ドイツのスーツケースブランド「リモワ(RIMOWA)」といえば、旅行好きなら誰でも知っている超高級スーツケースブランドです。
ただ、リモワのスーツケースって、安く買ったとしてもやっぱり20万円超は軽くします。
ぶっちゃけ、「高い」ですよね。
何しろ、それなりに丈夫で長く使えるスーツケースが楽天市場やイオンの実店舗で1万円〜2万円そこらで買えてしまう時代ですからね?
なのに、なんでわざわざ高価なリモワを買うか?
それはもう「カッコ良くて」「丈夫で長持ち」「使いやすい」、この3拍子が揃っているからに決まってます(笑)。
そして、実際に買おうと思うとこのリモワ、いろんなラインナップ、モデル・カラーがあってちょっと迷うのも事実です。
この記事は、特に荷物の多い家族連れ旅行者にイチオシな、「オリジナル」シリーズのチェックイン-L(容量86L)をレビューしてみたいと思います。
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目次
リモワのモデル一覧
では、まずは超簡単にリモワのモデル一覧を確認してみましょう。
モデル名 | (参考)旧名称 |
オリジナル | トパーズ |
クラシック | クラシックフライト |
エッセンシャル | サルサ |
ハイブリッド | リンボ |
左の黒太字が現行のモデル名称、そして右側の名称か旧モデルの名称です。
・・別のメーカーか?ってくらい、過去のモデルから名称が大きく変わっていますね。
旧リモワのモデル名称に慣れている方はここでしっかり脳内読み替えを完了させておいてください。
オリジナル
では、実際の各モデルの特徴を見ていきましょう。まず定番の「オリジナル」ですね。
「オリジナル」の名のとおり、リモワといえばこれ!って誰もが思い浮かべるアルミ製のスーツケースです。
欠点としては、若干重いってことですが、それ以外のデメリットは特にありません。
アルミのスーツケースは丈夫で長持ちです。ちょっと傷がつきやすい(へこみやすい)のは確かですが、それがまた使うほどに味がでて、まさに「一生モノ」の一品として使い続けることができます。
耐久性、それから見た目も抜群ですので、重ささえ気にならなければ、まずはこのオリジナルからのチョイスがおススメだと思います。
クラシック
次が、クラシック。
アルミ素材のスーツケースであることはオリジナルと同じですが、デザインが名前の通り角ばったクラシックなデザインになっています。
また、ハンドル部分は革製となっており、このデザインがお好きな方には堪らないでしょう。
重さはオリジナルよりも若干軽めですが、ほぼ誤差の範囲です。
オリジナルと素材も同じですのでデザインの好みで選べば良いでしょう。
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エッセンシャル
次が、エッセンシャルシリーズ。
エッセンシャルの最大の特徴は、スーツケースの素材です。アルミニウムではなくポリカーボネート製なんですよね。このため、かなり軽く弾力性に優れています。
また、ロック機構がファスナー仕様となっているのもオリジナルやクラシックとの違いです。
そして素材とロック機構の違いにより、最大の特徴としてオリジナルやクラシックよりもかなり軽いということが挙げられます。
オリジナル、クラシックは、その素材としては善戦しているとは思いますがちょっと・・いやかなり重いのは確かです。
軽いスーツケースが欲しい方は、このエッセンシャルも選択肢に入るでしょう。また、いわゆる「ギンギン」のスーツケースはちょっと・・という方にもおすすめです。
ハイブリッド
そして、最後がハイブリッド。
ハイブリッドの名の通り、素材にアルミ・マグネシウム合金とポリカーボネートを使用した、素材の「ハイブリッド」モデルです。
素材を融合させている理由は、素材の弾力性の活用と、軽量化なんですが・・。残念ながら、このハイブリッド、実はあまり軽くありません(笑)。
軽さを求める方には、かなり中途半端なモデルに感じられると思います。個人的にも、あまり積極的におすすめする理由はありませんね。
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特徴まとめ
モデル | 特徴 |
オリジナル | ザ・リモワ。若干重いのが唯一の欠点 |
クラシック | デザイン番長。 |
エッセンシャル | ポリカーボネート製。軽いのがメリット。 |
ハイブリッド | 弾力性と軽さ。でもあまり軽くない。 |
ここまでご紹介した、各モデルの特徴をまとめたものがこちらです。
それぞれ一長一短ありますが、ポイントとなる違いは主に「デザイン」「素材」「重さ」ですね。
皆さんスーツケース選びに際しそれぞれ重きを置く点は違うと思いますので、各モデルの特徴を理解のうえ選択されることをおすすめします。
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サイズ・容量
サイズ | 容量 | |
Cabin | 35L程度 | 2~3泊 |
Check-in M | 60L程度 | 5泊 |
Check-in L | 86L程度 | 10泊 |
Trunk | 90L超 | 10泊超 |
次に簡単に解説するのが、サイズと容量です。
リモワは、各サイズごとに大体の容量が決まっているので、各モデル名(「オリジナル」等)+サイズ名称の組み合わせで、大体の大きさを知ることができます。
まず、機内持ち込み可能サイズである「Cabin」ですね。いわゆる日本のスーツケースのSサイズ相当、大体容量は35L程度です。
そして、「Check-in」シリーズ。Check-in Mが大体60Lサイズ、Lが大体85Lサイズですね。
ここまでがいわゆる「スーツケース」に分類されます。
さらに、それ以上の容量となる「Trunk」(90L超~)もありますが、「Trunk」はその名の通り本当に形が「トランク」っぽいです(笑)。
ちなみにこれがトランク。なんかコンサートツアーの音響機械とか運んでそう・・。
家族旅行用途で購入されるなら「Check-in」シリーズまでが第一候補になるでしょう。
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チェックインLをレビュー
さて、お待たせしました。。
早速リモワのオリジナル「Check-in L」のレビューです。
容量100L程度の、確か10年くらい前に楽天で買ったスーツケースがそろそろ限界だったんですよね。
陸マイラーやっていると旅行に出かける機会も増えますし、元来私はどちらかというと「良いものを長く使う」タイプですので、長く使うことを考えれば実はそんなに高くないかな?ということで購入しました。
後悔はしてません(笑)。
私は仕事上の出張というものがほとんどなく、旅行はほとんどが家族旅行のため、スーツケースは家族旅行用の大容量のものがファーストチョイス。
ということで、購入したのは「オリジナル」の「Check-in L」です。
まずはこのように・・到着時からその高級感に圧倒されます(笑)。
なんか高級なバッグを買ったみたいだな・・。
反対側には、リモワが所属するLVMHグループ(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン・グループ)のロゴが。
素敵すぎる。
しかし、こんなわざわざ袋に入っているスーツケースって、ほかにあるんですかね?ヴィトンのスーツケースくらい?同じLVMHグループですが・・。
では、袋から出してみましょう。
やっぱり良いですよね!オリジナルシリーズのシルバーはやっぱり「The リモワ」って感じがして個人的には一番好きです。
重さが気にならなければとりあえずオリジナルシリーズを買っておけば、一生モノですし後悔はしないような気がします。
ちなみに、Check-in Lシリーズは約85Lと容量大きめなので、気になるのは「重さ」です。
飛行機の預け入れ荷物の重さ制限は一般的には約24kgですから、このサイズになると1kg、2kgが結構シビアに効いてきます。
モデル | 重さ |
オリジナル | 6.2kg |
エッセンシャル | 4.8kg |
クラシック | 6.0kg |
ハイブリッド | 5.8kg |
そして、Check-in Lシリーズの各モデルごとの重さがこちら。
確かにエッセンシャルは軽いですが、それでも4.8kgあります。個人的に両方持ってみましたが、正直あまり違いが分からず・・逆にオリジナルは「意外に軽い」って感じました。
特に私の使っていたスーツケースは10年使っている古いタイプ、しかも安いスーツケースだったので、持った感じはあまり重さについては違いがありませんでしたね。
かなり立派なリモワのタグが付いています。
リモワのオリジナル「Check-in L」ですね。
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容量的には?
では、早速気になる容量を見ていきましょう。
まずはパカッと開いてみました。左のケースに入っている白い箱?は、説明書・保証書・タグ等ですね。
そして、私が10年間使用していた公称106Lのスーツケースとの容量の比較がこちら。
・・・航空会社の預け入れ手荷物のサイズの関係からか、縦・横のサイズ感はほとんど変わりませんね。このリモワのスーツケース、アルミ素材ですっきりしたデザインのため、ぱっと見かなりスリムに見えるのですが、かなり入ります。
この「Check-in L」も容量86Lということでちょっと小さいか?と心配したのですが、実際にはそんなことはなく、公称100Lサイズのスーツケースと並べてもサイズ的には遜色はありませんでした。
若干・・リモワの方が深さが浅いでしょうか。その点が容量の差でしょうかね。
細部の仕上げ・作りが素晴らしい
そして、やっぱりリモワ、細部の質感・仕上げが素晴らしいんですよね。
ヒンジ’(蝶番)の部分には、さりげなくLVMHグループロゴが。
この鍵がまた最高なんです。
まさに「カチッ」としまるんですよね。なんというか、初めてドイツ車に乗った時のような、あのガッチリ感を味わうことができます。これは病みつきになりますね。
そして、素晴らしいのがこの4輪キャスター。グリングリン自由自在に動くので、スーツケースの持ち運びが異常にスムーズです(笑)。
もちろん、地味にLVMHのロゴ入りですね。
このハンドルも非常に素晴らしい。
中央にあるボタンを押すと伸縮しますが、普通のスーツケースのように伸縮が止まる位置が固定ではなく、ボタンを離した位置でピタッと止まるので、好みの長さでハンドルをキープできます。
これ、かなり便利ですよ。
ケース内部のちょうど中央ヒンジ部分に、製造タグが貼られています。
私が購入した個体は、ケルン郊外にあるリモワ本社工場製でした。ドイツ製・・。あまりドイツ製のものって身の回りにはないので、ちょっと嬉しいですね。
製造番号も、きっちり刻印されておりました。
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説明書・タグ等
リモワには、こんな立派な説明書・保証書・タグが入ったカタログ様の冊子?が付属します。
中身はこんな感じ。説明書・保証書と、オリジナルタグです。
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安く買う方法は?
さて、このリモワ・・私が購入した「オリジナル」の「Check-in L」ですと、日本円で定価購入するとなんと265,100円もします。
このため、例え1%の値引きでも約2,651円ですからね、かなり大きいです。
何とか安く買う方法を探したいところですが・・実は、選択肢はあまり多くありません。
かつては、ドイツから個人輸入する方法などもありましたが、2014年以降はEU圏外の住所への送付ができなくなっており、事実上個人輸入はできなくなっています。
また、ドイツ本国で購入すると安いですが、なかなか海外でスーツケースみたいな大物を買うって・・難しいですよね。さらに、VAT(付加価値税)の還付手続きなどが意外に面倒です。
ということで、いろいろと考えるより、日本国内で購入する場合はYahoo!ショッピングや楽天市場等で販売されている並行輸入品を購入するのが最も安く購入できる方法です。
並行輸入品ですが、当然ながら正規品ですので保証も付きますし、修理等も問題なく可能です。
まず、販売価格自体で既に安くなっていますが、特に最終価格を左右するのが、ポイント還元です。
楽天、Yahoo!ともに20,000円以上のポイント還元が期待できますし、独自施策で5,000円程度の割引を併用できることもあります。
リモワが欲しくなったらちょこちょこ楽天やYahoo!ショッピングを覗いて、ポイント還元、独自施策が複合的に適用できる日を狙って購入しましょう。
なお、楽天、Yahoo!の両サイトとも、表示上の金額は他の店よりも若干高くても、獲得ポイントを差し引くと実は最安店舗が逆転することが良くあります。
見かけ上の金額に惑わされず、是非ポイント還元後の価格で比較してください。
また、楽天やYahoo!での買い物の際には、必ずポイントサイトを経由することを忘れないでくださいね。
各ポイントサイトを経由することで、楽天ポイントやYahoo!のポイント(PayPayボーナスライト、Tポイント)とは全く別に、1%分のポイントサイトのポイントがもらえます。
何しろ20万円超の買い物なので、1%でも2,000円超ですからね。これも逃さず貰っておきましょう。
楽天、Yahoo!を経由するポイントサイトは、「お買い物あんしん保証」付の、「ハピタス」が安心&お得です。
この保証制度のおかげで、ハピタスなら、折角ポイントサイトを経由したのにポイントがつかない!なんて心配はありませんからね。
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まとめ
以上、リモワの「オリジナル」シリーズ、Check-in Lのレビューをご紹介しました。
これまで公称容量100L台のスーツケースを使っていたので、正直、Check-in Lは容量的にちょっと小さいかな?と心配していたのですが、実際のサイズ感的にはいわゆる市販のスーツケースの「Lサイズ」とほぼ同様でしたね。
荷物もたっぷり入りますので、家族旅行でも安心して使えます。
また、重さについても心配していましたが、これは実際に持ち比べもしましたが、オリジナル(6.2kg)は思ったよりも重量感はないです。
というか、意外に軽いですよ。少なくとも通常の持ち歩きで重さに苦しむようなことはないでしょう。
もちろん、ポリカーボネート製のエッセンシャル(4.8kg)と比べると1.6kgほど重いのは確かですが・・体感的にはほとんど重さに差はありません。
実際に問題になるのは、航空機預入時の重量制限ですが・・。
最悪1.6kg程度なら手持ちに切り替えてカバーします(笑)。
以上、実際に「オリジナル」シリーズ、Check-in Lを購入し、使ってみた感想をレビューとしてまとめてみました。何かの参考になれば、幸いです。
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