ANAマイルから、Air Japanのフライトで使えるフライトバウチャーへの交換が、2024年6月からひっそりと(笑)スタートしました。
ANAマイルの交換先が増える!ってのは、大量ANAマイルを貯めている陸マイラー的には朗報ですが・・。
問題は、果たしてお得なのか?ってことですよね(笑)。
ANAマイルからAir Japanフライトバウチャーへの交換の陸マイラー的お得度と、実際の取捨選択の考え方について、解説していきます!!
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交換概要
では、まずはサクッと今回のANAマイルからAir Japanフライトバウチャーへの交換開始の・・。
概要から簡単に解説していきます。
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2024年6月3日(月)より、ANAのマイルから交換できるAirJapanフライトバウチャーを新しく導入します。
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10,000マイルは、11,000円相当のAirJapanフライトバウチャーへ交換可能でお得です。
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ANAマイレージクラブ会員の皆様は、ANAマイル交換メニューに、Peachでご利用いただけるピーチポイントに続き、AirJapanフライトバウチャーが加わることで、ANAのマイルをANAグループのフライトなどにより幅広くご活用いただけるようになります。
上記のとおり、ANAさん傘下の・・。
あえて言い切ってしまうと国際線LCC(ローコストキャリア)であるAir Japanのフライトバウチャーに、ANAマイルを交換することができるようになる!!
これにより、Peachに続き、ANAのマイルをANAのグループのフライトに幅広く活用できるようになる!という説明になっています。
- AirJapan航空券や預入手荷物、事前購入機内食、座席指定などのオプション料金、それらに付随する税金のお支払いに利用可能
- バウチャーの有効期限は、4月~9月のお申込分は同年度12月末まで、10月~翌年3月のお申込については翌年度6月末日まで(最短3ヶ月)
そして、このバウチャーは航空券だけでなく、事前購入機内食や座席指定などのオプション料金と、付随する税金の支払いに利用可能です。
・・簡単にいうと、ANAスカイコインみたいなものですね。
ただ、ANAスカイコインと決定的に違うのは、有効期限が4月〜9月交換分は同年度12月末まで、10月〜翌年3月の申し込みについては翌年度6月末までと、最短で3ヶ月しかないことです。
この有効期限には十分な注意が必要ですね。
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お得度
では、次にこのANAマイルからAir Japanフライトバウチャーへの交換のお得度を見ていきましょう。
使い方は上記のとおりバウチャーをまずは航空代金に充当し・・差額を現金支払い!ってことができる形になっています。
ということで、基本的な使い方としては、航空券の満額をバウチャーで支払うのではなく、貯めたけど使い道のない「半端マイル」をバウチャーに交換する!ってのがまずは一般的な使い方になると思います。
あ、これガチのANAマイルの使い道ではなく、「半端マイルの使い道」・・と明記したのにはわけがありまして・・。
・・えっと、このANAマイルからAir Japanフライトバウチャーへの交換率って、実は異常なまでに低いんですよね(笑)。
上記のとおり、なんと交換マイル1,000マイル、5,000マイルですと、交換率が1マイル=1円以下となる0.9倍(1マイル=0.9円分のフライトバウチャー)なんです(笑)。
最大倍率でも、10,000ANAマイル=11,000円のAir Japanフライトバウチャーということで・・交換倍率はなんと最大1.1倍なんです・・。
ANAマイルの価値は、1マイル=2円以上が確実(1ANAマイル=2円=2倍)が定説ですし・・。
ANAゴールドカードホルダーであれば、1ANAマイルあたり1.6円分のANAスカイコインに交換することもできるので、1.1倍にしか交換できないってことは、単純にANAスカイコインに交換した方が得です(笑)。
当然、ANAのフライトの方が実質LCCであるAir Japanのフライトより高額なので、より少ないマイルで有償航空券を購入できる!というメリットはありますが、さすがにこれは交換率低すぎ・・ですかね。
- ポイントサイトで貯めた1円=0.7ANAマイルに交換可能(みずほルート)
- 1ANAマイル=1.43円(1円÷0.7)以上の価値で使わないと、現金交換した方が得
そして、ANA陸マイラー的には普通はポイントサイトで貯めたポイントを1円=0.7ANAマイルに交換しているはずですので・・。
上記方程式(笑)のとおり、少なくとも、1ANAマイルは1.43円以上の価値で使わないと、ポイントサイトで貯めたポイントを現金化した方が得じゃん!!ということになってしまいます。
わざわざフライトバウチャーに交換しなくても、ポイントサイトのポイントを現金化して、Air Japanのフライト料金に充当すればいい!!ってことですからね。
ということで、基本的には陸でマイルを貯めているANA陸マイラーには無縁(笑)の使い方であり・・。
特にマイルを貯めていないけど、年に数回フライトして数千マイル位半端マイルがある!って方の、使い方ソリューションの一つ・・ってことになるかと思います。
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交換方法
最後に、交換方法ですが・・。
上記のとおり、こちらのANA公式HPから、1,000、5,000、10,000それぞれのマイル単位で、「交換する」ボタンを押して必要事項を入力するだけです。
繰り返しですが、10,000マイルでの交換が交換率1.1倍で最もお得ですが、それだけ貯まっていれば特典航空券を発券した方がお得なので、1,000マイルとか半端マイルを交換するのがメインの使い方で大丈夫です。
また、Air Japanは当面成田からバンコク、ソウル、シンガポールへの運行便だけなので、成田発ができる方限定の使い方!
ってことにも、注意が必要です。
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まとめ
以上、ANAの実質国際線(笑)LCCである、Air Japanのフライトバウチャーへの・・。
ANAマイルからの交換開始!に対する、陸マイラー的取捨選択について解説しました!
はっきり言って、1ANAマイル=最大1.1円の交換率は激低い(笑)ので、ポイントサイト経由でANAマイルを貯めている陸マイラー的には、大量に手を出すのはやめておきましょう(笑)。
ANAは特典航空券はちょっと取りにくいので、私自身もよく使っているのがANAスカイコインですが、Air Japanバウチャーに交換するくらいなら、ANAスカイコインへの交換の方がマシです。
くれぐれも、ご注意ください(笑)。
年間50万マイルを貯める。陸マイラーのはじめ方はこちらから
私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。