楽しかったタイ・バンコク旅行も、今日が帰国日・・。
という方に向けて、バンコク市内から空港への行き方を、料金目安と実際の移動方法別に解説したいと思います。
深夜・早朝でも利用できるおススメの移動方法についてもご紹介していますので、是非バンコク旅行の参考にしていただければと思います。
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目次
タクシーでの移動
バンコク市内からスワンナプーム国際空港への最も一般的な移動方法が、タクシーでの移動です。
バンコク市内はそれこそ「多すぎる」くらいタクシーがバンバン走っていますし、ホテル前にもタクシーは普通に客待ちをしているので、タクシー移動が最も簡単な移動方法です。これは否定できない事実ですね。
ただ、厄介なのが「ぼったくり」まがいのタクシーがいまだに根絶されないことです。
一流ホテルの前のタクシー乗り場にも、普通に「空港まで」というと、メーターではなく価格交渉を吹っかけてくるタクシーがかなりの確率で存在します。
また、私自身実際に経験したこともありますが、ホテルのフロントに配車をお願いしたタクシーでもぼったくりタクシーだったことがあります。
- メーター料金:約350~400THB
- 空港乗入料金:約50THB
- 高速料金:約25THB
- 合計:425~475THB
市内から空港までの通常のタクシー料金は、大体上記のとおりです。
1THB=約4.2円で計算すると・・約1,800円〜2,000円程度ってところですかね。
でも、乗った瞬間に「エアポート?700THB」などと、吹っかけてくる運転手に結構な確率で遭遇します。
そして、だからと言って「だったらいいわ!」とタクシーを颯爽と降りる・・ってなかなかできないですよね。ちょっと値切ったとしてもメーターよりは明らかに高い料金を支払わざるを得ないケースがほとんどです。
さらに、タクシーの場合面倒臭いのが高速料金の授受。まずタクシーに乗った直後に「高速乗るか?」と聞かれるのですが、この会話がまずタイ語のケースも多く、何を言っているかわからないことも多いです。
さらに、高速料金はメーター料金とは別に現金(バーツ)での支払いが必要となり、運転手によってはお釣りをわざと返さないたちの悪い輩もいます。
確かに、通常のタクシーより多く支払ったとしても200~300THB(800円~1,200円)程度のかわいいぼったくりなので別に気にしない!のはそれでありですが・・。
そういう悪意に満ちたタクシー内に座っているのが異様なまでに気持ち悪いんですよね。個人的に。
タクシーについては、気軽に乗れて便利な移動方法ですが、高速料金の授受などの英語での会話や、ぼったくりタクシーとの遭遇など運・不運があるということは覚えておいてください。
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Grabを利用する
次にご紹介するのが、タクシーとほぼ同程度の料金で利用でき、しかもぼったくりの危険性がほぼない、タクシー配車アプリ「Grab」を利用する方法です。
タイでは、UberがGrabに買収されたため、アプリでのタクシー配車サービスはほぼGrab一択となっています。
これは、実際のGrabの配車画面です。
Grabタクシーで市内からスワンナプーム国際空港まで317~413THB、JustGrabで392THBです。(※Uber社を買収後、競争がなくなったためか若干値上がりしたような気がします・・・)
ただ、それでも私が配車を検索したサイアム地区から空港までなら、ほぼタクシーの相場通りの料金です。
そして、Grabの場合Grab社から料金については厳しく監視されているので、ぼったくりということはほぼあり得ません。
というか、もしぼったくりしようものなら、下車後に自分自身の評価(★5つで評価)が最低にされ、その運転手は干されるのが分かっているので、運転手にとってぼったくりをするメリットがない仕組みなんです。よくできてますね。
Grabのメリット
Grabのメリットは、以下の2つです。
- 完全キャッシュレス(高速料金も)
- 行先を事前に伝えることができる
まず大きなメリットが、①の完全キャッシュレスであること。
Grabの場合も、タクシーと同じく高速を利用する場合はGrabの料金とは別で高速料金を支払う必要があるのですが、この高速料金も含め、事前にクレジットカードを登録しておけば、全てクレジットカード清算(Grab Pay)にすることができます。
運転手によっては「キャッシュ!」と言ってくる方もいますが、「ノーキャッシュ!Grab Pay!!」(クレジットカード請求でお願い!)って言っておけば、基本全ての料金をGrab Payでの請求に合算できます。
また、②の行き先をアプリで事前指定できるのも大きなメリット。乗車後いちいち行先を伝える必要がない・・空港の場合は行先を伝えるのは簡単ですが、空港行きと分かっているタクシーに乗れるので、安心感はありますよね。
Grabのデメリット
- 乗車場所確認の電話orチャットが面倒くさい
- クレジットカード登録(Grab Pay)は、タイ現地でしか不可
一方、Grabのデメリットがこちら。
まず、なんといっても面倒くさいのが①電話orチャットです。Grabで配車すると、高確率で・・というかほとんどのケースで携帯電話に電話が掛かってきます。
用件は「お前、どこにいるんだ?」ってことです。
タイ訛りの英語・・もちろん日本人の私も英語としてはかなり訛っていると思いますが、タイ英語対日本英語って、結構聞き取りづらいので、電話かかってくると正直何言ってるかよくわからくて、めんどくさいです。
Grabにマッチングされた車のナンバーが表示されるので、電話に出なくてもこちらから車を見つけてやれば良いといえば良いんですが、電話に出ないというのもなんか精神衛生上良くありません。
チャット(LINEみたいなトーク)でのドライバーとのやり取りが便利ですが、それでも英語なので慣れない方には苦痛でしょう。
また、②クレジットカード登録が事前に日本でできないのも面倒。
クレジットカードの登録はタイ現地でしかできませんので、タイに到着後クレカの登録をする必要があります。
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公共交通機関を利用する
次にご紹介する方法がこちら。公共交通機関を利用する方法です。
スワンナプーム国際空港には、公共交通機関であるARL(エアポートレイルリンク)が乗り入れているため、電車を乗り継いで空港へと移動することも可能です。
ちなみに、ARLの路線図がこちら。
空港行きの始発であるA8「パヤータイ駅」では、BTS(高架電車)からの乗り換えが、またA6の「マッカサン駅」では、地下鉄であるMRTへの乗り換えができます。
日本人観光客が多く訪れるサイアム地区の場合、パヤータイから乗ることになります。始発のパヤータイから終点のスワンナプーム国際空港までは、7駅約26分の乗車です。(特急列車の運行はなくなっており、全て各駅停車です。)
主要なホテルからなら、乗り継ぎ含めて約40~50分もあれば、スワンナプーム国際空港に到着できると思います。
ARLのメリット
- 価格が安い
- 渋滞とは無縁で時間が読める
ARLでの移動のメリットは上記の2点です。まず一番大きいのは①価格が安いこと。
例えば、サイアム駅の隣駅、BTSの「チットロム」駅から空港までは、たったの73THBです。
ものすごく安いですよね。ARL区間のパヤータイ~スワンナプーム国際空港だけなら、45THBです。
さらに、②のメリットのとおり、電車ですので交通渋滞とは無縁というのもありがたいところです。
サイアム地区から空港までなら、約40分で確実に到着できます。一方、タクシーやGrabの場合、渋滞に捕まると最悪1時間30分かかることも覚悟する必要があります。
ARLのデメリット
- 早朝・深夜は運航していない
- ラッシュ時にはかなり混み合う
一方のARLでの移動のデメリットはこちらです。
まず、最も大きいのは早朝・深夜の運航が無いことですね。ARLの始発でも朝6時台ですし、終電は24時台です。
特に致命的なのは朝の始発電車が6時台にしかないことでして、早朝出発のフライトの場合はARLではまず間に合いません。
また、②のデメリットのとおり、ARL(エアポートレイルリンク)、BTS(高架鉄道)、MRT(地下鉄)ともにバンコク市民の完全なる「足」ですので、朝、夕方のラッシュ時には相当混み合います。
スーツケースを抱えての移動は結構苦戦しますので、この点にもご注意ください。
なお、バンコクの鉄道・地下鉄の利用には、「Navitime Transit」の利用が超絶便利ですので、是非利用してみてください。
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バスで移動する
市内から空港へのバスでの移動は・・これは詳しくご紹介するまでもなく、絶対にやめておきましょう。
タイのバス路線は、完全に地元の方の足です。旅行者が空港移動に利用できる設計にはなっていません。
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空港送迎サービスを利用する
そして、最後にご紹介する方法がこちらです。各種オプショナルツアー会社の空港送迎サービスを利用する方法ですね。
オプショナルツアー会社の空港送迎サービスの場合、もちろんちょっとお値段は高いのですが、高速料金をはじめすべての料金が含まれていますので、現地でドライバーとの余計な会話の必要もなく、かなり楽なんですよね。
とはいえ、その価格はピンキリなので、よく吟味して利用する必要があります。
例えば、こちらはメジャーな現地オプショナルツアーサイト「Veltra」のスワンナプーム国際空港送迎サービスです。
安心のVeltraですので、そのサービスには間違いのないところです。
ただ、肝心の送迎料金が片道THB1,200もするのはぶっ飛びでしょう。これ、日本円換算すると約4,800円ですよ!!これなら、タクシーでぼったくられた方が安いです。
HISの場合専用車送迎で9,260円~(2,340THB~)も掛かります。
このように、日本人向けのTHB換算の空港送迎サービスは、かなり金額的に高いことが多々あるので、ご注意ください。
おススメはKKDayの送迎サービス
そして、個人的におすすめしたい送迎サービス。それが、KKDayの空港送迎サービスです。
気になるお値段はこちら。バンコク市内からスワンナプーム国際空港までの片道送迎で、日本円で2,563円。
1バーツ=4円換算で、約660THBです。3.9円換算でも670THBです。
同じ空港送迎サービスであるVeltra(1,200THB~)の半額程度ということはお分かりいただけますでしょうか?
市内でタクシーを捕まえて、ぼったくりタクシーと交渉して、散々疲弊して結局約600~700THB支払って空港まで来るくらいなら、そもそもぼったくりタクシーと同じくらいの金額で事前に予約するに越したことはないのでは?という絶妙な価格設定です。
HISのように混乗送迎ではなく、貸切チャーター車ですし、1人でも同じ料金です。
さらに、このKKDayの空港送迎サービスはほぼ24時間対応で、料金は一定です。深夜・早朝の場合でもこの金額で送迎してもらえます。
私が利用した際は早朝5:00のホテル迎えという時間でしたが、前日にはドライバーの名前と連絡先、車のナンバーがメールで通知され、当日も5:00ちょうどにホテルロビーに降りるとすでに車とドライバーが待機していました。
そして車は一人にはもったいない、こんなトヨタのSUV車。
乗り心地抜群で、超快適に移動できました。(車の大きさによって、料金が変わります)
さらに、行先(空港)は連絡済み、代金も支払い済みのため、ドライバーさんとの余計な会話は無し。一切の会話もなく、お金の支払いもなく空港まで送り届けていただくことができました。
なお、KKDayさんの決まりとして、「乗客と会えて、搭乗したよ」という証に、乗車直後に写真撮影を求められますが、ここは拒否しないようにしてください。
KKDayバンコク空港送迎サービスは、こちらからご利用になれます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
タイ・バンコク市内からスワンナプーム国際空港への移動は、タクシーが便利ではありますが、正直ぼったくりとの遭遇と、英語での会話がちょっと厄介です。特に高速道路の料金収受では損しているのかいくらかかるのかが良くわからないので、精神衛生上も良くありません。
ただ、それでも安いので、タイ旅行に慣れた方はタクシーが一番楽でしょう。
タクシーはちょっと・・という人は、ぼったくりの危険性がほぼないGrabがおススメです。
英語での会話が必要となる点だけご注意いただければ、Grabはかなり使えます。ちょっとした会話なら問題ないよ!って方ならGrab一択ですね。
また、時間帯が日中であればARLが意外に楽です。私は往路はARLとBTSを利用しましたが、特に問題なく利用できました。時間が読めるので安心に移動できますし、とにかく価格が安いのが良いですよね。
ただし、深夜・早朝には運航していないのでご注意ください。
最後にご紹介した空港送迎サービスは、日本から日本語で予約可能、しかもクレジットカードで事前決済可能で便利ではありますが、メジャーどころであるVeltraさんやHISさんの場合、ちょっとお値段が高めです。
利用するなら、専用車で1人でも同一料金、24時間同一料金のKKDayさんが最安でお得だと思います。
私自身実際に利用しましたが、あまりに快適だったので、このくらいの価格差ならもうタクシーやGrabを利用する気は失せましたね。
タクシー運転手とのボッタくりや会話の余計な心配をせずにすみ、早朝や深夜でも1人から約700THBで空港まで届けてくれるなら、このKKDayの空港送迎サービスの方が絶対に安心だと思います。
以上、バンコク市内からスワンナプーム国際空港への移動方法を解説しました。
この後私は、タイ国際航空A380ロイヤルファーストクラスTG676便で成田空港に向かいます。
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