フランクフルト空港ルフトハンザビジネスクラスラウンジ訪問記。ANAビジネスクラス指定ラウンジの実力とは

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ヨーロッパの交通の要衝、ドイツ・フランクフルト国際空港。

ルフトハンザ・ドイツ航空の、ミュンヘン空港とならぶ最大のハブ空港であり、世界有数の超大型空港としても有名です。

ANAやJALはもちろん、世界各国からのフライトを受け入れていますので、当然のことながらラウンジも充実しています。というか、いったいいくつあるんだ?ってくらい、ラウンジの数が超豊富です。

ルフトハンザLH1337ビジネスクラス搭乗記。ブダぺストーフランクフルト

2018年12月15日

ブダペストからフランクフルトまではLH1337便で到着。この後、デュッセルドルフまでフライトし、デュッセルドルフから成田空港へのANAビジネスクラスで帰国予定です。

フランクフルトから羽田空港に向かうANA便のビジネスクラス搭乗者の指定ラウンジでもあるフランクフルト空港ルフトハンザビジネスラウンジについて、利用資格から実際に訪問した訪問記について、詳しく解説します。

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フランクフルト空港ルフトハンザラウンジの種類

ラウンジ名称 利用資格
ファーストラウンジ
  • ルフトハンザもしくはスイスインターナショナルエアラインファーストクラス利用者
  • Hon Circleメンバー
セネターラウンジ
  • ルフトハンザもしくはスイスインターナショナルエアラインファーストクラス利用者
  • Hon Circleメンバー
  • スターアライアンスファーストクラス利用者
  • セネターメンバー
  • スターアライアンスゴールド会員資格所有者
ビジネスラウンジ
  • ルフトハンザもしくはスイスインターナショナルエアラインファーストクラス利用者
  • Hon Circleメンバー
  • スターアライアンスファーストクラス利用者
  • セネターメンバー
  • スターアライアンスゴールド会員資格所有者
  • スターアライアンスビジネスクラス利用者
  • その他、入室資格有りの方(プライオリティパスは不可)
ウェルカムラウンジ

こちらが、フランクフルト空港のルフトハンザラウンジの種類と、種類別の入場資格です。

ちなみに「Hon Circleメンバー」「セネターメンバー」というのは、ルフトハンザ航空の上級会員資格です。

例えばHon Circleメンバーは2年間で60万マイル以上のルフトハンザのフライト、セネターメンバーになるには1年間で10万マイル以上のフライトが必要になります。

さらにその資格は会員資格取得後の2年後の2月末までしか有効ではないので、日本人でこれらの資格を取りに行くのはなかなか現実的ではないでしょう。

このため、スターアライアンス平会員で、かつ、ANAやルフトハンザを含むスターアライアンスビジネスクラス搭乗者は、ファースト/セネターの各ラウンジではなく、ルフトハンザビジネスラウンジを利用することになります

一方、ANAのSFCの資格を持っている方は、スターアライアンスゴールドメンバー資格が自動付帯されますので、セネターラウンジも利用可能です。

ただ正直、セネターとビジネスクラスラウンジの間には大きな違いはないと思います。

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フランクフルト空港ルフトハンザビジネスラウンジの概要

営業時間 AM5時~PM10時
場所 ※別途ご紹介
設備 Wi-Fi
軽食・飲み物(アルコール飲料含む)
インターネット
テレビ
バリアフリーアクセス
ファックス
フライト情報
冷暖房
新聞
シャワー
仮眠室

ルフトハンザビジネスラウンジの概要がこちらです。

注目すべきは、かなり充実した設備。シャワー室と仮眠室を備えているのは嬉しいところですが・・・それ以上に特筆すべきは、なんといってもそのラウンジの「場所」と「数」ですね。

だだっ広いフランクフルト空港国際線の各ウイングに、ビジネスクラスラウンジはなんと7か所もあります。

えぇぇぇぇぇぇっっっ!!って感じですよね。2つとか3つじゃないんです。7つもあるんです。

一体どのラウンジに訪問するのが良いのか?全く検討も付きませんが、とりあえず案内掲示に沿ってラウンジを目指します。

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ビジネスラウンジへの行き方

さて、ルフトハンザのビジネスラウンジへの行き方ですが・・・そもそもラウンジの数が多いですし、このようにビジネスラウンジ!と大きくオレンジの看板が掲示されているので、どのラウンジに向かっているかはともかくとして、行き方に迷う、ということはないと思います。

私がまず訪問したのは、上で示した図中でいうと③のラウンジです。

ここ、ちょうど最も利用者が多いウイングAとZのちょうど結節点に当たるので、各クラスのラウンジが滅茶苦茶集まっている、ラウンジの拠点のような立地になっています。

そしてこのラウンジは実はやめておいた方がよいラウンジだと思います。その理由は、これから詳しく解説します。

入口がこちらですね。

入口前に係の方がいらっしゃるので、有効な搭乗券を見せ、バーコードを読ませるだけで簡単に受付手続きは終了です。無言で搭乗券を「ピッ」と読ませて、グリーンのシグナルが点灯すれば、利用OKのサインです。

受付を済ませて入場すると、中にもコンシェルジュのカウンターがあります。

受付くぐってまた受付?と思っちゃうのですが、こちらは仮眠室やシャワーなどの受付デスクです。受付カウンターの方は皆さんめっちゃ気さくな方ばかりですので、心地よく過ごすことができます。

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ドリンク&軽食の様子

ドイツビールがビールサーバーで飲める!

では、ラウンジでのお楽しみ、軽食&ドリンクについて確認しましょう。

通常、空港で時間をつぶそうと思って飲食店に入れば、ビールとかちょっと飲んで軽食を食べれば数千円はすぐにかかってしまいます。

特にドイツは物価が高く、空港内でビール一杯8~9ユーロ(約1,100~1,200円)は当たり前

これが完全無料なのは、上級クラス搭乗者の最大のメリットですよね。そして、ここはビールの本場、フランクフルト空港ですから、まずはなんといってもお楽しみなのは、ドイツビールです。

もちろん、このとおりサーバーからビールを頂くことができます。残念ながらセルフサービスですが、これは嬉しいですよね。

まず左に位置するのが「BECK’S」(ベックス)。

ブレーメン発祥のビールで、ドイツビール界の立ち位置的には日本で言うとアサヒスーパードライのような位置づけ。香りはもちろんよいのですが、なんといっても苦みとキレのバランスが良く、爽快な飲み口が特徴です。

そして、世界で一番飲まれているドイツビール(輸出量の多い)でもあります。

一方、右側にあるのが「Franziskaner」(フランチスカーナー)。

ドイツ南部ミュンヘン発祥のビールで、こちらはとにかく華やかな香りが特徴のビール。日本での立ち位置は・・そうですね、プレミアムモルツを10倍くらい香りを良くしたビール、って感じでしょうか。

でも、やっぱりフランチスカーナーみたいな超絶香りのよいビールには、日本ではなかなかお目にかかることはないですね。とにかく複雑で華やかな香りが特徴です。私はやっぱりフランチスカーナーが一押しですね。

アルコールは苦手or飲めない!って方には、ノンアルコールのBECK’Sなども用意されていましたので、 雰囲気だけでも楽しんで行ってください。

その他、ミネラルウォーターやトマトジュースなどはこちらからどうぞ。

白ワインやスパークリングワインなども豊富に用意されています。

ビジネスラウンジですがスパークリングワインの用意があるのは嬉しいですよね。

この日の銘柄は「BOUVET LADUBAY」(ブベ・ラデュベ)。フランスのスパークリングワインで、しかもそんなに値段の張る銘柄ではありませんが、セルフサービスでスパークリングワインが飲めるだけで充分です。

その他、お約束の洋酒類。

コーヒーサーバーと紅茶の用意もありました。

写真には写っていませんが、コーラやオレンジジュースなどのソフトドリンクサーバーもありましたよ。

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軽食も超充実!

次に、お楽しみなのが軽食。まずは温菜が3品。

ペンネみたいなマカロニみたいなものと、かなりスパイシーな、カレーみたいな鍋料理。

ドイツの方々は実に美味しそうに食べていらっしゃいましたよ。

温かいスープも用意されていました。

しかし・・料理の紹介が一切ないので、なんの料理食べて見ないとわからないのが若干難点ですね。でも、全部美味しそうな香りがしていましたよ。

その他、プレッツェルをはじめとした温かいパン類。

お約束のシリアル・パン・クッキー類。

私は全く食べないのでよくわかりませんが、地元の皆さんはこのコーナーが一番人気でした。

デザートに、ラズベリーのムースと、アプリコットのカスタードケーキ。

左には、マルモアクーヘンも見えますね。

プレッツェルとビールを1杯だけ

ここまで、機内やラウンジでかなりお酒と食事を頂いたので、ここはドイツらしくフランチスカーナー1杯とプレッツェルを一つだけいただきます。

しかし・・フランチスカーナーは美味しいですね・・。こういう味は、ドイツからの輸入品を除き日本ではまず味わえないと思います。

プレッツェルも焼き立てでもちもちして美味しい!!個人的に、ドイツビールといえばオクトーバーフェストで、プレッツェルと一緒に飲みまくる!!というイメージですので、最高の組み合わせて美味しくビールを頂きました。

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ラウンジの様子

ラウンジ内の様子はこんな感じです。

ビジネスマン用の座席、ゆったりできるソファー席をはじめ座席数はかなり多いのですが・・・これ、多分選んだラウンジが良くなかったのですがとにかく激込み!!大混雑です。

この②とか③のエリアって、ビジネス・セネター・ファーストのラウンジがそろったラウンジのメッカのようになっており、また、どの出発ゲートにもアクセスしやすいので、どうしても乗客が集中してしまうようです。

余りにも騒がしいので、仮眠でもしようかと仮眠室にも行ってみたのですが・・。

仮眠室も、当然満席です。

しょうがないので元席に座ってスマホを眺めていたんですが・・・後ろの席のドイツ人マダムが、なんとYouTubeでイヤホンなしで大音量でドイツのワイドショー的なものの視聴を開始!!

これはさすがに大ヒンシュクもので・・・周囲のドイツ人も「マダム・・そりゃダメでしょ」って視線をちらちら送っているのですが、マダムは気にも留めず。

さすがに私も耐え兼ねて、ラウンジを移動することにしました。何しろ7か所もあるんで、あまりにも騒がしかったら移動するのも手ですね。

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「先端」にあるビジネスラウンジはねらい目

あまりにも騒がしい③のビジネスラウンジに見切りを付け、「先端方面」にあるラウンジなら混雑していないだろうと目星を付け、向かったのが①のラウンジです。

出発ゲートAの先端に行く途中にあるラウンジですね。

勝手に私が①と名付けたビジネスラウンジは、2階にあります。

多分、出発時間の兼ね合いとかもあるのでしょうが・・既に、過疎っている雰囲気が漂っていて、これは期待が持てそうです。

もうすでにぱっと見過疎ってますよね。

これはラウンジ移動して正解だったようです。

A出発口中間のビジネスラウンジはまだゆったり

こちらのビジネスラウンジは、明らかにはじめに訪問したラウンジに比べて過疎っていました。

ゆったりした入り口近くのソファー席にはある程度お客さまがいらっしゃいますが、もう少し奥のソファー席まで行くと、完全にガラガラ。

中央付近のいわゆるウイングの結節点にあるラウンジは、どうしても乗客も集まりやすいので、先端や先端へ行く途中のラウンジは、実はおススメかもしれません。

そして、このラウンジにはバーカウンターを完備。

ワイン類は一部セルフサービスですが、コーヒーやビールなどはカウンターのお姉さんに注文することができます。

いやー、こっちのラウンジにも来て本当によかった・・。バーカウンターがあるなんて、結構嬉しいですよね。

食事類のラインナップはどのラウンジも同じ

ちなみに、今回訪問した2つのラウンジ、食事類のラインナップはどのラウンジでも同じでした。

ドリンクの用意の方法が、バーカウンター形式のラウンジもあれば、完全セルフのラウンジもある。その大きく2つの違いだけで、それ以外は正直全くおんなじでしたね。

このラウンジは、ちょうどAウイングの曲がり角にあるので、タキシング中の飛行機が丸見え。

エジプトエアなど地方都市在住者はあまり見かけることのない航空機を見ながら、まったり過ごすことができました。

お手洗いもこのとおり非常に清潔&スタイリッシュ。

かなりゆったりした気分でラウンジでの時間を満喫することができました。行きやすいラウンジより、少し足を延ばしたラウンジの方が、ゆったりできておすすめですね。

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フランクフルト国際空港ルフトハンザビジネスラウンジまとめ

以上、ルフトハンザのフランクフルト空港ビジネスラウンジの訪問記をご紹介しました。

個人的な一押しは、やっぱりサーバーから飲めるドイツビール。特にフランチスカーナーは超おすすめ。

「バナナの香りがするビール」としても有名で・・でも本場で飲むとバナナというよりさらに複雑な・・なんか燻製ビールとでもいうか、本当に複雑な香りの楽しめる、絶対に日本では飲めないビールが飲み放題!なのは嬉しかったですね。

スターアライアンス系のビジネスクラス搭乗者なら、ANAでもエアチャイナでも入場は可能ですので、もし機会があれば是非先端部分のラウンジに行って、フランチスカーナーとプレッツェルを食べてみてください!!

ルフトハンザLH084便FRA-DUS超短距離ビジネスクラス搭乗記。水平飛行5分間の機内食サービスとは?

2018年12月16日

この後、フランクフルトから超短距離便でデュッセルドルフ空港に向かいます。

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ハンガリーまでは、ANAのファーストクラスで!

ちなみに、今回の私の旅行、ハンガリーまではANAの特典航空券を利用してファーストクラスで渡航しました。

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