※重要追記:この記事でご紹介しているTOKYUルートは2022年3月31日をもって閉鎖となりました。 |
通称「陸マイラー」が絶対に理解しておく必要がある、各種ポイントサイトで貯めたポイントの業界最大倍率でのANAマイルへの交換方法。
その方法が、この記事でご紹介する「TOKYUルート」です。
各ポイントサイトで貯めたポイントは、このTOKYUルートでANAマイルに交換することにより、1円=0.75ANAマイルに交換ができます。
そして、この1円=0.75ANAマイルという交換率は、ポイントサイトからANAマイルへの業界最大倍率のポイント交換ルートなんです。
このポイント交換ルートを活用することで、陸でANAマイルをより効率的に貯めることができるようになります。
2020年以降の主力ANAマイル交換ルートである「TOKYUルート」でANAマイルを貯める方法と、交換スケジュールを解説します。
スポンサーリンク
TOKYUルートの全体像
ではまず、TOKYUルートでANAマイルを貯めるって、いったいどういうこと?
ってところから簡単に解説していきましょう。
まず、これは再確認ですが、ANAのフライトではなく、陸でANAマイルを貯めるまさに「主力」となる方法。
それが、各種ポイントサイト等で貯めたポイントを、ANAマイルに交換する方法です。
というか、ANAのフライトで大量ANAマイルを貯めることができるのは、よほどのお金持ちか、バンバンフライトしまくる出張族くらいですからね。
大量ANAマイルは、ポイントサイトのポイントをANAマイルに交換して貯めるのが正解なんです。
ただし、普通に・・つまり各ポイントサイト等から直接交換するなど特に工夫をせずにANAマイルに交換すると、1円=0.5ANAマイルの価値でしか交換ができません。
例えば、これはTポイントからANAマイルへの交換レートです。
500Tポイントから、ANA250マイル(0.5倍)にしか交換ができません。
この1円=0.5ANAマイルという交換レート、これが基本となるポイント交換レートだとご理解ください。
しかしながら、冒頭にもご紹介したとおり、ポイントサイトのポイントを1円=0.75ANAマイルに交換できる、業界最大倍率のポイント交換ルートがあるんです。
それが、この記事でご紹介するTOKYUルートです。
このTOKYUルートを使いこなさずして、大量ANAマイルを貯めることはかなり困難になります。というか、ポイントの大損です。
つまり、TOKYUルートは、陸でマイルを貯める「陸マイラー」を目指す方なら絶対に理解しておく必要があるんです。
TOKYUルートの交換順序
では早速、TOKYUルートの全体像から確認していきましょう。
上記の図の一番左から、順に目で追ってください。
まず、各ポイントサイトで貯めたポイントを、ドットマネーに1P=1円で等倍で交換します。
そして、ここがTOKYUルートの1番目の肝になるポイントですが、ドットマネーに交換できないポイントサイトでは、TOKYUルートは利用できません。
そして、ドットマネーに交換したら、ドットマネーからはTOKYUポイントへ等倍で交換できます。
そして、次に2番目に肝となるポイントですが、その右、最後の交換となる東急ポイントからANAマイルへの交換が、業界最大の0.75倍なんです。
つまり、このルートでポイント交換することにより、各ポイントサイトで貯めたポイントは1円=0.75ANAマイルに交換できることになります。
このTOKYUポイントからANAマイルの0.75倍という交換倍率。
ここまでご紹介の通り、基本は0.5倍ですので、これは驚異的な交換倍率です。
例えばTポイント以外にも・・楽天ポイントをANAマイルに交換しても、1円=0.5ANAマイルにしか交換できません。
この一般的なANAマイルへの交換率「0.5倍」という交換倍率を遥かに凌駕する0.75倍での交換倍率は、陸マイラー業界最高の交換倍率なんです。
なお、このポイント交換ルートで、私は2020年2月~9月の約7か月で全部で21万7千ANAマイルほど貯めることができました。
妻と合計すると約40万ANAマイルってところです。
ポイントサイトでポイントを貯める方法は、以下の関連記事をご参照ください。
ANAマイルへの交換は「ドットマネー」と「TOKYUポイント」経由が必須
そしてここで疑問に思うのは・・「なんで、こんな面倒くさいポイント交換するの?」ってことですよね(笑)。
一体何故、このようなポイント交換を行う必要があるのか?その理由が下記の通りです。
まず、各ポイントサイトで貯めたポイントは、TOKYUポイントに直接交換することができないんです。
このため、必ずドットマネーを経由してTOKYUポイントに交換する必要があります。
また、各ポイントサイトのポイントを直接ANAマイルに交換することもできるんですが、直接交換してしまうと0.5~0.3倍程度・・つまり1円=0.5ANAマイル~0.3ANAマイル程度にしか交換できないんです。
一方、TOKYUルートの場合、1円=0.75ANAマイルに交換ができますからね?
このため、ちょっと面倒ですが、上記のとおりドットマネーを経由して東急ポイントからANAマイルに交換する必要があるんです。
ドットマネーへ交換可能なポイントサイト
そして、ここで重要なのが1番目の肝としてもご紹介したとおり、「ポイントサイトであれば全てTOKYUルートを利用できるわけではない」ということです。
メジャーなポイントサイトを、ドットマネーへの直接交換可能の可否で分類し、一覧化したものが下記の通りですね。
- ちょびリッチ
- ライフメディア
- ハピタス
- モッピー
- ポイントインカム
- ポイントタウン
- ワラウ
- Getmoney!
- アメフリ(旧i2iポイント)
- ポケフル
- げん玉(Realpay経由)
- ECナビ
- Gポイント
冒頭ご紹介のとおり、ドットマネーに交換できないポイントサイトの場合、そもそもTOKYUルートを利用できません。
このため、ECナビやGポイントでは残念ながらTOKYUルートは利用できません。
また、げん玉のように手数料有料のポイントサイトの場合、交換率が下がりますので、TOKYUルートを利用はできても0.75倍でANAマイルに交換することはできません。(手数料分だけ、倍率が下がる)
この点はくれぐれもご注意ください。
スポンサーリンク
TOKYUルートで必須のカード
ここまで、TOKYUルートの概要をご紹介しました。
そして、このTOKYUルートは、誰でも利用できるわけではありません。TOKYUルートの利用に必須となるカードがあるんです。
それが、ANA TOKYUカード(正式名称:ANA TOKYU Point ClubQ PASMO)です。
さらに、東急カードであればどのカードのポイントプログラムからでもANAマイルに0.75倍で交換できるわけではありません。
TOKYUカードには様々な種類があるのですが、ANAマイルに0.75倍で交換できるのは、「ANA TOKYU Point ClubQ Pasmo」(通称ANA TOKYUカード)だけです。
このため、TOKYUルートの利用にはまずこの「ANA TOKYUカード」が必須になります。
陸マイラー必携のカードですので、まだ持っていない!という方、また陸マイラーをスタートしたい方はまずこのカードから発券してください。
このカードの有無で、ANAマイルを貯める効率は天と地ほど違います。
ANAマイルへの実際の交換方法
では、一体どのようにANAマイルに交換するのか?
実際の交換方法ここで簡単にご紹介しておきます。
上記のとおり、ANA TOKYU Point ClubQ Pasmo マスターカード所有者には、専用のWebサービスが用意されています。
これ実はANA TOKYUカード以外のTOKYUカードのWebサービスとは、入り口が違うんですよね。
ANA TOKYU Point ClubQ Pasmo所有者だけが加入できる「東急POINT WEBサービス」からの交換限定で、ANAマイルへ1,000P(1,000円)=750ANAマイルに交換できます。
TOKYUルートでANAマイルに0.75倍で交換できるクレジットカードは、繰り返しですが唯一ANA TOKYU Point ClubQ Pasmoカードだけです。
他のTOKYUカードを持っていても、1P=0.75ANAマイルに交換することはできませんので、お間違えの無いようにしてください。
TOKYUルートのポイント交換スケジュール
ここまで、TOKYUルートの全体像と、TOKYUルートでANAマイルを貯めるために必要なクレジットカードを解説しました。
そして、ここからこのTOKYUルートの最大の魅力、TOKYUルートのポイント交換スケジュールを解説します。
これ、かなり短くて済むんですよね。
TOKYUルートの交換スケジュールの全体像
TOKYUルートのポイント交換スケジュールの全体像がこちらです。
まず、重要なポイントが「締切」の概念がほとんどないことです。
締切ってなに?ってことなんですが、例えば当月15日までに交換すると当月末までにANAマイルに交換できるけど・・15日を過ぎると翌月末になる場合、迅速性の観点から15日までの交換が絶対にお得です。
この場合、15日が「締切」の概念になります。
この締切の概念があると、締切を過ぎると上記のとおり、ANAマイルへの交換が下手するとその締切を境に1~2か月遅れることがありますので、これ結構気にしなければならないんですが・・。
TOKYUルートには締切の概念は1つしかありません。
それが、「ドットマネーから東急ポイント」への交換の、「毎月15日締切」です。
- 1日~15日に交換:当月下旬に交換完了
- 15日以降申請:翌月中旬に交換完了
15日を過ぎても普通に交換はできますが、15日を過ぎると若干ANAマイルへの交換期間が延びます。
このため、毎月15日までにドットマネーにポイントを交換することを意識しておくと良いと思います。
交換元 | 交換先 | 交換期間 |
ポイントサイト | ドットマネー | リアルタイム~最大5営業日 |
ドットマネー | 東急ポイント | 2週間~最大1か月 |
東急ポイント | ANAマイル | 約 1週間 |
そして、その他TOKYUルートの各交換ごとの交換期間をまとめたものが、上記のとおりですね。
各ポイントサイトからドットマネーへの交換がリアルタイム~最大5営業日。
ドットマネーから東急ポイントの交換が最短2週間。東急ポイントからANAマイルへの交換が約1週間です。
ポイントサイトからドットマネーへの交換はサイトによってはリアルタイムですので、最短約2~3週間でANAマイルに交換できるスケジュールになります。
このポイント交換スケジュールを、具体的に時系列の図表に落とし込んだものがこちらです。
各ポイントサイトから当月15日までにドットマネーに交換を終え、同じく15日までに東急ポイントへの交換申請を終えれば、当月の27日頃には、TOKYUポイントへの交換が完了します。
その後、TOKYUポイントからANAマイルに交換すれば、約1週間・・実際にはもっと早く約3~5日程度でANAマイルに交換が可能です。
15日までに各ポイントサイトからドットマネーへの交換を完了させれば、翌月の月初にはANAマイルに交換ができる。
そんなスケジュールですね。
このように、毎月15日がキーとなる日付ですので、「15日までにドットマネーにポイント交換」「15日までにドットマネーからTOKYUポイントに交換」を忘れないようにしてください。
具体的な交換期間は、実際に交換した結果以下のとおりでした。
- 当月14日に交換申込 → 月末27日交換完了
- 当月28日に交換申込 → 当月中~翌月2日くらいに交換完了
なお、ドットマネーからTOKYUポイントへの交換は「当月15日」という締切がありますが、TOKYUポイントからANAマイルへの交換は、特段締切日という概念はありません。
交換がいつであったとしても、交換申込後約1週間でANAマイルに交換できます。
さらに、東急ポイントからANAマイルへの交換は2020年に入りかなり早くなってきていて、下手すると1週間どころか約2日程度で交換完了します。
上記のとおり、私の場合6月15日にドットマネーからTOKYUポイントへの交換を開始したポイントが、最終的に6月29日にはANAマイルに交換できていました。最短約2~3週間で交換できますね。
各ポイントサイト→ドットマネーの交換日数
上記のとおり、このTOKYUルートを利用して最短でANAマイルを交換するためには、15日までにドットマネーからTOKYUポイントへの交換を終える必要があります。
そのために必要となるのが、当然ですが15日までのドットマネーへのポイント交換です。
このポイント交換の参考となる、各ポイントサイトからドットマネーへの交換日数を、以下にまとめておきます。
- ちょびリッチ
- モッピー(スマホサイトのみ)
- ポケフル
- ポイントタウン
- ハピタス
- ポイントインカム
- ライフメディア
- ワラウ
- Getmoney!
- アメフリ(旧i2iポイント)
ドットマネーにリアルタイムで交換可能なちょびリッチとモッピーは・・さすが陸マイラー御用達サイトですね。
15日ギリギリにポイント交換に動いても、リアルタイム交換可能なので余裕でドットマネー→東急ポイントの締め切りに間に合います。
その他のサイトは、ドットマネーへの交換に翌営業日~3営業日、場合によっては3営業日超が必要になります。
毎月15日までにドットマネーから東急ポイントに交換できるよう、スケジュールを意識するようにしてください。
スポンサーリンク
TOKYUルートのメリット・デメリット
ここまでご紹介したこのTOKYUルートのメリット・デメリットをまとめます。
まず、メリットは以下の3つですね。
- ANAマイルへの交換が約3週間と迅速!
- ポイント交換が3回と簡単!
- 月間のポイント交換上限が多い!
なんといってもANAマイルへの交換が約3週間と迅速、かつたった3回の交換手続きで済むのは大きな魅力です。
また、TOKYUポイントからANAマイルへの交換には、特に月間の交換上限が無いのも大きなメリットです。
ただし、ドットマネーからTOKYUポイントへの交換が、月間10万ポイントまでですので、この点だけご注意ください。
10万ポイントもあれば十分ですが(笑)。
TOKYUルートのデメリット
- ANAマイルへの交換率が0.75倍(ソラチカ(LINE)ルートの場合0.81倍)
一方のTOKYUルートのデメリットはこちらです。
やっぱり、ソラチカルート時代は0.81倍であったANAマイルへの交換率が0.75倍に下がるというのはちょっと残念です。
ただ、これ以上の交換率でのANAマイルへの交換方法は陸マイラー業界には2020年以降存在しませんので、これはデメリットとは言えないかもしれませんね。
スポンサーリンク
実際の交換方法
ドットマネーからTOKYUポイントへの交換方法
では、このTOKYUルートでポイントサイトのポイントをANAマイルに交換する方法を実際の画面で確認していきましょう。
まずは、ドットマネーからTOKYUポイントへの交換です。(各ポイントサイトからドットマネーへの交換方法は各サイトごとに異なるので割愛します。)
ドットマネーの「マネーを使う」バナーから「TOKYUポイント」をクリックしてください。
続いて「交換する」をクリック。
次の画面で、必要事項を入力します。
- メールアドレス
- 生年月日
- 名前(カタカナ)
- カード番号上6桁
- 交換ポイント
入力事項はシンプルに上記の5項目です。
こんな簡単な入力内容で本当に自分のANA TOKYUカードにヒットするの?と心配になるくらいシンプルですね。
どうやらカード番号上6桁と、生年月日と名前で個人を特定しているようです。
入力項目が少なすぎるので、本当にこれで個人が特定できるのか?若干心配していましたが、無事、交換が完了しました。
TOKYUポイントからANAマイルへの交換方法
さて、次はTOKYUポイントからANAマイルへの交換です。
TOKYUポイントサービスの「ポイントサービス」メニューから「ポイント交換」をクリック。
ANA TOKYU Point ClubQ Pasmoカードの会員のみ、交換メニューにANAマイレージクラブが表示されます。
もしこのメニューが表示されない場合、ログインしているWebサービスが違っている可能性があります。入り口はこちらですのでお間違えの無いようにお願いします。
交換画面では、お客さま番号(AMC番号)と口数を入力します。
AMC番号は、必ずANA TOKYU Point ClubQ Pasmoカードのものを入力する必要があります。
自分のAMCのメイン番号とANA TOKYUカードのAMC番号が違っていたとしても、問題なく合算してマイルは加算されますのでご安心ください。
また、ANAマイルへの交換は1,000Pを1口とした交換になります。
今回の私の例のように3,800Pとかの場合、800Pの端数はANAマイルに交換できません。必ず1,000P単位での交換が必要になります。
無事、交換完了しました。交換完了後約1週間でANAマイルとして0.75倍で加算されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ポイントサイトの1円分のポイントを業界最大倍率である交換レート0.75倍でANAマイルに交換できる、TOKYUルートについて解説しました。
このポイント交換ルートは、ANAマイルへの交換期間が約3週間と圧倒的に早く、また月間のANAマイルへの交換上限が75,000ANAマイルと多い、まさにANA陸マイラー主力のポイント交換ルートになります。
この記事もご参考に、是非交換方法について理解して、上手に利用してください。
ANA TOKYUカードの特徴と年会費を割引する方法
ANATOKYUカードは普通に使うと初年度年会費は無料ですが、翌年から2,000円(税別)の年会費が掛かります。
この年会費を751円(税別)まで引き下げる方法は以下の関連記事で解説しています。
年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちらから
私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。