ANAさんが2018年の新運賃導入に際しひっそりと廃止した「往復割引運賃」制度ですが、実は2023年6月から華麗に復活しています。
そして、継続が未定だった2024年4月以降の往復ディスカウント制度も、無事継続ですから、上手に利用したいですね!!
あ、ちなみに2018年まで存在していた「往復割引」は、いわゆる現在の「FLEX」運賃・・空席連動運賃ですがいわゆる割引運賃ではない「普通」運賃から、往復した場合は10%オフしますよ・・・。
という、ぶっちゃけ、現在の「Value」運賃・・当時の「旅割」系運賃(割引航空券)を購入する普通の皆さまにはほとんど意味のない(笑)割引制度でした。
そりゃそうですよね(笑)。
なにしろ普通運賃からの割引ですから、往復して10%オフされるよりも、当時の「旅割」(現在の「Value」)運賃を往復買った方が確実に安かったんです。
ということで、「旅割」から現在の「Value」運賃導入に合わせひっそりと姿を消していたんですが・・。
なんと、Value系の割引運賃航空券の往復購入時でも往復割引が適用可能という、超絶進化を遂げて戻ってきました!!
ANAさんが2023年6月から超絶リニューアルして復活させた、ANA国内線の往復割引運賃制度について解説します!!
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制度概要
では、早速2023年6月1日搭乗便から適用となる、往復運賃の割引制度の概要を見ていきましょう。
まず、往復ディスカウントについてどのようにディスカウントされるかと言いますと・・。
上記のとおり、対象運賃を往復旅程で購入した場合、適用条件を満たす場合は購入時に往復の運賃に対して5%のディスカウントが行われます。
往復買った場合、復路が10%引き!ってのがよくある往復割引ですが、ANAさんの場合は往路、復路共に5%ずつ割引されることになります。
往復の運賃の金額が違う場合がほとんどなので、平等に割引されるのは嬉しいところです。
- ANA VALUE 1/ANA VALUE 3/ANA VALUE 7
- ANA VALUE PREMIUM 3
- ANA SUPER VALUE 21/ANA SUPER VALUE 28/ANA SUPER VALUE 45/ANA SUPER VALUE 55/ANA SUPER VALUE 75
- ANA SUPER VALUE PREMIUM 28
- ANA VALUE TRANSIT/ANA VALUE TRANSIT 1/ANA VALUE TRANSIT 3/ANA VALUE TRANSIT 7
- ANA SUPER VALUE TRANSIT 21/ANA SUPER VALUE TRANSIT 28/ANA SUPER VALUE TRANSIT 45/ANA SUPER VALUE TRANSIT 55/ANA SUPER VALUE TRANSIT 75
そして、対象運賃がこちらですが・・。
冒頭ご紹介したとおり、2018年までの往復割引はあくまで割引運賃ではなく「普通運賃」での往復時に10%を割り引く・・というものだったんですが・・。
なんと・・これがものすごくって、通常購入すると考えられるディスカウント系のほぼ全ての運賃が往復割引対象というあり得ない(笑)設定になっています!!
多分最も購入者が多く、しかも最もお安いと思われるANA SUPER VALUE 75についても往復割引対象ってのは、これは凄まじいです・・。
そして、気になる割引開始日(適用開始日)は、発表当初は2023年6月1日(木)発券分〜2024年3月30日(土)発券分まで。
割引となる搭乗期間は2023年6月1日(木)搭乗分〜2024年3月30日(土)搭乗分までと発表されており、2024年以降の継続は不明確だったのですが・・。
2024年2月1日(木)予約・発券分かつ2024年3月31日(日)搭乗分以降からは、期間の定めのない継続施策に変更となっています。
ということで、往復旅程がお得な施策が、無事継続します!!
- 出発地と到着地を同一にする往復旅程の場合にご利用いただけます。
- 1度に取得できる予約は1往復のみです。2往復の予約取得の場合は、2つ予約を作成いただきます。
- 往復旅程以外の搭乗区間を含む旅程は予約することができません。
- 往復ディスカウント対象外運賃を含む旅程ではご利用いただけません。
- 乗継運賃にて往復ディスカウントを適用させたい場合の接続便数は片道につき2便までとします。
- マルチエアポートは同一空港として取り扱います。
- ANA VALUE TRANSIT、ANA SUPER VALUE TRANSITへ往復ディスカウントを適用させるには往路・復路ともに(往復)ANA VALUE TRANSIT、(往復)ANA SUPER VALUE TRANSITによる組合せの場合のみ、往復ディスカウント対象となります。
ただ、この往復ディスカウントですが、適用条件がかなり明確に書かれていますので、ここにはご注意ください。
特に注意が必要なのが、1度に取得できる予約は1往復のみであり、2往復の予約取得の場合は、2つ予約が必要!!ってところですかね。
例えば名古屋ー東京ー札幌って旅程の場合、名古屋ー東京の往復と、東京ー札幌の往復の予約、2つの予約が必要になります。
つまり、単純往復旅程で予約すれば、購入時に往復共に5%ずつ割引されますが・・。
その後、往復どちらかをキャンセルしたりした場合など往復割引の条件を満たさなくなったら、その分は例えば往路のキャンセル料に合わせて別途徴収される・・ということになります。
ANA Value トランジット運賃が適用される場合などは、別々に旅程を作った方がお得なのか?そうでないのかは比較してみる必要があるので・・。
ここは、くれぐれもご注意を。
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まとめ
以上、ANAさんの往復ディスカウントについて解説しました!
これ、実はJAL「往復セイバー」の対抗運賃であることが濃厚ですが、消費者にとっては嬉しい制度であるのは間違いありません。
2018年まではあくまで「普通運賃」の10%引きという・・まあ、普通は誰も利用しない割引制度だったんですが、2023年リニューアル後はバリュー運賃からも往復搭乗で5%割引という太っ腹施策に生まれ変わったので・・。
これは、大変ありがたく利用しちゃいましょう!!
そして、2024年4月以降も継続が発表されましたが、適用条件がより明確に記載されましたので、条件をよく確認して、上手に利用したいところです。
ANAさんの往復ディスカウント制度はこちらからご確認いただけます。
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