプリオーダー可能。深夜便、早朝便は簡単なメニューになるので、あらかじめ申し込んでおこう。
注意点は、大きくはこの2点です。順に、解説していきます。
①スパマッサージとシャワーを利用するなら、3時間前には到着必須
まず、タイ国際航空のバンコク発ビジネスクラス以上に搭乗する方にとって絶対に逃してはならないサービス。それが、空港ラウンジサービスです。
特に、バンコクの首都国際空港であるスワンナプーム国際空港のロイヤルファーストラウンジと、ロイヤルオーキッドスパラウンジは絶対に立ち寄るべきおススメスポットです。
というか、このラウンジサービスを堪能しなければ、タイ国際航空のファーストクラスに乗った甲斐がないってものなんですよ!!
もちろん、タイ国際航空のロイヤルファーストラウンジだけでも超絶凄いのですが、なんといってもおすすめのサービスがこちらなんです。
ファーストクラスラウンジ搭乗者は、ラウンジに隣接するロイヤルオーキッドスパラウンジでの、全身スパトリートメントまたはボディマッサージ1時間サービスが受けられます。
そしてこれ、バンコク市内で施術される数倍の気持ちよさで超絶気持ちいいんですよね。
さらに、ファーストクラスには専用のシャワーサービスもあるので、これは利用するほかありません。つまり、マッサージで1時間、シャワーで30分は余裕で時間を見ておく必要があります。免税店でお買い物もしたい!なんて方は、さらに時間が必要です。
このため、ファーストクラス搭乗者の方は、スワンナプーム国際空港には、3時間とか、場合によっては4時間前くらいに到着しても、決して時間を持て余す、ということはありません。というか、早めに到着すべきです。
ちなみに、早朝出発便の場合、このロイヤルファーストラウンジはAM5:00から開いています。そして、ロイヤルオーキッドスパラウンジのオープンはAM6:00です。
早朝出発便の方は、AM5:00にラウンジに入場して、AM6:00からのマッサージを予約、軽く食事してから5:30からシャワー、AM6:00からマッサージを堪能・・というのが王道かもしれませんね。
5:00にラウンジ入場ってことは、スワンナプームはイミグレも手荷物検査も大渋滞だから、早めに行った方がよいの?と思われるかも知れませんが、そこも安心してください。
スワンナプーム国際空港は、タイ国際航空のビジネスクラス以上の搭乗者に対し、死ぬほど丁寧なサービスをしてくれます。エコノミーの乗客は待たせまくりますが、上級クラスの乗客には一切「待つ」という心配はありません。
AM5時にラウンジにチェックインしたいのなら、AM4:50くらいに空港到着でも・・早すぎるくらいだと思います。
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ファーストクラスの機内食は事前注文可能。朝便、深夜便は意外にしょぼいので、事前注文必須
そして、もう一つの注意点がこちらです。
ファーストクラスの機内食は、実は事前注文が可能です。
朝便、深夜便の場合、朝食もしくは夜食としてとして軽食が提供され、到着前にまた軽食が提供されて終了なんてことも多いので、しっかりした食事が食べたい方は、事前に注文しておくのがおススメですね。
事前の機内食の予約はこちらのタイ国際航空の公式HPの「予約の管理」-「プレミアムクラス機内食事前予約」から行います。
「THAIサービス案内」-「機内食」からでも予約できそうなんですが、結局同じところをグルグル回るだけで予約ができませんので、ご注意ください。
選択できるメニューは、出発地の空港によって異なりますが、例えばバンコクースワンナプーム国際空港発の事前予約サービスメニューがこちらです。
左上から、タイセットメニュー6。「6」からスタート・・というのは突っ込まないでおきましょう。
ちなみに、このセットメニュー6の内容はトムヤンクンとガパオライスのセットです。その右隣りから順に、海老カレー、ニュージーランドビーフのテンダーロインステーキ、帆立貝のプロバンス風、左下に移動してロブスターテルミドール、タイ料理のセットメニュー1。
このタイ料理のセットメニュー1の内容は、牛フィレ肉のタイ風サラダと鴨のレッドカレーです。
そして、その右が、タイセットメニューの2と3ですが・・よく見ると、これ、2と3の内容が同じです。このあたりは、あまり突っ込まないようにしましょう(笑)。ちなみに、このタイセットメニュー2,3は、チキンのマッサマンカレーと、タイ風海老サラダです。
そして次に続くメニューが・・これまたキター!!
このタイセットメニューの4と5も内容同じですね!!ちなみに、4,5のメニューは・・さらに、冒頭に出てきた6と同じです!!重複しすぎ!!この辺、何度も言いますが突っ込んではダメですよ(笑)。
さて、気を取り直して次に行きましょう!このタイセットメニュー4,5の右に位置するのが、牛フィレ肉のステーキロッシーニ風。
ロッシーニ風という焼き方は、簡単に言うと牛肉の上にフォアグラが搭載されているという超絶リッチなステーキです。肉党の方は、このロッシーニ風で決まりでしょうかね。
その右隣りが、ヘルシータイメニュー。左下が中国風ローストダック、その右が白身魚の蒸し物、チキンのグリーカレー、タイ風焼きそばパッタイです。
最後に、ノルウェーサーモンのグリルとラムのロースト。
合計で約20種類くらいから選べそうなんですが、実際には重複もあって約15種類のメニューから選ぶことができます。
タイ国際航空のファーストクラスですから、おススメはやっぱりタイのセットメニューの事前予約だと思います。繰り返しですが、特に早朝、深夜便は軽食×2で終了することもありますので、事前予約しておくことがおすすめですね。
実際の実食結果は、以下の関連リンクからどうぞ。
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タイ国際航空ファーストクラスは格安のお値段で最高級のサービスが受けられる。事前準備をお忘れなく
タイ国際航空の日本路線ファーストクラスは、超絶リッチなA380ファーストクラスに、まさに「格安」のお値段で搭乗することができ、しかも超絶リッチなラウンジサービスと、事前機内食予約までできてしまうという、かなりお得なファーストクラスです。
ANAマイルでの特典航空券の予約も、2019年現在ですと意外に取りやすいので、ファーストクラスの、そして対人サービスべったり系のフルサービスのファーストクラスを体験してみたい、そしてA380に乗ってみたい!という方には、実はおすすめのエアラインだと思います。
ANAマイルはいずれ貯めることができますが、ファーストクラスサービスは終了してしまうと利用することはできません。
今この発券しやすい機会に、A380を試してみるのも「あり」かもしれませんよ。
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私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
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