陸マイラー的に、貯めたマイルを最も高い価値で利用する方法。
それが、国際線特典航空券・・それもビジネスクラス以上の上級クラスの特典航空券を発券することです(笑)。
ということで、本来なら陸マイラー的にはガンガン国際線特典航空券を発券したいところなんですが・・ここ3年ほどコロナで国際線特典航空券どころじゃなかったですからね(笑)。
2020年以降に陸マイラーをスタートした!って方の中には、国際線特典航空券はまだ予約したことない!って方もいらっしゃるのではないかと思います。
新型コロナ禍はまだまだ継続しておりますが、海外方面含め徐々に正常化しつつありますので、せっかく貯めたマイルですので、ガンガン発券していきましょう!!
国際線特典航空券は正直かなり取りづらいのは事実ですが、頑張れば取れます(笑)からね。
そして、ANAマイルで国際線特典航空券を発券する際に忘れてはいけないのが・・スターアライアンス加盟航空会社の国際線特典航空券を発券した際の、国内線「おまけ」片道分国内線特典航空券の発券です(笑)。
燃油高&円安の何かの足し(笑)にもなるので、特典航空券の一部にスターアライアンス特典航空券が含まれる場合は、忘れずに発券しておきましょう!
早速、ご紹介します。
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目次
スターアライアンス特典航空券とは
ANAマイルを利用して国際線特典航空券を発券する場合・・。
ANA便は当然利用できますが、ANAが加盟する「スターアライアンス」の加盟航空会社の特典航空券枠も利用することができます。
ちなみに、スターアライアンス加盟航空会社の一覧がこちらです。
ANA便はもちろん、各航空会社の自由な組み合わせが可能なので、これらスターアライアンス加盟航空会社の特典航空券も積極的に利用することが、国際線特典航空券発券の一つのコツにになります。
そして、フライト(旅程)全てANA便だけですと「ANA国際線特典航空券」の発券ルールが・・。
1区間でも上記スターアライアンス(提携航空会社)のフライトが含まれる場合、「提携航空会社特典航空券ルール」(スターアライアンス特典航空券ルール)が適用されます。
そしてこれ、それぞれ発券ルールが微妙に異なるんですよね。
では、どんなルールが異なっているのか?その違いの一番分かりやすい例が、例えば特典航空券の所要マイル数です。
下記は、日本出発の各目的地別の所要マイル数のチャートです。ちなみに、ANAのチャートはレギュラーシーズンのマイル数を表示しました。(※提携航空会社特典航空券にはシーズンの設定はありません。)
目的地 | クラス | ANA | 提携 | 所要マイル差 |
韓国 | Y | 15,000 | 18,000 | 3,000 |
C | 30,000 | 33,000 | 3,000 | |
F | – | 54,000 | – | |
東南アジア | Y | 20,000 | 23,000 | 3,000 |
C | 40,000 | 43,000 | 3,000 | |
F | – | 69,000 | – | |
その他アジア | Y | 35,000 | 38,000 | 3,000 |
C | 60,000 | 63,000 | 3,000 | |
F | 105,000 | 114,000 | 9,000 | |
ハワイ | Y | 40,000 | 43,000 | 3,000 |
C | 65,000 | 68,000 | 3,000 | |
F | 120,000 | 129,000 | 9,000 | |
北米 | Y | 50,000 | 55,000 | 5,000 |
C | 85,000 | 90,000 | 5,000 | |
F | 150,000 | 165,000 | 15,000 | |
欧州 | Y | 55,000 | 60,000 | 5,000 |
C | 90,000 | 95,000 | 5,000 | |
F | 165,000 | 180,000 | 15,000 | |
オセアニア | Y | 45,000 | 50,000 | 5,000 |
C | 75,000 | 80,000 | 5,000 | |
F | – | 150,000 | – |
※Y:エコノミー、C:ビジネス、F:ファースト
スターアライアンス特典航空券の場合、ANA国際線特典航空券に比べ、アジア~ハワイの中~近距離路線で3,000~5,000ANAマイル、長距離路線で5,000~15,000ANAマイルほど、所要マイルが多くなります。
ただし、この多くなる所要マイルを上回る超絶メリットが、スターアライアンス特典航空券にはあるんですよね(笑)。
それが、ANA国際線特典航空券にはない国内線片道航空券を「おまけ」発券ができる権利です(笑)。
あ、実はこの「ANA国際線特典航空券」と「スターアライアンス特典航空券」という2つのルールには、そのほかにもめちゃくちゃ細かい、しかも超絶メリットがある(笑)違いがほかにもあるのですが・・。
全部紹介していると訳がわからなくなる(笑)ので、この記事では「おまけ発券」に絞ってご紹介します。
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国内線片道おまけ発券とは?
まず、スターアライアンス特典航空券のルールを利用した・・国内線片道おまけ発券って何?ってことを簡単に(笑)。
上記をご覧になって・・お分かりですかね?
名古屋ーソウル間を普通にスターアライアンス特典航空券・・アシアナ航空のビジネスクラスで3月2日〜3月5日に往復する旅程で発券したうえで・・。
なぜか(笑)、全く違う時期の8月に、名古屋ー福岡の片道国内線特典航空券を「おまけ」で発券できるんです(笑)。
なお、国際線特典航空券の発券は355日前からですので、355日以内であれば検索・発券可能です。
そして、たまたまおまけの行き先を福岡に設定しただけで、空席があれば国内路線であれば普通に発券できます。
あ、当然ながら必要マイル数もお支払い総額も、数百円の空港施設利用料以外は同じですからね(笑)。
これ・・普通は名古屋ーソウルの特典航空券を発券すればそれで満足ですので・・国内線なんて・・しかも全く違う時期の国内線をセットで発券しようとは普通思いませんよね(笑)。
このため、このスターアライアンス特典航空券限定の「国内線おまけ発券」は・・。
知っている人だけが使えるお得なオマケなんです(笑)。
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国内線特典航空券は片道単位で発券可能
そして、多くの方がご存じのとおり、ANA国内線特典航空券は片道単位で発券できるので・・。
このオマケで発券しておけば、うまく使えば数ヶ月後に国内旅行で利用する際には復路だけ発券すればOKってことになるので単純に片道分得します(笑)。
しかも、このおまけ特典航空券は理論上355日前から発券できるので、通常の発券タイミングに先駆けて発券することもできてしまいます。
ANAマイルで国際線特典航空券を発券して・・いろいろ検索した結果スターアライアンス加盟航空会社のフライトも利用することになった場合は、この国内線片道「おまけ」フライトの存在は忘れないようにしてください(笑)。
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おまけフライトが発券できる理由
ということで(笑)、ここで猛烈に気になるのは・・。
なんで、この国内線片道航空券の「おまけ」発券ができるの?ってことですよね。
その理由がこちら。
上記のとおり、スターアライアンス特典航空券の場合、途中降機(24時間を超える滞在)が、日本発・海外発ともに目的地以外に往路・復路いずれかで1回可能なんです。
一方、ANA国際線特典航空券の場合・・。
日本発の場合、目的地以外での途中降機(24時間を超える滞在)はできないんです。
- 名古屋からソウル(海外最終目的地)
- ソウルから名古屋(途中降機(24時間以上))
- 名古屋から福岡(国内最終目的地)
で、ここで再度冒頭ご確認いただいた国内線「おまけ」発券の事例を見ていきますと・・。
これ、どういう旅程解釈(笑)になっているかと言いますと、この旅程、名古屋からソウル(海外最終目的地)に向けてフライトし、ソウルから国内最終目的地である福岡へのフライトの途中に・・。
名古屋で24時間以上の途中降機を1回した!って解釈になっているんです(笑)。
もう一回、スターアライアンス特典航空券の発券ルールを見ますと・・。
途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれかで1回可能・・ですからね。
そして、スターアライアンス特典航空券では、出発地・最終帰着地の判定は、上記「ゾーン」で判定されます。
日本は日本単体で1ゾーンを形成しているので、出発地と最終帰着地は名古屋であろうと羽田であろうと関空であろうと福岡であろうと、日本国内であれば同じとみなされます。
- 名古屋からソウル(海外最終目的地)
- ソウルから名古屋(途中降機(24時間以上))
- 名古屋から福岡(国内最終目的地)
ということで(笑)、上記のような旅程解釈が成り立つんです。
つまり、この旅程は名古屋から海外目的地ソウルで観光&ビジネスして、最終目的地福岡を目指す途中に・・名古屋で約4ヶ月途中降機した(笑)ってことになります。
スターアライアンス特典航空券を発券し、普通に日本国内から海外最終目的地に往復した(24時間以内の乗換(乗り継ぎ)は含まない)場合、この国内線特典航空券片道発券ができるので、これ、忘れずに発券しておきましょう(笑)。
あ、途中降機(24時間を超える滞在)は目的地以外に往路、復路いずれかで1回だけですので、例えば往路で途中降機した!って場合は、当然このおまけ発券はできません。
ただ、普通は目的地との往復・・乗り継ぎがあっても24時間以内の乗り継ぎだけ!って場合がほとんどだと思いますので、このオマケ発券・・地味ですが忘れずに発券すると、国内旅行がさらにお得になります。
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まとめ
以上、ANAマイルを使って国際線特典航空券を発券する際&スターアライアンス特典航空券が混じる際に・・。
忘れずに覚えておきたい国内線片道特典航空券を「おまけ発券」する方法をご紹介しました。
正式なルール内での発券ですので、数百円程度の空港施設利用料以外の特段の追加費用は発生しませんからね(笑)。
忘れずに利用しちゃいましょう!!
ただし、ANA便だけの国際線特典航空券ではルール上発券できないので、スターアライアンス特典航空券の場合のみ!ってことはくれぐれもお忘れなく。
あ、ANAマイルを利用して国際線特典航空券を発券する方法は、以下の関連記事で詳しくご紹介しています!
大量ANAマイルを貯める方法は、以下の関連記事で詳しくご紹介しています!
貯めたマイルでハワイに無料で行ける!陸マイラーのはじめ方はこちらから
私は普段の生活にちょっとの工夫をするだけで、年間50万ANAマイルを貯めています。え・・そんなにマイル貯まるの?と興味が湧いた方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
当ブログにアップされている、年間50万ANAマイル貯めて特典航空券を発券する方法、マイルの価値、そしてマイルの使い方は、以下にまとめています。順に読んで行くだけで、陸でマイルを貯める方法が誰でも簡単に理解できます。