2019年、ANAはハワイ・ホノルル路線にエアバスA380を3機投入します。
このA380は、1機当たりの座席数がファーストクラスからエコノミークラスの4クラス(F/C/PY/Y)合わせて520席、全3機就航で1日当たりの総座席数1,560席という、途轍もない座席数を誇る超弩級ジャンボジェット機です。
この全1,560席をいかにして満席にするか?というのは、私の勝手な推測ですがANAにとっては社運を賭けた一大プロジェクトなのではないでしょうか。
このため、ANAは2019年、ハワイにターゲットを絞り、各種プロモーションを仕掛けてきているわけですが、その中に、とんでもないサービスを仕込んで来ました。
それが、ホノルル/ダニエル・K・イノウエ空港からハワイの離島にプライベートチャーター機で行けてしまい、しかもこのプライベートチャーター代金の支払いはANAマイルでどうぞ!という超絶サービス「SKYTREK」サービスです。
ANAマイルでの発券を前提としたハワイの離島を結ぶプライベートチャーター機。一体どんなサービスなのか?早速ご紹介します。
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目次
プライベートチャーター機でハワイの離島へ!運航はSKYTREK社!
今回ご紹介する、ANAプロデュースによる離島チャーターフライトの概要がこちらです。運航会社は、アイキャッチ画像のとおり「SKYTREK」(スカイトレック)。
SKYTREKは、日本でも小型チャーター機によるプライベートフライトを提供している旅行会社です。そのSKYTREK社と、ホノルルで小型チャーター機を運航するロイヤルパシフィックエア社との提携で実現した、まさに「夢」のプライベートフライトなんです。
そして、さらにこのSKYTREK社とANAの提携により、今回の超絶サービスが実現したことになります。
SKYTREK社のハワイ離島便プライベートチャーター機サービスの概要
このSKYTREK社のハワイでのプライベートチャーター機サービスの概要はこんな感じです。
まず、基本的な使い方は、ANA便が到着するハワイ・ホノルルの空の玄関であるダニエル・K・イノウエ空港からハワイ州内の離島への乗り継ぎでの利用となります。
ホノルル到着後、まずは専用車でのお迎え付きで、プライベートチャーター機の格納庫へ。
もちろん、専用送迎の到着先は格納庫ですが、そんじょそこらの単なるチャーター機の格納庫ではなく、当然ながら格納庫兼ラウンジです。シャワー完備の専用ラウンジだそうです。
そして、肝心のチャーター機がこちらです。
旅客定員は8人乗り。そしてもちろんチャーター機ですので、1人だろうが8人だろうが掛かるコストは同じ。
このため、マイルで搭乗する場合1人~8人までは同一マイルで搭乗することができます。
チャーター機内はどんな感じ?
チャーター機内の様子はこんな感じ。
うおっ・・・これ、ガチのプライベート機ですね。多分、普通に生活している一般的な日本人が、プライベート機でハワイの離島に行くようなチャンスは滅多に無い・・・というか考えもしないと思うんですが、ANAマイルなら本当に行けてしまうのがすごいと思います。
一生に一度プライベート機でハワイの離島に行ってみたかった・・・という方。ANAマイラーなら、行けちゃうんですよ。これすごいですよね。
プライベートチャーター機の路線設定
このプライベートチャーター機が結んでいる路線図がこちらです。ホノルル/ダニエル・K・イノウエ空港と上記のハワイ諸島6島13空港を結んでいます。
普通にホノルルからハワイの離島へハワイアン航空で乗り継ぐ以上の路線数はもちろん・・・というか、正直ってその空港どこですか?という空港まで含めて、まさにプライベートチャーター機の機動性全開の路線設定です。
ANAの場合、日本からの運航便はホノルル便しかありませんので、離島に乗り継ごうと思うとハワイアン航空などに乗り継ぐしかないんですが、そんな乗り継ぎ客を尻目に、専用車のお迎え付きでプレイベートチャーター機で離島にフライトする。
これ、結構最高かもしれませんね。
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SKYTREKサービスはANAマイルでの利用を前提としたサービス
そして、これがものすごいと思うんですが、このダニエル・K・イノウエ空港とハワイ6島13空港を結ぶプライベートチャーター機サービス「SKYTREK」は、なんとANAマイルでの利用が可能です。
というか、ANAマイルの利用を前提としたサービスです。
ちなみに、オアフ島内は10万マイル(片道)から、離島へは25万マイル(片道)から利用できます。
正直、オアフ島内にプライベートフライトする必要性は全くないと思いますので、カウアイ島のハナ空港や、ハワイ島のコナ空港がメインの目的地になるでしょうか。
このように離島間を結ぶフライトに搭乗する場合、片道最低でも25万マイル、往復だと最低50万マイルが掛かります。
往復50万マイル・・・。ただ、先ほども解説したとおり、プライベートフライトですので、1人でも最大8人でも所要マイルは同じです。大家族で8人でフライトを利用した場合、往復(最低)50万÷8人=1人あたり62,500マイルです。
この往復50万マイル、最大8人搭乗で1人当たり62,500万マイルを、高いとみるか、安いとみるかですが、ANAマイルを莫大に持っている方には、「ちょっと試してみようかな」と思っても不思議ではないマイル数かもしれません。
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SKYTREKサービスの申込方法は驚きのANAマイル利用者前提!
そして、気になるこのSKYTREKによるチャーター機サービスの申込方法を見て行きましょう。
まずは上記のとおり、利用可能な空港を確認しましょう。ただ、先ほども申しあげたとおり小型機の機動性を活かした幅広い路線設定がなされていますので、まず行きたい場所に空港がない!なんてことはないと思います。
そして、なんといってもぶっ飛びなのが予約方法です。
なんと、マイル利用の場合はANAウェブサイトから予約できますが、クレカの支払いの場合は直接電話もしくはメールでの申し込みになります。(正式な申し込みは2019年2月以降開始)
そうなんです。このSKYTREKサービス、ANAマイルの利用者のみがWebからの申込みが可能という、まさかのANAマイル利用を前提としたサービスなんです。
これ、本当に参考までに・・なんですが、過去SKYTREK社が提供していたダニエル・K・イノウエ空港からラナイ島のラナイ空港までのチャーター料金です。
往復3,600ドル・・約40万円程度、といったところでしょうか。この40万円を現金で出せ、と言われると厳しいけれども、マイルなら払える・・というのがANAマイラーの特性ですので、この特性も良く考えたサービス、ということでしょうかね。
ハワイ離島へのチャーター機サービスの予約は2019年2月から
このハワイ離島に専用機でのチャーターフライトで移動できるSKYTREKサービスですが、サービス開始は2019年2月以降となっています。
どうせなら思い切って豪遊したい!というANAマイラーにとって、また一つ大きな選択肢が増えましたね。
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ANAがA380とハワイ便に期待していること
以上、ANAがハワイ旅行をさらにゴージャスに彩るべく繰り出してきたまさかのサービス。
「離島間の専用プライベートフライト」を、しかもほぼANAマイル専用で提供するという、究極の「SKYTREK」サービスについてご紹介しました。
でもこれ・・どう考えても通常のANA国内線orANA国際線のフライトでANAマイルを細々と貯めている方向けのサービスではないと思います。
- ビジネス等でのファースト/ビジネスクラスフライトで死ぬほどマイルが貯まっているけど、ハワイで利用できずに不満を貯めている富裕層顧客
- ガンガンマイルをためているアクティブ陸マイラー
これ、どう考えても上記の顧客層専用のサービスだと思いますよ。
「マイルは貯まるけど、使い道がない!」という不満解消のためのサービス・・という側面は、絶対に否定できないと思います。だって、普通こんなマイルをハワイ島内のフライトだけに利用しようとは思いませんもんね。
ただ、その狙いはどうあれ、ANAがハワイ旅行をマイルが使える大満足の旅行先にしようとしている、その意気込みは十分感じることができますよね。
何しろ、これまでANAマイルでは、はっきり言ってハワイに寄りつくことすらできなかったんです。
それだけ、例えエコノミークラスであっても特典航空券が取れない、いくら貯めてもANAマイルでは旅行できない旅行先の筆頭。それがハワイだったんです。
しかし、2019年に予定されているA380の就航以降、その状況が大きく変わる。このSKYTREKサービスの開始も、その前触れの一つと見てもよいのではないかと思います。
ANA&ハワイ。これからどんなサービスを提供してくれるのか、さらに期待したいと思っています!
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